関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 奥多摩鶴の湯温泉 「馬頭館」 〔 Pick Up温泉 〕



住 所 :東京都西多摩郡奥多摩町川野73
電 話 :0428-86-2151
時 間 :11:30~16:00(要事前確認) / 不定休
料 金 :1,000円(タオル・茶菓付)
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (ぽかなび.jp)
奥多摩の鶴の湯温泉は、南北朝時代の延文年間(1356~61)以来650年の歴史をもち、江戸時代には武州多摩原村温泉と呼ばれ、小河内ダムの完成により奥多摩湖の湖底に沈むまで、湯治場として栄えてきたといいます。
「その昔、弓矢で射られて傷ついた一羽の鶴が、崖から湧出する温泉に身を浸して傷を癒し、元気に飛び去ったのを見て初めてその効験を知り、人々が浴する様になり「鶴の湯」と呼ばれるようになった」と伝えられています。
長らく湖底に沈んだ”幻の温泉”と云われてきましたが、平成3年、水没した「シカの湯、ムシの湯、ツルの湯」の3源泉を合流し、湖底からポンプで汲み上げて「鶴の湯温泉」として復活。奥多摩湖畔の旅館や販売所にタンクローリーで配湯されています。


【写真 上(左)】 鶴の湯温泉源泉
【写真 下(右)】 源泉の注ぎ口
源泉はR411青梅街道「鶴の湯トンネル」の西側にあり、タンクローリー用の給湯施設の他に、観光客用に源泉が流されています。
ぬるめでヌルすべ感があり、しっかりとした甘いイオウ臭とたまご味のする存在感のある源泉です。
鶴の湯温泉を使用している宿はいくつかありますが、ネット情報でよさそうだったここにしました。
R411青梅街道、奥多摩湖に架かる峰谷橋を渡ってすぐを右折し急な坂道を登ってすぐ。
コンクリ造箱形の建物ながら、玄関まわりは重厚な造りで雰囲気があります。


【写真 上(左)】 湖畔からの遠望
【写真 下(右)】 帳場前
浴場は玄関を上がらずに裏手にまわったところ。
檜風呂(檜造1-2人)と大風呂(タイル貼3-4人)が別棟でありハダカ移動不可。
どちらかの入浴で、両方チェックしましたが湯面からイオウの気配が感じられた大風呂にしました。
空いているときはグループ単位で貸し切りができるようです。


【写真 上(左)】 別棟の湯小屋
【写真 下(右)】 檜風呂
奥多摩湖と湖を渡るドラム缶橋(浮橋)を見下ろす小さいながらもあかるい浴室に、味のあるタイル浴槽がひとつ。
赤茶に色づいた石の湯口から熱湯を投入で他に側面注入、側面吸湯ありでオーバーフローなしの循環仕様。
これはローリーなのでいたしかたないところ。


【写真 上(左)】 奥多摩湖の眺め
【写真 下(右)】 ドラム缶橋
カラン4、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。
土曜14時で独占貸切。
カランはぬる湯に調整するとほこほことした味になるので、一部温泉使用かも・・・。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 浴槽
かすかに白濁したお湯には少量ながら白い湯の花がただよい、よわいヌルすべのあるやわらかなお湯。
湯口でかすかなタマゴ味?。甘いイオウ臭がうっすらと湯面でも香ってびっくり。
湯口ではイオウ臭は感じられなかったので、注入湯が源泉かもしれません。
熱湯のせいもありますが、えらくあたたまるお湯です。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 湯色&湯口
成分の薄い源泉のローリー&循環湯とは思えない満足度の高いお湯で、よほどお宿の湯づかいがうまいのでしょうか。
奥多摩というと、どうも薄い源泉のバリ循ゲキ混み湯を連想してしまい、なかなか足が向かないのですが、予想を上まわるいいお湯でした。
単純硫黄温泉(Na-(CO3)・HCO3型) 30.2℃、pH=9.68、370L/min掘削揚湯、成分総計=0.341mg/kg
Na^+=87.5mg/kg (98.76mval%)、F^-=2.4、Cl^-=11.0 (8.07)、HS^-=4.6、HCO_3^-=64.7 (27.60)、CO_3^2-=52.2 (45.31)、陽イオン計=88.8 (3.85mval)、陰イオン計=156.5 (3.84mval)、メタけい酸=96.0、硫化水素=---- <H3.7.1分析>
○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。
■ブランドグルメ
〔 奥多摩手造り味噌 〕
「手造り工房 四季の家」(奥多摩総合開発)でつくられる本格手造り味噌。
国産の大粒大豆を100%使用し、昔ながらの方法でていねいに仕込み、一年間じっくりと熟成させた天然醸造の手造り味噌で、通販でお取り寄せもできます。
(「手造り工房 四季の家」HPなどを参考。)
〔 2011/08/10内容補強のうえUP (2004/09/19レポ (2004/04入湯)) 〕
E139.1.5.360N35.46.29.370
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