第二次世界大戦のすぐ後に生まれた私たちは団塊の世代と言われていますが、その世代の人たちの腕には疱瘡の「あと」が大きく残っています。
それ以外にもBCGなどの予防注射の「あと」がたくさん残っているのですが、本人たちはまったく気にすることもなく過ごしてきました。
その当時の予防注射には傷あとを残さないようにというより、日本脳炎や百日咳、麻疹などを流行させないためには全国一斉にもれなく予防注射をしなければならなかったほど、衛生状態が悪かったこともあったのだと思います。
それに私たちが成長する頃は、お医者さんに行くという時は注射をされるのは普通のことでしたが、現在は注射をするのではなく投薬が主流になっているという違いがあります。
現在の子供たちも予防注射がされているのですが、生後2カ月ぐらいから始まるようです。
小学校に行くまでにいろいろな予防注射をしてもらうのですが、いつの時代でも子供たちは注射が嫌いなので、彼らも大変だと思います。
ちなみに、この予防注射をさせない親もまれにいるようですが、児童虐待をしていると公的機関はとらえているようです。