Yokoの空

犬とわたしと、ちょっと気になる出来事たち…

いつの間にか・・・

2010-05-31 19:07:18 | 植物

咲くと、いつも葵と一緒に写真に収まっていた「シラン」。

            

今年はボワーッと眺めるだけでいましたが、よく咲いてくれました。
それなのに、放っておいたら、花もほとんど終わり、いくつも種ができていて・・・
じっくり見ていたら、なんだか申し訳なくなってしまいました。
葵がいなくても、ちゃんと写してあげよう、と、ピークを過ぎた「シラン」に、カメラを向けました。

       
                    <2009年5月12日>

去年、退院したての葵と一緒に写したシラン。
毎年、確実にきれいに咲いてくれる、おりこうさんです。
これからも、咲くたびに、そこにいた葵の姿を、思い出すのでしょうね。

そして、なんと、その隣で・・・

          

ぶどうが、いつの間にか、房をたくさん付けていました。
最近は、夫が水遣りをしてくれています。
葵がいなくなって、外にいる時間が少なくなった私、植物の変化にも、無頓着になっていたのですね。
ちょっと反省。

せっかく頑張ってくれているぶどう、ちゃんと収穫できるまで、面倒見ないとね。


今日は、ひとりぽっちのお昼ごはんでした。
食べなくてもいいかな・・・ なんて思ったのですが、お腹からグゥーと、派手な音が。

では、ちょっとお子様気分になって・・・

      

鶏そぼろといり卵とさやえんどうで、3色丼。作るのは何年振りでしょう?懐かしいメニューです。
子供に作った頃は、さやえんどうもちゃんと細切りにしたのに。
自分だけのために、そんな手間は掛けられません。
塩茹でにしたままをドドンと乗せちゃいました。


さぁ、明日も、いいお天気のようです。元気な1日が過ごせますように。


バレエを

2010-05-25 20:56:36 | 鑑賞・観戦

先日、小さなホールで、バレエが好きな人の集まりの、小さな舞台がありました。

受付では、ひとりひとりに、ワインorお茶と、カナッペ、パウンドケーキを手渡してくださいましたよ。
夕食を摂る時間のなかった私、お腹が鳴ったらイヤだなぁなんて思っていたので、嬉しくいただきました。
舞台も、手作り感いっぱいの、温かみのあるステージでした。

                

娘も、友人と、パ・ドゥ・トロワを踊りました。とても素敵でした。
小さい時から26年続いているバレエ。母としては、どんな舞台も、とっても楽しみ。
娘の、いちばんのファン。追っかけです。 親なんて、そんなものですよね。


ママのバッグに潜んで一緒に行った 葵、お姉ちゃんのバレエを初めて観て、どうだったー?

そういえば去年、お姉ちゃんに、バレエの衣装をもらって、喜んで(?)着た 葵。
モコモコだけど、とってもよく似合っていたね。

         
                  <2009年4月20日掲載より>

この衣装で夢に出てきて、踊って見せて欲しいなぁ~。
やっぱり、会いたいなぁ。



風が強く、暑かった今日、新鮮な生の桜えびが手に入りました。
かき揚とかも考えたのですが、せっかくの生。

           

大根おろしで、おしょうゆをちょっぴりたらし、美味しくいただきました。
もちろん、よく合う、日本酒もね。


手術記念日

2010-05-19 19:05:58 | 体のこと

あれから、もう、11年が経ちました。
小学生だった下の子が、もう、成人となっています。

1999年5月18日。乳癌左乳房全摘手術。
そう、昨日は、私の手術記念日。

あの頃は、今のように、「ピンクリボン運動」 なんていうものもなく、情報も、多くはありませんでした。
というか、私自身が、まさか自分の身に起こることだなどとは思いもせず、全くの無関心でした。
マンモグラフィー という検査があることすら、知らなかった・・・
あまりにも無知でした。

