Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

ライブ生感想「Pianist with Mussolini」

2004年10月31日 23時29分35秒 | 音楽
音楽は生きていた!

2004年10月30日、横浜FADで行われた、
Pianist with Mussoliniのライブを観終えた後、
私は無意識に、こう叫びたくなった。

私がPWMのライブを観賞するのは、
おおよそ1年ぶりだっただろうか。

1年前の彼らも、もちろん輝いていた。

しかし楽曲を際立たせ、他のパートに合わせることに気を遣っている印象が、
バンドメンバー間の中に、ホンの微量ではあるが感じられた。

けれどどうだ、今回のライブは。

バンドメンバーそれぞれが楽曲を噛み砕き自分のものとし、
ギター&ボーカルはもちろん、ドラム、べースについても、
微塵の戸惑いも妥協もなく、自分の出せる最高の音を目指し、
他のパートを食わんばかりに激しく、魂を注ぎ込んでいるではないか。

これはおそらくバンド内の信頼、
そして演奏に対する自信がなくては行えない。

何年バンドを続けても難しいはずの到達点であるのだが、
1年の間に、PWMはそれを手に入れていた。

魂と魂がぶつかり合うところで生まれる、
高濃度の化学変化が、楽曲により一層の輝きを持たせている。

そんなPWMの弾き出す音を聴いていると、体は無意識にリズムを刻み、
心を撃ちつけ、熱い衝動を押さえ切れなくなる。

これこそがバンドが奏でる音楽である。

PWMは、楽曲の良さだけには収まりきらず、
素晴らしいライブバンドとしても成長していた。

ぜひ一度その目で見て、
耳で、いや心で聴いて欲しい。

バンドにおけるライブという存在の必要性を、
熱く深く気付かされることだろう。

そしてライブにより、輝きを増した楽曲達は、
私にある確信を持たせた。

80年代の大袈裟なHR/HMで音楽に目覚め、
90年代ではガレージ、その後ブリットポップに傾倒した、
そんな私達年代にとって、現在の音楽市場は、
邦楽も洋楽も、なにか足りないものがあるのではないだろうか。

パンク、ミクスチャー、ヒップホップ、R&Bといった昨今の流れの中に、
6~70年代ロックや、80年代の薄っぺらい電子音楽を復興させたバンド達は、
確かに現在もいる。

しかし、なにか物足りない、満たされない。。。

そう、私たちが傾倒していた年代の音楽が生きていないのだ。
今、もう終わったものかのように、抜け落ちてしまっている。

HR/HMバンドは禿げ上がった頭をバンダナで覆い隠し、
カート・コヴァーンはこの世におらず、オアシスは腑抜けて、ブラーはピコピコ、
レディオヘッドはどこかの世界に行き、トラヴィスは飛び立たないまま。

昔を追いかけてみても、彼らはそこにいない。

その抜けてしまった心を満たすもの、
私達の欲する音楽は、PWMの中で生きていた。

いや、私達の欲する音楽だけではない。

彼らは、過去現在の音楽の要素を全て取り込み、
誰の心にも響くPOPに仕上げてしまっている。

私達より上の年代であっても、なにか響くものがあり、
私達より下の年代であっても、その純粋なPOPさ、そして熱さを、
新鮮な驚異として受け入れられるだろう。

PWMの紡ぎ出す、この奇跡の楽曲群に出会えたことに、
私は音楽の神に感謝したい。

音楽好きな若者達はもちろん、
昨今の音楽についていけなくなった大人達も、
そのまま音楽のことを忘れるのではなく、
一度、PWMに耳を傾けて欲しい。

ライブに行け、CDを買え、とまでは言わない、
ただ一度、視聴をしてみて欲しい。

PWMの音楽を聴いたとき、こう思うだろう。

音楽は生きていた、と。

チョン・ジヒョンさんのお土産

2004年10月30日 23時57分53秒 | 1分間スピーチ
今日は、チョン・ジヒョンさんのお土産でした。

午前はお部屋の掃除、午後はPWMさんライブを観た後、
桜木町でお友達さんと合流して映画チャン・ツィイーお夕食と、
なかなか盛り沢山な土曜日となりました。

そんな中、お友達さんに韓国土産として渡されたのが、
まぁ定番でもある韓国のりと、それとですね、
私の大好きなチョン・ジヒョンさんの革ケース入り携帯プロマイド。

…革ケース入り携帯プロマイド?

