夜、寝付こうと布団の中で、ゴロゴロしていたんですけど、急に胸が苦しくなって、動悸がしてくるのです。
「やべぇなぁ。」と、両親を起こすこともせずに、部屋を出て、階下の血圧計を探しました。
まあ、血圧は毎朝測っているので、手慣れた感じで操作はできるんですが。
胸のドキドキで、不整脈が出ているのかも。と、恐怖におびえながら測ったんですけど、ちょっと血圧が高かっただけで、脈拍は正常でした。
「一体何があったのか。」と、また部屋に戻り、真っ暗な天井を見ていたんですけど、一向に眠気がきません。
こりゃあ、アカンわ。と、睡眠導入剤を飲むことに。
そのごそごそした雰囲気で父が目を覚まし、「体の調子が悪いんか?」と、聞いてきます。
脈拍も正常だし、問題ないから、「眠れない。」の一言を言って、薬を飲みに洗面所に行きます。
結局、それから数分が経ち、「眠れんわぁ。」と、思いながらも、いつしか眠っていたみたいで、朝がきました。
緊張してのドキドキはよくあるけど、動悸のドキドキは初めてです。
朝起きたからいいものの、朝になって冷たくなっていては元もこうもありません。
歳を召された方が、「今日も生きていた。」と、安心する心配も、私には、もうすぐなのかもしれません。
夜中の急変は、ちょっと怖いものがあります。
なんとかせにゃならんなぁ。と思うこともできず、「今日も生きていた。」と、喜ぶ毎日がいいんではないでしょうか。