関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 草津温泉 「ルーバン山田」 〔 Pick Up温泉 〕



住 所 :群馬県吾妻郡草津町大字草津524-99
電 話 :0279-88-2010
時 間 :要事前確認
料 金 :忘れました(300 or 500円?)
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
■ 紹介ページ (じゃらんnet)
■ 紹介ページ (草津温泉旅館組合オフィシャルページ「ゆもみねっと」)
草津の数ある源泉のなかでも、とくにイオウ気がつよくて湯の花が多く、湯ざわりがやわらかいといわれる「わたの湯」源泉。
バリバリの強酸性で草津最強のお湯とおそれられる(笑)「万代鉱」源泉。
ここはこのふたつの対照的な源泉を混合してつかうお宿です。
スパリゾート「テルメテルメ」(中沢ヴィレッジ)では、時間があえば「万代鉱」(2階和風呂で使用)と「わたの湯」(時間湯で使用)の両方に入ることができますが、混合使用しているのは貴重です。
(草津ホテル別館「綿の湯」でも「わたの湯」と「万代鉱」をつかっていて、それぞれ単独利用。)
(なお、温泉好きのあいだでは「わたの湯」使用の宿として、「ペンションはぎわら」が有名。)
ちなみに、草津温泉旅館協同組合作成の「加盟旅館源泉引湯状況一覧表」(平成16年8月15日作成/PDF)によると、「わたの湯」と「万代鉱」を引湯している施設は、「草津白根観光ホテル桜井」、「ホテルヴィレッジ」(中沢ヴィレッジの宿泊施設)とここのわずかに3軒。
このお宿の各種紹介ページでは「湯畑が源泉の天然温泉」というフレーズが多くつかわれていますが、これは、「わたの湯」の泉源が湯畑のよこのお好み焼き屋「源泉閣」敷地内にあるためと思われます。
日帰り情報はほとんどありませんでしたが、タイミングにより対応しているらしいので攻めてみました。(日帰り情報なくしていきなり攻めたかもしれぬ。はっきりとした記憶なし・・・ ^^; )


【写真 上(左)】 ロビー
【写真 下(右)】 脱衣所
場所は草津外周道路から草津国際スキー場に入る道からすこし奥まって、ややわかりにくいところ。
赤屋根のかわいいプチホテル風お宿。
日帰りは積極的に受け入れている感じではありませんでしたが、このときはタイミングよくOKでした。
トップシーズンや夕方など不可になる感じがするので、事前TEL必須かと・・・。
お宿の方に使用源泉を確認したところ、やはり「わたの湯」と「万代鉱」混合使用とのこと。


【写真 上(左)】 女湯
【写真 下(右)】 上が「万代鉱」、下が「わたの湯」
浴場はたしか階下。
脱衣所はけっこう広く、プールorオフィスタイプの縦長ロッカーがおかれています。
「わたの湯」と「万代鉱」の分析書がしっかりと掲示されていました。(混合泉の分析書はなし。)
浴場に入ったとたんにたちこめるイオウ臭&ラムネ臭に期待が高まります。


【写真 上(左)】 男湯
【写真 下(右)】 雪に埋もれた庭園
窓のそとに庭園を配したあかるい浴室は内床も伊豆石仕上げの豪勢なもの。
赤みかげ石枠伊豆石敷5-6人の温泉浴槽とサウナに水風呂。
露天はないものの、施設規模のわりに立派な陣容です。
草津で水風呂は貴重ですが、やたら冷たくて入れませんでした。


【写真 上(左)】 水風呂
【写真 下(右)】 硫化したカラン
カラン3、シャワーあり、シャンプーなし、ドライヤー?。
土曜13時で男女湯とも独占。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 湯口&湯色
白いイオウの湯の花が盛大にでた石の湯口からほぼ適温のお湯を大量投入で、槽内注排湯なく全量を豪快にオーバーフローのかけ流し。
「わたの湯」「万代鉱」とも引湯ながら鮮度感はかなりのもの。
湯口のおくにはパイプが3本あって、左のはややぬる、中央のはやや熱、右のはでていませんでした。
左のは白い湯の花、中央のは黄色い湯の花がメインにでています。
当然、それぞれのパイプ湯口の味臭を確認しに行きましたが(笑)、ほとんど注入に近いかたちだったので、どちらがどの源泉かは判別できませんでした。(なんとなく中央のが「わたの湯」のような気がする。ただ、左のが「万代鉱」だとすると湯温が低めなのが不思議。)


【写真 上(左)】 3本のパイプ
【写真 下(右)】 女湯の湯口
ほぼ適温のお湯は、うすく緑白色に懸濁し、湯の花はほとんどありません。
強いレモン味(「万代鉱」とさして変わらない。)で歯がギシギシします。
しぶ焦げ系イオウ臭+ラムネ臭で、このラムネ臭は「万代鉱」では感じられないもの。
酸性泉系のぬるぬるとした湯ざわりですが、「万代鉱」のようなじわじわと攻め立ててくるような凶暴さはなく、むしろあと曳き系の浴感。
どちらかというと「わたの湯」のイメージが勝っている感じがしました。


【写真 上(左)】 男湯の湯色
【写真 下(右)】 ケロリン桶です
「わたの湯」&「万代鉱」の混合泉・・・。
荒々しい個性炸裂の「万代鉱」のまえに、繊細な「わたの湯」の特長はなすすべなく吹き飛ばされてしまうと予想していましたが、想定外の健闘(?)。
さすがに草津のなかでも名湯とうたわれる「わたの湯」です。
日帰り難易度は高そうですが、貴重な湯づかいなので草津フリークは攻めてみるのも面白いかと。
〔 源泉名:わたの湯 〕
酸性・含硫黄-Al-硫酸塩・塩化物温泉 51.1℃、pH=2.1、湧出量不明、成分総計=1.67g/kg
Na^+=58.2mg/kg、Mg^2+=34.6、Ca^2+=75.1、Mn^2+=1.81、Fe^2+=17.2、Al^3+=44.7、H^+=8.85、F^-=10.4、Cl^-=371、SO_4^2-=602、HSO_4^-=181、陽イオン計=265、陰イオン計=1164、メタけい酸=221、メタほう酸=9.2、硫酸=4.1、硫化水素=7.3 <H16.11.30分析>
〔 源泉名:万代鉱源泉 〕
酸性-塩化物・硫酸塩温泉 94.6℃、pH=1.5、湧出量不明、成分総計=3.72g/kg
Na^+=116mg/kg、Mg^2+=57.2、Ca^2+=98.3、Mn^2+=3.09、Fe^2+=11.1、Al^3+=55.1、H^+=31.6、F^-=23.8、Cl^-=998、SO_4^2-=789、HSO_4^-=841、陽イオン計=440、陰イオン計=2652、メタけい酸=537、メタほう酸=27.8、硫酸=67.2、硫化水素=0.0 <H15.6.24分析>
<温泉利用掲示>
加水:お湯張り時のみ 加温:なし 循環ろ過装置使用:なし 塩素系薬剤使用:なし
〔 2011/01/03UP (2008/03入湯) 〕
E138.35.51.480N36.37.23.600
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