Yokoの空

犬とわたしと、ちょっと気になる出来事たち…

方生会

2010-04-30 11:52:15 | 愛犬のこと

葵を火葬した動物霊園の、月に1度の 方生会(ほうじょうえ) がありました。

日蓮宗のお寺の付属ですが、立派な本堂で、宗教に関係なく、ご供養してくださいます。

     

方生会とは、亡くなった命を供養し、自分が生かされていることに感謝をする、というものだそうです。

一緒に暮らした動物を、この1ヶ月の間に亡くした人たちが 100人近くも参加していて、驚きました。
どの子も皆、いっぱいいっぱい可愛がられた子ばかり。
全ての名前が読み上げられての読経に、新たな思いがこみ上げてきます。


お願いしてあった葵のお位牌に、この日、魂が入りました。

                 

きれいなクリスタル。ギズモと、お揃いです。
お骨を、四十九日が過ぎたら、ギズモのいるお墓に納めることにしています。
できれば、このままずっと、家にいて欲しい・・・

天に召されて、40日も経つのに、葵のあの感触が、鮮明すぎて、困ります。
普通に歩いていて、いきなり寂しさに襲われます。
台所に立っていて、どうしようもなく、涙がこみ上げてくることがあります。

きっと、同じ思いの人たちばかり。
こうして、ていねいにひとつずつ段階を経て、次第に悲しみが薄れていくのでしょうね。

あちこちですすり泣きの声が聞こえる中、方生会の最後に、和尚様のおっしゃったこと。
「このように家族として供養してもらえる動物は、幸せです。
 十分に供養したらそのあとで、ぜひ、恵まれない動物たちも供養してあげてください。」 と。
頷いている人が、何人もいました。


天使になったどの子も全て、この世にいた時の境遇に関係なく、今が幸せでありますように・・
そして、葵が、みんなとお友達になれますように・・・


ギリシャ旅行 アテネ遺跡

2010-04-25 12:28:23 | 旅行・おでかけ

ギリシャ旅行の最終日は、アテネの遺跡巡り。
深く “見学” したいので、日本語のガイドさんを頼みました。

ガイドさんと一緒にホテルに迎えに来てくれたタクシーのトランクに、荷物を全部詰め込んで、出発です。
見学後、そのまま空港まで、送ってもらいます。

  
     <アカデミー>          <アテネ大学>        <国立図書館>

いちばん古い銀行とか、国会議事堂とか、国立科学博物館(独立戦争の英雄像)などを巡りました。
立ち寄った第1回近代オリンピック競技場では、その昔吹いていたであろう風を感じて・・

そして、3日前に裏側からライトアップのパルテノン神殿を見た アクロポリスの丘へ。

   
         <前門(プロピレア)>               <パルテノン神殿>

前門は、神域の入り口。 入ると、目の前に、パルテノン神殿が姿を現します。
紀元前5世紀に建てられたもの、と思うと、よくぞ今まで残っていてくれた・・・感慨ひとしおです。

 
                  <パルテノン神殿の修復>

一度ばらして、組み立てるという、大変な修復作業。
部品の足りないところ、欠けてしまっているところは、白い材料で埋めています。

 
           <エレクティオン神殿>              <乙女の石柱>

カリアティードという乙女の像は、皆、片足を曲げています。
頭に重いものを乗せているので、疲れないように「休め」の体勢になっているのだそうです。

ガイドの ゆりこさんは、日航の第4期のスチュワーデスさんだった人。
70歳だそうですが、バイタリティー溢れる、素敵な女性です。
知識が深く、どんな質問にも、間髪入れずに答えてくれます。

展望台から眺めると、眼下に“古代”が広がります。

 
         <ディオニソスの劇場>              <アリオス・パゴス>

アリオス・パゴスは、アクロポリスの西にある、低い丘。
政治や裁判の集会が開かれたところで、今は、上からの見晴らしが楽しめます。
上っている人たちが、ゴマ粒のように見えますね。

  
        <ヘロド・アクティクス音楽堂>      <ローマ時代のアゴラの風の塔>

音楽堂では、あの マリア・カラス のコンサートも行われたそうです。
2世紀に建てられたままの壁に当たった声は、どんな風に響いたのでしょう?

