Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

衣替え

2004年06月01日 23時59分59秒 | 1分間スピーチ
今日は、衣替えでした。

と言っても、もはや社会人なので制服が夏服に変わるとか、
そういう変更はないわけです。

けれども本サイトを開設以来、
毎年この話題に触れていたような気がするくらい、
この話題は好きなわけです。

私は衣替えが好きではありません。

オジサンだと女性の露出度増えていいねぇ、
なんてセクハラ発言するでしょうけど、
私としてみれば露出度を抑えてほしいのです。

だって服装になんの面白味もなくなっちゃうじゃないですか。

自分なりに複数枚を組み合わせて凝ってほしいんです。色々と。
パンツルック好きですし。

夏になってTシャツ1枚とかで歩かれると、
その人のセンスが、Tシャツ選び、でしか、
判断できなくなっちゃいます。

でもTシャツ選びなんてのは、
それなりの店でそれなりのモノを買えば、
それなりにオシャレさんに仕上がってしまうので、
お金かけたもの勝ち世界なわけです。

複数の服を組み合わせる春、秋、冬ものになってくると、
単純にTシャツ選びだけでは終わらず、
たとえお買い得品の寄せ集めでも、
その組み合わせのセンスさえよければ、
お金かけなくても勝てる世界になるのです。

お金の有無や勝つか負けるかの喩えは悪いですが、
そうした組み合わせの美を、私は好むわけです。

女性の服装は、いつもカワイく、カッコよく、
素直に羨ましく感じます。

もちろん、女装したいという意味でなくてですよ。

なので早く秋にならないかな、
と思ってしまうわけです。

オジサン達、ごめんなさい。

ちなみに私自身は衣替えされても、
お腹の冷えやすいOh! More Sea!!なので、
夏こそ上着が手放せません。。。

無駄に強い冷房とか勘弁です。。。

なんにしてもこのblogは、
最近「犬(dog)」が暑苦しいですね。

こちらの衣替えは、
もう2週くらい我慢してあげてください。

じゃっ!

「犬(dog)」第3回

2004年06月01日 17時00分00秒 | 物語
第1回 / 第2回
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【Dear工藤かおり様】

(うあー“Dear”だって“Dear”。“親愛なるもの”だよ)

【こんにちは。いや、こんばんはかな?それともおはようかな?ま、そんなことはさておき】

(どんな文だよ)

【突然の手紙驚かれたとは思いますが】

(そりゃそうだろ、異世界の男に手紙もらったんだもん)

【僕は君の事が好きだ】

(もう、それ言うんだ)

【だからこないだ体育館でやったコンサートのとき、隣にいた君の手を握ろうとしてたんだ】

(そんなことやっちゃだめでしょ)

 ……そうこうしているうちにかおりんは校門を出ていた。“窓側の後ろから2番目の”女子とは反対方向に向かって歩いていた。今のところ作戦は成功しているように思える。

 「市民グラウンド」という名を持つ、篠塚も来た野球場の横にある路地を抜けたときにはちょうど4枚目を読み始めたところだった。

【ってね。僕らもそんな風になれるといいね】

(何かこの人の文、もう付き合ってる気になってるな)

 床屋の前の踏み切りを横断したときには、6枚目に入っていた。

【僕は自分のことを呼ぶときに、普段しゃべってるときは“俺”を、頭の中で考えてるときは“僕”を、文章を書くときは“私”を使ってるんだ。知ってた?】

(知らないよ。…もーどうでもいい話ばっかりよくこんなに書けたな。こんなラブレターもらっても『かおりん』喜ばなかっただろうな)

 サッシ屋の看板のところを右に折れときには、もう2枚しか残っていなかった。

【じゃあ君のために書いた詩を読んで下さい】

(うあー男のくせに詩だって)

【告白】

(そのままだ)

【君のことが好きだ

僕のことより好きだ

どのくらいI LOVE YOU?】

(なぜいきなり英語?)

【ムツゴロウさんの動物に対する気持ちと同じくらい、いやそれ以上に好きだ

でも、ムツゴロウさんだとうそ臭いから

遠い空の神話さえ信じられぬほど好きだ】

(どういう意味?)

【僕が君に恋をした夜

気づかずに眠ったんだろう

星に願いをピノキオさん

どこへ向かうの流れ星

僕と君のように

好きですか

好きですよ

その一言が聞きたくて】

(なんだコリャやばいよ)

【どうも下手な文ですいません。でもこれが僕の気持ちですわかってくれました?】

(どうやってわかればいいの?)

 青い屋根の家の前を通り過ぎたときには、最後の2行になっていた

【さい。もしOKならば今度の日曜日にでもどっか行きませんか?映画とか動物園とかともかくどっか行きましょう。それじゃあ、また。SeeYa!】

(はー、やっと読み終わった。それにしてもこの男すごいな。よくこんなにどうでもいい事を書けるものだ。)

 かおりんは白い壁に黒い屋根の家の前でちょうど読み終えた。そこには「KUDO」というアルファベットが貼られた表札がかかっていた。

―MISSION COMPLETE―

(やった。ここがかおりんの家か。うちらの世界と同じだな。)

 かおりんは手紙を左手で制服の左ポケットにしまい、右手でドアを開けた。カバンは足元だ。

「ただいま」

(あ、やべ異世界だった。あいさつとか違うのか?)