最初、なにも言わず渡されたとき、
革製のコインケースかと思ったんです。

そういうサイズで、
そういうデザインでしたから。

でもなぜか、表面に「P・O・R・T・R・A・I・T」って、
革に刻印が刻んであるんですよ、なぜか縦書きで。

で、いざ開けてみたら、パラパラと開いて、
金の厚紙の上に色んなチョン・ジヒョンさんの写真が、
裏表貼り付けてあるっていう謎の物体で。。。

もうね、この物体、全く意味わかりませんもん。

なんでコインケースサイズの厚み、デザインで、
女優の写真何枚も持ち歩いて、さらに革製ってね。

あからさまにパチもの臭が漂ってるんですけど、
それにしても、なぜ携帯用、なぜ複数枚、なぜ革、っていう。

頑張る方向を、あからさまに間違えてるんですよね。

もう、一般人には追いつけない、
韓国の天才の仕業としか思えませんよ、これは。

でもですね、みなさんには大変失礼なお話かもしれませんが、
正直、私がこの25年生きてきて、生涯貰ったお土産の中で、
これほど、ときめいたものはありません。

いや、冗談抜きでホントに、
これは肌身離さず持ち歩きたいと思いましたもん。

電車内とかで開いてニヤニヤしますよ、きっと。

けど韓国の天才が仕掛けた素晴らしい商品を迷わず購入し、
嬉しそうに渡してくるお友達さんも、やっぱり天才ですよ。

私の好きなチョン・ジヒョンっていう題材でありつつ、
こんなにも、意味不明な方向にひねれるなんてね。

予想できないですもん、まるで。

普段からなにかあるなとは思ってたんですけど、
まさかこんな才能があるお方だとは。。。

完敗です、参りました。

私も、こういうのを見習っていきたいですね。

いいなぁ。。。うっとり。

今日のお夕食

2004年10月30日 23時24分51秒 | 家事
みなとみらいランドマークプラザ内にある、
カレーうどん専門店、古奈屋さんで、
バナナ・カレーうどんを食べてみる。