ローマ時代初期の 風の塔 は、きれいな八角形。正確に八方位を示しているのだとか。

  
               <風化していく柱>           <ブーレエの門>

積み木のように積み上げられた柱。
地震のほとんどないこの地方。 大理石の柱を崩れさせたのは、強い風の力だそうです。

 
            <オリンピア・ゼウス神殿>

ゼウス神殿の、元々106本あったという柱が、今は、13本しか残っていません。
左は、アクロポリスの丘から見た ゼウス神殿。普通に、住宅が近くにあります。
古代と現代と、妙にマッチした、すてきなアテネ。
建物全ての壁の色と屋根の色が、条例で決められているのだとか。
どうりで、どこを見ても、ベージュとレンガ色。落ち着いた一体感が、町全体にありました。


今回見逃したところ、あまりにもたくさんありすぎて・・・
ガイドのゆりこさんから、今度来たら、ぜひこんな所に、なんていう情報をたくさん頂きました。
昼間に閉館した博物館が、夕方になって再び開館するとか、あそこはこうとか・・・
色々教えていただいたけれど、遅かった・・・
初めに聞いていたら良かったのに、なんていう情報が、いくつもありました。

もっともっと深く、アテネの古代に浸りたい・・・
ギリシャの風に吹かれたい・・・
そんな思いを残し、アテネ~ドバイ の夕方の便に乗るために、空港へと向かいました。


           
                    <ゼウス神殿にて>

8日間、葵も、ずっと一緒に旅をしました。 24時間片時も離れず。
こんなに長く一緒に過ごしたのは、初めてです。
車に酔ってしまってどこにも連れて行けなかった葵、これからは、どこに行くのも一緒です。



帰りは、行きに11時間かかった ドバイ~成田が8時間半。
行きより2時間半も少ないということが、気分的に楽だったからか、快適なフライトでした。
映画を2本、『シャーロック・ホームズ』と『レミーのおいしいレストラン』 を観たりして・・・

成田で預けてあった娘の車で家に帰り着き、夢のような旅行が終わりました。


ただいまー、と祭壇の葵に声を掛けたら、きれいなお花が増えていました。
留守の間に、こたママさんから届いた、ピンクのお花でした。
そして、ヒデッチさんから、存命中の葵にと思っていらして間に合わなかったけれどと、お守りも。
葵のご紋の下賀茂神社のお守り。
葵にお供えし、納骨が済んだら、私が身に付けさせていただこうと思います。
こたママさん、ヒデッチさん、ありがとうございました。

夫が用意していてくれた“ザ・和食” で、あー、帰ってきたんだなぁ、と、現実に戻りました。


ギリシャ旅行 カランバカ

2010-04-21 20:15:15 | 旅行・おでかけ

アテネより列車で5時間。田園地帯を眺めながら、カランバカ へと向かいました。 

 
             <国鉄の列車>               <車窓からの教会>

遠く、近く、のどかな中に、いくつもの教会が流れていきます。
田園地帯を進んでいくと、いきなり目に飛び込んできた、岩山。

 
              <カランバカ駅>                <駅よりの眺め>
 
駅から、いきなりこんな風景です。翌日、あの世界に、入っていきます。

ということで、ホテルにチェックイン。早速、町の探索です。

しかし、ギリシャの男性は、あまり働かないのだろうか??
気がつけば、オープンカフェに、ビールだったり、お茶だったりを飲みながら集っているのですね。
実に楽しそうに。

カランバカで最初に食べたのが、ほうれん草。やっぱり、大きなレモンが半分、ドンと。
サントリーニでも、アテネでも、ここカランバカでも、テーブルに着くと、いきなり食べきれないほどのパン。
“お通し”感覚なのでしょうか。

