いよいよ大晦日。
今年も、最後の最後まで、大掃除のやり残し部分と、残してしまった洗濯物との格闘でした。
おせち料理、夕方までに終わらせなければ・・
松の内を 『お節』 に頼っていた一昔前と比べると、コンビニは無休だし、スーパーも2日に初売り。
なので、おせち作りにも、それほど力が入らなくなっています。
それでも、ひと通りは用意しないと、迎えられないのがお正月。
お煮しめを火にかけながら、鯛を焼き、黒豆、きんとん・・・・
伝統も、だんだん薄れていってしまうのでしょうね。
でも、日本の暮らし、伝えるところはしっかり伝えていきたいものですね。
この1年を振り返れば、いろいろなことがあり、私なりの波乱万丈。
落ち込んだりしたことも多々ありました。
その度にいただいた温かいコメントに、力づけられました。
嬉しい時には一緒に喜んでくださり、本当に嬉しかったです。
1年間、どうもありがとうございました。
皆様、どうぞ、良いお年をお迎えください。
日曜日なのに、仕事です。やっと、28日が仕事納め。そして、忘年会。
毎年、アルバイトの冬季賞与を、忘年会の時に支給します。
これで、私の仕事はおしまい。でも、忘年会には、出席しません。
(新年会には顔を出しますよー)
会社の仕事は終わっても、主婦の仕事は、ここからが本番。
と言っても、大掃除をして、お正月のためにお節を用意して・・・ それだけですが。
短期集中の大掃除を始めると、葵の相手もあまりできなくなるので、その前に・・・
<きれいになりました・・・>
そう、今年最後のシャンプー。助けを求めるような目が、笑いを誘います。
ブルブルッと雫を飛ばした後、お風呂場から早く出たがっている葵。
これで、いい匂いで新しい年を迎えられます。
いつもは2時間ほどかかるドライヤーも、軟骨成長中の手首の痛みがあるので、早めの切り上げ。
そうそう、この手首が痛いという “口実”。
これを武器に、サボれる所はサボろうか、などと目論んでいます。
地方によって、新年を迎えるための準備に、大きな違いがあるようですね。
私の住んでいる所は、つまらないほどに何もありませんが、
それぞれの“地方色”というか、伝統が大切に守られているところも多いでしょう。
今日から、年末恒例の 「火の用心」 の見回りが始まりました。
町会の人が打つ拍子木のカンカンという甲高い音が、冷たい空気を貫いて聞こえていました。
可愛い(昔は可愛かった)娘よ、お誕生日 おめでとう!
昨日12月25日は、クリスマスというより、毎年、娘のお誕生日のお祝いでした。
「ケーキは私が」 と言う おばあちゃま にも来てもらえて、
世界中が、娘のために祝福してくれているようなこの日、28歳(ナイショ) になりました。
お姉ちゃんに抱っこされて、主役より主役の顔をした葵、皆が一緒で、嬉しそう。
<おねえちゃん、おめでとう!>
華の 28歳 は、青春真っ只中。“今”を目いっぱい、楽しんでいるようです
本人は、母親のお腹にいたときのことなんか、覚えていないだろうなー(当たり前だけど)。
あなたのお母さんは途中で入院したりして、相当大変だったのよ~、なんて、毎年思います。
でも、母親というのは、授かった我が子が、自分と同じ世界に顔を見せた途端に、
それまでの大変さなどは、全て消えてしまうもの。
来年、新しいことに挑戦するらしい娘に、心からエールを送ります。
もし万が一、苦労をすることになっても、自分で選んだこと。
きっと、大小の山も切り開いていってくれることでしょう。
自分らしく、幸せに、と、常に思い続ける親心。
かつて私が感じたように、嬉しいながらにうっとうしいこともあるでしょうね。
でも、おせっかいも、後々思えば、ありがたいもの。
親子関係が続くうちは、ずーっと、覚悟していてね~
皆さん、素敵なクリスマスをお過ごしでしょうか?
