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問題解決ガイドのひとりごと。



現在、IT業界の大手となっているサイバーエージェントは、1998年に創業され、年数が短いにもかかわらず2003年3月には東証マザーズに株式上場。
当時はベンチャー企業として脚光を浴びていたことを鮮明に覚えています。
その一年後にアラヤを創業したので、その存在は気になっていましたが私たちとは別の世界の出来事だと思っていました。
アラヤ創業から1年後の2005年4月、この本が「アメーバブックス」から出版されたので、やはり気になり購入して一度読んだのですが、その本がいつの間にか手元から消えてしまいました。
最近になってライブドアの堀江貴文さんの本をはじめ、起業関係者の本をいろいろ読んでいるうちに、そういえば藤田晋さんの本があったことを思い出し、再度文庫版を購入して読んでみたのです。
自分自身が6年間、起業会社の経営をしてきた経験がありますので、5年前に読んだ時とは違ってこの本に書かれているすべてのことが臨場感ある場面として再現される感じがありました。
まさに他人事ではなく、何だか自分が経験したような不思議な感覚だったのです。
起業を経験したものだけしか分からない共感なのかも知れません。

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昨日の夕方から経営者の勉強会が銀座で開催されましたので参加してきました。
勉強会では鎌倉シャツの貞末さんのお話が大変興味深く、かつ感銘を受ける内容でした。
今、世界中のファッションメーカーは縫製加工を中国をはじめとする東南アジアに委託してしまっており、イタリア、フランスなどは自国に縫製加工できる工場がほとんど消滅してしまったそうです。
そんな中で、日本だけはピーク時の4分の一に減ってしまったけれどまだ縫製加工できる工場が残っている。
日本の工場は一人あたりの生産能力が中国の4倍あるので、人件費が4倍以内であればなんとか採算が合うのだそうです。
しかも日本の作業者の縫製加工技術はピカイチなので、メイドインジャパンという信用度が得がたいほどの価値があるというお話でした。
鎌倉シャツは名古屋のセントレア空港に店舗を持っているのですが、最近は中国の観光客が大量に買っていくそうです。
そんな実績をもとに「メイドインジャパンを前面に出す」ことをすれば日本はもっと元気になるはずという論旨でした。
最近の出来事だそうですが、中国の縫製加工工場で働いている女性たち(農村部からの出稼ぎ)が旧正月休みに実家に帰ったあと、4分の一が戻ってこなかったため世界的な納期遅れが深刻になっているという。
中国の農村部が大分豊かになり仕事が地元でも見つかるという現象の影響だそうです。

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