関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 馬頭温泉(広瀬) 「元湯 東家」
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住 所 :栃木県那須郡那珂川町小口1652 (旧 那須郡馬頭町)
電 話 :0287-92-3355
時 間 :要事前確認
料 金 :500円(要確認)
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
■ 紹介ページ (楽天トラベル)
■ 紹介ページ (じゃらんnet)
■ 紹介ページ (栃木の温泉宿(求人ジャーナル社))
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。
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【写真 上(左)】 仲良くならんだ馬頭温泉郷のお宿看板
【写真 下(右)】 サイン-1
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【写真 上(左)】 サイン-2
【写真 下(右)】 玄関
栃木県東部の那珂川沿いにある通好みの馬頭温泉郷の湯宿のひとつで、近年、日帰り対応しているようなので攻めてみました。
那珂川のすぐよこにあります。Pには「元湯 あづまや温泉ホテル」と書かれたバスが停まっていましたが、いまは「元湯 東家」となっているようです。
メンテナンスばっちりの居ごこちのよさそうなお宿で、スタッフの対応も好感度の高いものでした。
右手廊下のおく、手前が女湯。スリッパをぬいでさらに進んだつきあたり左手が男湯で男女交替制かどうかは不明。
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【写真 上(左)】 男湯入口
【写真 下(右)】 内湯
こぢんまりとした脱衣所。浴室入口が自動ドアだったのにはびっくり。
さらにもう一枚手動扉をあけると二面採光のあかるい内湯で、窓の向こうには那珂川の眺望が広がり、天井高くこもりもなくて快適。
扉の向こう、階段をおりると東屋がかかった露天。
目の前は遮るもののない一面の川面で眺望絶佳。西向きであふれる陽光がまぶしいほど。
右手目の前の中洲には泉源が見え、そこからこちらに伸びる引湯ラインも確認できます。
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【写真 上(左)】 那珂川一望の露天
【写真 下(右)】 右手に泉源
カラン4、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。カランは析出がでていて井水かも?
連休の15時ながらぜいたくにも独占。
内湯は木(檜)づくりで5-6人。木の湯口からの適温投入+側面熱湯注入で底面吸湯と若干のオーバーフロー。
露天は石枠平石敷で10人ほどもいけるでしょうか。石組に仕込まれたパイプからやや熱湯の投入+側面熱湯注入、べつにホースからのぬる湯投入もあって底面吸湯。
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【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 内湯の湯色
どちらもベースは循環のようにも思えましたが、カルキはほとんど感じずお湯のコンディションは相当なもの。
とくに露天のお湯はよく、内湯と露天では源泉がちがうのでは? と感じるほどのイメージのちがいがありました。
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【写真 上(左)】 露天の湯口
【写真 下(右)】 ホース湯口と露天の湯色
お湯は内湯で適温、露天で適温~ややぬる。
お湯はわずかに黄色味を帯び、露天では湯中にこまかな気泡が舞ってアワつきも・・・。
ヌルすべ湯に特有の甘味が明瞭で、これによわい芒硝重曹味が加わります。
内湯はほぼ無臭ですが、露天のホース湯口では明瞭な甘イオウ臭を感じ、そのまわりでは湯面でも香ります。
お湯の感じからして、このホースはあきらかに源泉ライン(おそらく非加温)だと思います。
身をしずめたとたん、肌にまとわりつくようなつよいとろみとヌルすべを感じ、とろとろとしたはちみつのようなお湯。
入浴中は肌なじみよく、浴後は肌に張りがでてすべすべになる文句なしの美人の湯。
とがったところのまったくないすこぶるやわらかな湯ざわりで、ここちよさに出るに出られずついつい長湯に・・・。
とくに露天ホース湯口そばは抜群のコンディションで、甘いイオウ臭につつまれながらのすばらしい湯あみを楽しめました。
内湯もふくめ全体に湯づかいが巧く、ハンパなかけ流し湯を凌ぐものがあります。
循環系でもいいお湯を楽しめる好例かと。
通好みの名湯、馬頭温泉の面目躍如たるお湯で、浴場のロケも抜群なのでここはおすすめ。
ただし、繁忙時は日帰り不可になるようなので事前要問いです。
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【写真 上(左)】 泉源から引湯
【写真 下(右)】 泉源の写真(館内掲示)
分析書掲示がみつからず、帰りしな宿の人がみあたらなくなってしまったので使用源泉の詳細不明。
公式Webでは、約150年前の萬延元年〈1860年〉申八月の取交状として「この度、我が村(小口村)の、上広瀬坪下(地名)の川原に温泉が噴き出しました。その場所は、上広瀬坪の岩崖にある小さな沢の北角より、岩崖下を40間(72.8m)下がり、その地点より川向こうの申酉(さる、とり)方位、即ち、南西と西寄りの煙あって崖下より69間(125.58m)の所。(以下略)」との内容が紹介されています。
公式Webには、那珂川の中洲にある泉源地の写真が掲出され「那珂川の中に湧く源泉」と説明書があります。
位置関係からすると対岸の「那珂川温泉旅館」の源泉(那珂川温泉開発源泉)*と同じ感じですが、館内掲示には「馬頭温泉管理組合源泉」と明記され、広瀬温泉利用組合は馬頭温泉管理組合に移行という情報があり、公式Web記載の泉温(48.5℃)も合致するので広瀬温泉利用組合泉使用の可能性が高いです。
また、中洲の源泉を広瀬共同泉にまわしている可能性も。(*そうなると、「那珂川温泉旅館」(休業中情報あり)の源泉は中洲のものじゃないかも?)
いずれにしても、ここより南東にある小口系ではなく広瀬系の源泉だと思います。
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【写真 上(左)】 湧出口&温送管の表示看板
【写真 下(右)】 対岸から
馬頭温泉郷は広瀬温泉共同配湯の他、いくつかの自家源泉もあって、複雑な源泉利用形態となっていますが、いずれも特有のとろみとヌルすべ湯ざわりをもつおだやかないい源泉です。
参考までに、「いさみ館」(広瀬温泉利用組合泉)のデータを載せておきます。
〔 源泉名:広瀬温泉利用組合源泉 〕 <H5.5.14分析> ※「いさみ館」掲示データ
アルカリ性単純温泉 48.5℃、pH=9.3、湧出量不明、成分総計=618mg/kg
Na^+=171.7mg/kg、Ca^2+=11.5、Fe^2+=2.0
F^-=3.5、Cl^-=63.4、HS^-=0.9、SO_4^2-=166.4、HCO_3^-=80.3、CO_3^2-=42.7
陽イオン計=189.2、陰イオン計=360.6、メタけい酸=68.1
<温泉利用掲示> (男子浴室)
加水:記載なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 消毒処理:記載なし(塩素系薬剤使用の掲示もあり)
〔 公式Webより 〕
●泉質/弱アルカリ性単純泉 ●泉温/48.5度
●温泉の効能
当館の湧出温泉は弱アルカリ性でございますので(無色澄明微弱土臭)入浴後もすべすべした肌ざわりが感じられます。(那珂川の中に湧く源泉)
■ブランドグルメ
〔 那珂川の鮎 〕
全国有数の鮎の漁獲量を誇る那珂川。清流で育つここの鮎はその質のよさでも知られています。
鮎釣りのメッカであり、シーズンには多くの梁(ヤナ)が掛けられ、焼き鮎、洗い、田楽、フライ、天ぷらなど多彩なレシピを賞味できます。
〔 2013/04/06UP (2012/09入湯) 〕
E140.8.27.380N36.46.20.180
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