関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 鋸山金谷温泉 「かぢや旅館」



住 所 :千葉県富津市金谷3887
電 話 :0439-69-2411
時 間 :12:00~19:00(事前確認が確実)
料 金 :700円
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
■ 紹介ページ (楽天トラベル)
■ 紹介ページ (じゃらんnet)
■ 紹介ページ (JTB)
■ 紹介ページ (富津市観光協会)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。
内房、金谷にある安政元年(1854)創業の老舗宿が日帰り対応するもの。
金谷はJR内房線「浜金谷」駅や三浦半島久里浜からの東京湾フェリーが発着する金谷港を擁する交通の要衝で、名勝地、鋸山へのベースにもなります。


【写真 上(左)】 浜金谷駅
【写真 下(右)】 鋸山金谷温泉の案内看板
場所は路地のおくでややわかりにくいところ。
やや年季の入った建物ですが、徐々に手が入れられているようです。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 創業安政元年
帳場前にいけすがあって、いかにも魚がおいしそうなお宿。
じっさい、赤座エビ、高足ガニや黄金アジなど、レアな地ものの海の幸に定評があるようです。


【写真 上(左)】 帳場まわり
【写真 下(右)】 帳場よこに高足ガニ


【写真 上(左)】 赤座エビもいました
【写真 下(右)】 浴場へのアプローチ
廊下を進み、中庭の池を橋で渡ったところが別棟の浴場「南国風呂」で、左が女湯、右が男湯。
脱衣所はこぢんまり、浴室はそこそこの広さがあります。
カラン11、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。カランでも若干の塩味を感じたような・・・。
平日12時で3人~独占。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 浴場でエンジェルラダー
浴室は二面採光ながら林に囲まれているので、さほど明るくはありません。でも、老舗らしい落ちつきのある雰囲気ある浴室です。
高窓から差し込む木漏れ日を受けて、湯面が黄金色にかがやいて綺麗。


【写真 上(左)】 女湯
【写真 下(右)】 男湯の浴槽
石枠にこまかな丸タイルを敷き詰めた勾玉型の趣ある湯船は7-8人ほどで、たっぷりふかめで入りごこち抜群。
べつに水風呂とサウナ(当日は使用休止)があります。女湯に水風呂とサウナはなかったようですが、その後女湯はリニューアルされているので現況不明。
水風呂は温泉じゃないと思いますが、湯口は褐色に変色し、指先の青白発光ととろみを感じるので相当量の成分を含んだ井水では?


【写真 上(左)】 水風呂
【写真 下(右)】 洗い場カラン
ライオンの湯口からの投入+パイプ&側面注入、側面吸湯でオーバーフローなし。
循環系だとしても鮮度感は悪くなく、湯づかいに安定感があるのはさすがに老舗の技か。


【写真 上(左)】 ライオンの湯口
【写真 下(右)】 みごとなタイル細工と湯色
ほぼ適温のお湯は綺麗な黄金色を帯び、うす茶の浮遊物がただよいます。
重曹塩味によわい貝化石臭でカルキはほとんど感じません。
内房のお湯らしい成分の複雑さを感じる浴感。重曹系のツルスベがありあたたまりも相当なものです。
お湯のインパクトは同じ源泉をつかう「金泉館」の方があったような気もしますが、浴場の雰囲気はこちらのほうが上か。気分により使い分けしたいところかな。
〔 源泉名:鋸山金谷温泉 〕 <S45.10.17分析>
含沃素臭素重曹食塩泉(筆者註(新泉質名):Na-塩化物温泉) 23.3℃、pH・湧出量不明、成分総量=7531.6mg/kg
Na^+=2700.0mg/kg (96.63mval%)、NH4^+=12.40、Mg^2+=15.15、Ca^2+=16.11、Fe^2+=1.200
Cl^-=3899.4 (90.53)、Br^-=10.66、I^-=3.234、HCO_3^-=651.3 (8.78)、CO_3^2-=3.859
陽イオン計=2795.9 (121.5mval)、陰イオン計=4584.4 (121.5mval)、メタけい酸=64.31、メタほう酸=66.75、腐植質=4.60、遊離炭酸=16.65
■ブランドグルメ
〔 内房の赤座エビ 〕
「もっとも高価な海老」とも称される深海性の貴重な海老で、関東では千葉、とくに内房(金谷)の名物となっています。鋏脚がながいので「テナガエビ」とも呼ばれ、日本固有種ながら洋風料理でも高級食材として位置づけられています。刺身も美味ですが、加熱すると甘味が増すといわれ、多彩な料理につかわれます。旬は晩秋から冬場。
〔 2013/04/06UP (2010/12入湯) 〕
E139.49.37.940N35.9.45.010
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ■ 箱根湯本温... | ■ 馬頭温泉(... » |