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■ 大平台温泉 「山楽荘」 〔 Pick Up温泉 〕



大平台温泉 「山楽荘」
住 所 :神奈川県足柄下郡箱根町大平台601
電 話 :0460-82-2930
時 間 :要事前確認
料 金 :500円
オフィシャルHP
紹介ページ (箱根全山)

箱根温泉郷、塔ノ沢と宮ノ下のあいだにある大平台温泉
箱根細工の名産地として知られたこの集落はながらく温泉をもっていませんでした。
昭和24年、地元の有志たちによって宮ノ下地区で温泉を掘り当て引湯を開始、昭和37年には大平台地区内の早川河床でついに地区内泉源を得て、現在では地区内のいくつかの源泉と宮ノ下からの引湯の混合泉が「箱根大平台温泉組合供給温泉」として共同配湯されています。
なお、以前レポした「対岳荘」は、自家源泉使用です。

ここはなんといっても共同浴場「姫の湯」が有名ですが、ここのお湯はどうもピンとこなかったので、小さな湯宿を攻めてみました。


【写真 上(左)】 大平台温泉街
【写真 下(右)】 大平台の住宅地図

大平台温泉街のいちばん奥まったところにひっそりとある部屋数5のこぢんまりとしたお宿。
大平台は小規模なお宿が込み入った路地に点在していてわかりにくいので、場所は下記の地図を参照ください。
アプローチはせまいですが、Pは数台分あります。

日帰り客は多くないらしく、日帰り入浴を乞うと女将さん?はちょっとびっくりした感じでしたが、すぐに「どうぞどうぞ」と親切に迎え入れてくれました。
館内はすみずみまで清掃が行き届き、気分がいいです。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 上手の貯湯槽

浴室はふたつあり手前の浴室に貸し切りで入れました。
浴場はちいさいので、原則貸し切りのような感じもします。
浴室のすぐ上手に貯湯タンクらしきものがみえます。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 湯口

こぢんまりとした浴室に黒みかげ石枠伊豆石貼2人の浴槽ひとつとシンプル。
石膏の析出のでた黒みかげ石の湯口から熱湯を絞り投入で、浴槽ふちから静かにあふれだし。
べつに熱湯の側面注入もありましたが、お湯の感じや掲示類からしてかけ流しでしょう。
(側注は槽内の温度ムラをなくすための撹拌用源泉注入だと思う。)


【写真 上(左)】 注入口
【写真 下(右)】 石膏の析出

カラン2、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。
休日11時で貸し切り。

無色透明のお湯はとにかく熱く、かるく50℃以上はあったかと思います。
湯もみだけではとうてい太刀打ちできず、泣く泣く冷水カランから投入。
44℃くらいにうめてからおもむろに身を沈めます。
当然入ると大量オーバーフローで、内床は池状態に・・・。


【写真 上(左)】 浴槽&オーバーフロー
【写真 下(右)】 うずを巻く内床の排湯口

よわい芒硝臭に芒硝塩味でヌルすべととろみと強いあたたまり。浴後はさっぱり爽快感。
「温泉に入った~~」という感じの力づよくもやわらかなお湯でかなり気に入りました。
お湯的には「姫の湯」よりぜんぜん上かと・・・。

浴後、「熱すぎたかしら?」と問う女将さんに「ええ、でも水入れさせてもらったので入れました。泉温があるので加熱代がかからないのでいいですね。」と応じると、「それでも配湯料がかかるので・・・。」と笑っておられました。

それにしても日帰り客も少なそうなのに、昼間から非加温源泉かけ流しとは贅沢なものです。
「姫の湯」の混雑を避けたい向きには最適な1湯かと思います。

〔 源泉名:箱根大平台温泉組合供給温泉 〕
Na-塩化物泉 67.7℃、pH=8.4、湧出量不明、成分総計=1332mg/kg
Na^+=379mg/kg、Ca^2+=27.9、Fe^2+=0.03、Cl^-=593、SO_4^2-=53.7、HCO_3^-=72.9、CO_3^2-=1.43、陽イオン計=437、陰イオン計=722、メタけい酸=141、メタほう酸=30.77 <H15.8.4分析>
 
<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:なし 循環装置等使用:なし 消毒処理:なし

■ブランドグルメ
〔 辻国豆ふ店の豆腐 〕
大平台にある創業昭和30年の老舗豆腐店、辻国豆ふ店。
「豆腐は水が命」といわれますが、ここは大平台の名水「『姫の水』と源泉を同じくする水を使っていることから製品の全てを『姫とうふ』としました。」とのこと。(HPより)
その場で食べられる”おぼろ豆腐”のほか、揚げたての”がんも”や豆乳の美味しさにも定評があるようです。

〔 2010/12/12UP (2007/05入湯) 〕


E139.4.35.300N35.14.1.000
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