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■ 稲城天然温泉 「季乃彩」



<稲城天然温泉「季乃彩」(ときのいろどり)> (稲城市、9:00~25:00、700円(平日)、900円(土日祝)、042-370-2614)
オフィシャルHP

多摩ニュータウンの北側に2007/11/26にオープンした新顔温泉スパ銭。週末はゲキ混みしそうなので平日夜にいってみました。
電車だと、南武線「南多摩」駅から徒歩約5分。稲城市中央図書館の真向かいにあります。
和風の建物は、坂を利用した複雑なファサード。立体P198台を装備した最新仕様です。


【写真 上(左)】 案内看板
【写真 下(右)】 エントランス

館内は広めでゆったり。浴場は2F、手前が女湯、奥が男湯。別に岩盤浴場(別料金500円)もあります。
脱衣所もわりにゆったり。内湯ゾーンは入って左手にサウナ、水風呂、草蒸風呂。右手に爽楽の湯(機能浴槽、井水循環)、炭酸泉(井水循環)、温泉主浴(黒みかげ石枠タイル貼15人以上/温泉非加水循環)、寝湯×3(井水循環/気泡で白濁)。中央にカラン30(内セパ式24)と多彩。


【写真 上(左)】 エントランスの銘板
【写真 下(右)】 浴場入口

露天に檜風呂(檜枠鉄平石貼6-7人/温泉加水循環)、ねころび湯(×3/温泉非加水かけ流し)、奥にメインのくつろぎ湯(石枠鉄平石貼15人以上/温泉加水循環)ととなりあって岩風呂(石枠鉄平石貼7-8人/温泉非加水かけ流し)。その横に石釜風呂×3(石製1人/温泉加水かけ流し)とこちらも多彩。露天はけっこう開放感がありますが混んだらどうかな?

かけ流し槽以外の温泉槽は、湯口のほかに底面注入と(たぶん)底面吸湯あり。
岩風呂は、石の湯口からの投入+熱湯底面注入で槽内排湯みあたらず、排湯口からの上面排湯。
石釜風呂は、竹樋の湯口から投入+熱湯底面注入でオーバーフロー。

くつろぎ湯は、うすい紅茶色透明。強烈なカルキ攻撃に見舞われ早々に退散。
檜風呂は、うすい紅茶色透明で弱い薬品臭、弱ヌルすべのなんとなく釈然としないお湯。
石釜風呂は、鮮度感あるものの浴感うすめで、加水が強い感じ。これも弱ヌルすべ。
内湯温泉主浴は、かなり濃いめの紅茶色で、色味は全浴槽で一番濃いもの。濃度感にとろみもあって、ヌルすべも全浴槽でいちばん。

非加水かけ流し岩風呂は、うす紅茶色透明で湯中に細かな気泡。弱重曹味+微塩味があるもののスペックほどではないような・・・。モール+アンモニア臭でそこそこの鮮度感はあります。ヌルすべは温泉主浴より弱く、とろみもさして感じられませんでした。

お湯のイメージはアンモニア入った黒湯で、房総や京浜地区によくあるものだと思います。

意外によかったのが水風呂と炭酸泉。
水風呂はうすく緑がかって、きしるような肌ざわりと弱いとろみで井水使用かと思います。
この井水はたぶんカランでもつかっていて、弱重曹味+微収斂味+微苦味の個性的な味がします。
炭酸泉はかなり強烈。炭酸濃度優に1,000mg/kgは越えていると思われるお湯につかると、強い炭酸収斂感と潤沢なアワにつつまれます。
正直、この炭酸泉がいちばん気に入って、源泉岩風呂よりこっちの方にながくいました ^^)

源泉の資質じたいにはさして個性はないものの、湯づかいもまあまあいいし、施設内容も充実しているので、行って損はないのでは。
ただ、日帰り温泉稀少エリアなので混雑必至、平日か週末AMを狙うのが正解かと思います。

Na-炭酸水素塩・塩化物温泉 41.4℃、pH=8.1、355L/min(1,700m掘削揚湯)、成分総計=2019mg/kg、Na^+=552.1mg/kg (94.24mval%)、Fe^2+=1.3、Cl^-=462.8 (48.74)、Br^-=1.4、HS^-=0.05、HCO_3^-=834.4 (51.06)、陽イオン計=596.6 (25.48mval)、陰イオン計=1300 (26.78mval)、メタけい酸=101.4、メタほう酸=20.4、硫化水素=痕跡 <H19.5.11分析>
(源泉名:稲城天然温泉)

<温泉利用掲示>
加温:全浴槽あり 加水:檜風呂・石釜風呂 循環・消毒:温泉主浴・くつろぎ湯・檜風呂

〔 2008年1月15日レポ 〕
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