城山三郎さんの「総会屋錦城」を読みました。この本に納められている7つの短編小説は昭和30年代に発表されたもので、当時の日本社会や会社経営の様子が赤裸々に映し出されています。 これから高度成長に入ろうとする時期の、日本社会のからくりや陰謀などが描かれています。社会の内幕を題材にした城山さんは経済小説のパイオニアと言われたそうです。 45年以上も前の小説ですので戦地帰りの人々が主人公ですし、背景も現代とは異なりますが人の考え方はそれほど変わっていないのかも知れません。
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