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関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 箱根湯本温泉 「近江屋旅館」 〔 Pick Up温泉 〕


<箱根湯本温泉 「近江屋旅館」>
(神奈川県箱根町湯本茶屋116、時間要問合せ、500円、0460-85-7345)
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (じゃらんnet)
箱根湯本から畑宿にあがる箱根旧街道沿い、上町、湯本茶屋地区には小規模な自家源泉のお宿がけっこうあって、ここもそのひとつ。


【写真 上(左)】 卓球台もあります
【写真 下(右)】 小浴室
民家風の外観ながら、館内は純和風にしっとりとおちついてなかなかいい感じ。
浴室は大小ふたつ。この日は奥のおおきいほうに貸切で入れました。


【写真 上(左)】 浴室入口
【写真 下(右)】 調度は箱根細工
箱根細工の調度がおかれた脱衣所は、これまたいい味を出しています。
「延命の湯 当館から湧出する湯は湯本の温泉に於て泉質が最高であると定評です。」という自信にあふれた掲示も出されていて期待が高まります。


【写真 上(左)】 脱衣所の掲示
【写真 下(右)】 足ふき
やや暗めの浴室に石タイル枠タイル貼3-4人の浴槽がひとつ。
丸みをおびたL字型の浴槽で、奥側がふかく手前が浅いので、好みの場所を選べるなかなかのすぐれもの。
カラン5、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。平日14時で貸切。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 注入湯口
湯口はなく側面注入のみ、槽内排湯はなく浴槽縁から全量をオーバーフローのかけ流し。
2人入るとザコザコにあふれてお湯が減りますが、すぐに回復するので注入量はかなりあるかと思います。


【写真 上(左)】 ざばざばのオーバーフロー
【写真 下(右)】 湯色
無色透明のお湯はほぼ適温で味不明、やわらかな硫酸塩泉系の湯の香がかおります。
成分総計=0.353g/kgのうすめの単純温泉ながら、キシキシとした湯ざわりと妙に力感を感じるお湯で、お湯のイメージは旧湯場の「大和(旅)館」に似ていますが、やや硬質な感じかな?
浴中はさほどほてりませんが、浴後は爽快感とともにおだやかに温もり、肌がしっとりと落ちつくいいお湯です。
帰りしなに手前の小浴場をのぞくと、ひとまわり小ぶりの浴槽から、お湯がなみなみとあふれでていました。
いかにも箱根らしいいいお宿ですが、浴室は貸切にすることが多いようなので、日帰りは電話してからのほうがいいと思います。
Pは宿の前、道をはさんで反対がわに数台とめられます。
単純温泉 40.1℃、pH=8.3、湧出量不明、成分総計=0.353g/kg、Na^+=92.4mg/kg、Cl^-=88.8、SO_4^2-=76.0、HCO_3^-=39.4 <H16.12.7分析> (源泉名:湯本第68号(自家))
単純温泉(Na-Cl・SO4型) 54.2℃、pH=8.2、60.6L/min、総計=542.3mg/kg、Na^+=152.0mg/kg (86.52mval%)、Ca^2+=19.24 (12.57)、Cl^-=172.2 (63.47)、SO_4^2-=107.8 (29.30)、HCO_3^-=32.71 (7.00)、陽イオン計=173.1 (7.639mval)、陰イオン計=313.3 (7.653mval)、メタけい酸=46.80、メタほう酸=9.0089 <S33.12.25作成>
※HPによると、源泉は敷地内の地下180mから汲み上げているようです。
<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり(入浴に適した温度に保つため) 循環装置等使用:なし 消毒処理:なし
〔 2009年9月23日UP (2006年6月入浴、2008年2月2日レポに加筆) 〕
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