Yokoの空

犬とわたしと、ちょっと気になる出来事たち…

軽井沢 3・4日目

2012-08-14 20:09:16 | 旅行・おでかけ

軽井沢3日目の朝は、前日と打って変わって、なんと、カラスの声に始まりました。
なんでー? 
まあ、カラスも鳥のうち。 軽井沢といえども、生息していれば鳴くでしょう。

「さぁ、今日はどうしよう・・?」
今回は、お買い物も楽しみのひとつ。目的地をプリンスアウトレットに決めて、出発。

まだ7月だったからか、思ったほどには混んでいなくて、駐車場も、屋根の所に入れられました。
雑貨屋さんや、洋服屋さんや、お菓子のお店や、あそこやここや。
早目の夕食のはずのこの日、お昼は軽く、美味しいパンのお店で。

西と東をつなぐ無料のバスを利用し、ずいぶんたくさんのお店を見て回りました。
ワンちゃん連れも多く、写真で一緒に来ていた葵に、とってもよく似たポメちゃんにも会えました。

アウトレットでのお買い物は、自分のための服やバッグやアクセサリー、そして、家族にちょっぴり。

よく歩きました。
もう要らないかな・・・ と思いながら持って行った杖。
砂利の所や、ぶつかる心配のある人ごみとか、やっぱり、杖に頼ってしまいました。
でも、よくここまで回復したものだ、と、感慨深いものがあります。


さぁ、軽井沢最後の夕食は、森の中の、可愛いフレンチレストラン、「Meli-Melo(メリ・メロ)」で。
夕食の後に温泉に行くことにしたので、いちばん早い、17時の予約。

         

ログ調の建物の中は、高い天井の落ち着いた空間。 いい感じです。

 

ショートパスタ、黒鯛、信州プレミアム牛、そして、信州のお野菜たっぷりのコース。
お肉苦手の友人の注文に、牛を手長海老のお料理に替えてくれました。

食べ始めたら、大粒の雨が降り始め、3日連続の、ピカッ! ゴロゴロ! ドッガーン!!
窓際の席なのが、ちょっと怖い感じでした。
ザーッと降った雨で、気温が少し下がり、涼しい風が。

どれもこれも美味しくて、稲妻まで、味付けのひとつに感じるくらいでした。
食べ終わる頃には雨も小降りになり、恐ろしい雷も遠ざかったよう。


満腹のポッコリおなかを抱えて、初日と同じトンボの湯へ。
雷の心配もなくなったので、露天風呂に出てゆっくり浸かり、温泉を楽しみました。

別荘に戻り、簡単おつまみに、前日買った白ワイン。
眠くなるまでおしゃべりし、オリンピックを応援し・・・


最後の4日目は涼しくて、カッコウの声が響く、本当に爽やかな朝でした。
朝食はしっかりと摂らなくては。
残った食材をすべて使い切り、オリンピックを見ながら、のんびりと朝ごはん。

 

「いつもこんなにゆっくりの朝だったらいいね。明日から、毎日のあわただしい朝に、戻るのだわー」 
なんて話しながらの朝食を終え、行動開始。

4日間滞在させていただいた別荘をきれいに掃除し、ごみを細かく分別。
車に積んで、町立のゴミ収集場所に持ち込みます。
別荘地内にあると、熊とかの動物被害が出るかも、ということで、一か所に集積するのだそうです。

前日までに買った物などを、来る時に曳いていたキャリーバッグに詰め込んで宅急便で発送。
初日に買った大ぶりバッグひとつに。


ちょうど、浅見光彦倶楽部で、作品に使われたものなどを展示しているという情報。
何を隠そう、内田康夫作品、とくに、浅見光彦のファンです。
こんな機会なので、行かない手はない・・・

その前に、ちょっと、浅見光彦の家(宿泊施設)に寄り道。
道路から見えるところに、小説(ドラマでも)で浅見光彦が乗っているソアラが。
浅見3215(みつひこ)。こんなナンバーで展示されています。

 

ここから、車でぐるっとまわったところに、浅見光彦倶楽部があります。
木々が囲む、静かな建物。
1階では、出版された本が揃い、ドラマの脚本などが、ソファに座って自由に手に取って見られます。
ノートが置いてあり、たくさんの人の書き込みがありました。

 

2階には、テレビで見覚えのあるものばかり。
何作ものドラマで実際に使われた小道具類などが展示されていました。
緑の服の男性、実物大の内田康夫さん。1階で、お声も流れていましたよ。

