夏への準備

昔は、何の準備もなく夏を待っていたのですが、今では準備なしでは到底夏を迎えることが出来なくなりました。
夏への準備、それは、お水をたくさん体に貯めることです。
「これでもか。」というほどお水を飲んでおくことが大切なのです。
これは、ある年齢にさしかかった時、「やたら、疲れやすいなぁ。」と、思うようになりました。
その時、お水をたらふく飲むと、元気が出てきたのです。

だんだん、年と共に体の貯水タンクに貯めれる水の量が減ってきました。
昔は、何もしなくても勝手にタンクの中は水で満たされていたのですが、そういう力がどんどん衰えてきたようです。
いつものようにお水を飲んでいては、干からびてしまうような感覚に陥ります。
私の夏の始まりは、まずこの貯水タンクにお水をナミナミにしておくことが大切なんです。
そうすると、ひと夏を乗り切れることになります。
母に、「そんなにお水を飲むと、体に悪いわよ。」と、制限されるのですが、お水を飲まない方が調子が出ず、いつも干からびた感覚で過ごすことになりました。
まあ、お水なんて、そんなに高い飲み物ではありません。
だから、困ることも無いのです。
傍から見る分には、「こいつは、大丈夫か。」と、心配されるのです。

気温が上がりだしたここ数日、「きた。きた。きた。」と、夏の存在を確認しました。
確認と同時に体が水分を欲しがります。
この時、大量に水を飲むにも関わらず、おしっこの量はそれほどでもないのです。
体のどこかに保存されることになっているようです。
私の夏は始まったばかりです。