Yokoの空

犬とわたしと、ちょっと気になる出来事たち…

尿糖計

2009-04-29 15:47:31 | 愛犬のこと

退院して1週間経ったので、動物病院に行ってきました。
相変わらず血糖値は高いものの、ケトン体の心配はなく、今の治療を続けて様子を見ることになりました。

       
                     <診察終わって>

後ろのバッグの中には、先生に見ていただくために、持参したものが。
先日取り寄せた葵のフードと、尿糖を記入したグラフが入っています。

肉球ぺったんのヒデッチさんに教えていただいた尿糖計を購入しました。
私が選んだのは 携帯型(初回セット)。

購入するまでのあいだ、尿糖を、退院時にいただいた試験紙で測っていました。
色の変化で、+とか+++とかと、およその数値が分かるものの、正確ではありません。
病院に行くくたびに血糖値を測るので、家では、見当をつけるのにはそれで十分なのです。
でも、尿糖計のことを先生にお訊きしたら、正確な数値が出るので、あったほうがいいとのこと。
で、退院直後に注文しました。

届いてすぐに測り始めたのですが、男の子と違って、たった一滴の尿の採取が、思ったより大変。
小さな器を用意したり、下敷きを切った物にしてみたり・・・
オシッコの度に足の間に物を差し入れられて、葵には迷惑なことでしょう。

フードは、『Pライス ビーフ』で問題なし、ということで、続けることにしました。
喜んで食べていたおやつのベジタジャーキーやほねっこシニアをなしにしていたのですが、
1本あたりのカロリーを計算して示したら、必要カロリーが取れない場合、制限内であれば、OK。
ヒデッチさんが仰るように、普通は食欲が増すので、制限しなくてはいけない子がほとんどのようです。
でも、たまに、葵のような子もいるのだとか。
カロリーを計算しながら、気を楽に、うまくやっていこうと思います。

そして、中程度のインスリン「ノボリンN注 100」 を今まで通り、朝晩2回。
注射も、ずいぶん上手になりました。

葵を膝に乗せて「可愛いねぇ~」なんて撫でまわしながら毛を分け、消毒綿でちょいちょい。
つまみあげた皮膚に、針を刺したと同時に注入。
拍手喝采、あっという間の瞬間芸。
豊か過ぎる毛をかき分けている段階で、もたもたしていると、気付かれてしまって・・・
「葵に嫌われないように」 毎日楽しく、チックンとしています。


去年の11月に植えたガーデンシクラメンが、やけに元気。
いい香りを振りまいて、存在をアピールしています。

        
                   <ガーデンシクラメン健在>


小太郎ちゃん、さようなら

2009-04-26 23:52:26 | 愛犬のこと

北海道の 「こたママ日記」 の小太郎ちゃんが、25日虹の橋に旅立ちました。

14歳9ヶ月。葵より、3年ほど先輩です。

ブログを始めて、いちばん初めに出会ったポメちゃんでした。
葵とよく似た小太郎ちゃん、、それからずっと、お友達でいてくれました。

最近は、足腰が弱った小太郎ちゃんのために、ママさんが色々工夫を凝らしておられました。
愛情たっぷりの中で、ゆったりと暮らしていた小太郎ちゃん。
ママさんとのお散歩で、遅い春を楽しんでる様子が、可愛かった・・

小太郎ちゃん、たくさんの笑顔を、ありがとう。 
ご冥福を、心よりお祈りいたします。


フード

2009-04-25 13:00:55 | 愛犬のこと

これまで、葵の治療に大切な食事が儘ならないこと、散々グチを言ってきました。
こんな食習慣をつけてしまった育て方を後悔しても、後の祭りです。

実は、病院から渡されたフードが大粒で、2~3つに割ってやらないと食べられない大きさでした。
匂いも、葵にはちょっと強いようです。
作業が大変で、困ったなぁ、と思い、退院の翌日、『吉岡油糧』さん に電話をして、相談しました。
ここは、以前、関節強化のフードのお試しセットを取り寄せたところです。
その中の『フレーク』という形状が葵に合ったので、何度か購入していました。

今までの病歴に加え、糖尿病を発症したこと、
インスリン注射をしており、1日245㌔カロリーにすること、
相変わらず食にムラがあり、食べる量が定まらないこと・・・など、今の様子をお話しました。

で、作っていただいたのがこれ。

       
                        <葵様

シニア という文字がやけに大きく見える気がします。
私たちには可愛い子供でも、間違いなく シニア なのですねー。

 
                      <葵のご~は~ん>             

これが、1日2回の場合の1回分(43.7g)。
決して多くはないのだけれど、葵には、とても食べきれる量ではないのです。
それでも、大きさ・形状がピッタリで、匂いもやわらか。
これ、「おあずけ」 しているわけではありませんよー。ご飯を前にしての、いつもの姿です。