  
     <ほうれん草>    <公衆電話 と ダストボックス>     <水遊び>

子供はどこでも、自由人。
この子のお母さんも、必死で走り寄り、止めていました。


翌日は、3時間の約束でタクシーを頼み、朝から メテオラ修道院 をめぐりました。
メテオラとは、「中空の」という意味。 感じとしては、中空というより天空です。
14世紀に建てられた世界遺産です。

 
   <アギオス・ニコラオス修道院>              <ヴァルラーム修道院>   
   
長い間風雨にさらされて、無駄なものが全てそぎ落とされ、岩だけが残ったという説。
この辺りが湖の底にあって、侵食されてできた岩山だという説。
そのてっぺんに、どういう風に建てたのか、今も謎なのだそうです。とにかく、圧巻。

 
             <ルサヌー修道院>       <ルサヌー修道院から見たふもとの村>         

今は、建立後に作られた石段を上り、私でも中に入れるのです。
ヴァルラーム修道院では、ゆっくりと、195段上りました。

修道院群の中で最大のメガロ・メテオロン修道院。ここも、115段。

 
     <メガロ・メテオロン修道院>               <12角形の教会部分>
 
中に入ると、ここが天空の修道院であることを、忘れます。

  

修道士さんたちの食事は、パンとワイン。ワインの貯蔵室がありました。
庭には、わらわらと寄ってくるたくさんの猫がいて、癒されます。

   

近くの扉の中には、棚に並んだたくさんの しゃれこうべ が。
扉の覗き穴から中全体が見えますが、中を撮って連れて帰っても困るので、遠くからパチリ。

どの修道院も、女性は、ズボンはだめ。スカートでなければ入れません。
ストールを持っている人はそれを、持っていない人用に、巻きスカートが用意してありました。

 
          <アギオス・ステファノス修道院>        <アギオス・ステファノスから望む村>

大小の修道院。たったおひとりのところもあれば、6人で修行、というところも。

最後の一箇所は、「ここにいるからー」 と、下で待っていました。

 
                      <アギア・トリアダ修道院>

長いスロープを、娘たちが歩いて行きます。その先は、140段のらせん階段だとか。
見上げれば、修道僧と荷物だけを運ぶロープウェーが動いています。
どうぞ、と言われても、乗りたくない・・・
待っている間、葵 と ドライバーさんと、のんびりしていました。

 
     <アギア・トリアダ修道院を眺める 葵>           <ドライバーのバシリスさん>

イケメンのドライバーさんは、ギリシャ訛りの英語です。とにかくいい人で・・・
予約の時点では3ヶ所だったのですが、入館可能なところ全部を回ってくれました。
見晴らしのいい丘などにも何ヶ所か立ち寄り、カランバカ に戻ってみれば、1時間オーバー。
なのに・・・ ニコニコと、「超過料金? いらないよ。 チップ? いらない、いらない。」
初めの約束では、超過1時間につき20ユーロということだったのに。

 

カランバカに戻り、太陽の下、オープンテラスの タベルナ でのランチ。

       

まぶしい日差しの中、真っ昼間から、ワインです。
奥にあるのは、イヨミスタ。 お米やお肉などを詰めたトマトとパプリカのお料理です。
こちらでは、お米は、野菜なのです。

