多言語コーディネーションが業務の中心です。
問題解決ガイドのひとりごと。



ソ連が崩壊する過程を現地で見てきたからこそ書けるという内容ですので、読んでいて臨場感が伝わり読み物としても大変面白いものです。

ソ連として一つの国と見ていたものが、底辺にキリスト教、イスラム教という大きな違いと、民族的な違いをも包括していたという事実もわかりやすく書かれています。

そして崩壊する過程でそれぞれの違いによる利害や排他性などが争いとなって現れ、ついには多くの国が独立していくのだが、モザイクのように入り組んだ民族がそれぞれまた再分裂しようとするので、紛争が終わらないという背景も理解することができます。

ソ連から分裂した諸国が、宗教、民族の違いという内的な問題をそれぞれ抱えており、その火種が国際紛争として燃え上がる可能性も高いという指摘も。

しかし改めてこの本の中で感じるのは、佐藤優さんという人物が外務省職員でありながら、情報分析官としては極めて有能であったということです。

しかも外交交渉の裏方として重要な役割を果たしていたこともうかがえます。

佐藤さんを、まさに冤罪(えんざい)で外務省という舞台がら引きずり落としたことが、日本国にどれほどの不利益をもたらしてしまったのだろか?

最近のロシア大統領の北方領土訪問問題など、もしも彼が外務省にいたなら違った結果になっていたに違いないと思わせられます。

ご本人は現在作家として活躍されていますので、社会的にはむしろ幸せなのかも知れませんが、本当にもったいないことをしたものだと感じます。

 

 



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




07:50 from Twitter for iPhone
男性の着物姿は印象に残るので、ちょっとした有名人?機会あるごとに着物という事に大賛成!
 “@auf_der_Reise: NRW州主催のイベントに参加後、キタックス。着物で行ってばっちり皆の脳裏に焼き付けてきた。”

18:22 from Twitter for iPhone
東海地方出張から自宅最寄り駅に到着。駅前のビル周辺があまりにも綺麗なのでパチリ! http://yfrog.com/hsjilhj
by shigetommy on Twitter



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )