近くの公園、桜の落ち葉がきれいです。
午後2時半、おじさんがたった一人、体操をしていました。
最近の公園で遊んでいるのは、お母さんと一緒の乳幼児だけ。
何人もの子供が公園で走り回っている姿、あまり見掛けません。
ひと昔前は、大きい子、小さい子、一緒になって遊んでいました。
そこで、遊びはもちろん、思いやりや、子供なりの上下関係など、学んだものです。
今の子供は、塾や習い事に忙しく、遊びといえばゲームなど。
「鬼ごっこ」 「馬跳び」 「ゴムだん」 なんていう遊び、そのうち死語になるのかなぁ?
落ち葉といえば、お・い・も
鹿児島・種子島の 「安納いも」。
今まで、幻のサツマイモといわれ、ほんの一部でのみ流通していたものですって。
びっくりするほど鮮やかなオレンジ色です。
蒸かしてみました。ネットリとして、今まで食べた どのさつまいもより、甘い。
さつまいもは胸につかえる という夫も、「これなら食べられる」 と言っていました。
この歳になって、やっと出会う物が多すぎます。嬉しいことではありますが。
ちょうど、開店15周年を迎えたお祝いの日でした。
お店には、どーんと、土佐鶴の樽が。「ご自由におめしあがりください」 とあります。
まずは、女将さんが注いでくれた振舞い酒で、乾杯。
<刺身盛り合わせ> <白バイガイの塩茹で>
絶品の薩摩揚げや、あれやこれや、どれも美味しく食べられた幸せ・・・
このお店のある辺り、駅から5分。便利な所にあります。
でも、地下鉄の分散した出口の付近、お店も少なく、そう栄えません。
それでも15年。 ずっと変わらぬ美味しさと雰囲気で、お客を掴んでいます。
常連というには申し訳ないほどにしか通っていない私たち。
でも、美味しいものが食べたいと、にこやかに迎えてくれるここに、足が向きます。
満腹で帰った私たちを迎えた葵、クルクル回って大喜び
なのに・・・ お留守番疲れか、ご褒美を味わったら、もう寝てしまいました。
<ねむ・・・・・>
今、秋(もう冬ですが・・・)の換毛期の葵、ブラッシングが追いつきません。
毎年思うのですが、春だけでなく、この時期、なぜ抜けるのでしょう?
これから寒くなるのに、今ある夏毛も全部、防寒用に取って置けばいいのに・・・・
久し振りに4人が揃うというので、パエリアを作りました。
サフランの黄色は、気持ちが楽しくなります。
米、ムール貝、3種類の海老、帆立、イカ、マッシュルーム、アスパラガス、
いんげん、トマト、ニンニク、玉ねぎ、サフラン、鶏スープ、オリーブオイル
私は、帆立の貝柱だけを小さくして、ムール貝はプリプリの軟らかいところだけ。
海老は小さくしてよく噛めば大丈夫。イカは・・・やめておこうかな。
食道の痛さがあるとはいえ、贅沢な食べ方です。
でも、よく噛めばどれも食べられるし、アスパラガスもインゲンも、問題なし。
なんといっても、玉ねぎの旨みと、魚介のエキスが浸み込んだお米の美味しいこと。
人間の体内時計の1日は、ほぼ25時間周期なのだそうです。
脳の視交叉上核という、神経細胞の集まりに存在する体内時計は、明暗刺激に同調し、
毎日、朝日を浴びることでリセットされ、24時間に修正されているのだとか。
その他、腎臓や肝臓などにも、規則正しく食べることで機能する体内時計が・・・
つまり、朝同じ時間に起きて、朝日を浴び、きちんと朝食を摂る・・・
規則正しく生活することで、正しい体内リズムが刻まれるのだそうです。
いい加減な生活のせいか、私の体内時計の不確かさを、毎日実感しています。
放射線治療で、平日の毎日、照射を受けています。 40秒間。
まな板の上の鯉? 気絶したトド? 状態で、機械にセットされ、
ふたりの技師さんが退出し、2重になった大きな扉が閉まり、照射が始まります。
うぃ~~~~~~~~~ん と響く音の「う」から「ん」まで、40秒。
暇なので、数えています。
38だったり、42だったり・・・・ きょうは、43にもなりました。
毎日数えているのに、ピッタリ40だったのは、たった1回だけ。
私の体内時計、一日何時間で生きているんだろう??
