1ヶ月のご無沙汰でした。
コメントへのお返事もせず、更新もしないでいたら、もう、8月が終わろうとしています。
ご心配いただいた方々、本当にありがとうございます。
骨折の治療の間、今まで行ってきた骨転移のための治療を中断。
そのことへの不安が徐々に大きくなり、なんだか気分が沈んでいました。
お散歩もしなくなった私を見て、夫が、外に連れ出してくれました。
遠くから、何十回と見てきた富士山
青木ケ原の樹海にほんの一歩踏み込んだところの富岳風穴に、たった1度行ったことがあるだけ。
「日本人なのに、日本一の富士山を肌で感じたことがないなぁ・・・」
という私の言葉を聞いていた夫が、「車で登れる五合目まで行こう」と、連れて行ってくれたのです。
一合目、二合目・・・と、雲の中を通り抜けて行き着いた、富士山五合目。
ちょっと、思い描いていた風景とは、違うなぁ。
第一印象は、地方の大きな駅前。
山小屋風の建物があるのかと思っていたのに、あるのはどれも、しっかりした“ビル”。
お土産やさんは、五合目見学のツアーのバスがつくたびに、大混雑。
杖をついている身としては、ちょっぴり、恐怖でした。
時々晴れ間があり、頂上が見えそうになるものの、すぐに次の雲が隠してしまいます。
しばらく眺めていましたが、残念ながら、頂上は見ることができませんでした。
「リハビリ」 とあちこちウロウロし、遅い昼食をとり、そろそろ帰ろうか、という頃に、この人混み。
ここから富士登山に出かける人たちです。
ガイドさんの旗について歩く集団あり、家族らしい数人連れあり、サークルらしき集まりあり。
多分、八合目で一泊し、朝に登頂するのでしょう。
ここは新宿か? というほどの人混みでした。
五合目とはいえ、標高2300メートル以上。風の強さも相当なものなのでしょう。
同じ方向からの風にさらされた木の枝がこんなふうになっていました。
人でいっぱいのお土産やさんで見つけた、可愛いキャラメル。
ほうとうやお漬物と一緒に、買って帰りました。
気持ちが元気でないと、良くなるものも良くならない・・・
初めは渋っていた私でしたが、誘いに乗って出かけてよかったー。
五合目とはいえ、初富士山を経験させてくれた夫に、感謝です。
つかまるところがいっぱいの家の中では、杖を放して歩けるようになりました。
でも・・・ 庇ってしまっているのか、どうしても体が左右に揺れてしまいます。
そんなこんなで弱気になっていたけれど、残りの人生を楽しむためには、グズグズしていられません。
早く治して、楽しいこと、いっぱいしなくては。