野菜を加えてみたりしながら、何とか半分くらいは食べられて、ホッとしました。
今朝は、ほんの少しのカボチャを一粒ずつにつけるようにして、半量、食べさせました。
一粒食べる度に褒めながら、「食べて褒められるって、葵だけかもよ~」
お腹がすきすぎたら、これだけでも食べられそう。
退院後1週間目に病院へ行って、最初に訊くのは、食べ物のことのようです。



昨日の夕方、お友達とカレーを作るから、と、土鍋を持って出掛けた息子。
カレー??  土鍋?

昨夜は盛り上がったらしく帰宅せず、先ほど、手ぶらで、雨の中帰ってまいりました。
どうやら、我が家では食べたことのない 『カレー鍋』 だったようです。
今度、息子の指南を受けて、『カレー鍋』、やってみたいと思います。

その前に、たったひとつしかない土鍋、持って帰って来てもらわなければ。


注射

2009-04-24 00:31:58 | 愛犬のこと

朝夕のインスリンの注射に、葵も私も、だいぶ慣れてきました。

          

この注射器の目盛りで、1.5。ほんの微量です。
細~い針を皮下に刺して、瞬間で終わります。

ただ、食事には、本当に苦労しています。

病院から渡されたフード、食器から自分で食べることはありません。
トッピングには、みじん切りの数種類の野菜を煮た物。
これだけだと喜んで、勢いをつけて食べますが、フードに混ぜると、たちまち横を向いてしまいます。
一口ずつ口に運んでやると、なんとか食べてくれます。
同じ野菜をペーストにすると、これまた、プイッ です。

これまで食べていた砂肝やおやつのジャーキーなどがもらえると期待してのことなのかな。
他のものが何もないと分かったら、仕方なくでも、食べてくれるようになるのでしょうか?
○○グラムと決められたフードでは物足りず、もっと欲しがって困る、というわんちゃんが羨ましい。
早くも、少し、疲れてきました。 あらー、先が長いのに、こんなことではいけないわ。
気持ちをゆったり、1度に食べられなければ何回かになってでも・・・ 柔軟に考えることにしました。


近所の公園の八重桜も、だいぶ緑が勝ってきました。
桜が遅いと言っていたのは、もう過去のこと。心配しなくても、季節は忘れずに移っていくのですね。
もう、あちこちでつつじが咲いています。
季節はずれにならないうちに、この季節だけのお皿に、鰹のたたき を乗せました。

        
                         <鰹のたたき>

しっかり食べないから満腹になっていない葵、私の後をついて歩きます。
そんな葵には、ヒデッチさんのハリーちゃんを真似て、ブロッコリーを。
幸い、ブロッコリーが大好きな葵、他の物を欲しがることなく、大満足の様子でした。


退院

2009-04-20 23:55:31 | 愛犬のこと

ご心配いただきました葵、本日、元気に退院してまいりました。
くしくも、今日20日は、私のお誕生日。とっても嬉しい、大きなプレゼントになりました。

お姉ちゃんからの退院祝い、バレエの衣装です。

        
                         <バレリーナ・葵>

首周りの刺繍の飾りが、毛に隠れて見えないのが残念。
毛が多くて、パンパンに見えますが、これでも余裕があるんですよ。

退院時に、色々注意事項がありました。

食事は、とりあえず、1日245kカロリー。
治療食は美味しくないので、まずは、普通のフードを朝晩同じ量、規則正しく食べる練習です。
病院から出していただいたフードは、1回34g。食べないと、注射が打てません。
ところが、この34gが、葵には結構大変なのです。

先生は、食べられなかったら、缶詰とかをトッピングしても良いとおっしゃいました。
ところが缶詰、どんなに高いのを買っても食べません。
煮た野菜を加えてもOKということで、それでやってみようかと・・・

いずれ治療食フードに変えていきたいとのこと。
血糖値の管理をするために、これからずっと、食後にインスリンを打っていくのです。
お願いだから、好き嫌い言わずに、食べてちょうだいな。

インスリンは、「ノボリンN注 100」 を1回 1.5単位、1日2回。ほんのちょっぴり。
注射液と注射器、アルコール消毒綿が渡されました。
これは、もう、やるっきゃない。ということで、夕食後、初・家注射。
バッチリでした。
葵が元気でいるために、家族が笑っていられるために、迷っている余裕など、どこにもありません。

明日からも、「食べたら打つ」 の毎日。 頑張るぞ、おー!


