私の所属している写真クラブに、パーキンソン病を患ったおじさんがいます。
その病気を患った最初の方は、気軽に「パーキンソン田中です。」と、いろいろな人に自己紹介しながら、楽しそうにしていたんですけど、だんだん滑舌が悪くなってきて、「症状がすすんでしまったのか。」と、かわいそうになってきました。
昔、パーキンソン病と言うと、自分の意図することが出来なくなって、見当違いのことをする。という風に聞いていました。
それを勝手に、「電話をかけようとして、電卓を叩いてしまう。厄介な病気かも。」と思っていました。
私が考えていたのは、ただの慌てん坊の人をイメージしていたのです。
映画俳優のマイケル・J・フォックスさんもパーキンソン病であるって、ある記者会見を見ていて、「これは、かなり辛そうだなぁ」と、思いました。
そういうことが、写真クラブのおじさんにも、もうすぐ来るのです。
もう最近は、すっかり大人しくなって、自分の利かなくなった体を労わりながらのクラブの出席です。
人って、どんな病気になるか、全くわからないのです。
今は、元気にしている私にも、いずれ、何かしらの病気が待っているかもしれません。
そのとき、自分は、それを受け入れて生活できるでしょうか。
予防のできる病気くらいは、完全にシャットアウトできるように、今から考え時です。