「おかえり」

(ふーよかった同じか。あ、そうだ。かおりんの部屋って何処なんだ。母親に聞くわけにもいかないし。…まあ全部屋まわってみればいいか)

 かおりんは「おかえり」の部屋へ入った。

「かおり、今日は早かったわね」

(この女性は『かおりん』の母親だな)

「あ、うん。ちょっと部活が早く終わったから」

(こう言えば心配しないよな)

「そう」

(ほらね)

「あ、この洗濯物上持ってきなさい」

(上?上ってことは『かおりん』の部屋は二階にあるのか。…ありがとう、ママ)

 かおりんは学生カバンを賞状を受け取ったときのように持ち、その上に洗濯物をのせ、階段を上がった。二階には3つのドアがあった。そのうちの1つは一目見ただけでトイレとわかるものであった。残るドアは引き戸式とノブ式の2つだ。

(どっちだろう。でも自分の家なんだからどの部屋開けても大丈夫だよね)

 かおりんは左手だけで“賞状”を持ち、近い距離にある引き戸式の方を右手で開けた。

「なんだよ、姉ちゃん」

 その部屋には、ぶ厚いけどサイズの小さい漫画雑誌を読む男の子がいた。

「あ、いや別に用はないけど」

(まずいなミスったよ)

「じゃあ、出てってよ」

「はいはい」

(やっぱ女で引き戸はないよな)

 かおりんはドアノブ式の部屋に入った。

(あーなんか女の子の部屋の匂いがする)

 “賞状”を学習机の上に置き、それに付随している椅子に座った。

(はー疲れた。あ、これは)

 本立ての一番端に立っていたアルバムを抜き出し、開いた。たくさんの写真。それぞれの下に一緒に写っている人の名前が書いてあった。

(あ、これさっき私にラブレター渡した女子だ)

【天川とツーショット!!inディズニーランド】

(あの女の子の名前「天川」って言うんだ。『かおりん』の顔ってこんなのか…あ、この写真はさっきの母親と男の子が写ってる)

【お母さん、隆司とin熱海】

(お母さんって呼び方でいいんだ…。それであの男の子は「隆司」か。…うあこの女の子めちゃくちゃかわいい)

【裕子&天川とin吹奏楽コンクール】

(へー「裕子」さんか。でも、こんなかわいい子がお友達なんだ)

 かおりんはそれを読み終わると、アルバムを元の場所に戻し、立ち上がりながらその3つ隣にあった保健体育の教科書を取って、ベッドに倒れこみ、それを読んだ。

「…ナプキン、か」 

 かおりんは胸の膨らみの確認、膨らみのない股の確認、そしてセーラー服を着替えることもなく、一時の眠りについた。

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第4回

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『手紙』

文 字 を 集 め れ ば

星 空 に 見 え る

 

そ ん な 古 い 言 い 伝 え

信 じ て い た か ら

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第3回あとがき

[当時]
この作品の中で書きたかった台詞の一つが出てきました。
今までの男女入れ変わり作品だと
胸と股間の膨らみにしか興味がいかなかったけど、
男にとって本当に謎で、興味があって、不安なものっていうのは
このことだと思うんです。
だから、別に変態的な意味ではなく、
リアリティーを追求した結果の台詞なんです。
昔、ある人に自分が書いた文の意味を説明するのは最低だ。
って言われたんだけど、
この場合は自分の尊厳を守るためだから、
しょうがないですよね。

[現在]
痛々しいのを楽しんでくださいという感じです。
たまごっちとかポケベルとかあったね、
みたいな温かな目で読んであげてください。
笑えない笑いほど辛いものはないですが。。。
というか、あとがきの言い訳長過ぎ。
さすが勘違いインタビュー好きらしく、
りありてぃーとか言って、
いい痛さの演技してますね、この人は。

2004年5月のアクセス数

2004年06月01日 00時36分13秒 | 雑談
相変わらずgooBLOGさんは、
3週分しかアクセス数が残らないので、
今月もここに掲載しておきましょう。

先月のアクセス数は【4042】でした。

では、今月のアクセス数は、と言いますと、
その倍強の【8547】なわけです。

単純に日割りすると【275】です。

細かく言えば、5月30日には【1028】という、
1日で4桁のアクセス数がありましたからね。

これには我ながら驚きです。
どうもありがとうごいます。

しかしこのアクセス数も、
早わかりや「犬(dog)」みたいな、
私しか楽しくない、読みにくい押し付け企画をしていると、
順調に減っていくんでしょうね、きっと。

だからというわけではないのですが、
実はもうひとつ日々の定番を考えています。

お手軽な割に楽しめる、
いい企画になるんじゃないでしょうか。

そんなこんなで今後も、
私の脳をここに置いていこうと思います。

どぞお楽しみに。

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2004/06/06訂正

30日分のアクセスは翌週扱いだったらしく【9575】らしいです。実際。
なので、単純計算で日に【308】なのですね。
どうもありがとうございます。