Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

人は願うものがある限り果てしない

2004年06月18日 23時59分59秒 | 1分間スピーチ
今日は、人は願うものがある限り果てしないでした。

C&Aさんのtwo-fiveライブでの決め台詞なわけですが、
ライブのお話は別にするとして、
今回のテーマは「人」ということで、
ライブの終わり付近に、こんな散文詩を読んでいました。

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人は願うものがある限り 果てしない
人は願うものがある限り 果てしない

僕の世界 君の世界
僕の宇宙 君の宇宙

人は 宇宙の中にいるのではなく
人が 宇宙を持ってる

人はすごい 人はすごい 人はすごい
人はすごい 人はすごい 人はすごい

人は願うものがある限り 果てしない
人は願うものがある限り 果てしない

two-fiveさんより転載
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そうなんです。
人はすごいんです。はい。

なにをどう言おうが、
これは変え難い事実です。

そんな詩を聴いていて思い出したのが、
犬(dog)」さんのひとつの回答として、
7年前の97年に生んだ、散文詩です。

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「神(god)」

全てを創れる力が欲しい
全てを壊せる力が欲しい

そのふたつを持ってる奴がいるらしい
“神”って呼ばれてる奴なんだ

俺達も奴に創られたんだって
俺達も奴に壊されるんだって

ふざけるんじゃねえつ~の

俺達が奴を創ったんだ
俺達が奴を壊せるんだ

ってことは

俺達は全てを創れる奴を創ったんだぜ
俺達は全てを壊せる奴を壊せるんだぜ

だからさ

全てを創れなくても
全てを壊せなくても

それで十分じゃん

な、そうだろ
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そうですね。はい。。。
コワイっす。。。

けれど、突き詰めて考えたとき、
人が行き着くところって、ここだと思うんですよね。

自分自身の持つ、
果て無き可能性を信じてみようよ、っていう。

「犬(dog)」さんのキャッチコピーは、
良い意味にも悪い意味にもかかってますけど、
『可能性は、誰にでもあるんです』ですしね。

そんななので私は、
特定の神様を信仰する宗教に入り込んでしまう人に、
どこか違和感を感じてしまうんです。

道徳を学ぶための宗教はいいと思いますし、
貧困や圧制に耐えかねたが故の逃げ道、
大病して不安になったが故の頼り先、
そういうときに安直な答えとしての神様は、
いてもいいとは思うんですよね。

でも、貧困も圧制もないこの飽食の時代、
わざわざ自分を見失って特定の神様を信仰しなくても、
自分の内にあるものを信じてさえいれば、
それでいいんじゃないでしょうか。

自分の価値基準の中では、
自分の生み出す想像がなによりも優れているんですからね。

特定の神様がすごい、っていう信仰の柱さえ、
全て自分の想像の範疇ですからね。

お話をしやすくするための単なる想像物でしかない、
特定の神様にすがる必要なんてないと思うんです。

…なんて、否定し始めちゃうと、
それは宗教戦争になっちゃいますよね。

象徴としての神様と、自分の内にある神様と、
どちらの神様が優れてるんだ、っていうところですから。

でもそうではないです。

喜ばしいことに日本国では、
信仰は自由だと憲法でも認めています。

ひとりひとりが別の宗教で、
ひとりひとりが別の神様を信じていていいのです。

なので私は、特定の神様も素晴らしいと思います。
それは認めております。どうか神様を信じ続けてください。

でも、私は私の内にある神様を信じ続けますので、
お気遣いなく。。。

それに、どう転んでも1対多で勝てないので、
私は戦えません。ごめんなさい。

出来れば私も教祖のフリして、
お手軽にお金儲けしたかったんですけどね。

自分の内の神様が、
神様なんて人の数だけいるんだって許してくれないんで、
不便なんですよね。

しかも自分の内の神様は、どんなに良いことしても、
存在しない天国へ連れてってくれるわけでもありませんし、
一緒に信仰する友達も出来ませんし、
ポイントもなにもくれませんからね、
この人を信仰しても遣り甲斐ってものがありません。

特定の神様を信仰するっていう行為が、
羨ましいです、ホントに。

私もそうして簡単な目標ぶら下げられて、
楽に生きたいです。

でも、どんなに羨ましくても、
神様が自分の内で見守ってる以上、
信仰を変えることは出来ませんけどね。

ちなみに、あなたが信じてる宗教の概念に輪廻転生があるなら、
何代か前にあなたも神様の生まれ変わりだったかもしれませんよ?