おかしいと思い、専門医を受診した時には、もう、リンパ節への転移が認められました。
そして、手術後 6年も経ってからの、再発、転移。
その時その時の適切な治療で、今、元気な私が、ここにいます。

何年もかかってやっと認可された薬が、使えるようになったりもしました。
医学も、日々進歩しています。
信頼できる医師との出会いも、大きな力となりました。

今、日本人女性の20人にひとりが発症しているといわれている乳癌。
少しも珍しい病気でもなく、恐ろしい病気でもありません。
怖いのは、見逃して進行し、手遅れになってしまうこと。

自分の手で触れて発見できる、唯一の癌である、乳癌。
早期発見さえすれば、間違いなく完治する乳癌。

「自分だけは大丈夫。こんなに元気なんだから。」
そんなふうに思っている人にこそ、検診 をお奨めします。
私の住んでいる地域では、自己負担1000円で、マンモグラフィと触診の検査が受けられます。
(20~30歳と、偶数年齢の30以上の人)

乳癌罹患は若い人も多く、幼い子供がいる人がたくさんいます。
子供にとって、母親が入院し、手術を受けるということは、精神的に、どんなに大きな負担でしょう。
それでも、元気になって帰ってきてくれたら、こんなに嬉しいことはありません。
でも、もし、大好きなお母さんが手遅れになったりしたら・・・

このブログで以前にも何回か、検診を、と呼びかけました。
娘も、今年、やっと、マンモグラフィ と 超音波 の 乳癌検診 を受けました。


私が手術を受けた時、我が子も、上が高校生、下が小学生でした。
ひとことも、不安や心配を言葉にしないでくれた子供たち、どんな気持ちだったろうか・・・
今でも、そのときのことを思うと、胸がいっぱいになります。

まだ小さかった葵は、あの手術の時、私の留守のせいで神経性胃炎に。
夫が獣医さんに連れて行ってくれて、治療を受けました。
退院後、そっとそばにいてくれた、葵でした。

家族に支えられ、医師に支えられ、友人に支えられ、私は、まだまだ、生かされていきそうです。
脳天気な私は、病気のことは、あまり心配していません。
もし別のところに顔を出したら、また、治療でおとなしくしてもらえばいいのですから。
何度でも。

何といっても、私、魔女のように生きることになっていますから・・・


東京ディズニーランド へ

2010-05-17 19:01:16 | 旅行・おでかけ

昨日、久々の東京ディズニーランド。
「子供と一緒に行くところ」 だったのが、子供が大きくなった今は、「友人と楽しむ所」 に。

日曜日で、人出が心配でしたが、思ったほどではありませんでした。

              

待ち合わせの9時半は、曇り空。

あっちこっちうろうろし、アトラクションもいくつか乗って、お腹がすいて。

「カリブの海賊」に乗ると、スタートしてすぐに通る、夜のレストラン。
「お昼ごはん、あそこにしようよー♪」
お昼前なのに 「こんばんは!」 なんていわれながらの、しっかりディナー風の食事。

お腹いっぱいになったら、消化させないと。

待ち合わせをした時間には肌寒かったのに・・・
最初のパレードが始まる頃には、チリチリと肌が焼ける暑さです。

 

パレードの華やかさに、いつの間にか、何もかも忘れて、入り込んでいました。

  

その昔、年間パスポートまで持って、通いつめたディズニーランド。
行かなくなって、もう、何年になるでしょう?

この日、残念ながら、ミッキーちゃんのおうちは、改装中。
聞いたら、改装や入れ替えがある所は、いつもゴールデンウィークが終わった後にやるんですって。
シンデレラ城も、入れませんでした。

 

新顔のカールじいさんも、風に吹かれて、みんなを眺めていましたよ。


ファストパスなんていうのをうまく使って、待ち時間で、夕方のパレードを。

 

たくさんの人が早くから場所取りをしていましたが、じっとしている時間がもったいない私たち。
始まるまでアトラクションで時間を過ごし、シートに座っている人の後ろに立って楽しみました。

        