マイ・フェア・レディ

2009-04-20 09:38:20 | 鑑賞・観戦

帝国劇場 マイ・フェア・レディ を、友人と観てきました。

        
                   <帝国劇場・ロビー>

ずいぶん前からとってあったチケットですが、葵のことで、他の人に、と思いました。でも・・・
「退院してきたら、しばらく出掛けられないから、行ったほうがいいよ」と、後押しされました。
なるほど、そうだわ、これからの頑張りのために、英気を養ってきましょう、と、出掛けて正解。

確かな歌唱力の出演者ばかり。最初から最後まで、見応えのある舞台でした。
何といっても、イライザ・大地真央さんの姿のよさに、目は釘付け。
場面場面を、いにしえに観た、オードリー・ヘプバーンの映画を思い出し、重ね合わせながら。

行って良かった。

これから、葵を迎えに行ってきます。


注射の練習

2009-04-18 18:22:30 | 愛犬のこと

月曜日の退院を前に、娘と息子と3人で、インスリン注射の練習に行ってきました。
3人も行ったものだから、大興奮の葵。
先生の説明をお聞きする間中、これ以上振れないほど尻尾を振って、大はしゃぎ。

       
                    <動きすぎて、ブレブレ>

現在治療中の他のわんこの様子をお聞きして、おかしいやら不安やら・・・
先生だと神妙に注射を受ける子がほとんど。
飼い主さんだと、わざと痛そうな声を出したり、フードを食べ終わると注射される前に逃亡を図ったり。
どの子も、知恵を絞って、注射を阻止しようとするようです。

そんなこんなで、練習開始。
毛が多いので、打ちそこなわないように気をつけて。
まず、肩(首の後ろ)を消毒綿で消毒し、3本指でつまみ上げ、打つのは、その持ち上がったくぼみに。
ここで、3人交互に、葵の皮膚をつまみあげる練習。
何をされているのかが、分かっているのか、いないのか、はしゃぎ続けの葵でした。
いよいよ、葵への最初の注射です。さぁ、さぁ、誰がやる?
3人で顔を見合わせ、息子のひとこと 「いちばんダメそうだから」 と、私がやることに。

痛くないようにと、そればかり思いながら、葵を誰が抑えてくれていたのかも覚えてません。
細ーい針なので、そんなに痛みはないはず、とは言われても・・・

一瞬でした。ほっとしました。薬も、ちゃんと注入できたようです。
ん~、これなら、何とかできそう。

退院する月曜日から、毎朝晩、慣れるまでは、大騒ぎが続きそう。
それでも、元気でいてもらうために、家族が協力しながら、何とかなりそうです。


たけのこ

2009-04-17 19:17:30 | 献立

今年も、知人から、大きな たけのこ が届きました。

いつもだと、荷物を開けるときは、必ず 葵 の検閲があるのに、ひとり寂しく開封です。
ベリベリとガムテープを剥がすのを待てずに、鼻を押し込んでくるあの姿、可愛いのになぁ。
退院してきたら、いろいろなものを、いっぱい検閲してもらいましょう。

      

朝採りの、しっとり湿ったその香り、この時期の喜びです。
たけのこ掘り、やってみたいことのひとつ。
ささやかな願い、かなうのは、いったい いつ になるでしょう?

なにはともあれ、早速、茹でました。
市販のたけのこだと米糠がついていたりするのですが、米のとぎ汁で。
おかげで、炊飯予約のスイッチをポン、夕食のご飯の準備が早くできました。
夕方の作業がひとつ減って、なんだか得した気分。

いつもより早く帰った夫が、天ぷらが良いと言いますので、これから、山のような天ぷらに挑みます。
ちょうど今日、生協から、 こごみ や ふきのとう、山ウドなどが届きました。
春の味、あじわいます


明日、葵の朝ごはんに合わせて動物病院に行き、注射の練習をします。ドキドキ・・・


葵、入院中

2009-04-15 18:18:52 | 愛犬のこと

葵にナイショで、病院に行ってみました。

ケトン体がなくなり、ラクトリンゲルの点滴がはずされていました。
インシュリンの効果で、入院直前 418 まで上がっていた血糖値が、200~300 くらいに。
(正常値は 100 前後)
でも、急激に下げてもいけなく、まずは、このくらいで維持していければ良いということです。
インスリンの種類と量が、ほぼ決まりました。
先生に様子をお聞きし、小声でお話ししていたのに、どうやら悟られてしまったようです。
途中から葵の声がしまくりでした。