どんなものかと言えば、カレーうどんに、
アスパラの天ぷらとバナナの天ぷらがついたもの。

このカレーうどんが美味しいんです、
素材がとろとろに溶け込んだスープも、
ちょっとコシあり気味の麺も申し分なし。

で、アスパラの天ぷらも新鮮シャキシャキ、
バナナの天ぷらは…。

味もさることながら、女性が好みそうなオシャレさ漂う、
とってもモテそうな店構えで、なかなかオススメです。

と言いつつ、そもそもモテない私は、
素直に味を楽しみましょう。。。

Melody Fair

2004年10月28日 23時59分59秒 | 1分間スピーチ
今日は、Melody Fairでした。

スウィングガールズの影響受けまくりで、
現在、音楽教室に通いたい気持ちでいっぱいです。

というか自分でコメントした、家族みんなでジャズ、って画が、
すっごいカッコイイなって自分で酔っちゃいまして、
将来、そこを実現してみたいな、と。

強く心に思い描いてしまったわけです。

で、色々と横浜市内の教室を、
調べてみたりもしているわけです。

なんの楽器かっていうと、
なんの楽器かはまだ決めてないんですけどね。

音の鳴るステキな、なにか。

でも、それには、私の音楽観というか、
芸術に対する、ややこしいこだわりなんてのが絡みついて、
ふたつの大きな問題が出てきたんです。

ひとつめは、他人の曲なんて演奏したくない、というもの。

こと芸術については、色々とわがままなんですよね。

なので、こう思っちゃうんです、
他人の真似して、なにが面白いって。

そもそも芸術って、自分の心のままに、
自己表現するものだと思うんです。

だったら、他人のつくった通りにするなんて、
もう、その時点で自分の心のままではないわけじゃないですか。

湧き出てくる自然なものを表現してこその芸術でしょう。

表現する人によって、作品の表情は変わるでしょうけど、
他人の譜面を使わなければ、自分を表現出来ないだなんて、
なんだか、とっても悲しい気がします。

だから私は、クラシックとか興味ないわけですが。。。

自ら創作しなければ、する意味がない気がしていて、
どうしても心が創る方に向いてしまうと思うんですよね。

すると、演奏を習う教室じゃないだろ、って話になってきて、
さらに創ったからにはなにかしたいじゃない、
ってところにいくと思うんです。

もうこの時点で脱落なわけです。

そこから繋がっていく問題である、ふたつめとしては、
他人に見せる時点でプロでないといけないよね、というもの。

コンクールだなんだで、自分勝手に演奏するのは、
発表の場として構わないと思うんです。

でも、それが他人様にお金を払わせる演奏会になったら、
その時点でもう趣味ではなくなると思うんです。

失敗も手抜きも許されず、
ただひたすらに良い演奏を目指さなくてはならないと。

しっかりとプロ意識を持って、
研ぎ澄ましたものを聞かせなくてはいけないわけです。

そこでヘラヘラして間違えちゃいました、なんてことはしてはいけないですし、
一瞬の不安があるようならば、参加してはならないと思うんです。

あくまでプロですから、
なによりも、お客様を喜ばせなければなりません。

素人がカタチだけ演奏してお金を貰う、
それを認めたら、プロというものの価値が下ってしまいますし、
お金を貰うのってそんなに楽じゃないよねって、
そこは線引きしたいんですよね。

そこの線引きが上手く出来ない人が、
もしその演奏会にいるんだとしたら、
私はそこの場に立ちたくないわけです。

ウルサイでしょ、読むのイヤになってきたでしょ。

でも、こう憎ったらしいくらい小難しく考えていくと、
逆に簡単に、答えって出るんですよね。

このふたつに続いて、他人の言う通り割り振られた譜面を、
その譜面通りに演奏して、それのどこが面白いのかなって、
そういう風に考えてたんですよ。

枠にハマることって楽で、一定の喜びは得られると思うんですけど、
それは果たして自分にとって最高の喜びになるのかっていう風に、
またインテリぶって、偉そうに考えたりして。

でも、気付いたんです。

あ、そうか、芸術だなんだ考えず、
スポーツ気分でやればいいんじゃん、って。

結局、長縄跳びみたいなものじゃないですか、
みんなで力を合わせて、タイミングを合わせてって。

重苦しく考えず、それでいいじゃんって。

そこに辿り着いたとき、一気に肩の荷が下りて、
じゃ、やってみようかな、ってとこに気持ちが落ち着いたわけです。

単に私が芸術というモノに思い入れがあり過ぎて、
逆にスポーツには思い入れが普通なだけな気もしますけどね。

きっと趣味で音楽を演奏されてる方は、
それが楽しいからしているだけで、
自己表現だなんだっていう堅苦しいところって、
きっと思ってないんでしょうね。

なので、ふたつの問題なんてのは、もうなかったかのように、
芸術だなんだと堅苦しいことを言わずに、
みんなに合わせて他人の曲を演奏するのもいいかな、
って思うわけです。

ずいぶん丸くなりましたね、私も。

昔は、芸術だから、ってとこに終始しちゃって、
楽器持った瞬間に、プロの音楽家にならなければいけないかのような、
そんな強迫観念に囚われて、楽器を持つなんて思えませんでしたもん。

