平成22年の今日、葵がひとり、旅立っていきました。
あれから、まる4年が経ちました。
パソコンを開くと、大きな葵がそこにいます。
お出かけには、必ず、写真の葵が、笑顔で同行してくれます。
だから、いつもいつも、葵と一緒です。
夫と、外でやんちゃなワンちゃんを見ると、「葵はいい子だったねー」と、思い出話。
そこから、話しが広がります。
「こんなにしないと食べなかった」とか、「こんなふうに喜んだ」とか、「こんなふうに・・・」。
尽きません。
平成21年2月、お風呂の後、ドライヤーの風を、気持ちよさそうに受けている葵。
この後のブラッシンでふわさらにするのが、大仕事でした。
お医者さんの治療もお利口さんに受けて、一生懸命生きてくれて、ありがとう。
今は、楽しかったことだけを、思い出します。
他のワンちゃんも、猫ちゃんも、すずめさんも、みんな、お友達。
この時の葵、何を見ていたのでしょう。
いっぱい一緒に遊んだこと、葵も、思い出してくれているかな?
明日、ご先祖様のお墓と、葵とギズモのお墓に、お参りに行きます。
うっかりしているうちに、5月。子供の日も、過ぎてしまいました。
世間でいうゴールデンウィークも、今日でおしまい。
わが子たちが子供だった頃は、学校のお休みに合わせて、旅行などしたものでした。
道路も行楽地もいちばん混んで、料金も跳ね上がるとき。
それでも、「出かけなくてはならぬ」とばかりに、流れに加わりました。
今年の我が家、お出かけの予定もなく、のんびりとしたものです。
子供の日は母の所で、母の子供である私と弟と、それぞれの連れ合いの5人で、夕食会
貝やお魚の、海鮮パーティーです。
母は、甘めのスパークリングワインが気に入り、ご機嫌でした。
今年の春は、風の強い日が多くて。
今日も、朝のうちは穏やかだったのに、木々を揺らし始めた風が、だんだん強くなってきました。
こんな日に、いつも思い出すこと・・・
長い毛を風になびかせて歩く、葵。
向かい風を受けながら歩く姿、カッコよかったなぁ・・・
お座りして、後ろからの風を楽しむ葵。
<2007年6月の葵>
っていうか、お散歩から帰って、「まだ、おうちに入りたくないよ~」 と、アピール中なのですけれどね。
季節の移ろい、空の色、風の匂い・・・
いろいろなことを感じていた、毎日のお散歩。
ただただ、懐かしくて。
あの頃のお散歩道に、今、何のお花が咲いているのかさえ、わかりません。
自分の健康のためにも、少し、歩いてみようかな。 葵と一緒に
あの日から、丸3年が経ちました。
3年経っても、葵は、同じ顔で、微笑んでいます。
葵の命日の20日、お墓詣りに行ってきました。
肺炎になり、毎日おとなしく過ごし、回復を待っていた私ですが、何とか、この日に間に合ったようです。
お墓へ向かう途中、あちこち、桜の花が咲き誇っていました。
葵が毎年見た近所の公園は、半分がソメイヨシノ、半分が八重桜。
今、ソメイヨシノが、満開です。
<2006年の葵>
今日、22日、東京は、桜の満開宣言が出ました。
一昨年のお彼岸の中日に旅立った 葵。
あれから、季節が2回巡って、昨日、三回忌を迎えました。
主人の両親の眠る墓地に併設されている 動物慰霊堂に、葵は眠っています。
葵は、たくさんのお友達に囲まれています。
葵の周りを跳ね回っているような、かわいいマルチーズちゃんがいます。
葵を守ってくれているような、秋田犬かなぁ、がっしり系のワンちゃんがいます。
穏やかにお話し相手をしてくれていそうなボーダーコリーさんがいます。
ご近所で仲良くしてもらったイケメンの彼らと、また一緒に遊んでいるかなぁ。
北海道の彼にも、福岡の彼女にも、京都の彼女たちにも、きっと会えている。
東京の彼女、千葉の彼・・・ みんなと仲良ししている?
毎日忙しくも楽しい日々を過ごしているんだろうな。
我が家の水仙が、少し咲き始めました。
あちらでも、長い毛を風になびかせながら、おすまししているのでしょうか。
会いたいね、葵・・・
バレンタインデーにお空のお星になった 「肉球ぺったん」 の ルビーちゃん。
16歳と半年と12日。愛されて、愛されて、愛されての日々でした。
今日が初七日となりました。
パパ・ママさんの、これ以上ないほどの手厚い看病・介護を受けたルビーちゃん。
最期のその瞬間まで闘い抜いて、頑張って、その幸せな一生を終えました。
ルビーちゃんは、葵の糖尿病の大先輩。
ママさんのヒデッチさんには、葵の治療の参考になることをたくさん教えていただきました。
写真になった葵を連れて、可愛いルビーちゃん会ったのは、一昨年の11月のこと。
もう、ずっと前のことのようであり、つい昨日のような気もします。
抱っこしたあの感触が、この手に残っています。
年齢はちょっと若いけれど、先に旅立った葵。
ルビーちゃんに、先輩風を吹かしたりしているのでしょうか?
