Yokoの空

犬とわたしと、ちょっと気になる出来事たち…

円山応挙

2010-11-27 17:14:25 | 鑑賞・観戦

三井記念美術館 で開催中(28日まで)の 「円山応挙-空間の創造」 を、友人と観てきました。

         

重厚な空間に、屏風と襖絵が、多数展示されていました。
国宝、重文が並ぶ、迫力の展覧会、見応えがありました。

虎が暴れ、、松が枝を伸ばし、鶴が遊び、雀が群れて、尾羽自慢の孔雀が餌をついばみ・・・
竹が風に揺らぎ、梅ノ木の枝に雪が積もり、海では波がうねり・・・

襖を提供したお寺はきっと、襖たちが留守の間、間が抜けた感じになっているのだろうな・・・

出口近くの「淀橋両岸図巻」、川の中から見る両岸を描いた、長~い絵巻。
自分が船旅をしているようで、面白かったです。

日本画の大胆な構図が、好きです。
グワッっと描いている画家の姿を思い浮かべるのが、好きです。

とても豊かで大らかな気持ちになって、美術館を後にしました。


喉がカラカラのふたり、美術館のある三井本館とは棟繋がりの三井タワーの千疋屋フルーツパーラーへ。
喉を潤すつもりが、メニューに釣られ、ついこんなものを頼んでしまいました。
季節の、「マロンパフェ」。

    

器の中にも上にも、季節の栗がいっぱい。
応挙で素晴らしい目の保養をした後で、舌もお腹も、満たされました。


生ハムで

2010-11-24 19:14:41 | 献立

美容院に行くたびに、髪が少しずつ短くなっていきます
今回も、もうちょっとスッキリしてもいいかな・・ と、前回よりほんの少し短めにカットしてもらいました。

その美容院でパラパラとめくっていた婦人雑誌に、美味しそうなお料理がいっぱい。
その中で、いちばん簡単そうなのを、、覚えて帰りました。
材料は、冷蔵庫にあるものばかり。
忘れることもないほどの、簡単メニューです。

     

赤いパプリカをすりおろし、温かいご飯に、塩と一緒に混ぜ込みます。
可愛い、ちっちゃなおにぎりにして、生ハムで巻きます。
それだけ。
パプリカの、あのフルーティーな香りで、白ワインに合う、さっぱりとした一品です。

他には、ワインに合わせて、生牡蠣にレモンを絞って、つるん。
ミスマッチかなぁ、の煮物もあり、食卓は、いつも、無国籍。
夫が、いったい何人で食べるんだ、というくらい、山のようなサラダを作ってくれました。 
作ってもらうと、何でも、大盛りになってしまう・・・


そうだ、京都、行こう -3-

2010-11-20 20:04:06 | 旅行・おでかけ

ルビーちゃんに会えた興奮を残したまま、向かった先は、二条駅。
そこから歩いてすぐの、「よし廣」 という、お菓子屋さん。

ここで、上生菓子の、手作り体験です。
まず、配られた箱を開けると、職人さんが作ったお手本と、セットされた材料が。
道具は、このへら1本と、指。

   

後は、手もお盆も消毒。
何にも触れません。なので、工程の写真は、なし。

月曜日なので、少人数。
教えてくださる職人さんの手元が、間近に、よく見えます。

捏ねて、丸めて、平らに延ばし、色を合わせてぼかし、包み、形を整え、ヘラと指で模様付け。
何ということはない、書てしまえば、これだけの工程。
でも・・・ 奥が深い・・・

 

できあがりー。如何でしょう?
最後にお抹茶と、別に用意されたお菓子を頂き、作ったお菓子とお手本は、お土産に。

最後に、職人さんの見事な技を見せていただきました。
手の中で、あっという間にバラや菊の花が出来上がり、参加者一斉に、ため息。

        

終了証をいただいたら、もう、お菓子職人になった気分です。
2時間ほどの体験。今度は、別の季節のお菓子、作ってみたいな。


うす暗くなり始めた中、錦市場に寄り道。ほんの少しの京野菜を買いました。

        

のんびりしていたら、 ヒデッチさんに教えていただいた居酒屋さんに寄る時間もなくなり、京都駅へ。 
駅に入る私たちを、京都タワーが見送ってくれました。

 

駅の地下の京料理のお店に入り、慌しく、それでも、お酒など頼んで、この旅最後の締めくくり。

充実の2日間。新幹線で東京駅に着いたのは、もう夜中。
初めて京都に一緒に行けた葵 、楽しかったねー。また、一緒に行こうね。 
家に帰り着いたら、日が替わっていました。      