お目々をつむったプーさんと、パッチリお目々のプーさん。
お兄ちゃんからのプレゼント。
モデルの葵は、され放題。いっぱい飾られました。
その葵の尻尾に、軽い皮膚炎のようなものを見つけ、お医者さんへ。
尻尾の付け根には注意していたのに、そのちょっと先(矢印のところ)。
ほんの僅か、かさぶた様になっていました。
診ていただくと、ちょうど脂肪腺の集まっているところで、にきびのようなもの。
歳をとってくると、できやすいのだそうです。
稀に、ひどくなって、断尾しなければいけないケースもあるとか。
同じようなゾーンが、頭から首にかけてと、首に近い背中にもあることを教えていただきました。
<脂肪腺の集中ゾーン> <患部>
これからは、その辺りをよく観察していかないと。いい勉強になりました。
1日2回、頂いてきた薬を塗って、様子を見ます。
何にしても、軽いうちで、良かった~。
<明治座のお稲荷さん> <わたしもみたかったの~>
ほぼ満席の日曜日の昼公演、最前列の真ん中右寄りの席。
明治座は舞台が低く、最前列でも、足元まで見えるので、心配無用。
役者さんの息まで聞こえる席で、母も、おおいに楽しんでくれたようです。
座長の中村玉緒さん、テレビのバラエティに出ているときとは大違い。
姿の美しい、素敵な役者さんです。
熊谷真美さんも、こんなにスタイルの良い人だったんだ、と、驚きでした。
なんて、女優さんの姿ばかりに見とれていたわけではありません。
笑いあり(というか、爆笑でした)、涙ありの舞台、ひとことの台詞も逃さず、観てきましたよ。
途中、30分の休憩で昼食をとる人も多いのですが、私たちは、一切れのバウムクーヘンで我慢。
なぜかというと・・・
遅いランチをフランス料理で、という楽しみを残していたからです。
終演後、お店に着けるのが15時半ころ。
その時間でもランチ大丈夫、という 『パリの朝市』(池袋店) で。
そんなに遅くても、ランチのお客さんが何組かいて、ちょっぴり安心しました。
まずは、シャンパン (テタンジェ・ブリュット・レゼルブ) で乾杯
<前菜> <魚料理> <肉料理>
ミルフィーユ仕立ての前菜には、天使海老というのが使われています。
お魚は、チコ鯛のファルス包み、メインはビーフフィレの網焼き。
コンソメスープに、「美味しいね~」 と、目を細めた母。
パンのお代わりこそしなかったけれど、この日も、母の食欲は健在です。
観てきたばかりの『女の居場所』の話などしながら、ふたり揃って、おソースまで、きれいに頂きました。
デザートになる頃には、空いたテーブルが、ディナー仕様にセットされていました。
<デザートのワゴンサービス>
選んだ3種類のケーキをアイスクリームと盛り合わせたデザートまで、完食。
ランチなのに、終わって外を見たら、夜中のように真っ暗になっていたのには、びっくり!
丸1日、母と過ごした休日でした。
京都へ行ったり、乳癌患者の会に顔を出したり、浮かれた日々を過ごしたツケが回ってきました。
通常業務が放ったらかしの状態だったところに、社員の賞与の支給。
その上、今日(18日)、税理士さんがいらっしゃるというのに、先月分のまとめが終わっていない・・・
今週に入り、怒涛の3日間でした。自業自得・・・
こんな経理、普通の会社だったら、とっくにクビになっているでしょうね。
とにかく、終わらせなくては、と、一心不乱に仕事をしましたよ。
最近では珍しいくらいの集中力でした。
学生の頃の、提出物を間際になってから仕上げる癖が、いまだに抜けていません。
困ったものです。
兎にも角にも、月曜日に賞与も支給し、本日午後、無事、税理士さんとの仕事も終了。やれやれです。
ということで、おつかれさま は、 夫の誘いで、久し振りの 『信ちゃん』 です。
髪振り乱し、血走った目で仕事に没頭していた妻を、
「これは危ない。美味しいものでも食べさせておこう」、とでも思ったのか・・・
<ぎんなん・はつ・ねぎ>
まぁ、理由はどうあれ、美味しく楽しく、を拒む理由はありません。
鰹のたたき、いか団子揚げや、穴子の天ぷら、などを食べながら笑い転げ、
ハタと気付いたのが、「ここは、やきとりやさん・・・」
で、ねぎ(カウンターで食べている人がいたから~)と、ハツを頼んだのでした。
ん~、おいしい!
これで、また、何日か、頑張れるわー。
実は、京都で、可愛い舞妓さんの刺繍のハンカチを、葵に買ってきました。
エプロン用に、です。 でも・・・・・
まだ、葵のエプロンに変身できていません。
<バッグ犬?>
葵は、今日も、こんな窮屈なところで、リラックス??
物があると乗ってしまうのって、ワンコの習性でしょうか?