カランバカ~メテオラ、こんな経験ができて、1泊で来てよかった。
ここをぜひ、と、旅程に入れてくれた娘に、感謝です。

夕方近くの列車で5時間、名残惜しい思いで、アテネに戻りました。


ギリシャ旅行  アテネ

2010-04-20 15:26:48 | 旅行・おでかけ

さて、旅行記に戻りましょう。

        
                    <サントリーニ空港>

駅のようにかわいい空港です。 ここから、2泊した サントリーニ島 をあとにして、アテネ に向かいます。 

アテネに着き、ホテルにチェックインし、早速町に出ました。
まず、夜のひとリ歩きはしてはいけないという辺りの、中央市場に。

 
     <青果市場・トマトがいっぱい>       <青果市場・オリーブがいっぱい>

きゅうりやトマト、レモンなど、よく知る野菜も、大振りです。

        
                      <肉市場にて>

とにかく、丸ごとのお肉がずらーり。行けども行けども、お肉です。
頭が付いたままぶら下がっていたりして、写真は、これが限度のような・・
         

アクロポリス が望める、モナスティラキ広場。
周囲の通りには、お土産やさんがずらーっと並んでいます。

 
         <広場に集う人と教会>           <プレッツェル?やさん>

午後の休みの時間だからか、地元らしい人が、ただ座っていたりするのです。
のんびりした時間に、歩みもゆっくりになります。

 
        <いちごやさん>              <ピスタチオナッツやさん>

大きな苺も、ナッツも、無造作にスコップですくって袋に入れて売っていました。

 
        <ミトロポレオス大聖堂>           <入り口天井のモザイク>

大聖堂の中は、空気が重く、でも澄んで、思わずお祈りをしたくなる厳かな空間でした。


サントリーニ島 もそうでしたが、アテネ でも、つながれていない犬が、あちこちに。
全ての犬が去勢・避妊手術、予防接種を受けていて、地域で飼っているという感覚のようです。
首輪はしていたりしていなかったり。

  
  

皆おとなしく、土地の人にも観光客にも、おだやかに近寄っていくのです。
そんな姿に、無性に葵が思い出されて、寂しさがこみ上げ、ちょっとナーバスになってしまって・・・
娘たちにも、迷惑をかけてしまいました。


気を取り直して、オリーブの木々の間の道を通り、この日の夕食にと決めたレストランに。
こんなにステキなロケーションのレストランで、パルテノン神殿 の夜景を眺めながらの夕食。
盛り上がらないわけがない・・・

            
             
            
            

このパルテノン神殿のあるアクロポリスの丘を訪れるのは、最終日のお楽しみ。

この翌日は、列車で、不思議な世界に向かいます。 


米寿のお祝い

2010-04-18 12:43:18 | 日記

母が生まれたのが、88年前の 4月17日。
めでたく、米寿 を迎えたこの日の朝、春の雪がお祝いしてくれました。

       


主役 プラス 弟家族と、私の家族と、11月に結婚した弟の長男夫婦。
11人全員揃って祝うことができたのが、いちばんの幸せです。
曾孫こそいませんが、それでも3代、皆元気です。

        

6人の孫と 葵 に囲まれて、はい、チーズ。

芝にある 「とうふや うかい」 での、豆腐会席。
まずは、用意していただいたバースデーケーキを前に、シャンパンで「おめでとう!!」

アダルト、ヤング、それぞれおしゃべりしながら、食事もすすみます。皆笑顔です。

   
  <磯の香り(若竹煮)>    <お造りと 揚げ田楽>        <八寸> 

お造りには、お祝いにと、わさびの葉の上に金箔があしらわれています。

   
     <豆水とうふ>          <竹酒>            <和牛炭火焼>

仲居さんが取り分けてくれた名物の 豆水豆腐は、濃い豆乳に浸かっていて、美味しかったー。
他に椀物とかもあり、飲んで、話して、デザートまで完食し、本当に楽しいお祝いとなりました。
最後に、お祝いのケーキを 11人に切り分けてくれた板前さんに、感心してしまいました。

  

揚げ田楽、中庭で、こんな風に作っていましたよ。


このお店、東京タワーの足元。
東京タワーって、小学校の遠足で上ったくらい。
あとは、遠くから眺めるばかりの 東京名所 です。地元の人間って、そんなものですよね。
ということで、東京タワーツアー、決行。 お店から3分。ぞろぞろと向かいました。

  
    <レインボウブリッジ>    <ライトアップの東京タワー>      <愛宕グリーンヒルズ>

たしか、昔は、入ってすぐにエレベーターがあったような。
ところが、ここはファッションビルか、という感じで明るく、食べ物やさんなどもあります。
展望台には、あちこちに、コインを入れる双眼鏡があった記憶があるのですが・・・
双眼鏡、ありません。
昔なかった高層ビル群の灯りの、人工的な美しさ。 さすが東京です。