そうだ 京都、行こう -2-

2010-11-18 20:17:39 | 旅行・おでかけ

京都ブライトンホテルで目覚めた2日目。
朝食前に、付近の京都御苑や、清明神社を散策・・・ の予定でした。が・・・
前日にたっぷり行動できたおかげで、ぐっすり眠れ・・・ 眠れ過ぎ、早朝散歩は断念。
その代わり、起きてすぐのお風呂でリフレッシュ
このホテルは、大き目の浴槽と、洗い場が使えるバスルーム。
とても気持ちの良いシャワーがついていています。

朝食も、しっかり、美味しく食べられました。

京都駅に荷物を預けて、向かった先は・・・
JRの「そうだ、京都、行こう 」の今秋のキャンペーン寺院 「金戒(こんかい)光明寺」

 

どっしりとした光明寺の山門。今、楼上が特別公開中です。
テレビのコマーシャルに登場している、あのままの姿でした。

  
            <御影堂>                    <紫雲庭園から見た方丈>    
        
重要文化財の吉備観音(千手観音)のお顔が、優しげでした。
虎の間の襖絵、襖が閉まっている時に4頭いた虎が、開けたら3頭になって・・・ 遊び心ですねー。
お庭をぐるっと巡り、参拝終了。


バスと地下鉄で、とっても楽しみにしていた次の目的地へ向かいました。
このあと、すごーく嬉しいことが待っていたのです。

肉球ぺったん」のヒデッチさんが、ルビーちゃんに会う機会を、作ってくださいました。
しかも、ご自宅に呼んでくださったのです。
友人とふたりでお言葉に甘えておじゃましたお宅は、とっても素敵なお住まいでした。

ルビーちゃんと一緒にお出迎えしてくれたのは、なんと、ベルちゃんのお姉ちゃん

ヒデッチさんとも、お姉ちゃんとも、直接お会いするのは、初めて。
なのに、ずーっと前からのお友達に会った、そんな感覚が、新鮮で、不思議でした。

そして、そこにいる本物のルビーちゃんに、テンション上がりまくりです。

 
  <友人にも抱っこ>         <ルビーちゃんの椅子で>          <私にも抱っこ>

ルビーちゃんは、葵の糖尿病の大先輩。この夏に15歳になった、ポメのお嬢ちゃんです。
思ったとおりの優しい笑顔のヒデッチさんには、葵の生前、いろいろなことを教えていただいていました。
とても、心強かったです。

真ん中のルビーちゃんの後ろのテーブルに、少し写っているのは、これでーす。

         
              <ヒデッチさんとベルちゃんのお姉ちゃんにはさまれて>
 
お昼に、と用意してくださった、温か~いチーズフォンデュ。
コリコリのサラダも、とっても美味しかったです。
しっかり、ワインまでいただいちゃいました。

 
    <ヒデッチさんとルビーちゃん>          <ベルのお姉ちゃんとルビーちゃん>

天使になった葵に、素敵な似顔絵を描いてくれたベルちゃんのお姉ちゃん、とっても可愛い人。
ベルちゃんも、葵の四十九日の、ちょうどその日に、亡くなってしまって・・・
お空で、遊んでもらっているかなぁ・・・
  
         

ルビーちゃん、おねむの時間になっても遊んでくれて、ありがとう。また会おうね。

時間になり、名残惜しい気持ちがいっぱいのままのさよならです。
ヒデッチさんとベルちゃんのお姉ちゃんに、お土産まで頂いてしまいました。

とっても楽しい時間を、どうもありがとうございました。


このあと、ちょっとした体験へと、向かいました。


そうだ 京都、行こう -1-

2010-11-16 21:58:08 | 旅行・おでかけ
1泊2日の強行軍です。京都に1泊だけって、初めてです。
でも、2日間丸々使って目いっぱい楽しもうと、東京駅を日曜日早朝発、翌月曜日深夜着。
友人との二人旅。

京都駅についてすぐ、新幹線から嵯峨線に乗り換えて、嵐山まで。友人は、嵐山方面、初めてです。
まず始めに、天龍寺へ。

            

紅葉真っ盛り・・ には、1週間早いそうですが、それでも、赤いところは赤いし、黄色いところは黄色いし。
京都の、小さな赤い葉のもみじ、、大好き。

水に美しく写った木々を、たくさんの観光客が撮影していました。

  
     <参道のもみじ>                     <庫裏>

庫裏の屋根のてっぺんで、大きな鬼瓦が、睨みを利かせています。
最初の写真の曹源池庭園を、ぐるりと巡り、あちこちで写真を撮りながら、美しさを堪能しました。

 
               <渡り廊下の窓>                <お手入れ中>

芝の中に、雑草ひとつ見当たらず、たくさんあるはずの落ち葉も、除かれています。
こういう地道な作業が、広い庭園の美しさを保っているのですね。

ゆっくり見ていたら、もう、お昼。
ガイドブックでチェックしておいた、天龍寺 目の前の 「ぎゃあてい」 で、おばんざいのバイキング。

          

70席のバイキング・・ 少し並びましたが、地下と2階に分かれていて、意外とゆったり。
落ち着いた感じで、美味しいおばんざいを楽しめました。

  
              <ひと皿め>                 <ふた皿め>

お腹が落ち着いたところで、渡月橋のほうにぶらぶら。

        

目的は、ちょうどこの日に行われているはずの 「もみじ祭り」 の見物です。
会場に着いたときに、ちょうどお偉いさんたちのご挨拶。永久に続くのかと思っちゃいました。
ご挨拶の間、神主さんが、身じろぎもせずに座っていらっしゃいました。

  

舟が動き出し、それぞれの船上で、歌や、雅楽の演奏や、踊りや・・・
1艘からは和歌をしたためた扇が川面に流され、それを、他の舟の船頭さんがうまく拾い集めていました。

  

しばし、雅の世界に浸れた気分・・・

        
こんなワンちゃんもいましたよ。
後で聞いたら、あちこちの催し会場に出没するワンちゃんで、会えたのはラッキーなんですって!

もう1ヶ所くらい行こうかー、ということで、タクシーで、化野(あだしの)念仏寺まで。

   

ここまで来ると、渡月橋辺りより上なので、もみじの赤が鮮明です。

 

西院の河原の撮影は、外からだけ。
何百年という月日の間に無縁仏となった人々の、やっと安楽を得られた場所。
静かな空気が流れていました。

京都駅で預けてあった荷物をとって、ホテルにチェックイン。
少しの休憩の後、今後は、私がいちばん行きたかった 「青蓮院門跡」 へ。
夜の特別拝観中。
池泉廻遊式庭園を歩いていくと、最後に行き着くのが、鐘楼の辺り。
地面を覆った青いライトで、幻想的な雰囲気でした。

  

でも明るい時に、本殿にゆっくり座り、お庭を眺めている時間が好き。
次に訪れる時は、やっぱり、明るい時間がいいな、と思いました。

青蓮院を出て、知恩院の脇をつらつらと歩き、八坂神社まで。

    

境内の真ん中にある舞台も、たくさんの提灯に灯りがともり、とてもきれいでした。

                

祇園を散歩。
南座や、歌舞伎発祥の地にある 「出雲の阿国」 の像の前を通り、先斗町へ。

 

素敵な京料理のお店で、1日の疲れを、美味しいお料理で癒します。
眺河(ながめがわ)華」で、夜の鴨川を望みながら、ちょっと落ち着いた大人の時間。

 

最初に、板長さんがご挨拶に。
若くて、しっとりしたイケメンの板長さん。お料理が、期待できます。
(帰り際に、ちゃっかり、一緒のお写真を撮ってもらっちゃいました)

  

イクラの後ろに写っているお酒は、純米吟醸・端麗辛口 「伝匠」。
二人ついてくれた仲居さんもとても感じが良く、いっぱいお相手してくれました。
言葉のやり取りも、お料理の味をさらに上げてくれる、大切な小道具です。

  

のんびり食事をし、時間を見れば、10時を大きく廻っていました。
寒くもなく、気持ちの良い夜風に吹かれながらホテルにたどり着いたのが、11時過ぎ。
携帯についている万歩計を開いて見れば、なんと、驚きの17000歩!

京都の夜まで、しっかり遊んだ1日目でした。

白いたい焼き やっと会った

2010-11-11 20:27:48 | お土産・いただき物

息子が、買って来ました。白いたい焼き。
今更という感がありますが、私には、お初です。
もう、ブームは終わってしまったでしょうか?

