風雅遁走!(ふうがとんそう)

引っ越し版!フーガは遁走曲と訳される。いったい何処へ逃げると言うのか? また、風雅は詩歌の道のことであるという。

E.G.P.P.100/Step54「マスの内」レポート

2006-01-08 00:55:57 | 曲水の宴/う・た・げ
Step54_rika「マスの内/一生一代、表現はマスターベーションだ!」というテーマではじまった2006年最初のE.G.P.P.100、いや想定通りの「新年会」と化していました(笑)。
いつもMC、司会をする時は一切酒を口にしないボクが最初から日本酒をガンガン飛ばしていたし、途中で酔っぱらってきたことも自覚してました。「松の内」まだお屠蘇気分で今回は臨みましたのココロ。
「松の内」を「マスの内」と読み替えての大脱線大会です。

エントリーは以下の方々でした。あ、この日は表現の垣根もですが、エントリー者とオーディエンスの垣根も取り外したため全員強制エントリーでマイク前で何かを喋るというやりかたでしたのココロ。

1.13号倉庫さん/2.タケウチさん/3.北村コウセイさん/4.Bambiさん/5.エナメルポリスさん/6.ココナツさん/7.PARAさん/8.おもとなほさん/9.リバーズクラウンさん/10.さいとうりかさん/11.小堀イチエンさん/12.KUSSYさん/そしてゲストの高橋よしあき。

いや、凄かったです。こんなジョークみたいなテーマ設定にみなさんマジに対応してくれました。なんと言うか、最初から話はディープになり13号倉庫さんとのかけあいはまるでどこかの映画祭のトークイベントみたいだったし、さいとうりかさんに喧嘩をふっかけられながらのトークはボクも乗ってきて場は白熱し、まるで「LOFT PLUS ONE」でのトークバトルみたいになっちゃいました(笑)。

ピックアップして紹介します。冒頭でボクがポエトリーでマスをかいて果てたあと(!)、昨年、E.G.P.P.皆勤賞だった13号倉庫さんの話。その後は、その友人でもあるタケウチさんのトークでした。タケウチさんは30年来のつきあいだという13号倉庫さんとの三畳間コミューンみたいな共同生活の話や、縁のある女性は北海道出身のひとばかりで、北の女性は情も深く優しいと言うフカ~~い話で若者には非常にためになる話しをしてました(笑)。

先月のエントリーでボクが思わず北村イエスと名付けた(イエス!)、北村コウセイさんはこの日は「ワッハハ本舗」で宿題として出される「この一年の不幸の履歴」でした。そして、やおら懐からホルマリン漬けにされた手術で削りとられた自分の腰痛の原因だったヘルニアの軟骨をみなに回し出すのです。会場から「食え、食え! 喰始(たべはじめ)!」との合掌が巻き上がりますが、本人はきっぱりと拒絶いたしました(爆笑)。

Bambiさんは2012年にマヤ暦の終わりとともに訪れるかもと言われている人類のアセンションの話し(第2部は来月に続きます)、以前池袋のE.G.P.P.へ覗きに来たことがあるというエナメルポリスさんは、どうやらハードゲイの芸を目指しているらしいのですが、打ち込みの音楽はなかなか楽しいものでした(友人の作曲らしい)。

1年ぶり登場のココナツは(望年会には参加してくれましたが)、ゆるやかなトロピカルムードのオリジナル曲を2曲歌ってくれる。

PARAさんは、「二代目市川商店」の宣言を読み上げる。きっとこの日の「表現はマスターベーション!」のコンセプトは「二代目市川商店」(MIXI内にコミュがあります)にも受け継がれていくでありましょう。

おもとさんは、軽くあいさつ(次回に期待!)、リバースクラウンさんは、今回は干支にちなんだのか犬のフィギュアを発掘して紹介したので、ボクはその犬のフィギュアに「八房(やつふさ)」と名付けました(笑)。天野ひかりさんが今回えらんだテキストはあの東方力丸と同じコミック読みでした(東方力丸は井の頭公園などでコミック読みをやっている大道芸人)。

さいとうりかさんには、マスかきに来たんだから早く呼び出せよと叱られました。なにしろ監督はもうかなりの酔っぱらい状態でこの後、吐いてました(笑)。しかし、熱いたましいを持った面白い女性です。

オープンマイクのトリはまたもやウクレレかかえた小堀イチエンさんでしたが、この日は新年会乗りにあてられたのか歌詞を忘れる場面が多々ありました。

ゲストの高橋よしあきが歌い出した頃に、『オン・ザ・ロード・アゲイン』の本を書いたKUSSY(久信田浩之さん)が出版社との校閲、打ち合わせの中を駆けつけてくれ(ありがとう!)よしあきの「JUSTICE」のコード進行で自作の詩を読んでもらいました。
よしあきの熱唱に元気をもらってこの日の「マスの内」はこうして無事に終わったのでした。
若干、帰宅難民がでたようですが、事務局は関知いたしません(ボクもヤバかった!(笑))。

次回は2月3日(金)。ゲストは「花&フェノミナン」です! 御期待下さい! またもや、大騒ぎになること必至です!

(写真_2)さいとうりかさん(「寅蔵と会った日」の監督。作品はこの22、23日に野方区民ホールで上映)とのトークはまるで「LOFT PLUS ONE」でのトークバトルの様相になりました(笑)。