川俣町での2日目は、現地研修として川俣町内の視察を行ないました。
最初は飯館村と境を接する山間部の山木屋地区。
ここは福島第一原発事故による放射能汚染で避難地区になっています。
現在、国直轄で除染作業が行なわれており、今年中に作業を終える予定だそうです。
初めて除染作業を目のあたりにしましたが、胸が締め付けられるような光景でした。
除染が終わっても、帰る人が三分の一、帰らない人が三分の一、決めかねている人が三分の一いるそうです。
改めて原発事故の罪深さを実感しました。
通いながらトルコキキョウを栽培しているハウスを見学しました。
ようやく風評被害から脱して通常の市場出荷が出来ているそうです。
川俣町は古くからの絹織物の産地で、最盛期は300軒以上の機屋があったそうですが、安い外国産に押されて現在は30軒足らずになったそうです。
齊栄織物を見学して齋藤社長からお話を聞きましたが、世界一薄い先染シルク、フェアリーフェザーという製品で、ものづくり大賞で「内閣総理大臣賞」を受賞し、高い技術力が評価されているそうです。
これで2日間の日程を終え、来年は宮城県丸森町で総会が行なわれます。