それどころか趣味で音楽をやってる人を、
心のどこかで認めてなかったりして。。。

ダメな私でした。ごめんなさい。

って言わなければバレないんですけど、
言っちゃうんですよ、素直ないい子なので。

でもなにかひとつのことに熱中してる人って、
この年齢になると、また再評価っていうか、
そういうメリハリを持つことが生活の潤いになるのかな、
…なんて、余生短そうなオッサンくさいことを考えてしますよね。

果たしてこれ以上、趣味を増やして全てを上手く回せるか謎ですが、
やっぱり、家族みんなでジャズ、がしてみたいナァ。

いい家に住んでね、その中の広いリビングでスウィングしてね、
カッコイイですよね。

そんな言ってて、子供がグレたら面白いですけど。
下妻物語みたい。

…というか、こういう将来の家族像話をしていると、
そもそも結婚できるのか、
って、みなさんにつっこまれそうですね。

特に、このblogでの言動とか見ていると。。。

出来るの、私はっ。
みんながビックリするような人と結婚してやるっ。

…って心に強く思うことが、大事です。
言動の変化については、100日間待ってください。

なにはともあれ、今年度中に寮を出なくてはいけないので、
教室を決めて、小さな恋のメロディが鳴り響くのは、引っ越した後でしょうか。

…と、無理矢理に題名のMelody Fairに引っ掛けてみる。

さて、なにを演奏しようか。。。

今日の華道

2004年10月27日 23時48分57秒 | 華道
【テーマ】
・デッサン

【花材】
・どうだんつつじ
・スカシユリ

【花器】
・花瓶


お仕事の都合上、一番遅れて始めたので、
周囲に追いつこうと急いで生ける。

普段は考え過ぎてカタチを目指してしまうけど、
今回は、なにも考えず感性だけで生ける。

そしていつもよりも、
わかりやすい作品となる。

時間という制限がある中でこそ、
私は最大限の力を発揮する気がする。

焦らされるのは嫌いだけれど、
そのことをよく知っている。

名古屋脱落。市原生き残る(EL GOLAZO 2004/10/25)

2004年10月27日 09時55分12秒 | サッカー(ジェフさん)
先週に引き続き月曜発売のEL GOLAZOさんから、
ジェフvsグランパス戦の個人成績表のみ抜粋してみましょう。

・櫛野|6.5
・斉藤|5.0
・ミリノビッチ|6.0
・茶野|5.5
・坂本|5.5
・阿部|6.0
・佐藤|6.5
・村井|6.5
・羽生|7.0
・巻|5.0
・サンドロ|5.5
---
・立石|NoUse
・結城|6.5
・中島|-
・水野|6.0
・工藤|NoUse
---
・オシム|6.5

ということでした。
妥当な気もします。

前回と違って一言コメントもなく、
欄も狭く、記事内容もサッパリしてました。

首都圏限定発売だし、
関東近郊で試合がないとダメなのかな。。。

スウィングガールズが大好きな、その理由は…

2004年10月26日 16時33分10秒 | 映画
実際のところ、必要なかったのですが、
サポーターバスでの5時間移動に備えて、
先週の金曜日、スウィングガールズ関係の書籍を、
2冊ほど購入しました。

スウィングガールズと始めるジャズ入門

前半は、主要出演者たちの演奏に着目したインタビューで、
後半は、演者紹介やジャズバー、着メロなど、
身の回りにあるジャズの紹介となります。
ジャズの名曲が入ったCDもついてきて1400円なので、お買い得です。

スウィングガールズ オフィシャルブック

2冊ある公式本の内のひとつのこちらは、
出演者のインタビューを中心に、
各キャラの性格を明示した4コマ漫画が掲載されていて、
各人物を掘り下げた内容になっています。
どこか卒業アルバム的な印象を受けます。

ちなみに、もうひとつの公式本である、
スウィングガールズ公式ガイドブック Swing a gogo!!」については、
作品を掘り下げた内容で、シナリオやサイドストーリーが掲載されていて、
これはこれで気になるのですが、書店に売ってなかったので購入できず。