東京に住んでいながら、「きれいー」 などと騒いでいるって・・・
母のお祝いのおかげで、東京の夜景見物 までできました。

外に出たら、「うわっ、寒っ」 
まだまだ 春になりきれない春の夜でした。

来年の89歳のお祝いには、また新しい家族も増えているかもしれません。
若いままの元気な母で、ずっといて欲しい。心からそう思います。


ギリシャ サントリーニ島

2010-04-14 19:15:29 | 旅行・おでかけ

エーゲ海に浮かぶ サントリーニ島。
朝、フィラ にあるホテルの、木に群れる鳥の声で目覚めました。
パーッと明るく、まぶしい、カラッとした空気。 「あ~、今、私はここにいる」

ホテルで朝食を終えて、とにかく サントリーニ を歩きましょうと、スニーカーで出掛けました。

  
              <エーゲ海ブルー>               <路地で>

路地での立ち話さえ、絵になっています。
教会の屋根は、ブルーだったり白だったりの、丸いドーム型。
皆が敬けんな信者なのでしょう。とにかく、教会の多いところです。

  

ここは・・・ 道かなぁ? なんて恐る恐る進むと、ちゃんと通りに出たり。
いきなり ロバ と出会ったり。

  

そうそう、初めて目にするこんな標識にも驚きでした。
色々なお店を覗きながら、あちこち寄り道。

ロープウェーの乗り場辺りから、うねうね曲がった石段を、港に向かってひたすら下りました。
途中には、サボテン群もあったりして、ここは メキシコ? なんていうところも。

 
        <停泊中>                     <海の男>

着いたところは、フィロン港。ちょうどお昼になっていました。
オープンカフェで、海の風を受けながらの昼食が、気持ちよかったー。
このワンちゃん、港の入り口からずっと、後になり先になりしながらついて来て・・・
テーブルに着いた私たちの足元で、こてっと眠ってしまいました。
可愛かったー。葵ともお友達になれたみたいでした。

 
            <タラモサラダ>              <シーフードのサラダ>

タラモサラダ、日本の感覚でピンクかと思いきや、運ばれてきたのは、白でした。
きゅうりは、どこで食べたのも大きく、皮をむいてありました。
タコやえびのサラダには、オリーブオイルとビネガーをたっぷり。さっぱりと美味しい。
あれこれ頼んで、それでもヘルシーで、美味しくて、満足、満腹。

下ってきたということは、帰りは上り。
実は、ここまで来たのには、ロバタクシーに乗るという、娘たちの目的があったのです。
私だけ ロープウェー で上ると言ったのに、娘たちも ロバ使いのおじさんも「大丈夫だから」って・・・

  

私の乗った白いロバちゃん。体重オーバーで、ごめんねー。
1時間以上かけて下りた石段の道を、たった15分ほどで、上まで連れて行ってくれました。


滞在の フィラ からバスで30分ほどの、イア というところの夕陽が素晴らしいとか。
で、ホテルでひと休みし、バスに乗って、その夕陽を眺めに行きました。

 
                        <思い思いに夕陽を待って>

     
                        <7:25pm>

夜の始まりの遅いところです。
午後7時半近くになって、やっと、黄昏た空に夕陽が落ち始めました。

     
                       <7:28pm>

あとは、つるべ落とし。どんどん海に向かって、沈んでいきました。

     
                       <7:40pm>


                     <7:50pm>                  <8:20pm>

夕陽が沈んだあとも、しばらく明るく、バス停までぶらぶらと散策。
さすがに、フィラ まで戻った頃には、暗くなっていました。

夕食に選んだ レストラン(タベルナ)には、訪れた日本人が置いて行った折鶴が飾ってありました。

   
  <鯛みたいな魚のグリル>             <カラマキア>                     <ムサカ>

材料がいいので、焼いただけ、揚げただけに、添えられた大きなレモンをたっぷりかけて。
この イカのから揚げ(カラマキア)は、あちこちで何度か食べました。
ムサカは、なすと挽肉などの重ね焼き。 ギリシャ料理には、ナスを使ったものがいくつもありました。
どれも皆、美味しかった。
どこで何を食べても美味しくて、嬉しい限りです。


