多言語コーディネーションが業務の中心です。
問題解決ガイドのひとりごと。



日本中の会社が海外とのかかわりを何らかの形で持つようになっていますので、それぞれの会社には翻訳をつかさどる部署が置かれるようになっています。

部署内に翻訳が出来る人を配置したり、ネイティブを採用するなどで社内で対応というケースもありますが、外部のベンダーを活用することも多いと思います。

ところが納期だけでなく、現地からの指摘があり表面化する翻訳品質の問題や、製品が多い場合は用語の統一が出来ていないとかベンダーによってバラつきがあるなどの悩みごとがあります。

これらを聞いてみると、各社各様の悩みごとのようなのですが、根元の原因は一緒ではないかと考えています。

それは日々の仕事の忙しさに忙殺されて、仕事の流れを冷静に分析するという余裕がまったくないのです。

なぜそうなってしまうのだろうか。悪い事象として各担当者の中に仕事に対する不満や、他部署への反発心のような形で鬱積してしまっているようなこともあります。

このような現象の解決をするためには、現場の状況や条件などを知っているだけでなく理解している人に仕事の分析をしてもらうという手段があります。

そして、解決不可能なもの、短時間では絶対に解決出来ないから時間をかけるもの、一年以内に解決できるもの、努力すればすぐに解決できるもの、ベンダーに協力してもらって解決するもの等に仕分けをするのです。

これらを構成図のように目に見える形にとりまとめ、関係者全員(他部署も含む)が共有するというプロセスを踏みます。

極端に言ってしまえば、「今の条件では100パーセントのものは出来ません!80パーセントで了解して下さい。」という宣言をする覚悟が必要なのです。

その上で、解決出来る問題から順次解消し、解決不可能と思っていた問題をも何とかするという思考にまで高めることが出来れば展望が開けてきます。

 



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