6月14日に開通したばかりの 副都心線。
その副都心線の 雑司ヶ谷駅 は、都電・鬼子母神前駅 のすぐそば。
ということは、鬼子母神 へ、4駅、10分乗れば行けるじゃぁないの。
ご近所の生協仲間。先週の供給日、品物の仕分けをしながら、その話になって、
「鬼子母神って、行ったことがないわー」
「えー、私もー」
「じゃ、行ってみましょう」
「そうしましょう、3日後に」
池袋には、それぞれ、しょっちゅう出掛けている私たち。
なのに、3人とも、池袋から歩いても行ける鬼子母神には行ったことがないのがわかり、即決です。
<鬼子母神堂>
明治通りからすぐとは思えないほど、静かな地域。付近には、お寺がいくつかあるようです。
緑いっぱいの境内に人がちらほら。
<吉祥果(ザクロ)> <天然記念物・大公孫樹(おおいちょう)>
自分には1000人もの子がありながら、人の子を奪って食べたという鬼子母神
改心後は、人の子の味がするザクロの実を食べたと言われています。
そう思うと、ザクロの樹に咲きかけている花の可愛さも、なんだか微妙~。
改心後の鬼子母神は、優しい菩薩のお顔の、子育ての神様です。
付近、東京音楽大学の辺りをすこし、うろうろしてみました。
お腹が空いてきたけれど、雑司が谷界隈を、全く知らない私たち。
結局、慣れた池袋まで副都心線で一駅戻り、メトロポリタンホテルの花むさし で、ランチを。
<特選花むさし点心> <満足のデザート>
色々を少しずつ食べられる 点心 を頼みました。
料理を堪能したあと、出てきたデザートは、和洋5種類の盛り合わせ。
昔の乙女には、これが嬉しくて、満足でした。
ゆっくりできるホテルのレストランは、じっくり時間をかけて楽しめるので、お勧めです。
珈琲を飲みに移った喫茶コーナーと、あわせて4時間以上も居座ってしまいました。
ずっと住んでいるのに、近くても知らないところがいっぱい。
これからも、少しずつ、東京歩き、してみようと思います。
ご近所巡りのようなことをしている母を尻目に、娘が先ほど、エジプトへと、旅立ちました。
病理学的検査の結果が、出ました。
「良性ではなかったのですが、悪性混合乳腺腫瘍 といって、悪性の中では軽いものです。」と、先生。
良性ではなかった、という言葉に、スーッと血の気が引くのを感じ、
あの小さな身体に、私と同じ思いをさせたくない、と、一瞬、思いました。
でも、悪性の中でも、タチの良いもの、との説明に、ひとまず、ホッとしました。
全て取りきれているという診断結果に、さらに安心し、
検査切除とはいえ、全てきれいに取り除いてくださった先生に、感謝です。
今後は、要観察ながら、さしあたっての手術や治療の必要はなさそうです。
もちろん、検査結果も、9歳10ヶ月という年齢も、100%安心というものではありません。
いろいろ調べましたが、再発や転移の可能性も 決して“ゼロ” というわけではありません。
でも、そこは、葵の運の良さが補ってくれるはず。
今は、抜糸までのケアに気をつけることが一番ですね。
<ありがとう。こんなに げんきですよ~>
雨降りの日曜日、お兄ちゃんに遊んでもらった 葵、ゴキゲンでした。
抗生剤も飲み終わり、傷を気にする様子もありません。
ご心配頂いたたくさんの方に、心から感謝しています。
葵も、私も、とても心強かったです。どうもありがとうございました。
これからも、葵にとって、楽しいことがいっぱいある生活を心掛けていこうと思います。
月曜日の生検切除、なんと、局所麻酔で、できました。
14時半頃、先生からお電話。
「今終わりました。じっとしていてくれたので、局所麻酔でできましたよ。夕方には帰れます。」
葵の様子や、出血の具合で、全身麻酔に移行する場合もあり、ということだったので、
とにかく、ほっとしました。
夕方にお迎えに行ったら、いつもどおりにしっぽっを振りまくって喜ぶ葵がいて、
「じっと動かないで、おりこうさんでしたよ~」 と、いっぱい褒めていただきました。
意識のはっきりした状態での手術、どんなに緊張し、怖かったでしょう。
暴れず、騒がず、お利口にしていた葵。けなげで、どうしようもなく愛おしくて・・・