去っていくパレードを見送るのも、ちょっと寂しい・・・

歩いた歩いた・・・ 若者に負けない楽しみ方を覚え、10時間ほど、遊びました。

  

夕暮れの撮影スポットで記念撮影。
やがて、空に、三日月とお星様が、絵に描いたように並んで・・・

最後の花火までは、さすがに体が持ちませんでした。
本当に楽しかったー。同行してくれた葵も、きっと楽しんでくれたことでしょう。

いつも夜更かしの私、昨日ばかりは、早めに寝てしまいました。


こごみ と しどけ

2010-05-13 20:43:43 | 献立

お向いさんから、山菜の  “こごみ” と “しどけ”  のおすそ分け。
おすそ分けというには、たーくさん、いただきました。

                

こごみは、スーパーでも売っているし、何度も食べて知っている、好きな山菜。
定番の天ぷらと、ゴマたっぷりのからし和えに。

         

噛むとちょっとぬるっとして、でもクセのないこごみ、ピリッとした刺激が美味しい一品になりました。

しどけは・・・
一度だけ、一昨年、田沢湖温泉の宿で出されたおひたし・・・ お味、忘れています。
しかも、調理前の「姿」を見るのは、初めて。
茎の部分が空洞の、きれいな山菜です。
とりあえず、茹でてみました。
アクが強いらしく、茹で汁が紫っぽくなりました。強めの、いい香りがします。

定番らしい、おひたし。 しゃきしゃきの食感に、独特の香り。

                  

おひたしだけではもったいない、と、しどけ・鮭・ちりめんじゃこ・卵焼き で、海苔巻きに。
もうちょっと具が多くても良かったかな。でも、思ったとおり、美味しくできました。


先日も、友人から “あいこ” とか “いたどり” とか “ほんな” とかをいただいたばかり。
またまた、「日本の春」を、美味しく味わいました。

来年の今頃は、山菜採りなんて、してみたいなぁ。


納骨は、母の日に

2010-05-11 21:30:09 | 愛犬のこと

7日に四十九日を迎えた葵、母の日の9日に、納骨を済ませました。

ギズモが、可愛くて優しい眼差しで、葵が来るのを待っていてくれました。

          

1歳8ヶ月で逝ったギズモ。いつでも元気に走り回っていたギズモ。
その元気に、葵がついていけるかなぁ・・・
めちゃめちゃ元気だったギズモと、小さい頃からおっとりと静かだった葵。
きっと、いいコンビでいてくれるでしょう。

ギズモのと同じフォトスタンドを、と思ったけれどなくて、気に入ったのも見つからなくて。
お揃いの可愛いのを見つけるまで、これで我慢していてね。

葵、う~んと楽しく暮らすんだよ。
でも、楽しすぎて、面白すぎても、ママのこと、家族のこと、忘れちゃ、イヤよ。


葵の納骨をしたこの日、ベルちゃん が、虹の橋へと旅立ちました。
葵と同じく、乳がんの肺転移でした。
病気を感じさせない、品のある14歳のポメちゃんでした。
ベルちゃん、どうぞ安らかに・・・

葵を見送ったばかりの私には、お姉ちゃんの心情がよく分かるような気がします。
あの時の私には、どんな慰めの言葉も、聞こえてはいても、素通りしていたように思います。
でも、目に見えない “時間” が、辛い気持ちを少しずつ、一緒に連れて過ぎて行ってくれているのです。
静かな気持ちで葵に話しかけている自分がいることに、気がついたりします。

一足先に天使になった葵、ベルちゃんを迎えてあげてね。


最後の笑顔

2010-05-07 20:48:04 | 愛犬のこと
葵の最期、記録として残さなくてはいけない・・・そう思いました。

手術後の葵です。
歓喜の舞など踊られたら傷が開いてしまう、と、会うのを我慢して、先生に撮っていただいた写真。
これが、生きている葵の、最後の1枚となりました。

        