     

黒あん、チョコ、カスタード、きゃらめるくり~むの4種。
中のアンが、なんとなーく透けて見えて、何味かが、外から分かります。

これが、巷で評判の「白いたい焼き」かー。
ちょっとオープントースターで焼いて、外をカリッと。
ひとかじりすると、中がもちーっとして・・・ まさに、お餅です。

だいぶ出遅れましたが、なんとか、流行に、ぎりぎりで飛び乗ることができたかなぁ・・・。
美味しかった~。
先日、母の家の掃除機が、なんと、煙を出して、故障!
これは修理よりも買ったほうが絶対良い、ということで、買い換えることに。
早速、母に代わって、夫と、大型家電店に行きました。

軽くて、性能も良くて、値段もお手ごろで、というのを選んで、店員さんに頼んだら・・・
  「こちらに、3ヶ月前にモデルチェンジしたのの旧型が。
   ほとんど外見しか変わっていないので、こちらの方がお得ですよ」
と、少し離れたところにあった掃除機を、選んでくれたのです。
なんと、サイクロンの掃除機が、旧型というだけで、半額近くになっていたのです。

さすが、“家電製品アドバイザー” というだけあって、頼りになります。
母にも喜ばれ、いいお買い物ができました。


ボタニカルアート

2010-11-09 16:08:22 | 鑑賞・観戦

友人とお出掛けは、芸術の秋に相応しく、埼玉県立近代美術館。
「埼玉植物画(ボタニカルアート)の会 作品展」
彼女の妹さんが出品しているというので、観に行きました。

          

写真より精巧な、103点の植物画。
「あぁ、こうなっているんだ」 本物を見るより、その植物の細部がよく分かります。
植物図鑑などに載っている画が、ボタニカルアートなのだそうです。 なるほど・・・

知っているつもりの植物も、ずいぶんいい加減な覚え方をしているのが、よく分かりました。
花だったり、葉だったり、実だったり、本当に、ため息が出るほど精巧です。
気合いのこもった作品の数々、大小それぞれ、何ヶ月もかかったものだそうです。
落ち着いた気持ちで花々と向き合い、じっくりと描かれた作品たち。
同じ題材のものもいくつかありましたが、作者によって視点の違いが出ていました。

久し振りに素敵なものを観て、いい目の保養になりました。

美術館の辺りは広い公園になっていて、犬と一緒の人や親子連れが、のんびりお散歩。
秋晴れの光に、てっぺんだけ紅葉しかけている木々が、輝いていました。

娘は、徐々に、普段通りの生活に戻りつつあります。


不完全復帰

2010-11-05 20:23:59 | 日記

驚愕の娘の事故から、12日が経ちました。
たくさんの方から温かいお見舞いのコメントを頂き、本当にありがとうございました。

その瞬間、ほんの少しのタイミングのずれで、どうなっていたか・・・
ヘルメットが飛んでいたら、どうなっていたか・・・

救急車を呼んでくださった方、搬送してくださった救急隊員の方、ドクター、看護士さん、
ローテーションを組み変えて、娘のクラスを代わりに教えてくれている、お教室のお仲間、
いつもお世話になっている先生方、いっぱい心配してくれた生徒さんたち、
たくさんの方にご迷惑をおかけし、ご心配いただき、お世話になりました。
改めて、感謝の念でいっぱいです。

何かあったら、自分のことだけでは済まないのだということに、改めて気がついたことでしょう。

先日の脳外科の検査で、頭は大丈夫。
眼科では、白目の赤いのは、怪我から3週間ほどで、自然に消えていくということでした。
頭の痛みも薄れ、顔面のアザも、青かったのが黄色くなってきました。
擦過傷のカサブタが取れ始め、たぶん、痕は残らないでしょう。
そんなに硬いものでなければ、普通に食べられます。

これだけの怪我ですんで、本当に運の良い娘です。
完全に復帰できるのは、ドクターから許可の出た、11月15日以降。

1日を25時間にも28時間にも使っていた娘には、家で何もしないでいる毎日が、どんなに退屈なことか。
15日まで我慢できずに、1昨日、バレエのスタジオに「顔を出すだけ」と、車で出かけました。

その場の雰囲気で、体が動きたくてウズウズしてしまいそうですが、もう少しの我慢。
自分で踊るのはもちろん、教えるのもどうしても動いてしまうので、NGです。
お仲間に、あと10日間だけ甘えさせていただいて、しっかり養生させていただきましょう。


カボチャの煮物の残りで、暇な娘が、冷たいスープを作りました。

   

和の煮物が、洋の美味しいスープになりました。


事故、本当に怖いです。一瞬のことです。
車に乗る人、バイクの人、自転車の人、そして、歩行者だって・・・

都会に住んでいると、日常的に聞こえるサイレンの音。
今までは聞き流していられた救急車のサイレンに、ドキッとするようになりました。