「ママ、早く、新しいエプロン、ください」
京都の2日目。 良く晴れた、寒さを感じない朝でした。
朝風呂に入り、池に泳ぐ鯉に 「おはよう」 などと言って、朝食に。
食膳に並んだ中で、いちばんは、なんといっても湯豆腐。
<湯豆腐器(本当の名は?)>
炭火を入れて、お湯を張った湯豆腐と、びょーんと伸びた出汁入れの出汁と、両方温める・・
職人さんの腕の見える、効率のよい造り。優れた日本の器です(去年も載せていました)。
美味しく食べ尽くした後で、残りのおねぎが張り付いています・・・
食後、コーヒーを淹れてもらったりして、10時半過ぎの出発。
真っ赤なレンタカーにも、慣れました。
2日目は、京都を何度も訪れた私の方がいくらか詳しいので、案内を。 もちろん、運転は夫です。
京都に来ると必ず参拝する、大好きな 青蓮院。
夫にも好きになって欲しくて、この日、いちばん初めに向かいました。
紅葉には遅い京都の平日。早すぎた去年と同じく、訪れている人が少なく、とても静か。
華頂殿 に座って庭を眺めていると、時間を忘れます。
<築山泉水庭より小御所を望む> <霧島の庭の紅葉>
回遊式庭園に降りて散策していると、鮮やかな“赤”に出会いました
細かくて、真っ赤で、きれいな京都の紅葉に、大好きな青蓮院で会えて、本当に嬉しかった・・・
どうやら、夫も、気に入ってくれた様子でした。
石庭を見せたかった 龍安寺 でも、ゆっくり座って眺めることができました。
出口に向かいながら歩いた 鏡容池 の周りは、冬とはいえ、実に色彩豊か。
真っ赤な 紅葉 と、赤くならずに黄色で散ってしまったという かえで のグラデーション、見事でした。
<もみじ と かえで のグラデーション>
樹上を見上げるより、鮮やかな足元を見て歩く。 これもまた、紅葉狩り。
途中、美味しいお蕎麦屋さんのお座敷で、腹ごしらえ。
お坊さんが、正座でお蕎麦を召し上がっていました。京都では、当たり前の光景なのでしょうね。
おなかが満たされた所で、すぐ近くの 金閣鹿苑寺へ。
<金閣・後ろからの眺め> <昔はお姉さんだった・・>
金閣寺の境内で、熊笹の間に入り込んだ落ち葉を、ていねいに掃きだしている人が。
「写真を撮らせて」 とお願いしたら、あねさん被りを、被りなおしてくださいました。
1泊だけって、やっぱり気ぜわしいけれど、それなりにのんびりできた京都。
次は、訪れたことのないところばかりを巡ってみようかな・・・
京都駅、15時42分発の のぞみ を待っていると、まっ黄色の新幹線がホームに入ってきました。
<ドクター イエロー>
一眼レフでバチバチ撮っている人につられて、思わず写真を撮って、「これ、なんだろう?」
自動販売機の補充をしている人に尋ねたら、「検査用の車両です」 と教えられました。
線路や架線の点検をする 『ドクター イエロー』 というのだそうです。
普通見られないものを見て、なんと幸せな気分の旅の締めくくり。
途中、先に発車した 『ドクター イエロー』 を追い越し、京都に別れを告げました。
「京都、行きたいなぁ。去年はちょっとのずれで、紅葉が始まる前だったし・・・
今なら、まだ残っているところもあるかも・・・」
「来週、ちょっと暇だから、行こうか?」 と、夫の反応。先週の話です。
こんな言葉、逃すはずもなく・・・・
葵 を子供たちに託し、行ってきました、10・11日と、1泊だけの、京都。
のぞみ で着いた京都駅で、レンタカーを借りるときに訊いた『紅葉情報』。
「北の方は、ほとんど落葉してしまいました。でも、南の方は、まだ見られるところも。」
もし、紅葉に出会えたら、儲けもの。まぁ、行ってみましょう。
去年もその前も、ずーっと行っていない、100%落葉しているはずの大原・三千院へ。
<山門> <手入れ中の聚碧園>
30年以上も前に行ったときの記憶を、辿ります。
落葉樹は、全て落ちたあと。
その始末に、庭師さんが忙しそうでした。
三千院の門の前を通り過ぎ、ほんの少し奥に行ったところの、宝泉院。
実は、全く知らずにいて、三千院の近くの喫茶店でお茶をして、聞いたお寺です。
行って、良かった。
もしかしたら、今回の京都で、いちばん落ち着くことのできた場所でした。
<手水鉢> <水琴窟に耳を傾けて>
客殿に入ると、たくさんの法衣を着た若者たちが。
ご住職の法話に真剣に聞き入る彼らと並んで、私たちも一緒に伺いました。
ちょうどひとクラスくらいなので、仏教大学とかの学生さんかと思ったら、修行僧の見学でした。
水琴窟は、細い竹が2本突き出ていて、耳を当てると、綺麗に澄んだ音が。
ずっと聴いていたいのですが、ごらんのように、身を乗り出した体勢がつらい・・・
写真の赤い毛氈のところで、お抹茶をいただきました。