<ルビーちゃん> <葵>
ルビーちゃん、安らかに。 葵を、よろしくね。
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カーテンを開けたころには、すでに青空。
雪がお日さまに照らされ、ポタポタと水滴の音があちこちから聞こえていました。
思い出すのは・・・ 雪が苦手だった葵・・・
3年前の雪の日には、葵のこんな姿がありました。
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<2008年2月の葵>
雪の上にそっと下ろすと、固まって1歩も進めず、やがて、冷たい雪の上にお座りしてしまいました。
たまらなく可愛い、葵でした。
今朝、あんなにあった雪。
雪国みたい~ なんて思って嬉しかったのにー。
屋根も、アスファルトの道路も、あっという間に雪が消えちゃった。
今は、雪かきであちこちに積み上げられた雪と、踏みつけられない端っこの雪が残っているだけです。
でも、凍ったところは、油断できません。歩いている人も自転車も、転ばないで。
明日は、残った雪が融けて、びしょびしょなんだろうな・・・
今日、用事のついでに、外をゆっくり歩いてみました。
通りから、ちょっとわき道に入りました。
春まで、葵と、いつもお散歩していた路地。
レンガの塀があり、幼稚園が見えて・・・
普通に歩いていただけなのに、いきなり涙が頬を伝わりました。
突然のことに、自分でびっくり。
そっと周りを見回したら、幸い、だーれもいませんでした。
葵の、医療の記録。
お金もいっぱいかかりました。
でも、それ以上に、葵の頑張りがいっぱいいっぱい詰まっています。
何度も手術を受け、お薬を飲み、注射をし、こんなにたくさん治療をしてきた葵。
それでも、いつもニコニコと私たちを見つめてくれた葵。
最期の、さすったお腹の温かさが、蘇ります。
3月20日に葵が旅立ち、9ヶ月が過ぎていきました。
11歳7ヶ月、やっぱり、お別れには早すぎた気がして・・・
でも、きっと、生まれたときに神様に決められていた寿命だったのでしょう。
今は身軽になって、毎日、あちらとこちらを行ったり来たり。
話しかけると、ちゃんと、返事もしてくれます。
何かある度に、力を貸してくれます。
ギリシャにも、軽井沢にも、京都にも、一緒に行ってくれました。
毎朝、「おはよー」 といってくれる葵。姿が・・・ ありません。
当たり前だけれど、9ヶ月経った今でも、寂しさは薄れません。
でも、あの時の辛さ、悲しさは、不思議と、遠い世界のことのように感じられるのです。
今は、葵の優しげな笑顔だけが、私の心の中に溢れています。
もうすぐ今年が終わります。
葵のお友達だったやさしい 福丸ちゃん が、先日、お空に旅立ちました。
まだ、8歳と4ヶ月。
何の兆候もなく、前日まで普通にお散歩もし、ご飯も食べて・・・
本当に、突然の旅立ちだったそうです。
葵とも、会うと、いつも優しく遊んでくれた、大きくて、優しい子。
美人で、明るくて、優しいママさんの元で、穏かに暮らした福丸ちゃん。
何を、そんなに急いじゃったのでしょう?
葵と会えたかな?
お空でも、葵と、ずっ~と仲良くしてね。
葵が逝って、20日で半年経ちました。もう、というか、まだ半年?
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いつ見ても、同じおすまし顔でいる葵。
手前のミニアルバムには、ちっちゃな葵、サル顔の葵、お風呂の葵、お散歩の葵・・・
パラパラとめくると、色々な葵に会えて、笑顔になれます。
私の母の家での敬老の日のお祝いランチのあと、夫と、とあるホールへ。
この日、娘が、お世話になった方のバレエ教室のお手伝いをし、出演もしたので、観に行ったのです。
10日前に、不注意で、左足首を捻挫。
2~3日間松葉杖をついたりもしたのですが・・・
ロキソニンテープの湿布と、テーピングに、痛み止めの薬。
どうなることかと思いましたが、無事、踊り終えることができました。
なんだか、小さな時の舞台のように、「転ばないように・・」なんて、ドキドキしてしまいました。
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粗忽さは、母譲りでしょうか。
何にしても、ご迷惑をかけずに済んで、ほっとしました。
きっと、葵が守ってくれたのでしょう。
今日も暑い昼間だったけれど、明日は、十五夜なのですね。
『葵、12歳誕生日』
いつものとおり、「お誕生日、おめでとう!」
と、みんなで、元気な葵の笑顔を見ながら、お祝いをする予定でした。
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<2009年 11歳のお誕生日>
けれど、ろうそくの数は、11で止まってしまいました。
この先、夏に、「生きていたら今年でいくつ」 とは、考えないようにしようと思います。
葵は、春に、11歳7ヶ月で、天寿を全うしたのですものね。
来年からは、葵が天使になった3月20日が、新しいお誕生日。
だけど、今年だけ、祝わせてね。
だって、とても大きなイベントとして、しっかり予定に入っているのですもの。
「葵、お誕生日、おめでとう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/a1/14ec75964187425274da17ab73a55c85.gif)
でも・・・ ペロペロと応えてくれる主役が・・・ その席にいません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/02/c6d40584d20ac3a65bc42615c5ee2a02.gif)
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それでも、いつもいた場所には、今でも、私たちの中で、この笑顔が、輝いています。
これからも、ずっと。