Yokoの空

犬とわたしと、ちょっと気になる出来事たち…

自然の脅威、そして母の退院

2011-03-13 14:06:25 | 家族のこと

また、自然の力が引き起こした大きな災害。

11日の地震、東京では、震度5強。
その時私は、ちょうど母を見舞い中、大学病院5階の病室に。
母のそばにいて、本当に良かったと思います。
手を握り合って、母も心強かったでしょうが、それ以上に、私も怖かった・・・
母は、なにかおまじないを唱えていました。

看護士さんが、入れ替わり立ち代り、様子を見に来てくれます。
防災センターからのアナウンスが何度もあり、病院長のアナウンスもありました。

最初の揺れから、20分ほど経った頃、家族と連絡を取るため、病室を離れました。
家族は、皆ばらばら。すぐに連絡をと思い、かけた携帯がつながりません。
メールも、「おまちください」との画面だけで、送信できません。

何度も何度も「送信」を繰り返しているうちに、フッと送れた瞬間、それだけで、嬉しかった・・
いつもなら即効返ってくるメールも、ずいぶん経って、心配しているところに、やっと返信されてきました。

家から最寄の駅にいた娘は、家に引き返してきたところでした。
1本早いメトロに乗っていたら、駅間で立ち往生し、帰るのに時間がかかり、連絡もとれなかったでしょう。

息子は、自転車でお出掛け中。こちらも、すぐに家にUターンして帰れました。

現場に出ていることも多い夫は、この日、事務所にいて、書き物をしていました。


ひとまず安心して母の病室に戻り、夕方まで一緒にいて、看護士さんにお願いして、帰りました。
途中、植木鉢が倒れていたり、ガレージの中でスプレー缶などが散乱していたり・・・
あれほどの揺れだったのに、自転車を走らせながら目にしたのは、その程度。

家に帰り着いたら、夫と子供たち、3人一緒に、1階の事務所で、テレビで災害の様子を見ていました。
私もその中に。1箇所に固まっているのが、安心でした。

今までも何度も地震を体験していますが、「大きい!」と感じても、物が落ちることはありませんでした
それが、娘の部屋のテレビが落ち、息子の部屋のモニターが落ち・・・お
でも、幸いなことに、我が家の「被害」は、これだけでした。
聞けば、ご近所の「被害」も大差なかったようです。

時間が経つにつれ、各地の被害状況が伝えられ、その規模の大きさに、言葉をなくし・・・

マグニチュード9.0! 世界最大級の地震だったそうです。
海岸から10キロもの全てを飲み込んで行ったという津波。こんなことがあっていいのでしょうか。
1昨日の当日よりも昨日、昨日よりも今日、と、報道される災害の大きさ・深さが増してきます。

未だご家族との連絡が取れていないと涙ぐむ人の姿に、胸が痛くなります。
どうか、1分でも早く、皆さんの安否の確認が取れますように。
そして、救援の手が、一刻も早く、被災された全ての人たちのところに届きますように。
そして、人も動物も、たくさんの命が助かりますように。

亡くなられた大勢の方のご冥福をお祈りいたします。
私にできることといったら、義援金を送ることぐらいしか、思い浮かびません・・・


そんな大地震の翌日の昨日、母が、予定より2日早く、退院しました。
入院中はリハビリ室で療法士さんが一緒でしたが、これからは、自分次第。
杖なしで歩けるようになることを目標に、教えられた通り、早速、頑張っています。


春の雪

2011-03-07 20:51:26 | 鑑賞・観戦

昨日、春の陽気の中、花粉と戦いながら、娘の舞台を観に出掛けました。
一緒に行ったのは、いつも信ちゃんで飲み交わす友人。
娘のことを、小さい頃からよく知っている人です。



フルオーケストラの舞台は、やはり、見応えあり。
ロビーには、レッスン風景のスナップが、掲示されていました。


観終わって、ホール近くの駅の辺りで、夕食を。
軽く一杯やりながら、バレエの余韻に浸りましょうと、京料理の居酒屋さんに入りました。

 

最近よく耳にするバーニャカウダ。沸々と煮立ったところで、生野菜につけて。
私たち、2人とも、初バーニャカウダ。コクがあって、野菜とよく合いました。
こんな可愛い専用コンロがなくても、アンチョビがあれば、家で作れそう。

生春巻きとか、ホエー豚の塩焼きとか、美味しく満たされて、帰途に着きました。


昨日の昼間は、コートも要らないくらいだったのに・・・
1夜あけたら、昨日とは打って変わって、ワサワサと降っているのは、雪。 びっくりでした。

  

寒さに強いパンジーも、温められたり、冷やされたりで、戸惑っていましたよ。

夜になり、今は、冷たい雨が降っています。
予報では、明け方にまた雪になるかもと。そして、明日は、晴れ。
これが、東京では、今シーズン最後の雪となるのでしょうね? 