この廊下の天井が、血天井。
自刃した人たちの血が染み込んだ伏見城の床板を張って、供養しているのだそうです。
じっくりの参拝で、外に出たら、4時半過ぎ。
1日目は、この2ヶ所だけにして、ちょっと回り道のドライブをしながら、宿へ向かいました。
宿は、去年と同じ、吉川。
檜のお風呂で、ゆっくり疲れを取って、さぁ、楽しみにしていた夕食です。
<吹き寄せ> <海老芋と穴子>
京の老舗料理旅館。お料理も、器も、どれも最高。
ところどころに、京野菜や湯葉が現れ、楽しませてくれます。
夫婦二人で、池を巡る緑に打ち水をした、美しい庭を眺めながらの、ゆっくりと過ぎていく時間。
こんなに話すことがあったのか、というくらいに、会話が弾みました。
お酒は、去年と同じ、京の四季。
主張しすぎず、次々と運ばれる、どのお料理にも合うお酒です。
あとは寝るだけ、と、夫のビールも、すすみました。
明日はどこに行こうかなどと言いながら、1日が終わりました
86歳の母にも、お歳暮を贈る相手が数人。
日曜日、デパートに行くというので、付き合い、一緒に行ってきました。
番号札を取ったら、40分待ち。
それでも、件数の少ない人ばかりだったのでしょう。
どんどん進み、呼ばれるまでに、30分もかかりませんでした。
母も、リストを持って行ったので、依頼の作業はすぐに終わりました。が・・・
そのリストの中に・・・ わが夫の名前が。
「お母さん、うちには贈ってくれなくても・・」
「いつもお世話になっているし、贈る相手が少なくなっちゃって」
去年も、こんな会話、したなぁ。
母は、私たち夫婦の、唯一元気でいる親です。
私たちからは、お中元・お歳暮と、頭を絞って選んだ品を、持って行きます。
でも、親から子へって・・・ お世話になっているのは、今でも私たちのほうなのに。
何を言っても聞いてくれないので、ありがたく頂戴することにしました。
お歳暮特設会場 を出て、時計を見れば、もう、夕方4時。
日曜日の朝は、それぞれブランチだったし、「早すぎるけど、食事にしようか」
ということで、美濃吉で、「京の冬膳」 というミニ会席を。
食前酒(梅酒)から始まり、前菜小鉢の籠盛り、生麩煮物椀、お刺身(鯛と京湯葉)、
牛ひれ照焼き、南禅寺蒸し、かに御飯、お椀、お漬物。
デザートのヨーグルトゼリーと果物、そして、胡麻のお汁粉。
こう書くと、すごい大食のふたりのようですねー。
<白胡麻のお汁粉>
お汁粉の器の蓋が、本当にまわせる独楽なんですよ。もちろん、母も私も、クルクルしてしまいました。
少しずつ、幾種類ものお料理をゆっくりいただけて、ミニ会席とはいえ、大満足のお食事でした。
母も、最後の御飯を残しただけで、あとは完食。
彼女のすごいところは、消化器系も丈夫だし、歯も丈夫。
元気の素は、こんなところにもあるのですね。
さぁ、あとは、毎年ギリギリになってしまう年賀状。余裕をもって、準備しなくちゃ。
カクテルを飲みに、久し振りに 江古田コンパ へ。
<アオイの涙> <炎のキッス>
情熱的な『炎のキッス』(ウォッカベース)、好きなカクテル です。
『アオイの涙』 は、素敵な(たぶん)女性のお客さまの作品。
ここでは、バーテンダーさんのご指導で、自分の配合で、カクテルを作ることができます。
年1回、その中から優秀な作品が選ばれ、メニューに加えられるのです。
シェイクの仕方も教えていただき、結構、楽しんじゃえます。
私も、ウォッカベースで、2回ほど作ったことがあるけれど、採用されませんでした。
難しい・・・
葵が人間なら、一緒にカウンターに並んで座り、きれいなカクテルを、しみじみと語りたいところです。
5日の 「YAHOO!ニュース」 に、こんな記事 が出ていました。
小倉恒子さん、昨年のあけぼの会に初めて参加させていただいたときに、パネリストとして壇上にいらっしゃいました。
たぶん、壮絶な戦いをされているはずなのに、そんな様子は微塵も感じさせない方。
そのときの参加者は、全員が、元気で明るい、乳がんの再発・転移治療中の人たち。
小倉さんのユーモア溢れるお話から、皆が、生きることへ前向きになれる勇気をもらったはずです。
もちろん、私も。
医療の進歩は、本当にめざましい。
誰もが、小倉さんのような、強くたくましい精神の人ばかりではありません。
私だって、本当は怖かったりもします。
でも、後ろを見て歩くより、これからはじまるかもしれない楽しいことを想い、前を見て歩きましょうよ。
病気の人に限らず、どんな想いで日々を過ごしても、人生、誰にも、限りはあるのです。
だったら、楽しく暮らさないと、損ですもの。
外に出たら、澄んだ空気が冷たすぎて、縮こまるより、却って背筋が伸びました。