元々神様だったあなたが、
なぜ現世代で神様になってる人を信じます?

さて話が散在しましたが、
人は願うものがある限り果てしないわけです。

あなたの願うものは、
今、どこにありますか?

って、全然上手く締めれてないな。。。

BOZE-STYLE

2004年06月18日 16時54分08秒 | 雑談
BOSEって書くと怒られそうなので、
BOZE-STYLEなわけです。

一昨年、昨年と自分で髪を切るという暴挙に出るも、
両年とも予想以上に失敗してしまい、
BOZE-STYLEにならざるを得ませんでした。

ところが、このBOZE-STYLE、
周囲には案外と好評で、
いまだにアンコールを望む声が止みませんでした。

というわけで今年は、
今年も髪の切られ方が気に食わなかったせいもありますが、
自らBOZE-STYLEとなりました。

3年目ともなると、もはや例年行事で、
さして驚きはなさそうですが、
みなさまどぞよろしく。

せっかくだから今年は、
眼鏡もあることだし、無精ヒゲも生やして、
個性的そうでえらい規定のアイコンちっくで無個性な、
ジャンレノ-STYLEにまで、
駒を進めてしまいましょうかね。

…嘘ですけど。

なんにしてもこのキモイBOZE-STYLE画像で、
今日もまたアクセス数が減るんでしょうね。。。

WASABI。。。

お着替えお買物

2004年06月18日 16時36分46秒 | 雑談
おひとりでお洋服のお買物をすると、
お必ずしてしまうことがおありやがります。

それは、お買物したものをそのまま着て帰る、
名付けて、お着替えお買物、というヤツです。

今日は写真の通り、お帽子を被って帰りましたが、
ジャケットを羽織って帰ったり、
シャッツを着替えて帰ったり、
行くときと帰るときの服装は、
なにかしら変わってます。

元々なんらかの不足があるから買物するわけですし、
行くときと違う服になれるってのが、
楽しいじゃないですか、なんか。

たとえ共感されなくても、私は楽しいわけです。

もしも大金持ちになったら、
車とかもその場で買って乗って帰りたいわけです。

みなさんはお着替えお買物しませんか?

料理生感想「ダブルマックグラン」

2004年06月18日 15時01分56秒 | 家事
豪勢なマックさんという味でしょうか。

食材変えても、量が増えても、
なぜだかマックさんはマックさんです。

でも、ダブルグランひとつとミルクとで、
お腹いっぱいになったので、
お得ではあるでしょうね。

…なんて思いつつ、帰りにグランポスター見たら、
ダブルはビーフパテ2枚挟んだ写真。

しかし私の食べたダブルはビーフパテ1枚ぽっち。。。

私はチーズ2枚だからダブルなのかな、
と、半信半疑で食べたんですけどね。

ちくしょ、あの雇われ女囚、
私が労働者階級の貧しい身分だからといって、
足元見やがって!

卑しい私には肉が2枚も必要ではないと、
なぜちんけなバーガー屋風情に判断されなければならん!

いいか、私がその気になればこの店など!!

…と、ジョン・クリーズ風に怒りながらも、
正直1枚でも多過ぎだと思えるので、
実際は2枚なくてよかったぜ、
という感じだったりするわけですけどね。

にこにこ。

お客さん、1枚で十分ですよ。1枚で十分。

潤いの午後休

2004年06月18日 14時20分11秒 | 雑談
今月はほぼずっと終電帰りで、
来月は土日なく働きそうだというのに、
本日は悠々の午後休である。

けれど大切な半日。

プールでくたくたになるまで遊んだ後、
夏の日光で熱くなった石を耳に押し当てる。

ジュッと音と共に、耳の中の水が零れ落ち、
目の前に映る世界までもが広がるかのような、
とても大きな開放感に満たされる。

そんな大切な半日。

平日の空の下、私の知らない顔で、
今、街が生きている。

その中で、私もまた生きている。

それが重要である。

「犬(dog)」第9回

2004年06月18日 12時00分00秒 | 物語
第1回 / 第2回 / 第3回 / 第4回 / 第5回 / 第6回 / 第7回 / 第8回
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「ふ~ん、あの人からもらったんだ~」

「で、どうしたらいいと思う?」

(付き合えとか言わないでね)

