これはどうだ。カンバンが上手く描けると、その日のイベントは半分成功したという確信のようなものが得られるのかも……。
ボクはE.G.P.P.100の会場である「大久保水族館」に着くと、まずとりかかるのがその日のテーマを大書したカンバンである。カンバンといっても、「水族館」へ降りる階段の脇に掲げるライブハウスの「今日の出演者」というアレである。「水族館」のカンバンはB4もないような小さなホワイトボードである。だから、描かれたものはその日かぎり消される運命にある。
テーマを書いた後、ボクはそこにイラストを付けている。5日のテーマは「ダザイ断罪!生誕100年」だったからダザイオサムの有名な頬杖ついた肖像を描いた。田村茂が撮ったその有名な写真は、ダザイのアイドルであった芥川龍之介の頬杖したポーズを真似たもので、左繭と目尻の少し垂れたダザイは自分の右側の半顔に自信があったらしく、右側から写真を撮られるのを好んだ。
ホワイトボードであるから描くペンはマーカーである。「水族館」のチビたマーカーでは上手く掛けないことがわかってから、ボクはマイ・マーカーを持参している。わずか三色しか使わないのだが、この日のカンバンはまた思い入れの入ったものになった。
では、御覧いただこう。これだ。1(ワン)、2(ツー)、3(スリー)……(笑)。
ボクはE.G.P.P.100の会場である「大久保水族館」に着くと、まずとりかかるのがその日のテーマを大書したカンバンである。カンバンといっても、「水族館」へ降りる階段の脇に掲げるライブハウスの「今日の出演者」というアレである。「水族館」のカンバンはB4もないような小さなホワイトボードである。だから、描かれたものはその日かぎり消される運命にある。
テーマを書いた後、ボクはそこにイラストを付けている。5日のテーマは「ダザイ断罪!生誕100年」だったからダザイオサムの有名な頬杖ついた肖像を描いた。田村茂が撮ったその有名な写真は、ダザイのアイドルであった芥川龍之介の頬杖したポーズを真似たもので、左繭と目尻の少し垂れたダザイは自分の右側の半顔に自信があったらしく、右側から写真を撮られるのを好んだ。
ホワイトボードであるから描くペンはマーカーである。「水族館」のチビたマーカーでは上手く掛けないことがわかってから、ボクはマイ・マーカーを持参している。わずか三色しか使わないのだが、この日のカンバンはまた思い入れの入ったものになった。
では、御覧いただこう。これだ。1(ワン)、2(ツー)、3(スリー)……(笑)。