今日は県健康福祉部の幹部の皆さんが役場を訪れ、自殺予防対策について意見交換を行ないました。
初めに、進藤健康福祉部長が佐竹知事からのメッセージを読み上げ、伝達をいただきました。
かつては年間500人以上の方が自殺で亡くなり、秋田県は20年以上全国ワーストを記録していました。
その後、民・学・官が連携して自殺予防に取り組んだ成果が表れ、昨年は年間270人と初めてワーストを脱却しました。
しかし、今年に入ってまた自殺する人の数が増えており、6月末現在で昨年同期を17人上回る数で推移しています。
年代別では20歳台、50歳台、80歳以上の高齢者が増えており、その理由も健康問題や経済問題、理由不詳など多岐にわたります。
羽後町でも、平成18年に11人の方が亡くなり全県ワーストを記録しましたが、その後一桁台に落ち着いており、昨年は4人と全県の自殺率を下回りました。
しかし今年に入って半年で5人と、昨年を大きく上回るペースで増えており、危機感を持っています。
今日は、傾聴ボランティア「羽後こころの和の会(佐藤はま子会長)」の代表者や、若者サポート事業の「てらすはうす」を運営している町社会福祉協議会の小林さんなどにも参加してもらい、県の担当者と様々な意見交換を行ないました。
自殺には様々な理由があり、対策もなかなか難しいものがありますが、今後も粘り強く啓蒙活動を続ける必要性を改めて確認しあいました。