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問題解決ガイドのひとりごと。



昨日(20日)に坂井直樹さんが和田浩子さんとの打ち合わせのために来社されました。
打ち合わせが終了した後で、坂井さんとご挨拶したときに何気ない感じで「今度また本を出しましたので、よかったら読んでください」と一冊の本を手渡して下さいました。
「アッ!ありがとうございます。そしておめでとうございます」と申し上げたのですが、帰られた後で題名を見ると「今日、息子が死んだ」というテーマの本でした。

1年前(2006年6月)にご子息が亡くなられたことは知っていたのですが、その原因をお尋ねすることは控えていました。
亡くなられてからも活躍されている坂井さんの姿を見ていましたが、その心の中を知る由もありませんでした。
本を読み始めてすぐに釘づけになってしまい一気に最後まで読み終えたのですが、坂井さんの深い悲しみと亡くなった坂井龍夢さんへの思いに胸がつぶれる思いになりました。
私には息子はおりませんが二人の娘の父ですから、その悲しみの何十分の一は分かる気がするからです。

亡くなった龍夢さんが小学校の授業で作った俳句は、
「どどどどど どどどどどどど 夏の滝」
返却された作品には先生の字で「まじめに書きなさい!」だったそうですが、私が父親だったらすごく喜んでほめ、先生より君のセンスの方が良いのだから気にするなと言っただろうと思います。

生前の龍夢さんにはお目にかかっていないのですが、すてきな青年だったに違いありません。

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