あと、仕上げの5回だけとなった今日から、照射範囲が小さくなりました。
昨日日曜日、まだ明るく、温かさの残っているうちに、お散歩に出ました
なのに・・・相変わらずの葵ペースのお散歩で、途中で、すっかり暗くなってしまいました。
途中から、風が強まり、あまりの冷たさに、「葵~、先を急ごうよ~」
それでも、行きつ戻りつ、挙句は座ってみたり・・・
帰ってからのニュースで、あれが木枯らし1号だったのを知りました。
「ポメラニアン・ファン」(誠文堂新光社)を、本屋さんで見つけました。
小太郎ちゃんや、空太ちゃんが載っているという ので、まっすぐにそのコーナーへ。
どーんという存在感で、ありましたよ~。
どのページを開いても、ポメラニアン がいっぱい。
頁を繰るたびに、な~んかニコニコしてしまいます。
これこれ葵、後ろ足をドンと乗せて、失礼ではありませんか・・?
お散歩で会うお友達は大きい子が多く、ポメラニアンには、ほとんど会えません。
葵に、自分の姿は、たぶんわかっていないので、これで、お勉強してもらいましょう。
訳あって、今日は、チキンカレー。
骨付きのモモ肉を使いたかったのだけれど、「今日はありません。」ですって。
どうしてもカレー、それも 辛口のチキンカレー にしたかったので、
大きめの、骨のないモモ肉 を4つ買って来ました。
カレールーは、今回は手間をかけずに、市販の 辛口 を使って
玉ねぎを炒めるのだけは省略しないで、頑張りました。
あとは、ジャガイモ、人参、多めのマッシュルーム、トマト、ニンニク、りんご、ヨーグルト。
普通です。
鶏モモ肉は、圧力釜で、コンソメ、ローリエ、塩、コショーで、柔らか~く煮ます。
ご飯にそっと乗せたチキンの上に、カレーを、品が良くない程にドドーンとかけて・・・
3時間ほどで、美味しい チキンカレー の出来上がり。
なぜか、夫が、帆立を焼きました。
放射線治療も、30回のうち、20回が終わりました。
胸骨への放射線照射で、食道がダメージを受けています。
食べ物が通りにくく、食事は、熱い物、刺激の強いもの、硬いものに気を使いながら。
炭酸もちょっと辛くなったので、缶チューハイが軽いのに、飲めません。
でも、ご心配なく。も、も、も、大丈夫。
何を食べるにも、噛んで噛んで、ご飯の甘さをじっくり味わえるくらい良く噛んで。
脳の活性化に、相当良いと思います。益々賢くなりそう・・・
回数を重ねるごとに、ダメージも大きくなります。
まぁ、食欲第一の私ですから、多少のことは問題ないのですが・・・
ということで、今のうちに、辛口のカレーを食べておきたくなったのです。
といっても、治療が終わってしばらくすれば、元の頑丈な食道に戻るのですけれどね。
京都から帰った私たちと入れ替えに、夫が、一泊でチャリティーゴルフに出掛けました。
400人近くの参加の中で、なんと、3位ですって
頂いてきた3位の賞品は、嬉しい掃除機。
少しの間控えていてもらって、今使っているのが壊れたら、即出番です。
そして、すぐに使える参加賞は、卵(赤玉)20個と、ハム・ウィンナの詰め合わせ。
もちろん、この日のメニューに、卵料理が加わりました
アフターゴルフのパーティーで、チャリティーオークションがあったのだそうです。
夫も、ひと組、競り落としてきました.
歌手 M さん出品の「クォーターベアー5体セット」(ケース入り)と万年筆。
日常で万年筆を使っている私に、との万年筆、ちょっと太い・・・
でも、華奢(?)なこの手で、喜んで使わせていただきま~す。
京都3日目の朝は、前日のようにのんびりしていられません。
嵯峨から亀岡まで、トロッコ列車の切符をとってあったからです。
まず、元気の元の朝食。
「旅館の朝ごはん」 は、どうしてこんなにお腹に入っちゃうんだろう・・・
炭の入った湯豆腐の器、お豆腐も、ビョ~ンと伸びた土瓶のお出汁も、熱々です。
これを作る職人さんが、減ってしまったのだそうです。 木のいい香り・・・
いろいろ面倒を見ていただいた女将さんや仲居さんとお別れし、トロッコ嵯峨駅へ。
よく手入れされたお庭に、線路が通っている感じ。
ホームに入ってきたトロッコ列車、待つ人たちが、一斉にカメラを向けます。
出発して、20分ちょっと。
山を眺め、保津川の流れを眺め、川下りの舟を眺め、トロッコ亀岡駅に到着。
乗船場から次々に出る舟に乗り込み、いよいよ 「保津川下り」 です。
私たち13人の命を預けたお三方。 もっと増水しているときは、5人就くそうです。
櫂を漕ぎ、竹ざおを挿し、舵を取り、途中で役目を交代しながら舟を操ります。
保津峡の紅葉は、始まったばかり。ほんの僅かに、色付く程度でした。
1時間に1本のトロッコ列車が、手を振る人を乗せて、上を走ります。
鴨や白鷺などの鳥が遊び、砂には、水を飲みに来た鹿や狸の足跡がいっぱいでした。
途中にある岩に、烏帽子岩だの、かえる岩だの、ライオン岩だのと名前がついて、
なるほど、そういわれてみれば、確かにそう見えてくるものです。
水が少なかったということで、1時間50分ほどかかり、終点・渡月橋が見えてきました。
穏やかな流れが多く、たまに、急流のスリルも味わって、面白かった~。
舟から下りて、船頭さんをパチリ。「無事に楽しませてくれて、ありがとう。」
さぁ、次はどうする?