 相変わらず不器用にコントラバスを持つかおりんと、フルートを縦笛のように持っている裕子は、音楽室の角の2つの椅子に座っていた。

「かおりんは、あの人のこと、どう思ってるの?」

「どうって言われても」

(全然知らないもんな)

「もし、ちょっとでも好きだって思うんなら、付き合ってみたらいいんじゃない?」

「え~、いや~、それはちょっと」

(だから言わないでって)

「じゃ嫌いなの?」

「嫌いってわけじゃないんだけど・・・」

(僕、男となんか付き合いたくないし)

「う~ん、好きでもないし嫌いでもないってやつね。そうね~、・・・それなら返事しないってのはどう?」

「え?でも、それでもいいのかな?」

(お、その意見大賛成)

「いいんじゃない。それで、よ~く考えて、やっぱり好きになったら返事すればいいし、嫌いだったり、何とも思ってなかったりしたら、そのまま何もしなければいいんだから」

「・・・あ、そうだね、じゃ、そうするよ」

(それなら、後々かおりんが選べるしね)

「うん、そうした方がいいよ、私もそうしてきたから・・・」

「え、本当?」

(そりゃそうか、このかわいさなら男も放っておかないだろうな。・・・僕も好きなんだし)

「やだな~、嘘に決まってるじゃない。こういった方が安心するかなって思って言っただけ」

「ま~た~、裕子ぐらいかわいけりゃ、ラブレターも毎日4トントラックで運んでくるようじゃないの?」

(やば、ちょっといやみに聞こえちゃうかな)

「なにそれ、そんなことあるわけないじゃない。多くてせいぜい2、3枚ってところよ」

「あ、やっぱり貰ってるんだ~」

(でも、なんか複雑な気持ちだな、・・・やきもちか?)

「うん、・・・でもね、私、男の人と1回も付き合ったことってないの。だから、さっきかおりんに言った言葉、自分宛てでもあるんだよね」

「あ、そうだったんだ」

(ま、中2ならまだ付き合ったことなくていいでしょ)

「・・・本当はね、私、好きって、恋って気持ちがわからないの。お母さんとかお父さんとか犬のドンのこと好きだけど、別にドキドキするって感じじゃないの、こういうのって、愛って気持ちでしょ。それでね、私、どんな男の人にも、もちろん女の人にも、この愛って気持ちしか感じないの、だからね、恋って気持ち感じないから、誰とも付き合えないの。ちょっとでも感じたら付き合おうと思ってるんだけど、それもないの」

「そう、なんだ」

(え、なんで突然こんな話してるの?)

「あ、でも、いつかそういう人に出会えると思って前向きに生きていってるから気にしないでね」

「・・・大丈夫だよ、きっといつか、絶対出会えるって」

(僕がそういう人になりたいけど、無理だろうな)

「ありがとう。・・・なんかごめんね、私の話になっちゃって」

「いや、いいよ。ね、これからもお互い悩みがあったら、相談しあっていこうよ」

(これが親密への第一歩になるしね)

「うん、・・・そうだね」



〈は~、返事来ねえな~〉

 ベットの上、少年は自分の書いた手紙を読んでいた。

〈・・・にしても、ずいぶんすげえの書いちゃったな。こんなの貰って、・・・どう思われてんだろうな、俺。やばい奴だとか思われてんのかな?・・・か~、も~!!〉

 少年は空に投げた両足の反動で立ち上がると、机の2番目の引き出しを開け、給食の献立表と、数学の練習問題のくしゃくしゃになったプリントの間に、手紙をしまい込んだ。

〈頼むよ、工藤さん〉



 一週間後

 暗室で1人、黙々と現像をする少年。

 定着液に浸されている印画紙には、“かおりん”の笑顔が焼き付いていた。

〈やっぱいいな~、なんか違うんだよね~。もっとかわいい人がいるのにさ~。あ~、も~、ねえ、かおり♪〉



「どうしたの?かおりん」

「いや、なんか、ど忘れっていうか、頭が真っ白になっちゃてるっていうか・・・」

(もともとこんなのの弾き方なんて知らなかったもんな~)

 音楽準備室の柱の側に椅子と楽器を持ち寄り、『情景』の練習をするかおりんと裕子。

「がんばろうよ、今度のコンクールは金賞取るって、言ってたじゃない」

「そ、そうだったね。・・・うん、頑張るよ」

(やばいな~、また家帰ってから指の練習しなきゃ)

