おはようございます。
2022年3月21日(月曜日)、気温6℃の曇り空の朝です。
本日は、二十四節気の「
春分」です。春分の日は、昼と夜の長さがほぼ同じとなり、春分の日を中日とした7日間が春の彼岸で、「
暑さ寒さも彼岸まで」というように、いよいよ春本番です。
年始から80日目に当たり、年末まであと285日です。
本日の誕生花は
マンサクです。マンサクは冬の名残のある野山などで、木々の芽吹きも始まらない季節に、黄色の花を咲かせ、いち早く春の訪れを告げる花木です。花がよく咲けば豊作、花が少なければ不作など、稲の作柄を占う植物として古くから人との深いつながりをもっていました。そこから満作の名がついたとも、開花期が早いことから「まず咲く」や「真っ先」が変化したともいわれています。
落葉期に咲くため、小さいながらも花がよく目立ちます。美しい紅葉も楽しめ(10月中旬から11月)、水平に伸びる枝には整然とした美しさがあります。
「マンサク(万作・満作)」の花言葉は、「ひらめき」「神秘」です。
本日は、
アイルトン・セナ・ダ・シルバ(Ayrton Senna da Silva)の誕生日です(1960年3月21日 - 1994年5月1日)。セナは、ブラジルのレーシング・ドライバー。F1世界選手権において、1988年・1990年・1991年と、計3度ワールドチャンピオンを獲得した。
F1 GP/T SQUARE TRUTH
【音量注意】ピエール も憧れた、セナのマシン! これがホンダミュージックだ
防災グッズはそもそも何が必要なのかわからないのはイメージが湧いていないからですよね?
しかも、防災グッズは「もしも」を考えて揃えていかなければならないため、実際に被災した経験が無いと思いつかない事だらけです。また、思いついたとしても「もしも」が膨らみすぎてあれもこれもとリストが増えていく一方です。これでは置く場所の確保や実際に持ち出すのが難しいし、かかるお金も膨大で現実的には無理です。そこで、備えるべき防災グッズを3段階に分けて整理しました。
0次の備え 外出先での被災を想定して常に持ち歩く物 携帯品
2022/0319のブログ1次の備え 命を守るために必要な物 非常用持ち出し袋
2022/0320のブログ2次の備え 生き延びるために必要な物 避難用持ち出し袋
本日2-3. 2次の備え
2次の備えは命の安全が確保された後、生き延びるための物です。
水道、電気、ガスといったライフラインが機能していない場合や、生活用品が手に入らない状況を想定して用意します。
また、避難生活を過ごす場所を避難所と自宅の2パターンに分け、1週間分を備えておきましょう。以前は3日分の備えが必要とされていました。
しかし、東日本大震災を受け、大規模災害の場合は発生から1週間は消防・自衛隊・行政による生き延びた方への支援が開始できない可能性があると見直しがされました。
そのため、大規模災害発生後に自力で生き延びられるように最低でも1週間分の備蓄が必要です。
避難所で過ごす場合
2次の備えの持ち出しは安全の確保ができている余裕のある時なので、1次持ち出し品と一緒に運びます。
そのため、袋に用意しておくのは1次持ち出し品だけでは足りない補充分です。
避難用持ち出し袋
【理由】避難所での一時的な生活をするになった場合、水や非常食も多めに必要となってきますし、ある程度の着替えも必要です。
スーツケースの場合は、大容量の荷物が詰められる他、鍵もついていますし、転がして運べるためとても便利です。
荷物が多くなることを意識して、スーツケースなど持ち出し用バッグは軽量のものを選びましょう。
飲料水
【理由】備蓄用でもお伝えしたように、人間は1日に1.5ℓの水分量を必要とします。そのため1日分の飲料水や生活水は合わせて3ℓとし、7日分ですので10本は必要です。
非常食
【理由】避難所生活が続くと慣れない環境での生活に加え、栄養不足により体調を崩しがちになります。また、救援物資の提供が行われても、塩を多く含んだおにぎりやパンやカップラーメンといった炭水化物が中心で、塩分の取りすぎによる内臓の衰弱や高血圧などに悩まされるケースがあります。
贅沢を言っていられる時ではないかもしれませんが、肉や魚や大豆のたんぱく質や、野菜のビタミンなども必要になってきます。
現在、発売されている非常食は、過去の震災から得た教訓を踏まえ、栄養面や火が使えない状況などを考慮した商品が多く出ています。
例えば、発熱剤で温かく食べられる物や、水分も一緒に摂れて、なおかつ、冷たくても食べられるおかゆなど、非常食を選ぶ際は、好きな食べ物を選ぶのも大切ですが、被災後の状況や栄養バランスなどを考えて選ぶようにしましょう。
簡易トイレ