乳腺腫などの良性の場合はもちろん、万が一悪性の場合でも、しこりの周りをきれいに取り除いてくださったので、場合によっては、これで大丈夫。
あとは、病理検査の結果を待つだけです。3~4日ほどで出るということなので、もう間もなく。
傷は、大きくはないけれど、7針。
幸い、位置的に、舐めたり掻いたりできないところなので、抜糸まで、絆創膏だけでOK。
風通しのいい場所を選んでは、こんな風にして気持ちよく寝ていたり、
普通に歩き回って、普通に遊び、普通に食べて、元気です。
明日の しこり の切除は、15分ほどの簡単なもの。
それでも、万が一全身麻酔になった場合のために、今夜から絶食の葵です。
普段からあまり食べない葵。
それでもなるべく遅くにと、制限時間ギリギリの19時に、一番好きな砂肝と野菜を食べさせました。
水分は21時までということなので、切ないけれど、時間になって片付けました。
仕方ありません。ゴメンネ。
きっと、「ママがお水を置き忘れた~」 なんて思うんだろうな・・・
夕食前に、 お風呂に入った葵、乾かして、梳かして、乾かして、1時間。
葵も私も疲れてしまい、タオルの上で、ちょっと休憩。まだ、ボサボサです。
ほっぺの長い毛が、まだ乾いていませんね。
ブローを再開し、この後、30分で、全身フワサラになりました。
きれいにしての明日のお出かけが、もっと楽しいところだといいのにね。
先日、友人4人でのランチを楽しみました。
卒業旅行の八丈島に始まり、奥入瀬、北陸、徳之島・・・と、数々の珍道中を重ねてきた仲間です。
個室で、美味しいカニなどむさぼりながら、思い出話にもキリがありません。
当然のことながら、今置かれている立場にも、それぞれ違いがあり、
4ヶ月ぶりの 近況報告やら、グチやら、なにやら・・・
「あのー、お時間が過ぎておりますので・・・」
遠慮がちな声に 時計を見ると、2時間半 経っていました。
デザートにケーキでも、と、大移動
ここでも、フルーツたっぷりの美味しいケーキとハーブティーで、また、2時間半ほど。
笑って、笑って、嘆いて、笑って・・・ 何でこんなに話すことがあるんだろう・・・
また、近いうちに会おうねー。
今日6月13日は、父の命日。もう、10年経ちました。
お花を持って、実家のお仏壇におそなえしてきました。
13回忌は自分が仕切ると言う母、元気で、嬉しいことです。
母は、今夜、カラオケのお友達が来て、5人で歌うのだとか。
父も歌が好きで、上手な人でした。命日に歌声に包まれるなんて、喜ぶでしょうね。
葵は、軽い咳が出たりするので、今日から3日間、ステロイド剤で抑えて、
月曜日に万全の体調で検査に臨めるように準備します。
ステロイド剤の副作用も、3回飲むだけなので、問題ないようです。
今日も、いつもどおり可愛く、元気です。
片隅で、いつの間にか実をつけたブルーベリー。
可愛くて、この緑のままがいいな、なんて思ったりして・・・
先日書いた、もうひとつの心配事・・・ 5月半ばに、葵のお腹に、小さなしこりを見つけました。
下から2番目の乳首の近く。
獣医師の診察を受けたところ、ヒート中で、乳腺全体が腫れた状態なので、
終わったころにまだあるようであれば、その時点で検査するということになりました。
そして9日、針を穿刺しての検査で、乳腺の腫瘍に間違いないことがわかったのです。
願わくは、良性であってほしい。 ただの乳腺腫であってほしい。
それを見極めるためのしこりの摘出生検を、16日にします。
<お散歩のあとで>
検査とはいえ、相手は犬なので、全身麻酔ですることが多いのだそうです。が・・・
「葵は、気管の手術をしているので、検査のための全身麻酔はどうでしょうか?」
との私の質問に、獣医師は、
「私も、この子に関しては、検査に全身麻酔はしたくないのですが・・・
注射やレントゲンはおとなしく受けられるので、局所麻酔でいけるかもしれない。
以前、全身麻酔がかけられないワンちゃんの摘出を、局所でしたことがあります。」 と。
先生との相談で、取りやすいところでもあるし、できれば、局所麻酔で。
ただ、そうすると、全くの覚醒状態ではないにしても、意識があるので、必要以上の恐怖感を与えることになりはしないだろうか・・・