お腹いっぱいで、ホテルに戻りました。
心地よい疲れもあり、翌朝、鳥のさえずりに起こされるまでぐっすり眠りました。


ギリシャにたどり着いて

2010-04-12 21:25:10 | 旅行・おでかけ

ギリシャから帰ってきての「ただいまー」に、葵の小さな顔がひょこっと迎えてくれる気がしていました。
葵のいないことがたまらなく寂しく、しばらくボーっと過ごして、1週間が過ぎてしまいました。
帰ってすぐに社員の給料の支給もあり、仕事をしている時間だけは気が紛れはしましたが・・

いつまでもこんなことではいけない、そう思い立ち、旅行を楽しく振り返ることにしました。



私、新婚旅行以来、海外旅行は初めて。
娘が 「友達とギリシャに行くけど、一緒に行く?」 「行く行く~」
なんて簡単に決めた旅行でした。

3月28日、乗ったのは、エミレーツ航空  成田~ドバイ 直行便の記念すべき第1便。

       

2年前に娘がドバイの旅行をしたときは、わざわざ関空まで行っての搭乗でした。
        
       

少し眠ってから、この画面で、600もあるメニューから、最新の映画を観て行くつもりでしたが・・・

ドバイまでの11時間の半分ほどの辺りで、ちょっと具合が悪くなりまして・・・
酸素吸入や地上の医師との連絡など、CAさんにとても親切に対応していただきました。
そして、なんと、この先一生乗ることのないファーストクラスに席を取ってくださったのです。
エミレーツのファーストクラスは世界一、というのを聞いたことがあります。
完全にひとりになれる豪華な個室。
本当に快適な空間で、気持ちよく眠り、すっかり快復することができました。

 
          <車椅子で血圧測定>            <ドバイ空港医務室>

ドバイに着いたら、車椅子で出迎えられ、空港の医務室で、医師の診察を受けました。
心電図、血糖値測定、など。 全て無料です。

たくさんの方に、すっかりお世話になってしまい、感謝でいっぱいの旅の始まり。
絶対に忘れられない旅行になりそうです。

なんだか、波乱万丈の予感・・・ でも、その後は体調もよく、楽しんできましたから、ご安心を。

ドバイで待ち時間の5時間半を過ごし、飛行機を乗り継いで、4時間。
キラッキラのお陽さまで眩しいアテネに、降り立ちました。

         
                      <空港から外に出て>

ここで、更に5時間半待ちで、アテネ航空に乗り換え、最初の目的地サントリーニ島へ。
成田を発って、30時間。着いたのは夜8時過ぎ。
なのに、まだ夕方のように薄明るい空に、月がきれいでした。

        
                      <お月様がお出迎え>

ホテルにチェックインし、夕食に、町に出ました。   
夜の、静かな石畳の路地。お店の中からは、賑やかな声が聞こえてきます。

          

どこがいいかなぁ・・・ 
美味しい物を探し、狭い路地を歩いて見つけた、可愛いエントランスのお店。

 

とっても陽気な店主さんが、楽しかったです。

   
     <サントリーニワイン>         <ドルマタギア、グリークサラダ>

体調がすっかり戻り、初めての食事は、もちろん、ギリシャ料理。
ドルマタギアは、塩漬けのぶどうの葉で米を包んだもの。もっちりとして美味しかったー。
オリーブの実がいっぱいのサラダの上にヤギのチーズが乗ったグリークサラダも、好みの味でした。


お腹いっぱいになり、ホテルに戻ったのは、深夜といえる時間。
でも、夜更けるのが遅いここでは、まだ宵の口のようです。
娘たちと別れ、2晩泊まるこの部屋で、ひとり、ゆっくり眠りにつきました。

      

翌日は、サントリーニ島を散策します。
   


アテネにて

2010-04-03 08:37:18 | 携帯から
            

カランバカに1泊して、メテオラの修道院を巡り、今、アテネにいます。
アテネ時間の午前2時半。夜更かししてしまいました。
今回の旅の締めくくりは、アクロポリスなど。
その後、ドバイ経由で、成田に帰ります。