…と、こんな風に、
すっかりスウィングガールズ好きになった私なわけですが、
なんで、こんなにも急に好きになったのでしょうか。

スウィングガールズが、観れば誰でも元気になり、
作品的に優れているというのもありますが、
好きになった理由は、それだけではありません。

私がこんなにも、スウィングガールズを好きになった理由は、
セーラー服の美少女に郷愁を抱くオッサンだから、
ということでもありません、残念ながら。

観ていない方にご説明すると、
映画の主人公である女子高生達のビッグバンドの正式名称は、
スウィングガールズ&ア・ボーイなんですね。

楽器経験者だけれど気弱で、
でもガールズ達の教師役になる男子が、
ひとり入っているわけです。

私は、そのア・ボーイに共感しまくりなわけです、
詰襟制服の男子高生好きなゲイだとかってことでなくて。

というのも高校時代、
中学から引き続き、写真部に在籍していたんですけど、
ここがとてもとても女性天下な場所で、
私は部長という名の雑用係に終始していたわけです。

毎日部活に出たら、
とりあえず1時間以上、女子部員の肩モミですからね、
冗談でも、大袈裟でもなく、本当に。

で、運動部の男子がどうだこうだいうお話を延々聞かされるという、
もう、可憐で純朴な田舎の女子高生幻想が、ステキにぶっ壊れる空間でした。

でも私は、コワくて逆らえなかったんですよ。。。

特にリーダー格の女性は、中学時代にチョット不良さんで、
少年少女も読むと思うので、なにがあったかは書きませんが、
えっ、そんなことリアル世界にもあるんだ…、っていうハレンチなことを、
気弱な男子にさせたらしいですからね。

興味の移り場所の少ない、田舎ならでは、というかなんというか。。。

もちろん世渡り上手な私はされませんでしたけど、
それはそれは、かなりの凄味があったわけです。

あわわわわ。。。

…とすると、お話的には面白いんですけど、
私がコワがるのって、強者の圧力というよりも、
女性に限らず、後輩とか、小動物とか、
自分の力で壊せてしまいそうなモノが、どうにも苦手で、
どの程度の力で、どう扱えばいいか、
全く持ってわからなくて、それがなによりコワイんですよね。

傷付けられるのは我慢できても、
傷付けるのは我慢できないので、
とりあえず言うことを聞いておく、という。

おまえは何様だって言われそうな、
とっても失礼な話ですよね、これは。

でも言葉で説明できないんですけど、
どうにもダメなんです。

目に見えない古い社会の枠組みに、
意外とすっぽりハマり込んでるという。

なので、普通にしている女性には感じないんですけどね、
そのとき周囲にいた、自分より強そうにしている女子達に、
その扱いづらいコワさを感じてしまったんです。

だから、傷付けないために我慢してよう、って、
違う意味で怯えながら、言うことを聞いてたわけです。

私はあまりに優し過ぎるのかもしれませんね、
と自分を誉めてみたり。

でいて、ただ怯えてるだけでなくて、
専門知識だけは一番あって、
一応、教える立場ではある、というところも、
ア・ボーイにそっくりなんです。

震えつつも仕切る、っていう。
でも、いまいち仕切りきれていない、っていう。

私が女性の言うことをニコニコ聞く割に、
女性をまるで引っ張れないのは、
この環境が、とっても関係している気がします。

女性を引っ張るなんて恐れ多くて。。。

完全に牙を抜かれましたね、
精神面で調教されまくりです。

それは振り返ると確かなんです。

中学の頃、女子とも仲良くキャッキャする私だったので、
高校1年のときも、体育会系の明るい女子と、
一緒にハシャいでたんです。

で、うちの高校は毎年クラス替えがあって、
2年はその女子と別々なクラスになりました。

2年で出会った今でも遊ぶ仲間達と、音楽のリミックスだなんだと、
ネクラな遊びを始めたのも悪い気もしますが、
それは今回のお話では、取り入れないこととしまして。。。