そのときの状況で、どちらにも対応できるようにしていただくということにしました。
どうか、私と同じ病気でありませんように・・・ 自分のときより、ドキドキです。
初めての 自家製花粉 で悩まされた ゴールドクレスト。
とっても元気で、廃棄にするには忍びなかったのですが・・・・
このままでは、来年も再来年もたくさんの花粉を飛ばしそう、ということで、思い切りました。
時間がありそうな夫を捕まえて、刈り込み鋏で バッサバッサ と小さく切って貰い、ゴミ袋に。
ついでに、間延びして色も薄くなってきたパンジーも、お疲れさま、ありがとうと、おしまいに。
そのままの勢いで、二人で園芸店に行き、あれこれ選んで買ってきました。
そして、植え替え、こんな風になりました。
<パイナップルセージ>
パイナップルセージ というだけあって、葉っぱを摘むと、本当にパイナップルの香り。
なんだか2度楽しめる、お得感があります。 花が咲くのも、楽しみです。
風通しもよくなりました。
隣の鉢には、つる性の何を植えたのでしょう・・・
「エ~ッ、こんなところで?」 と思われるようなものの苗を植えてみたのですが、
どうなることか、こちらは、成長してのお楽しみ。
パンジーのあったあとには、落ち着いた色の日々草を。
<日々草> <ヘリオトロープ>
日々草は、パイナップルセージの足元にも植えました。
手間がかからなくて、大好き。
木製のプランター も、衣替え。
ゴールデンクラッカーはそのままに、プリムラをヘリオトロープに替えてみました。
ヘリオトロープは、香水の花という別名が付いていて、甘~い芳香が漂います。
ハーブや花の香りと、大人っぽい色で、少しは爽やかになったでしょうか?
でも・・・・ 植え替え作業は、ちっとも爽やかでなく、汗だくでした。
ついこの間まで、寒い寒いと言っていたのに、これからは、暑い暑いと・・・
人間って、なんてワガママなんでしょうねぇ。
・・・・ずいぶん間を空けてしまいました。
ちょっとした心配事で休んでいる間、毎日、たくさんの方が訪れてくださっていました。
本当にありがとうございました。
気がつけば、6月。
40年来の友人と、上野に出掛けてきました。
本当は、「久し振りに、動物園でも行ってみようかー」ということだったのですが・・・
待ち合わせをした上野駅の公園口改札に、「本日、上野動物園休園」のむなしい貼紙が。
そうなんです。公共施設である 上野動物園 は、月曜日休園。
もちろん、周辺の美術館や博物館も休館。
選りによって、月曜日に来てしまう私たちって・・・
でも、そのお蔭で、上野公園をそぞろ歩きしながら、いろいろな発見がありました。
動物園の正門直前を左に行った所にある、徳川家康を祭った 上野東照宮。
長いこと東京人ですが、そして、上野動物園には何度となく訪れましたが、
隣り合わせの東照宮には、立ち寄ったことがありませんでした。
<上野東照宮・唐門>
日本にひとつという、金箔張りの唐門。左右の門柱には、左甚五郎作の龍が彫られています。
<青銅灯籠> <広島・長崎の火>
参道には、たくさんの石灯籠と、48基の青銅灯籠が並んでいます。
大人の身長よりはるかに大きい青銅の灯籠には、慶安四年という文字が読めました。
同じ境内に、「え?ここに?」と思ったのが、広島・長崎の火。
真ん中の鳩の所に、平和を祈る火が、ゆらゆらと灯っています。
<不忍池から望む弁天堂>
東照宮を出て、美しい濃い緑になった桜並木を右に折れ、不忍池の、 弁天島 へ。
弁天堂 の脇には、ふぐの供養碑、扇塚、鳥塚、などと並んで、めがねの碑なんていうものまで。
動物園に行くと、いつも、不忍池越しに弁天堂の屋根を眺めていましたが、
この島に渡ったことがなく、こんなにたくさんの碑が並んでいるなんて、思いもしませんでした。
そこからとろとろと歩き、不忍通りに出て、中華料理で空腹を満たし、
またとろとろ歩き、お茶をして、時計を見れば、会ってから5時間。
緑に囲まれたくさん歩いたのに、少しも疲れを感じない、友人との何気ない会話。
心配事から開放され、「生きる」という思いに満たされた時間でした。