会社というものを船にたとえてみると、経営者は船長ということになりますので、私は会社を運営する上で船長の役割というものを意識してきました。
船のいろいろな部署で働く人々はそれぞれ役割を果たしながらも、どこへ向かっているのかはハッキリわからないことが多い。
たとえ氷山に激突する方向に向かっていたとしても、その瞬間までは空調の利いた心地よい空間で過ごしている。
船長は操舵室で前方のあらゆる情報を入手しつつ、最善の方向へ航路を導く役割があるのだが、前方、後方、右舷方向、左舷方向という二次元世界での選択か、エンジンを停止してその場にとどまるしかない。
今年に入ってすぐに、アラヤの経営を考えるときに船ではなく飛行機なのではないか?というインスピレーションがあり、それが大きく膨らんでいます。
飛行機だとすれば前方、後方、右舷、左舷だけでなく、上方、下方というものが加わるだけでなく、エンジン停止という選択肢がなくなります。
機長の情報収集も目視ではなくレーダーになり、あらゆる情報をあらゆるところから収集し、その情報を選別・判断する能力が求められます。
しかも飛んでいる間は停止することは考えられないので、すべてに速さが必要となってきます。
船長から機長への意識改革がうまくできれば、前後、左右、上下の自由な空間でヒラリヒラリと華麗な飛行を披露することになるかも知れません。
これからのアラヤの動きにご注目ください。