アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

思いもよらぬ列車に興奮~特急「北星」

2019-01-27 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

気象状況や突然の事故や災害等で、列車ダイヤが大幅に乱れ、通常では撮影できない列車を撮影できてしまうケースに案外遭遇する。それは現在でも変わらない事だが、昔に比較して危機管理体制が整っている現状では、かなりその頻度も減少しているかもしれない。

掲載写真は、大幅遅延で上ってきた特急「北星」。宇都宮区の大窓機EF5865号機が牽いている。当日は、そんな列車が来るとは思いもせず、ただ闇雲にEF57の走行写真を狙いにここ栗橋の大カーブに腰を据えていた。遠方の踏切が鳴り、ゴハチのあとに美しい20系客車が見えた時は、興奮を隠しきれなかった。一瞬何の列車か分からず、通過する列車を見送って初めて遅れの「北星」と理解した次第。今だったら事前に、いやもう前日から遅延情報を得ていて、それに備えて行動することが出来るのだろう。機関車の機番は全て把握して、自分の予定を決められる現状。とても時間を有効的に使うことができ、とても効率が良いが、この時のように、何も知らず、突然降りかかった幸運への感情と感謝の気持ちは忘れようもない。どこか懐かしくも感じてしまう想いでもある。昔は思いもしない収穫は、鉄チャンの醍醐味の一つだったのだ。

1976-08-17     遅32ㇾ  EF5865 特急「北星」    東北本線:栗橋-古河



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