ほんのちょっと行けばお水が飲めるのに、じっと水入れを見つめるようにして佇んでいる葵。
「葵、どうしたの?」 何か、怖いものでも見たのか、などと思いました。
そばまで連れて行くと、普通にお水を飲んで、ゆっくり戻っていきます。
「何だろう・・・」
歩くのも随分ゆっくりのような気がして、心配なので、動物病院へ。
専属運転手の夫も娘もいないので、自転車のかごに乗せて、声をかけながら、押して行きました。
<自転車に乗って>
レントゲンに、でこぼこに写る、変形性・股関節形成不全症。
それに加えて、両肘の関節も変形してきています。
組の浅い股関節は、前から亜脱臼の状態で落ち着いています。
先生の診断では、関節炎の悪化 がみられるとのこと。
「ちょっと、痛みが強くなっているようですね・・」
以前、関節強化のサプリメントで、大騒ぎの末、挫折しています。
そのサプリメントの効果が注射で得られるという薬が、治験が終わり、新発売されたとか。
その薬 (カルトフェン・ベッド注射液) の治験に先生も加わっておられたのだとか。
効果はしっかり現れたとのことなので、お願いしました。
1週間に1回、計4回の注射で、効果は半年位。ちょっと痛いけれど、我慢してもらいましょう。
毎日嫌いなサプリメントを口に入れる、あの大変さを思えば、葵も、きっと、この方が良いはず。
一緒に、頑張ろうね。
痛み止めのシロップ剤 (メタカム0.05%経口懸濁液) は、1日1回。
これは、問題なく、飲んでくれそうです。
帰り道、近くの幼稚園の桜が、遊具をバックに、ほんの少し、咲いていました。
<満開、ほど遠く>
この近所でも、場所によっては、「わぁ、きれい!」 という程に咲いているところもあるのに・・・
痛みのなくなった葵とお花見をするのにちょうど合わせて、遅れて咲いてくれるのかな?
3月26日は、30回目の結婚記念日でした
真珠婚式といっても、真珠の一粒も贈ってもらえませんでした~。
でも、元気で無事に、揃ってこの日を迎えられたことが、いちばんのプレゼント。
今から30年前の、あの初々しかった花嫁、面影さえもありませんが・・・
もちろん、あの清々しかった花婿の姿も、変わり果てました。
あの頃には思いもしなかったふくよかさで、今、毎日を楽しく過ごしています。
30年・・・ 歳をとるはずですね。
もうこれ以上は無理、なんて思い悩んだことも、幾たびか・・・
でも幸い、それほどのバイタリティーはなく、そのまま、思いとどまって。
お互い、この人で良かったのか・・? この人だから良かったのか・・?
何はともあれ、しゃぶしゃぶとすき焼きの美味しいお店で、二人でお祝いをしました。
お店と同じ名前のすっきり系のお酒、次々と運ばれてくるお料理を、引き立ててくれます。
口に入れるととろけてしまう 飛騨牛 のすき焼きに、幸せをかみ締めて・・・
ここまできたら、もう、お互いを見失わず、添い遂げるだけ。
これから先も、ずっと幸せでいられますように。
娘の出演するバレエを、私の友人2人と観てきました。
20年以上のキャリアでも、親の目には、楽しみでありながら、心配でいっぱいの舞台です。
ジゼルのミルタを、無事、踊り終えたのを見届け、ほっと胸をなでおろしました。
安心したところで、夕食に選んだのは、『アマポーラ』 というスペイン料理のお店。
ギターリストさんが、各テーブルを回り、フラメンコギターを弾いてくれるのです。
<甘く 激しく・・・>
あちこちのテーブルから、“アルハンブラの思い出”や、“禁じられた遊び”などが聞こえていました。
私たち3人のために弾いてくれたのは、彼のオリジナル曲
甘い感じで情熱的な、胸に染みる曲でした。
ギターの音色に酔いながら、美味しくいただいたのは・・・
<パエリア3種> <マッシュルームの○○?>
