可愛い花

昨日、両親が、「そろそろ買い物に行こうか。」と、車を走らせ出かけていきました。
用事のない私はお留守番です。
日頃、ずっと家に居る両親がいない間は、結構、一人が快適で羽を伸ばしたりします。

夕方ごろ、帰ってきた両親は、玄関に荷物を置きっぱなしです。
中を見ると、「ホテイアオイ」と、庭先に植える小さな花々を買ってきました。
ホテイアオイは、メダカの水がめに入れてあげました。
あとの小さな花々は、今までチューリップを植えていた庭先に植えるようです。
父は、去年の夏に植えていた名前も知らない綺麗な葉っぱだけの植物が好きみたいで、今回も2苗ほど買ってありました。
そのほかは、日日草です。
結構、可愛い花で、お庭がにぎわうようです。

「いつ、植えるのかなぁ。」と、思っていたら、今日、重い腰を上げて、今まで咲いていたチューリップを掘り返し球根を取り除くようです。
「ガーデニングなんか、女のすることだ。」と、言っていた父ですが、本当は自分がしたかったに違いありません。

家の近所に貸農園があるんですが、どうも、そこで、父が通っている病院の看護婦さんが野菜を作っていて、「〇〇さんもしたらいいのに。」と、父を誘っていると、母に聞きました。
母は、「私は絶対に手伝わないけどね。」と、邪魔くさそうに言います。
なんでもちょいかじりの父は、少しは心が傾いているようですが。

うちの家系は、なんでも極めることが出来ない体質のものばかりです。
ちっちゃな庭で、雑草のような花を植えているぐらいでちょうどいいのです。