母が、「テレビでよく見る、あそこ」 ということで、「化野(あだしの)念仏寺」 へ。
<西院の河原> <竹林>
ここは、弘法大師が、野ざらしになっていた遺骸を集め、埋葬し、供養したところ。
葬送の地らしい、静かな空気が流れていました。
水子供養のお堂の後ろに、美しく見事な竹林が、続きます。
参道の石段を登ってきたので、母と私は、竹林を、しばらくここから眺めるだけにして、
息子だけが、上の方まで行って、下りてきました。
「あと、行きたい所は?」 「たくさん見たから、もういいねぇ」
それでは、と、この旅の終わりに向けて、京都駅まで戻ることに。
京都駅の近くで、湯葉料理の遅い昼食 (ほとんど夕方) を摂り、お土産を見て、
17時32分発 のぞみ で帰ってきました。
朝早めの のぞみ で着き、夕方に発って、丸々3日間遊んだ京都。
真っ赤な紅葉は見られなかったけれど、木々の色が変わる直前の京都、
思ったより、いい季節なのかもしれません。
一箇所ごとにたっぷり時間をかけ、それぞれの雰囲気にどっぷり浸って、
何より、母に喜んでもらい、とてもいい旅行でした。
若い息子には物足りなかったかも知れませんが、おばあちゃま孝行ができたでしょう。
1週間経って、今頃は、京都、違う表情をしているんだろうな・・・・
「朝からこんなに食べられない」 な~んて心配は、無用でした。
「料理旅館の朝ごはん」 をきれいに完食して・・・・
母が2番目に行きたかったという、音羽山 清水寺 へ。
<奥の院よりの眺め>
<仁王門> <音羽の滝>
音羽の滝は、三筋それぞれ「健康」「学業」「縁結び」の水といわれていますが、
もともとは、滝行の聖地だったようです。
驚いたのは、写真の右下に少し写っているテントのようなところ。
「甘露椀」という お茶碗 を売っていたのです。2003年からとか。たくましいな~。
前の人につられて買って、「買わなくても飲めるんだ」 という人もいたりして・・・
滝のところには、普通の長柄杓のほかに、お椀をセットできる柄杓がありました。
舞台の下をぐるっとまわり、御茶屋でお団子をいただき、あちこち眺めながら散策。
いくつかのグループが、多分、新人添乗員さんの特訓をしていました。
清水坂を、ひやかしながら、買い物しながら、とろとろ歩き、
母の足では大変なので、三年坂、二年坂には行かず、ひとまず宿へ。
午前中は、清水だけ、と決めていたので、のんびりできました。
「お疲れでしょう」 と、女将さんの心遣いが嬉しい、和菓子とお茶が、美味しかった~。
疲れが取れたところで、午後はタクシーを 4時間 頼み、まず 青蓮院門跡 へ。
私が京都でいちばん好きで、毎回必ず訪れるところです。
寝殿から、華頂殿から、小御所から、違う表情のお庭を眺め、
何も考えずにいる時間が好きです。
初めての母も、「いいところ」と、気に入ってくれたようです。
<一文字手水鉢> <孝明天皇の輿> <親鸞聖人童形像>
ゆっくり見ていたら、お昼の時間をだいぶ過ぎました。
知恩院近くの 「いもぼう」の平野屋 さんに寄り、三百年続く名物を味わいました。
いもぼうとは、京野菜の海老芋とぼうだらの炊き合わせ。
お腹にも、気持ちにも、やさしいお料理です。
お腹が満たされたところで、向かったのは、三十三間堂。
整然と並ぶ1001体の千手観音立像に、自分に似たお顔があるというのですが・・・
通し矢が行われる120mのお堂の前で撮った写真は、モデルが良すぎて載せられません。
2日目の締めくくりは、錦市場。
人がいっぱいで、活気ある通り。いくつかのお店で買い物をし、宿に戻りました。
一箇所毎にじっくり時間をとり、こんなにのんびりした京都は、初めて。
母が一緒じゃなかったら、きっと、もっと駆け足の旅行になってしまっていたでしょう。
宿での二日目の夕食は、しゃぶしゃぶ。
「○○牛」と聞いたようですが、その美しいお肉に気が行ってしまって・・・
お酒は「甕爽々(かめそうそう)」。17度の、とってもすっきりとしたお酒です。