【理由】避難所にトイレがあるとは限りませんし、仮にあったとしても水が使用できるとは限りません。成人の一日トイレ回数は平均4〜8回となっています。0次の備えでも解説した通り、排泄の我慢は体調に響きます。平均回数×日数(7日)分より少し多めに準備しておくと安心です。また、集団生活になりますので、においのケアもできるタイプを選ぶとよいでしょう。
着替え
【理由】断水してしまったらお風呂には入れません。お風呂好きな日本人ならではかもしれませんが、汚れがついた服を着ていることや、汗や油のにおいがすることは、大きなストレスです。
着替えの支給はいつ始まるのか予想ができません。水が使用できるようになれば洗濯することができるので、最低3日分用意して着回しをしましょう。特にデリケートな部分をカバーする下着を中心に用意しましょう。
ラップ
【理由】被災時は断水している可能性も想定できます。少しでも洗い物を減らすため、ラップを敷いた上に食べ物を置けば食器を洗わずに済みます。こうしたアイディアも避難中に役立ちます。
食器
【理由】陶器やガラスのお皿は重くなってしまいますので、紙皿やプラスチック製のものを使用しましょう。上記のサランラップでも紹介したように、一工夫アイディアを加えれば、それほど枚数は必要ないでしょう。家族の人数などを考慮して準備しましょう。
布ガムテープ
【理由】避難所で生活をすることになった時、自宅の壁などに布ガムテープを貼って、避難所へ移動している旨を書くと伝言板の役割を果たせます。家族全員がはぐれてしまった場合は、みんなが一斉に目指す場所は自宅が多いです。避難所でも自分のスペースを確保するのに役立ちます。自分の安否確認や居場所を示すのに重宝するので、マジックで文字が書ける布タイプのガムテープを選びましょう。
睡眠グッズ(アイマスク・耳栓・空気枕・圧縮毛布)
【理由】避難所での生活は、おそらくほとんどが集団生活を余儀なくされるでしょう。隔離されない空間で不安から眠ることすら困難な状況に陥ってしまう可能性も高いです。少しでも質のいい睡眠を確保出来ればストレスや不安を軽減できます。上記の睡眠グッズ以外にも、耳栓など必要に応じて準備しましょう。
スリッパ
【理由】避難所に手すりが付いているとは限りません。学校の体育館などは床が滑りやすく転倒してしまう恐れがあり、特に要援護者は大変危険です。また、寒い時期は床が冷たくて足元が寒くてたまりません。意外と見落とされがちなスリッパですが、必ず用意しておきましょう。
裏に滑り止めがついていて、足をスッポリ包むタイプや足を固定できるタイプが脱げにくくておススメです。
ビニールシート
【理由】避難場所といっても、その場所が被災にあっていないわけではありません。建物でしたらある程度の破損があるケースを想定するべきですし、避難場所が野外の可能性もあります。そいった場合に、小さなガラス片くらいならレジャーシートで避けることも可能ですし、汚れた場所でもレジャーシートは役に立つので用意しておきましょう。
衛生用品(除菌スプレー・ドライシャンプー・洗口剤)
除菌スプレー
【理由】水に不自由することになる被災地では、気軽に手を洗うこともままならなくなります。また、集団生活が予想される避難所では、細菌が繁殖しやすく、食中毒や感染症の危険性が高まります。衛生対策として一つは準備しましょう。
ドライシャンプー
【理由】震災後は水の確保が難しいため、お風呂に入れない日が続く可能性があります。髪の毛を洗わないくらいでは命に別状はありませんが、髪の長い女性などが感じるストレスは大きいでしょう。精神面での負担を少しでも減らすためにドライシャンプーを用意しておくことをオススメします。
洗口剤
【理由】災害時にオーラルケアなんて・・・と思う方もいると思いますが、口の中を清潔に保つのは大切です。歯磨きをしないと口の中で増えた細菌が気管、胃、腸へと運ばれ様々な病気を引き起こす可能性があります。また、高齢者は誤嚥性肺炎にかかりやすくなるので危険です。水が無くてもケアできる物もあるので必ず用意をしておきましょう。
非常用給水袋
【理由】非常用給水袋は災害時に、飲料水の容器として使用します。2007年の三重県中部地震では、被災地である鈴鹿市で水道水が濁るなどの被害が相次ぎました。その時に、鈴鹿市は給水拠点をいくつか設け、市民に非常用の飲料水を配りました。その時にポリタンクやバケツの代わりに使用されたのが非常用給水袋です。平常時はコンパクトに収納できるので、保管にも困りません。
万能ナイフ
【理由】最低限必要な実用的な機能が備わっていて、アルミハンドルなので丈夫なのも魅力的です。救援物資をもらった際に、必ずしも普及された缶詰がプルタブで来るとは限りませんので、缶切りなどの機能も搭載してあるものが良いでしょう。比較的価格の低い物ですと、すぐに壊れてしまい、思うように作業できない商品もありますので、少し値段が張っても使いやすいものを選びましょう。