「ねえ、私は、うまくできてるかな?」

「え、うん、完璧にできてると思うよ」

(聴いてて心地良いもんな)

「よかった。・・・実は昨日ね、家で2時間練習してきたんだ」

「ほんとに?」

(2時間って)

「うん。あいだでちょっと休憩もしたけどね」

「へ~、でも、すごいよ」

(本当、すごいと思うよ)

「そうかな?」

「そうだよ、僕なんか家帰ったら、教本ちょっと読むだけだもん」

(あんなの持って帰れないからってのもあるんだけど)

「あ、かおりん、また“僕”って言ってる」

「え、あ、そう?」

(やべ、また使っちゃったよ)

「なんか先週から急に使い出したよね」

「いや、そんなことないよ」

(またこの話題か)

「やっぱり返事しないでいることが重荷になって、そうなっちゃったの?」

「だから、こないだも言ったじゃん。違うって」

(僕が“私”って言うの忘れただけなんだから)

「本当に?」

「ほんとほんと」

(“転神”してるなんて言えないしな)

「でも、もし私のせいでそういう風になっちゃったとしたら、ほんとごめんね」

「別に裕子のせいじゃないんだから、気にしないでいいって」

(ほんと、優しいというか、心配性というか、う~ん、かわいい子だな)

「うん。・・・でも、やっぱりごめんね、変なアドバイスしちゃって」

「いや、あのアドバイス良かったよ」

(僕に責任がかかんないからね)

「そう?」

「そうそう」

(あ~も~、つくづくいい子だな)

「で、あの人のこと今どう思ってるの?」

「え、どうって、別に相変わらずだよ」

(未だに会ったことないしね)

「じゃ、まだ返事はしないんだ?」

「うん、当分ね。・・・あ、それより裕子、好きな人できた?」

(女同士だと、こういうこと気軽に聞けるもんな)

「え、いや、まだ、できてぇないよぉ」

「その言い方、なんかあやしいな~」

(すっごい、わざとらしいもん)

「冗談で言っただけだよ。実際、本当にできてないよ」

「いやいや、その顔はできてる顔だよ」

(やば、ベタな台詞言っちゃったよ)

「も~、本当にできてないって」

「わかったわかった。・・・でも、早くできるといいね」

(本当は僕が帰るまではできて欲しくないけど)

「うん。・・・私も早く、誰かに恋してみたいな」

 裕子は、かおりんの右手を見つめながらそう言った。

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『恋 愛』

恋 で も

愛 で も

全 て の 始 ま り は

好 き っ て 気 持 ち

な ん だ っ て

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第10回

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第9回あとがき

[当時]
今回は、後々の理由付けに重要な回なので、
特に前半は、だいぶ気を遣って書きました。
後半は予定よりも掘り下げ過ぎたんですけど、
全編通して考えれば、この方が良かったんだと思います。

[現在]
男の描くロマンティックは、
女性のそれよりも想像だけで膨らませられる分、
より密度が濃いような気がします。
実際、今回はそんな濃さが滲み出てますね。
今も昔もお話の中では倒錯ネタは好きなのです。

CD千選vol.0010「BUTTERFLY」

2004年06月18日 01時18分28秒 | 音楽
前回は思い出話主体になりましたけど、
今回は記念すべき10回目ということで、
ただ純粋に好きな作品を紹介しましょう。


(amazonさんにリンクしてます。)


HOLLIES「BUTTERFLY」です。

曲調は、いわゆるサイケです。
THE BEATLESの「Sgt…」をご想像いただければと思います。
詳しくはこちらのレビューをご覧ください。

私が音楽を聴く理由のひとつに、
鳥肌が立つくらいの楽曲に出会いたいというのがあるのですが、
このアルバムを聴いたとき、鳥肌が立ちました。

楽曲単位が、ではなく、アルバム全体が、
初めて聴いた当時の私の感性にピッタリと合ったのです。

なんでもっと早くこの作品に出会わなかったのか、
と思うくらいに。

誰にでも聴き易いとは言い難い、
ひねくれPOPなサイケ音楽ではありますが、
そのメロディラインには、
誰にでも聴き易いPOPさはあります。

THE BEATLESの「Sgt…」のような音楽を好きな方、
おそらく聴いてガッカリはしないと思いますので、
ぜひご一聴してみてください。

おとぎ話の世界を彷徨うことが出来ますよ。

バスストップ♪