        
                       <入院中の葵>

会うわけにいかないので、先生に撮っていただいた入院中の葵。超元気。
抱っことか、よくしていただいているようで、わがまま全開。
敷物も蹴散らかし、「だしてよー、帰るのよー」 と騒いでおります。

食べないとインスリンが打てないので、食事に苦労していただいているとか。
まず、血糖値の上がらない工夫のされたフードで慣らし、今後、治療食に移行していくようです。
退院後は、朝晩、食べたらインスリンを打つ、という生活をしていかなければなりません。
「注射は、1度練習すれば、うまくできるようですよ。」 と先生はおっしゃるけれど・・・
毎日針を刺す家族を、嫌いになってしまわないだろうか?
条件反射で、食べることを嫌がるようにならないだろうか?

やってもみないうちにあれこれ考えても仕方がない、なるようになれ、ですね。
20日(月)、退院の予定です。

今まで、どんなにつらいことになっても、いつも信頼に満ちた目で見つめてくれた葵。
今回も、誰を恨むこともなく、自身に降りかかった運命を、じっと受け止めています。

メニエールとの診断を受けたとき、たくさんお水を飲むようになっていないか、訊かれました。
そのときは普通だったのです。血糖値も上がっていませんでした。
その後の変化にもっと早く気付いてあげていれば、糖尿病の発症は防げたかもしれません。
インスリン注射など、することにはならなかったのに・・・


税理士さんと、3月分のまとめを終えました。
仕事を持っていて、良かった。
忙しくすることで、自分の気持ちをコントロールできているような気がします。


入院

2009-04-11 16:07:48 | 愛犬のこと

葵を、動物病院に連れて行きました。
血液検査の結果、紛れもない糖尿病。インスリン治療が必要な血糖値です。
食欲が増しているのに、たった1週間で400g体重が減っていました。
症状に合う投与量や回数は、4時間ごとに血糖値を測ったりで、決めるのだそうです。
取り敢えず、1週間ほどの入院で、検査。

関節炎の治療に使っている薬では、このような副作用はないといいます。
今まで、葵は、朝、ほとんど食べません。
お留守番のご褒美にほねっこ、間に、ジャーキーをおやつに。そして、夜は手作り食。
いつも、食べさせるのに苦労するほどの、小食。
糖分を過剰に与えているわけではないのに、なんで、と、後悔やら何やらが渦巻きます。

インスリンの投与のためには、朝夕、決まった時間に食事をさせる必要があるといいます。
それも、糖尿病用の治療食。
まずは、その食事の習慣をつけ、きちんとインスリンの投与が出来るようにしなくてはいけません。
1週間ほどの入院になりそうです。
検査は慎重に重ね、確定するのに1ヶ月くらいはかかるとか。

 
               <これから入院>           <乳糜(にゅうび)血清>

血液を遠心分離機にかけた状態で、正常なものは、上澄みが透明な液体。
葵の血液の上澄みは、真っ白でした。

葵を先生に託して帰宅した5時間ほど後、先生からのお電話がありました。
入院後採取した尿中にケトン体が出ており、PHが酸性に傾いていて、重症の域だとか。
ケトン体が出るのは、比較的急性の 「ケトアシドージス性糖尿病」 。
早急にインスリン注射の必要がある、ということで、1回目の注射をしていただいたとか。
そして、ケトンを減らすための ラクトリンゲル の点滴中だそうです。

今まで、退院時やお泊りで迎えに行ったときは、全身で喜び、治まるのに大変なくらい。
お見舞いで興奮してしまい、点滴が外れたり、一緒に帰れないことでがっかりさせても・・・
ということで、2~3日はお電話をいただきながら、様子を見ることにしました。

糖尿病のこと、ほとんど知りません。
葵の症状にあわせて勉強しながら、新たに闘っていかなければいけけないことが増えました。
神様は、葵の小さい体が、いったいいくつの病気を抱えれば、気が済むのでしょう・・・




直前のお散歩で出会ったのは、チワワのララちゃん。

        
                       <ララちゃんと>

ララちゃんは、ちょっと強気な10歳の淑女。
心臓に軽い疾患があります。
今日は珍しく、ウー とか言いながらも、尻尾を振って、そばに寄って来てくれました。
鼻先をくっつけたりしながら、しばらく、仲良くおしゃべりをしていましたよ。
高齢な女の子同士、「具合はどう?」 なんて話していたのかしら・・・

そういえば、いきなりの入院だったので、シャンプーもしていなかったなぁ。
あ、でも、状況は、それどころではなかったんだ・・・ 

なんだか、混乱しています。