お掃除に邁進する私は、「どこに汚れがあるんだ~。」と、夜な夜な子供を脅かす「泣く子はいねぇか~。」のなまはげのように汚れを探す毎日です。
拭き掃除するペーパーが真っ黒に汚れると、なぜか「やったぞ~。」という変な達成感すら沸いてくるのです。
だんだん汚れが無くなってくると、「これでもか。」というくらい隅っこまでほじくりだす汚れを追いつめるデカのごとく、ことごとく目を皿のようにして汚れを探します。
「ほんと、うちの家って、こんなに汚れていたんだ。」と、びっくりするくらい真っ黒なペーパーに感動すら沸いてきます。
まあ、綺麗に家に住んでいると、気持ちまですがすがしいのです。
これで、母に、「あなたの部屋に行くと、靴下が汚れる。」と、言われるのは無くなりました。
まあ、私の靴下もきれいなままなので、問題はありません。
しかし、私は汚れを探しているのです。
達成感が欲しくて、うずうずします。
このうずうずをもっとほかに利用する手はないわけでもないのですが、私はあっちこっちに手を出すことができない性分なんです。
「あれも、これも。」という欲ばった気持ちはありません。
とにかく、今はお掃除に専念し、いい汗をかくことが気持ちいいのです。