あんよはおじょうず・・

2011-03-05 20:34:15 | 家族のこと

自転車での今日のお見舞いも、とっても寒かった~。
おひな祭りが終わっても、春、まだですね。
母が入院しているのは、整形外科の病棟なので、手術をした人ばかり
でも、傷が治り、リハビリさえすれば、元気に退院できるのが、約束されています。

入院患者さんが廊下を行き来する姿で、経過が、なんとなく分かります。
車椅子をスイスイ動かしている人は、術後10日ほど。間もなく歩行器に移ります。

昨日、母も、やっと、車椅子から、歩行器に。 大進歩です。

           

歩行器にあまり体重をかけないように、背筋を伸ばして・・・ 
これが、なかなか難しいようで、頑張って歩いていました。

8人部屋は絶対無理。でも、寂しいのも・・・ そんな母がいるのは、3人部屋。



病室は明るく、いつも楽しい会話に溢れ、笑顔が絶えません。
お友達のお見舞いも嬉しく、歩行訓練に、おしゃべりに、と、結構忙しく過ごしている様子の母。

今夜も、ぐっすり眠れますように



ちょっと遅い時間になってしまったお見舞いの帰り、夫の誘いで、いつもの「信ちゃん」へ。
友人も来てくれて、3人で美味しく、楽しく。
あれやこれやの疲れを、いつものメニューで、解消です。

        

焼き鳥に、お刺身、そして・・・知らないうちに、お腹いっぱいに。
元気を100%にチャージして、明日も素敵な1日でありますように。


らん展に

2011-03-01 17:38:50 | 鑑賞・観戦

今日から3月。
2月の終わりの暖かさが、どこかに行ってしまい、寒さで始まった弥生です。

母が手術を受けて、1週間。
足をだいぶ動かせるようにはなってきていますが、何しろ、両膝です。
当たり前ですが、痛みがまだあって、思うようにならないのが、歯がゆいようです。

初めは、看護士さんの力を借りないと何もできない状態でした。
でも、ベッドから車椅子に、車椅子からベッドに、移ることができるように。
その車椅子で、ひとりでトイレにも行けるようにもなりました。

毎日リハビリ室に、器具と、理学療法士の先生のマッサージを受けに通っています。
1日毎にできることが増えてきて、本人も、希望を大きく持って頑張っています。


毎日、仕事の合間にお見舞いの病院通い、ちょっと疲れたかな・・・
そんな私ですが、先日(25日)に、嬉しいお出掛けをしました。
東京ドームの「世界らん展日本大賞2011」(27日終了)に、友人が誘ってくれたのです。

 

大変な人混みの時は、花を見るのも容易ではなかったとか。
私たちは平日の早い時間に行ったので、ゆっくりじっくり見ることができました。

20カ国、10万株のらん展、もっと色に溢れ、華やかな会場を想定して出かけたのですが・・・
もちろん、色とりどりのブースもありましたが、全体的には、和らんも多く、落ち着いた雰囲気でした。

   

葉っぱの中に、黒い花。よく見れば、確かにらんの形です。
真ん中が、大賞のらん。2000という半端じゃない花の数で、大賞に選ばれたようです。

 

6部門に分かれて審査されたらんの数々。
ディスプレー部門では、高校生たちの作品もありました。

  

ちょっと不気味な、コブラに似たコブラ・オーキッド。
まるで蝶のようなバタフライ・オーキッド、マイクに向かうコーラス隊のような可愛いらんも。

 

これぞ “らん”、とばかりに咲き誇るのは、カトレア。
静かな和らんが多い中、華やかで、堂々とした姿は、やっぱり、素敵でした。

       

これは、ジャイアンツ戦を観戦中の人々ではありません。
開放された3塁側スタンドで、会場を眺めながらお弁当を広げたり、疲れを取ったり・・の人たちです。
売店はいつもどおりに開店。
試合のときはビールのタンクを背負って走り回っている売り子さんも、お弁当を売っていました。

私たちは、このあとゆっくり食事をしたかったので、お茶だけ買って、ひと休み。
最後にもう一度ぐるっと見て回り、会場を後にしました。

花々の美しさに、たくさんの元気をもらいました。
大きな気分転換をさせてくれた友人に、感謝の1日でした。