3年で、また、その女子と同じクラスになったんですけど、
私が接する態度がまるで変わって、ハシャがなくなって、
シュンとしちゃってましたからね。

女子は、あれには驚きだったんじゃないでしょうか。

女性に対する自信だとか、得意意識だとかいうのが、
部活動内の関係を続ける中で、まるでなくなったんでしょうね。

チョットした苦手意識を持ってしまったというか。。。

大学を通して、苦手意識も和らいで普通になった気もしますが、
いまだにその傷が続いている気がします。

というか、それを境に口に出す好みは変わらずとも、
好きになるタイプっていうのも変わってる気がします。

それまでは口に出す通り、
元気で明るい人が好きだったんですけど、
そういう人には恐ろしい棘があるかもしてないって、
どこか陰のある、ひっそりした人の方がいいなって。

もう責められたくはないぞ、
って気になったんですね、とっても弱気に。

私は、ダメダメです。

でも、その割に、女子がいなければ頑張れない性質は、
なんにも変わらないどころか、むしろ強まった気もして、
すぐ身の回りに、見える範囲に仲の良い女子がいないと、
あんまり頑張れないんですよね。

主人がいないと芸をしないだなんて、
完全に調教結果な気もしますけど、
この性質は小学校からなんで、そんなもんでしょう。

女子の前では常に、
カッコつけたい、気にされたいんですね。

でもやってることは、
カッコよくなく、奴隷寸前、っていう。

やっぱり私は、ダメダメです。。。

ア・ボーイくらいカッコイイというか、カワイければ、
こんな情けないキャラでも母性本能をくすぐってモテるんですけど、
容姿オッサンですからね、モテないですね。。。

そんなこんなで長々と語ってきましたが、
ともかく、ちょうど高校の頃の写真って欠落してますし、
そんな表沙汰には出来ない高校時代の黒歴史を思い返す、
裏卒業アルバムみたいな存在として、
ちょうどスウィングガールズが心にスッと入ってきたわけです。

今回は、こう暗いとこばっかり紹介しましたけど、
実際のところは…、やっぱりこの通りですけど、
そんな高校の部活動も、今となれば楽しい思い出ですしね。

夏休みもしっかり登校して、
写真に没頭しまくった時期も、確かにありましたし。

なにかに熱を入れることは素晴らしい。

しばらくは、スウィングガールズを通して、
元気な笑顔で、思い出を振り返りたいと思います。

写真やるべ♪

映画生感想『デビルマン』

2004年10月26日 15時39分53秒 | 映画
2004年10月24日、久しぶりのバイクでひとり、
MOVIX本牧にて、10時の回を観賞しました。

3年半前、就職のため、千葉の実家から横浜に来るとき、
本の類はかさ張るので、なにも持ってこないようにしようと思っていました。

しかし、この「デビルマン」と、あと「藤子F不二夫SF短編集」だけは、
どうしても必要だから持ってきてしまった、という過去があるくらい、
私にとって思い入れの深い作品だったりします。

その後、永井豪作品も代表作だけですけど何作か読み漁り、
短編も読んだりもしましたしね。

なので今回は、思い入れが深く重なり、
普段とはチョット違う毛色の感想になりそうです。

感想を一言で言うと、
ツッコミどころは多過ぎるものの、
80年代の邦画を観るような感覚で、
それなりに2時間、楽しめました。

物語を知り尽くしていて、脳内補完しているからこそ、
かもしれませんけどね。

ネット上だと、かなり批判を浴びてますけど、
そんなに批判するものでもない気がします。

最近は、邦画でも真面目にキャラモノをやったり、
テンポ良く面白い試みをする作品が増えてきていますが、
一昔前の邦画って、そもそもこんな味わいを持ったものだと思います。

