アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

秋色に染まった魅力的な弘南鉄道

2021-11-03 19:00:00 | 鉄道写真(私鉄)

さて前出の続きとして、今回の東北路の成果を掲載しておく。

今回の旅で初めて撮影した弘南鉄道の私鉄電車たち。アントン自身不勉強で、いまだどんな鉄道で、どこをどう走っているかも定まらないでいる状況であるが、そこで目にした懐かしい電車に一気に引き込まれてしまった。元東急7000形のことで、優秀な電車であることから全国各地で引退後も走っていることは、知識としてはわかっていたが、やはりこうして、ある程度時間をかけてカメラを向けていると、毎日乗車していた青春の日々が蘇ってくるように思えてしまったのだ。

小さな路線ながら、こうして目を向けると見どころは無数にありそうで、今後の東北行脚が楽しく魅力的に思えてきた。長年の鉄道撮影の中でも、新しい発見に心ときめく瞬間は楽しいし希望に繋がっていく。今回の一番の収穫は、そんな新たな想いなのかもしれない。

掲載写真は、岩木山を間近に見ながらコトコトと走る大鰐線のローカル電車。まだ東急池上線そのものの外観で姿を現わした時、旧友に偶然会ったような錯覚になり、俄然やる気が出てきてしまった。天気予報が晴れから下り坂になり残念だったが、津軽富士とも呼ばれる岩木山を絡めて、この顔を収められたことに満足して帰路に就くことが出来たのだった。同行した行動力抜群の友人にも感謝しながら、今回の行脚を振り返っているところである・・

2021-10       弘南鉄道 大鰐線  7033F         石川付近にて

 


ナナゴ王国東北路~ED75 700

2021-11-02 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

秋色を求めて東北路を廻ってきた・・・

毎年何かしら絡めて、この時期東北を廻っているが、昔に比べて写真のテーマが移り変わったことに自分自身気づいた。機関車の機番を追って遠征することも、それはそれで楽しいが、やはり長い目で見た場合、より心に残る画像は、その土地で出会った風景の方であり、大好きな鉄道車両が絡められれば、さらに自分的価値が上がってくる。今回週末のほんのひと時だったが、日常を忘れ、大いにリフレッシュできて戻ってこられたと思っている。主に岩手、青森、秋田と廻ってきたが、紅葉の色づきもまずまずで、青空のもとカメラを向けられたことにまずは感謝したい。先月は、長野で、懐かしい東急電車に再会してきたが、今回も弘南鉄道で、これまた昔よく乗車した元東急7000形に出会い、新たな魅力の発見となった。

さて掲載写真は、今回分が間に合わず、また古いものでご勘弁。やはり今回もお邪魔した奥羽本線鶴ヶ坂で撮影した急行列車「きたぐに」を貼っておく。この時は、北海道に渡る前座として、青函連絡船に乗る前の時間調整で夕方奥羽線に訪れ撮影した。大釈迦までの道のりは歩くことなく、時間的にも厳しかったのか、駅撮りで済ませてしまった若き時代。カーブをゆっくりやってきたのは、大阪行きの急行「きたぐに」だった。この時代、奥羽線の電機は、ED75の700番台に統一され、特急からローカル貨物まで全てナナゴの天下だったが、当時の最新型の700番台は、アントンKには、本来東北スジのナナゴと比べて少しばかりの違和感を感じたことを思い出した。同じED75でも、印象は大分違っていたのだ。顔立ちはすっきりすまし顔であり、塩害対策でガイシが緑色をしていたのが印象的。後年海峡線用にED79へと改造される機番があったことから、やはりこれがナナゴの完成形ということなのだろう。編成後部のスロ54が急行列車であることを主張している。

1978-08-22       502ㇾ  ED75 756   急行「きたぐに」      奥羽本線:鶴ヶ坂にて