Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

映画生感想:2013年10月まとめ(15本)

2013年11月01日 00時00分00秒 | 映画つぶやき

『藍色夏恋』を観賞。

面白い。語らず想わせる、とっても映画していて、とっても青春している、透き通るくらい爽やかな作品。愛と恋との違いがわからず戸惑い、回り続ける少女。一直線に向かっていく男子。そして恥ずかしさで遠回りする女子。空回りの恋愛から、誰もが1歩ずつ成長しているのがステキ。

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『地獄でなぜ悪い』を観賞。

面白い!という言葉が最上の誉め言葉になるような、熱くなる娯楽作。キャラもお話もつくりものの詰め合わせながら、その真剣さ、過剰な程の熱量と溢れ出る愛情から、いつしか登場人物たちを心から応援しており。笑いながらも、やがて、つくりものになってほしくなっていた。

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『ムード・インディゴ うたかたの日々』を観賞。

面白い。真っ直ぐな物語を彩るウソのつき方、心情の映像化が、1つ1つ、どれもステキで。手触りのする可笑しさに、次はどう魅せてくれるんだろう、とワクワク見守り、切なく見守り。この世界観をもっと長く…とディレクターズカット版を観たくなった。

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『レッド・ドーン』を観賞。

面白い。設定も、展開も、あらゆる面で躊躇なく突き進んでいくのがいい。ヒーローのいないチームとしての戦いは、多勢に無勢のゲリラ戦であり。目に映る限られた情報の中では、心情以前に戦うしかなく。娯楽としての緩急をつけながら、緊張感が途切れることなく続いていた。

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『パッション』を観賞。

面白い。一度掴んだ心を離さないまま、揺さぶり続ける、終わりの見えない上質なサスペンス。女性上司の陰湿なコワさをじわじわと感じさせつつ、その心情は映像と音楽で輪郭をつけるように鮮やかに彩り、そして観客を惑わせ。その巧みさに魅せられ、観賞後に体が熱くなっていた。

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『陽だまりの彼女』を観賞。

面白い。たっぷりの光で彩った画と美しい音楽で、好きな相手がキラキラと輝いて見える恋の魔法がしっかり描かれていて。秘密なんて関係ないほど惹かれ合う、ふたりの想いを感じられるのがとっても素敵。男性寄りなすこしふしぎ話が、最後に女性の好きなお話になるご褒美も。

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『トランス』を観賞。

面白い。引っかかる場面の散りばめ方が絶妙なので、自分の想像が掻き乱され、最後まで気持ちよく騙され続けた。登場人物達が誰もあやしさを纏っていることもまた、どれが真実の記憶で、誰の手の平の上で踊っているのか、惑わせる要因になっており。物語の過程を十二分に楽しめた。

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『ゴースト・エージェント/R.I.P.D.』を2D字幕観賞。

面白い。アメコミの映画化作品として、熱くなり過ぎず、全てがバランス良く構成されており。ストレスなく軽くお話を楽しめるのがいい。まだやるべきことがたくさん残っている、と思えるくらい設定が魅力的。映像的に3D観賞がよさそう?

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『ブリングリング』をTIFF観賞。

面白い。SNS世代の未知なる生態を、大人の目で冷静に観察しているような。当人達にもわからないだろう、なぜ、を言葉にせず。欲望を、かわいい、きらびやかな、モノとして魅せて。更に事件の傍観者であり同時に騒動の当事者でもある観客をも煽っているのがいい。

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『ドリンキング・バディーズ』をTIFF観賞。

面白い。気の置けない飲み友達と、恋人の違い。男女間の友情の間に、ふとよぎった恋愛感情のようなもの、そのほろ酔い加減が上手く表現されている。欠点も見せる登場人物達が人間味に溢れていて、とっても魅力的。全体的にカラッと描いているのがステキ。

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『ザ・ダブル/分身』をTIFF観賞。

素晴らしい。訪れなかったレトロな近未来、閉塞感漂う管理社会の中で、主人公が感じる違和感が、やがて姿を見せる、もうひとりの自分として…。物語を映画として感じられるように、美意識を貫いた映像と音楽で、多くを語らずに描き切る。この風味はとっても好き。

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『キャリー』を舞台挨拶付きプレミア観賞。

面白い。今、改めてこの作品と出会えるよう、クロエを押し出し、見たいものを見せようとしてくれる、サービス心が伝わってくるのがいい。若さ故の暴走、心のすれ違い。学園生活とプロム、そしてその後を、もっとドロドロと綺麗に恐ろしく、観ていたくなった。

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『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』を観賞。

面白い。色んな意味で、なにも言えない、感じになった。スクリーン映えする華やかさで、見たいものを魅せてくれている、観ていたはずなのに…。テレビシリーズでの積み重ねがあってこそな、物語の行方がここに痛いほど刻まれている。

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『マジック・マジック』をLBFF2013観賞。

当人には普通でも他人から見るとおかしい、精神的に不安定な状態では受け止め切れない、たくさんの違和感が散りばめられており。良心までも凶器に変わる。考えれば考えるほどに心が掻き乱され、なにも起こらない恐怖に怯え、自分も深みにはまっていた。

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『グランド・イリュージョン』を観賞。

面白い!清々しさを感じるほどに、とっても気持ちよく騙された。登場人物達がいずれも魅力的で、配置も上手い。テンポ良くお話が進む中に、少しずつの違和感とヒントが散りばめられているので、トリックが解ける快感も味わえるのがステキ。まさに劇場型の犯罪劇。

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『キャリー』を吹替試写会観賞。

面白い。字幕に続く2回目の観賞も、安定した画づくりをしているので、場面場面を安心して楽しめてよかった。なにをしていても常にヒソヒソ言われ続けている感覚が、字幕よりも吹替の方が強調されて聞こえて、追い込まれる面も爆発する面も、どちらも納得感が高まった。

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※映画館で観賞したもののみ。



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ゴースト・エージェント (iina)
2013-11-05 08:08:11
10月だけで15本も映画鑑賞でしたか。
当方は、この1年間に11本でした。  (^^ゞ

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