「のんびりしていたら、なんだかお腹が空いてきたねー」

そう言えば、ここは信濃。
なのに、美味しい信濃のお蕎麦を食べていないことに、はたと気が付きました
ということで、今回の旅の締めくくりを、美味しいと評判のお蕎麦屋さんに決めました。

 

時間が遅かったおかげで、入ったらちょうどひとテーブル空いて、待たずに座れ、ラッキー。
程よくお腹もすいていたので、3人とも天ざるに。
ツルツルとのど越しの良いおそばで、軽井沢の旅が終わりました。

ラッシュの始まる直前に東京駅に着くように、と新幹線の切符をとってあったので、夕方には東京に。
王子のあたりで、スカイツリーがはっきりと見え、軽井沢は、すでに過去となりました。


軽井沢 2日目

2012-08-09 19:37:05 | 旅行・おでかけ

夜から明け方まで降った雨で、木々がキラキラと光る朝。
何種類もの鳥の声が行き交います。
残念ながら、聞き分けられるのは、カッコーとウグイスだけ。

8時ころテレビをつけたら、終わっているはずのオリンピックの開会式をライブで放送中。
開始が遅れ、途中も時間が延びたらしい・・・
で、ラッキーなことに、ちょうど日本選手団の入場が始まるあたりでした。 


昼食を早めの11時に予約してあったので、朝食は軽く済ませ、時間を逆算して出発。
浅間ラインをドライブし、東御市に向かいます。
3人ともがお気に入りの「ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー」。

周りを広大なブドウ園に囲まれて、カフェレストランが佇みます。

   

少し早めに着いたので、北アルプスを望むお花のガーデンをお散歩。



暑い中も、スタッフさんのお手入れが欠かせない、素晴らしいおガーデン。
ラベンダーの香りに包まれ、何十種類あるのか数えきれないお花が、咲いています。

  

たくさん咲いている中で、1房だけ「七色」を表現している紫陽花がありました。お見事。

 

私たちの席。
向かいには、額縁のような窓で切り取った、今歩いていたお庭ががありました。

お皿も、ナプキンも、ランチョンマットも、玉村豊男さんの画によるもの。
主菜は、3人とも違うものをチョイスしました。

  

左は、お肉好きの友人の、コールドビーフと夏野菜のラタトゥイユ。
真ん中が、私の選んだ、自家製ソーセージとチキンのスパイシーロースト。
いちばん右は、お肉苦手のひとりが選んだ、イサキの香草焼きと、信州サーモン。
彩りの良さも、美味しさのひとつです。

 

写真が前後して、前菜は、野菜づくしと、黒酢のサラダの盛り合わせ。
デザートといっしょに、ハーブティーの香りを楽しみました。


豊かな気持ちで向かった先は、初めて訪れる、北国街道・海野宿(うんのじゅく)。
いちばん暑い時間、人もまばらでした。

   

23軒の旅籠が軒を連ねたという海野宿。
北陸の諸大名の参勤交代に使われ、善光寺参りの庶民が行き交い、賑やな宿場だったようです。
明治に入って、宿場として成り立たなくなってからは、建物を生かし、養蚕が盛んになったとか。

  
   <卯建(うだつ)の上がった家>        <海野宿資料館>

資料館は当時の建物がそのまま使われていて、入るとすぐ馬屋になっているのにはびっくり。
奥に行くと、裏庭を囲んで、土蔵や養蚕に係わる建物が並んでいました。
中には、うにょうにょと、お蚕さんが生きた見本でいて、ここでもびっくり。

ただ、土蔵の中には、近隣から集められた農耕具など、埃が積もった状態で展示されていました。
ここで発明された 桑切り機 などもあり、もっと大切に保存していたらいいのに・・・
余計な心配をしてしまいました。入場料を取るのだし、ね。

通りに並ぶそれぞれの家には屋号が掲げられ、今も、歴史の香りが漂っています。

 