呼吸が楽になり、酸素室から出て、元気になったはずの、いい笑顔のはずの、葵です。
急変する前の、葵です。
もうすぐ家に帰れると信じての、必死の笑顔だったのかもしれません。

このあと、元気になるのを追って、治るまで、闘病記が続くはずでした。
「・・・のはず」、ばかりです。

もうこの笑顔を見られないのが分かっていたら、無理にでも、このとき会っておくんだった。
駆けつけたときには意識がなく、そのまま、目を合わせることもなく、逝ってしまいました。
無念です。でも、今更言っても、葵はもういない・・・
救いは、見送ってあげられたこと。 葵の、あの肌の暖かさ、一生忘れません。


茹でたササミを病院で用意していただいたのに、ひと口も食べられませんでした。
糖尿病があり、インスリン投与の必要があるのに、食べてくれないと、注射ができない・・
そこで、いつもの “砂肝with野菜” を届けることにし、家に帰り、急いで作りました。
冷凍してくださるということなので、1回分ずつに小分けして、6回分。
薄くスライスした砂肝と、ひたすら刻んだ小松菜・にんじん・しめじ。
ほねっこや食後用の歯みがきロープなどのおやつと一緒に、ひと揃いを、預けてきました。
でも、その1食分も食べることなく、天使になった葵・・・
いつも食べていたママの作ったご飯の味を、おぼえていてくれているかなぁ。

肺原発の癌かと思われましたが、摘出した腫瘍の生検の結果、乳腺の腫瘍の肺転移でした。
細胞の特定に時間がかかり、詳しい結果が分かったのは、亡くなった翌々日。
どちらにしても、肺にできた癌。
あの時点で回復しても、その後は、苦しい治療になったことでしょう。
葵の苦しむ姿を想像したら、これでよかったんだなぁ、と思います。
 
神様が、苦しさから開放して、連れて行ってくださったんだなぁ。
そう思い、葵が あちらで元気にしている姿を思い浮かべることができるようになりました。
今でも涙はたくさんこぼれるけれど、時間が薬、日薬、というのを実感しています。

今日、葵の 四十九日となりました。
生き物全ての魂は、四十九日になると、屋根を離れていくとか。
あまり悲しむと、旅立てないといけませんね。

でも・・・ 分かっていても・・・

冷たく湿った鼻をクニュッと触りたい、肉球をぷにぷにしたい、ふわふわの毛に顔をうずめたい・・・
会いたいよー、葵・・・  会いたい・・

藤 リベンジ

2010-05-06 20:37:01 | 旅行・おでかけ

この連休の初めに、ご近所の私より若い人が亡くなりました。
小さい頃から知る坊や、もう、大学生で、お母さんを亡くした悲しみを、必死にこらえていました。
辛かった・・・

そんなこともあり、予定もなかったので、出掛ける気にもなりませんでした。

けれど、沈んでいてはいけないとの夫の誘いで、母と3人で、藤を見に出掛けました。
一昨年見に行って、感動した 牛島の藤

実は、昨年、母を誘って3人で行ったのですが・・・
一昨年のダイナミックな美しさを目にした私たちの感動を、ぜひ母にも見せたいと思ったのです。
ところが、本当は満開のはずの藤が、終わってしまっていて、がっかりさせてしまいました。

私にも、学習能力があります。
今年は、ちゃんと調べ、咲いているのを確かめてから出掛けました。

            
                       <1本の藤>

樹齢1200余年・・・ 
2メートルもの房。先のほうはまだつぼみを残し、風に揺れる様は、本当に美しい・・・

モザイクのかかった、母娘。藤に負けずに、美しい??

 
     <1200余年の根元>             <房の長いの・短いの>

圧倒されるほどの藤の花に、母も、喜んでくれました。

 

様々な花の間を散策し、ベンチに座って香りを楽しみ、ゆっくりとした時間を楽しみました。
美しい花に囲まれ、カラッと澄んだ空気に全身が洗われ、とっても気持ちが良かったー。

行って、本当に良かった。
「来年も」 なんて話しながら、帰ってきました。