だからこそ、邦画なんて…、って人が増えたわけですしね。

特に子供向けの特撮は、この傾向が多かった気がします。
子供心に期待しては、邦画だね、って思わされた部類の。

演技が棒読みだとか、役者がみんな華奢過ぎだとか、
演劇台詞と日常台詞の使い分けがオカシイだとか、
シレーヌとジンメンのお話が淡白過ぎて必要なさ過ぎだとか、
笑えない、笑わせようとするカメオ出演が気分を盛り下げるとか、
そもそも脚本が設定を下手に変えて繋がりがない上にテンポがないとか、
ご自慢のCGがプレステ2のムービーより劣ってるだとか。

批判する気になれば、その材料は盛り沢山の映画で、
とっても脇の甘さが目立つ作品になっています。

でも、特撮に限らず、私は80年代以降の作品しか知りませんけど、
いわゆる話題作っぽく、子供にも向けて宣伝された一昔前の邦画って、
ハリウッド映画ほどの緻密さはなく、脇が甘く、無駄が多く、テンポも悪く、
次から次へと忘れてもいいような場面が続くもののような気がします。

それで完全につまらないかといえば、そんなでもなく、
テレビ放送時、やっぱりドラマとはチョット趣の違う、
お茶の間映画として、それなりに観られますよね、っていう。

なので、もし私が制作者だとして、そんな一昔前の邦画と比べたとすれば、
この作品を観て、よく出来た作品だね、とすると思います。

この作品を観たとき、その物語、演技の箱庭さが微笑ましく感じられて、
一昔前を思い出し、とても懐かしい気持ちになりました。

そして私は終始、温かい気持ちで、飽きることも、呆れることもなく、
穏やかに観ることが出来ました。

さて、内容的に良いとこ探しをすれば、
「ススムちゃん大ショック」を取り入れたり、
虐げられた美少女が急に力を持って大人を殺しまくったり、
その辺は、とっても永井豪っぽかった気がします。

それに、デビルマンはそんなことないですけど、
少なくとも短編では、永井豪自身が邦画的な物語を描いている気がするので、
そもそも、こうした安っぽい邦画の枠に閉じこもってた方が、
実はとっても、永井豪っぽい作品になる気がします。

永井豪にしては、あまりにエロスがなさ過ぎでしたけど、
そもそも永井豪のエロスは必要あるかどうか不明ですしね。

そう考えると、下手にハリウッド制作になって、
永井豪とは全く別の味を持った作品になるよりは、
これはこれで答えだったんじゃないでしょうか。

ハリウッドならば、もっと大掛かりな答えになってたでしょうけど、
それだと永井豪の邦画っぽさが損なわれますからね。。。

その答えが正解とは決して言い切れませんけど、
それなりに楽しめる作品です。

デビルマンの大筋も、一応辿ってますしね。

でも誰もが楽しめる構成ではないと思うので、
80年代邦画特有の、元々デビルマンが好きだったり、出演者が好きだったり、
そういう、観たい人は観てください、な感じです。

あと、オモシロ描写やオモシロ台詞も満載なので、
その辺をナナメ観して楽しむ方にも大ウケだと思います。

…ということで、他の方の辛辣な批評を読みつつだったので、
なんだか感想というよりも作品擁護っぽくなりましたが、
私は、言うほどつまらなくないと思いました。

そもそも私は、野次や批判を受けたら、
放り投げてやりたくなくなる部類の人間なので、
他人の作品についても誉める以外したくないですしね。

それに、気持ち悪く微妙に感覚がズレてて酷い、
お金のかかったハリウッド映画もありますしね、
こう気持ち良く全てがズレている方がいいと思います。

とりあえず原作の力だけで、2時間楽しめます。

原作を知らない方は、この作品を通してぜひ原作に出会って、
あの、とてつもない世界に浸って欲しいところです。

たとえ映画を通さなくても、
この作品は、ぜひとも読んで欲しいものです。

いつも心の明るい部分を見続けるのも楽しいですが、
心の闇を照らされるのも、時には必要な気がします。

ので、原作をぜひ読んでみてください。

ハッピーバースデー、デビルマン。。。

悪魔はおまえら人間だ!