秋の味覚

お墓参りの行き帰りに、いも街道と呼ばれる道を通ります。

秋のお彼岸に毎年寄る、さつまいも農家。
今年も、お彼岸の中日に、寄りました。
車で乗り入れると、いろいろなさつまいもの販売所があります。

片手では持てないような大きなものや、ひと口でいけそうな可愛いものまで、たーくさん。
袋に詰め放題、なんていうのも、ありました。

　　
奥には広い芋畑があり、芋掘りができます　
私たちが車で入った時、軍手を持った親子連れの集団が、意気揚々と畑に向かって行きました。

もちろん、私たちは楽をして、3種類のさつまいもを買うことにしましたよ。

　　　　　　　　

買ってきたその日に、、3種類を小さなサイコロに切って、カリッと素揚げし、サラダのトッピングに。
なかなかいい食感です。

今夜は、鶏と煮ていますが、仕上がりまで、もう少し。
相変わらず遅い、夕食です。
秋の夜長、美味しいお酒と、楽しみましょう。

初お出かけ

退院から、早くも10日が経ちました。
ひとりリハビリ、なかなか、難しいです。

足を開いて閉じて・・・　あぁ、もう動かない・・・
「あと10回、行ってみましょう」 なんて、誰も言ってくれません。

杖なしで歩こうとすると、踏み出した左足に乗ると、どうしても体が左に傾いてしまう。
杖でほんの少し支えるだけで、まっすぐになるのに。

でも、どうしても行きたい所が・・・
友人が、付き添ってくれました。

退院して初めてのお出かけは、娘のバレエスタジオの発表会。

下は２歳から、大人クラスまで。
指導が大変だったろうなと思うようなおちびちゃんたちも、役になりきって、懸命に踊ります。
コンクールに出るほどに上達している子も、います。
舞台に立つ本人も、見守る家族にも、それぞれ皆が主役です。
　　　　　

思わず笑ってしまう場面があったり、素敵な踊りに引き込まれたり、とても楽しい3時間でした。


終演は20時。
程よくおなかも空いて、会場近くのお店に入って、夕食を。
思いがけずメニューも多く、私たちふたりが好きななお魚の美味しいお店でした。

　　　　　

どのお皿も、食べかけです。
手前は、1個だけ残った小芋のから揚げ。
その後ろのふた切れは、ふたりとも初めての「へしこ」の炙り。
「へしこってなんですか？」　と訊いたら、鯖の糠漬けですって。
即、注文しちゃいました。　塩分かなり強め。　ご飯に乗せて、お茶漬けなんかいいかも。

そして、退院以来初めての日本酒を、飲みました。
退院したその日から、ワインしか飲んでいなかったのです。
浦霞、とーっても美味しく感じました。

一緒に行ってくれた友人は、まるで、介護要員のように面倒を見てくれて・・・
リハビリをもっと頑張らねば、と、反省です。

退院

１昨日、４日（木）に、やっと、退院いたしました。
支払いを済ませ、看護師さんに手首の名札を切ってもらって、晴れて自由の身に。
１ヶ月振りに外に出て、思い切り外の空気を吸いました。

時計を見れば、ちょうどお昼時。
迎えに来てくれた娘と、何か食べて帰ろう、ということに。
「何が食べたいのー？」
「お鮨！」　即答です。

入院中、全く遠ざかっていた、生ものです。
夢にまで見た、生ものです。

 
壁のお品書きに、「岩がき」 の文字を見つけ、速攻、頼みましたよ。
ん～ん、なんて美味しいのでしょう。
病院のお食事は残してばかりだったのに、これ全部、きれいに平らげました。
お腹が、びっくりしたかな？

この日は、夕食も、私の好きなものばかり。
夫が用意してくれたサザエのつぼ焼きや、殻つき帆立のバター焼きなど、海尽くし。
いきなり日本酒じゃ、ということで、軽く、ワインにして。
あ～、私って、本当に海鮮が好きなんだなぁ、と、幸せな１日でした。


・・・なんて、喜んでばかりはいられません。
まだ、杖がないと危なっかしく、体が左右に揺れて、美しく歩けません。
これからは、リハビリの先生から毎日受けていた、厳しいリハビリがないのです。
本質が怠け者の私、しっかり自分で頑張らなくちゃ。

骨に副作用をもたらした、元の病気の治療にも、専念しないとね。
ご心配いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

それにしても、やっぱり、好きなものが食べられるって、嬉しいことなんですねー。

リハビリ終盤

杖歩行が、だいぶスムーズになり、階段の上り下り。
手すりをしっかり握りしめ、いち段いち段、踏みしめて。
この訓練用の階段、右側が１０㎝、左側が２０㎝の高さの段。
今は、２０㎝で練習しています。

おっ！

雲ひとつない快晴。
気持ちいいなぁ、なんて、眺めていたら、あら？
前回、「どんな風に降ろすのかな？」 と気になっていた巨大クレーン。
３基あったのが、２基になっています。
どうやら、解体して、クレーンで降ろすようです。
となると、最後のクレーンは？？
頭を悩ませていたら、リハビリ室から、お迎えがきました。