生ハムやらサラダやら、もちろん、どれも美味しかったのですが、
お料理の名前はほとんど覚えていないくらい、おしゃべりに花が咲きました。
こんなに楽しいパエリア鍋があるのですね。好きな種類を選んで組み合わせてもらえます。
魚介・イカ墨・チーズ を選び、ワイワイ取り分けて、味わいました。
右は、大きなマッシュルームに刻んだベーコンやらを詰めて焼いたもの。
とにかくマッシュルームが大きくて、びっくりしました。
気がつけば、ラストオーダーの時間。 会うと、いつも時間を忘れます。
次回に会うまでの元気、しっかり蓄えました。
気がつけば、またまた、2週間以上も空けてしまいました。
お彼岸に我が家と実家の両方のお墓参りをし、なんだかちょっと気持ちが落ち着きました。
ブログを疎かにしていたことに気付き、開いてみれば・・・
更新せずにいた間も、たくさんの方が訪れていてくださいました。本当にありがとうございます。
ワサワサとした日々、遠ざかってしまっていた気まぐれブログ、お許しいただいて・・・
春めいてきたら、風が強い日が、多すぎです。
強風の中、マスクもせずに自転車でスイスイ出掛け、丸1日涙と鼻水と戦った日は、ほんと、辛かったー。
花粉症の症状に悩まされたこの半月余りの間にも、色々なことがありました。
色々あった中でも、いちばん出費の多かったのが、給湯器の交換。
全自動のお風呂、スイッチを押しても、浴槽にお湯が一滴も入らなくなって、数ヶ月。
お風呂場の蛇口、台所、洗面所のお湯はちゃんと出るので、生活には不便はありませんでした。
その間、お風呂は、シャワーのノズルを浴槽に入れてお湯を満たしていました。
冷めたら、追い炊き機能はきちんと働くので、入浴そのものには問題なかったのですが・・・
全自動のはずが、「あ、いけない!」 と、湯船から溢れるお湯を止めに走ること、度々。
若い我が子たちはシャワーだけで済ませることも多いのですが、夫も私も、浴槽にどっぷり派。
そのために、足をまっすぐ伸ばせる大きさのバスタブにしたのですから。
家を建て直して、早14年目。
修理を、と考えましたが、どうせお金がかかるのならと、新しい給湯器に換えることにしました。
新しいリモコン、今までのと操作はほとんど変わりませんが、しゃべります。
電子音のあと、「あと残り5分でお風呂に入れます」
オルゴール風の音楽のあと、「お風呂が沸きました」
お湯を足そうとすると、「お湯を足します」
冷めたお湯を温める時は、「追い炊きします」
なんだか、家族が増えたようで、お風呂を沸かすのも、楽しみになりそう。
そうそう、お墓参りの途中で、久し振りにラーメンを、と寄ったお店が、面白いところでした。
『チャーシュー力』 という店名、なんて読むのかなー。 入って、判明。
<店内>
プロレスの試合のポスターやらが貼ってあり、Tシャツなんかも売っています。
店名は、長州力さんの名前にかけた 『チャーシュー力(りき)』 でした。
『闘魂○○ラーメン』とかもありましたが、私は普通の味噌ラーメンを。
それでも、ドンと存在感のあるトロトロに軟らかい“手の平大”のチャーシューが、美味しかったです。
というより、21歳になりました。そう、今年も、2月末、お誕生日のないお祝いでした。
お誕生日なんかなくても歳はとっていくもので、ちゃんと、21歳の若者の顔になっています。
まだ学生と甘やかし、本人も、なんでも自分でできているつもりになっていても、結局甘え・・・
朝起きるところから親に頼っています。 大丈夫かなぁ・・・
こんなに頼りない“男”でも、仕事に就き、やがて伴侶を得、家族が増え、養って・・・
今はちょっと考えられないけれど、そんな人並な幸せを、親は願っているのです。
息子よ、21歳、おめでとう
そして、なんとかまっすぐ育ってくれて、ありがとう。