軒下で、こんな可愛い姿を見つけました。
大きな口を開けるツバメの雛、テレビでしか見たことがない3人、大興奮でした。

途中お茶屋さんでひと休みしたりしながら、じっくり見て歩いた海野宿。
駐車場に戻るまでに、たっぷり汗をかきました。

朝、お風呂セットを持っての出発だったので、そのまま、途中の温泉へ。
地図で見つけた、「布引温泉・御牧乃湯(みまきのゆ)」。着いた頃から雨がポツポツ・・・
思いがけずいいお湯の温泉に体を沈めると、いきなり、雷様の、光と音の饗宴の始まり。
空全体が白く光る中を稲妻が走り、ドロドロドロ・・とお腹が引き締まるほどの雷鳴。
その真最中に、露天風呂を楽しんでいらした勇気ある数名、無事でした。

落雷警報なんていうのが出ていたので、夕食は別荘で摂ることにし、スーパーでお買いもの。
ロゼのワインや食材を買い込んで、戻りました。

食事の支度も、主婦3人、いつの間にか分担ができて、手早く出来上がった食卓。
いつもこんなだったらいいのに・・・

 

ゴーヤやら生ハムやらのサラダ、朝採りアスパラガスのグリル、
人参とケーパーのサラダ、叩き長いも、セロリやトマト・ハムなどのソテー、
美味しいソーセージ、そして、もちろん、ロゼワイン。
ヘルシーで、美味しくて、楽しくて・・・
2晩目も、大人な夜でした。

食事中、3人が一瞬凍りつくほどの落雷の音。
落雷警報、なるほど、でした。


今年も、軽井沢

2012-08-06 21:21:30 | 旅行・おでかけ

恒例の軽井沢の友人の別荘へ、3人で出かけました。。
去年は私の怪我で行けなかったので、というわけでもないけれど、今回は7月27日から3泊。

東京駅10時発の新幹線に乗って、1時間7分後には、もう、軽井沢駅。
暑さは感じるものの、やはり、風が違います。

レンタカーを借りて動き始めたら、もうお昼。
風のテラスが待合になっている、イタリアンのお店に直行です。



ピザやパスタを分け合って、新鮮野菜のバーニャカウダをポリポリと。

軽井沢に行くたびに、イタリアンのお店が増えています。
でも、なんとなく、好きなお店が決まっていて、そこを選んでしまいます。

旧軽銀座でも歩きましょう、と、車を駐車場に入れて、そぞろ歩き。
・・・軽井沢なのに、暑い・・・暑すぎる。

婦人服のお店や雑貨屋さんを、あちこち覗いて回りました。
そこで、気に入ったバッグが、これ。 即購入。
翌日から3日間、この大ぶりのバッグを持って歩きました。

        

4時に水道屋さんに来てもらうことになっているというので、一旦別荘へ。

家中の窓を開けると、木陰で冷やされた涼しい風が通ります。
イタリアンのお店で手に入れたフリーの地元紙の「軽井沢新聞」で、催しをチェック。
蛇口の修理が終わって、改めて、お出かけです。


毎回行く、星野温泉・トンボの湯へ。

  

のんびりゆったり体を伸ばし、芯まで温まり、出たのが6時過ぎ。
まだ昼間のようでした。

お風呂上りのすっぴんのまま、夕方になりかけの 「軽井沢高原教会」 へ。

軽井沢新聞の記事で見つけた サマーキャンドルナイト。
8月31日まで、週3回行われる、その初日でした。
教会の前の木立の中のあちこちにちらちらと、2000個ものランタンが灯されているのです。
うろうろしていると、見る間に薄暗くなってきて、幻想さが増してきます。

 

教会脇の建物に用意されていたカードにメッセージを記すと、送ってくださると。
祈りを込めて、2枚、書かせていただきました。

7時になると、あずまや風のステージで、ハンドベルの演奏が始まりました。

 

ひとりひとりに渡された フローティングキャンドル で、炎をリレーしていきます。
灯の点いたキャンドルを、水の入ったグラスに浮かべていくと・・・ そう、光りの天の川。
祈ることが、いくつもありすぎました。

牧師さんのお話に耳を傾け、再び、ハンドベルの優しい曲が流れ、キャンドルナイトも終わり近くに。
最後は、皆で、「世界に一つだけの花」 を歌って、余韻の残ったまま、教会を後にしました。


軽井沢、お店が閉まるのが早いのです。
ちょっと遅くまでやっている和食のお店で、お食事。

        

そう、この日は、土用の丑の日。
食べたのは、もちろん、ウナギ です (食べかけでごめんなさい)。

お腹いっぱいになって、別荘に戻ったのは、10時近く。
途中で買ってあったスパークリングワインで、女3人、大人な夜を過ごしました