(お肉は忘れても、お酒の名前はしっかり覚えていて・・・)
ちなみに、前日のお酒は、「京の四季」でした。
お庭を眺めながらのお茶室に、夕食の席を設けて下さっていました。
三味線の音色がかすかに流れてきて、更に美味しく味わいながら、夜も更けて・・・
11月3・4・5日の3日間、大好きな 京都 へ行ってきました。
11月の京都、秋も深まっているはずなのに、感じるのは初秋でした。
母と、私と、荷物持ちを買って出た(押し付けられた?)息子と、親子3代の旅。
今回は、母の行きたいところを中心に、無理せずのんびりの旅行です。
京都駅で待っていてもらったタクシーで、まず向かった所は・・・
母が、いちばんに見たかったという 金閣 鹿苑寺。
母の長い人生で、今までに京都に来たのはたった1度。
そのときは、金閣寺 を訪れることができなかったのだとか。
紅葉にまだ早いのが幸いして、押すな押すなの人混みは避けられました。
金箔が貼り替えられ、輝きの増した姿が水に映った様子は、とても美しいものでした。
<金箔入りのお酒・金閣燦然> <樹齢600年・陸舟の松>
ちょうどお昼時。 「権太呂 金閣寺店」 で、腰のある美味しいうどんを頂きました。
そして、私が行きたかった 竜安寺 へ。
<竜安寺・石庭>
大小15の石が、どの位置から見ても、最高14個までしか見えないと・・・
しばらく座って、なんにも考えずに、美しい石庭を眺めていました。
裏にまわると、苔の美しい、静かなお庭が広がります。
池の周りを散策していたら、なんと、蓮の花がいくつも咲いていました。
早朝にしか見られないと思っていたので、なんだか嬉しかった・・・
源光庵 まで、足を伸ばしました。
第一日曜日の朝、座禅ができます。
ちょうど翌日が第一日曜日なのに、軟弱者の息子は、私の提案を、却下しました。
丸い悟りの窓と、四角の迷いの窓。
煩悩だらけの私が、何かを悟るのは、いったいいつになることやら・・・
小腹が空いたところで、今宮神社の参道に、あぶり餅 を食べに、寄り道です。
細長く伸ばしたお餅を小さくちぎり、黄粉にまぶし、竹串に刺し、炭火で焼いて・・・・
白味噌のたれをつけ、手際の良い作業で、次々に面白いように出来上がっていきます。
<あぶり餅>
おちょぼ口でも食べられるあぶり餅15本。こんなに、と思っても、あっという間でした。
罰当たりなことに、あぶり餅だけ美味しくいただいて、鳥居はくぐらずに・・・
宿に向かうには、まだちょっと時間が・・・
タクシーの運転手さんの奨めで、圓通寺 へ。
後水尾天皇の離宮として造営され、歴代皇族の尊碑が祀られているところ。
交通の便が良くないせいか、人が本当に少なく、落ち着いて拝観できました。
比叡山を借景にした枯山水で、おおらかな、それでいて凛とした空気の流れる庭。
少し前までは、お庭も撮影禁止だったのだそうです。
「これも、時代の流れで・・・」 との、ご住職のお話でした。
この左向こうで、工事の音。
お寺や住民の反対があったマンションの建設だそうです。これもまた、時代の流れ・・?
泊まりは、「料理旅館 吉川」
膝の痛い母のために、掘り炬燵式の部屋を予約していたのですが、
二間続きの部屋が空いたからと、そちらを用意していてくれたご主人。
座卓での食事は大変と、ひと部屋に、テーブルと椅子で食卓が作られました。
披露宴とかに使われるテーブルと椅子。とても嬉しい、老舗の旅館の心遣いでした。
旅館でのいちばんの楽しみは、なんと言っても、食事です。
<お造り> <鱧のしんじょ> <むかご寄せ、かます寿司他>
<天ぷら1(京牛蒡)> <天ぷら2(アピオス)>
<何魚?のあんかけ> <焼き魚> <天茶>
先付けには松茸があったりしましたが、写真を撮る間もなく・・・・
写真がないのも、料理名が怪しいのもありますが、どれも美味しかった~。
「最後のごはんは無理~」 とか言いながら、天茶漬けもするりと入り、
気がつけば、デザートまで、きれいになくなっていました。
時間をかけたお食事の後はゆっくりお風呂に入り、3人とも、朝までぐっすりでした。