自宅で過ごす場合
飲料水
【理由】人間は1日に1.5ℓの水分量を必要とします。そのため1日分の飲料水や生活水は合わせて3ℓとし、10本は必要です。ご自宅で過ごす場合は、持ち運びする必要がないため、多めに備えておくと安心です。
保存食
【理由】自宅で避難していても、確実に料理が出来るとは限りません。必要最低限の道具で出来上がる物を選んで保存しておきましょう。1日3食分と考え、一人分最低でも20食分は備えておきましょう。
カセットコンロ(ガスボンベ)
【理由】震災後に復旧が早いのは電気です。阪神・淡路大震災では、ライフラインが復旧するのに、電気:約6日、ガス:約70日、水道:80日、また新潟中越地震でも、電気:約2日、ガス:約40日、水道20日と、ライフラインの中でも電気が早く復旧しました。
お湯を沸かすなど、ガスは日常生活の中で必要なライフラインです。ガスの代わりになるガスコンロは備えておきましょう。
簡易トイレ
【理由】成人の一日トイレ回数は平均4〜8回となっています。最低でも60枚は準備しておきましょう。また、排泄物の処理をしっかりと行わないと、細菌の増殖や、においが原因で近隣住民とトラブルになりかねません。きちんと対策が取れているタイプを選びましょう。
衛生用品
【理由】ライフラインが止まってしまうと、通常生活のように衛生管理を整えるのが難しくなります。また、物流が止まってしまうと、余計に日常的な衛生用品が手に入らなくなります。非難持ち出し用と同様しっかりと備えておきましょう。
給水タンク・キャリー
【理由】保管スペースが確保できるなら、ポリタンクタイプをオススメします。給水袋と比較すると耐久性が高いですし、安定感もあります。折りたたみ式なら耐久性は劣りますが、コンパクトに保管できます。4人家族で1日10L程度を目安に容量を選んでください。
3.防災グッズの置き場所について
前項でご紹介した防災グッズは必要最低限の物ですが、それでも「多すぎる!置くところが無い!」と感じた方もいると思います。
確かに文章で見ると多く感じると思いますが、持ち出せるように一つのバッグに収められる量です。
ですので、そのバッグ分のスペースを確保してください。
スペースが無いのなら作ってください。
厳しいようですが、自分の、家族の命を思ったら防災グッズは必要です。オススメの防災グッズ置き場を提案していくのでぜひ参考にしてください。
3-1.非常用持ち出し袋
1次の備えが入っている非常用持ち出し袋は、一刻も早く逃げなければならない状況で持ち出すことも考慮しなければならないので、玄関脇や廊下などの避難経路に置いて、パッと掴んで出られるようにしましょう。
見栄えが気になる方は、下駄箱に入れたり、下駄箱の上下にスペースがある場合は籐カゴなどに入れたりして外からは見えないようにするのもオススメです。
3-2.避難用持ち出し袋
避難所に持ち出すために備えた避難用持ち出し袋は、すぐに手に取る必要がないので、クローゼットや押入などの中で大丈夫です。
しかし保存食や水が入っているため高温になる場所は避けましょう。
車で逃げることを前提に車の中に入れるのはやめましょう。絶対に車が使用できるとは限らないし、車の鍵ががれきの下に埋まってしまったら取り出すことが困難になるためです。
そのため、持ち出し時に余裕があるとはいえ、寝室や物置など取り出しやすい場所に保管しましょう。
また、避難用持ち出し袋に入れた防災グッズの一覧表を作成し、賞味期限や消費期限もしっかりと記入しておきましょう。そして、定期的に見直しをして防災グッズの入れ替えをしましょう。
3-3.自宅備蓄用
自宅備蓄用の防災グッズの飲食物以外は袋にまとめて棚などに置いておくと、いろいろと探す手間なく使用できます。
飲食物は
ローリングストック法をオススメします。
この方法だと、特別に保管場所を作らなくても、普段から食べ物を保管している場所に多めに置いておくだけです。また、いざという時に賞味期限切れや、食べてみたら口に合わなかったという事も防げるでしょう。
まとめいかがでしょうか?防災グッズを一挙に紹介したので、数の多さに驚かれた方もいると思います。
しかし、最後まで読んだらわかる通り、防災グッズの一つ一つに用意すべき理由がちゃんとあるのです。ですので、ここに挙げた防災グッズは、紹介した商品でなくてもいいので揃えてください。
そして、防災グッズは一度揃えたら終わりではありません。本文中でもお伝えしましたが、定期的に見直しをして買い足したり、買い直したりする必要があります。その時に、「使わなかった。意味がなかった」と思って備えることをやめないでください。ぜひこの記事を防災グッズの参考書として使い、せっかく芽生えた防災意識を大切にしてください。