今日から2泊3日で東京出張です。来年度予算に向けて県町村会の中央要望活動です。
昨日の県内は、横手市で38.1度、湯沢市で36.8度と異常な暑さで、町内でも熱中症と見られる症状で高齢の女性が亡くなっています。
今日の課所長会議でも、熱中症予防と渇水対策に万全を期すように指示しました。
さて、今日は久々に全国町村会が毎週発行している「町村週報」の記事から「多忙すぎる首長たち」という記事をご紹介します。
木佐 茂男九州大学大学院教授のコラムで、わが国の自治体首長など幹部は諸外国に比べてあまりに多忙で異常な水準にある、と日本の現状を憂えていました。
あらゆる公務、政務、諸行事に出席を求められ、ゆったりと学習の時間が与えられないと記されています。
その原因は、首長が再選のために常に有権者、支持団体に顔を見せておかなければならないこと。
首長を呼んでこないと恥をかくと考える行事責任者や諸団体。
結局、一人ひとりの大人が政治的能力を身につけることを阻止してきた政治の状況が、首長らを多忙にし、首長自身の健康、プライベートな生活、例えば家族だけでする地元での食事の機会さえ奪う。
有権者や様々な組織、団体は、首長や副首長が十分に思考できる時間や環境を確保できるよう支えなければ、先の展望はないと考えるべきではないか、と警鐘を鳴らしています。
たしかにそのような現状であり、我々がゆっくり休養したり、読書したり、思考する時間は出張先への移動の時間が唯一と言っても過言ではない激務であることを、この職について初めてわかったことです。
今日からの3日間は、その意味で貴重な時間となります。