中国・大連市には毎月のように出張しているのですが、必ず気を付けていることがあります。
普通の観光地という面も持っていますが、中国海軍の重要な拠点である旅順をひかえた場所であり、大連空港は戦闘機の発着する重要な空港でもあります。
また大連湾に多数ある造船所の中には航空母艦を建造している所もあります。
また大きな建物があるなと思って、「あれは何ですか?」と聞くと軍関係のものですという答えが返ってくることも多い。
このように軍に関連した場所が多いにも関わらず、「軍関係施設につき撮影禁止」という表示が外国人にとって分かりにくいと言うか、わざとではないかと思うぐらい目立たないのです。
そんな都市ですから、いわゆる観光客がたくさん訪れるような場所なら安心して写真が撮れますが、少しでも何かありそうだと感じるところではカメラを向けないようにしています。
何カ月か前に、大連空港から帰国しようとしていた日本人が逮捕されたという事例もありますので、そうした配慮は必要だと思っています。