goo

■ 飯岡温泉 「国民宿舎 飯岡荘」 〔 Pick Up温泉 〕 

<飯岡温泉「国民宿舎 飯岡荘」>(千葉県飯岡町、15:00~、1,050円?、0479-57-2661)
公式HP

九十九里浜の北のはしに位置する飯岡町は、外房一宮町からつづいてきた長く単調な砂浜が、屏風ヶ浦の荒々しい断崖に姿をかえるところ。九十九里あたりは、白子や旭など、食塩泉系のお湯が多いですが、ここ飯岡には重曹泉系のお湯がいくつかあります。

国民宿舎「飯岡荘」は、箱形コンクリ造の色気のない外観ながら、館内はよくメンテされて意外に綺麗。日帰り入浴は15時からという情報があり、15時少し前に入館しましたが、すでに地元の人らしき先客が5人ほどもいました。その後も常連らしき客がひっきりなしに入ってきたので、地元ではかなり人気のお湯なのでは。
なお、土日は日帰り入浴不可という情報もありますが未確認。

12人くらいの温泉浴槽に水風呂がひとつとシンプルで、温泉浴槽は混合栓のカランから熱湯を投入。なんとコップが置いてあったので源泉と思われます。投入量に見合ったオーバーフローがあり、お湯の鮮度はかなり高いものがあります。

お湯は透明度5cmほどの濃い黒湯。
重曹味に湯口付近では有機肥料臭に微硫化水素臭?とモール臭をまじえたような鮮度を感じさせる温泉臭。外房には御宿や長柄などツル(ヌル)すべの強い黒湯がありますが、ここは意外にもツルすべは弱く、弱いとろみとともに身体に染みわたるような硫酸塩泉的な浴感。温まり感も強くて水風呂との冷温交互浴がすこぶる心地いいです。パンフによると純重曹泉ですが、なにか裏で効いている成分がありそうな気もします。(分析書データは入手できず)

とにかくあとを曳くお湯で、どうにも湯船から立ち去りがたく、知らず知らずのうちに長湯していました。常連さんたちもゆったりとお湯に身を委ねていて、湯治場的な雰囲気さえあります。泊まりでじっくりと味わってみたいお湯だと思います。

あまり知られていませんが、飯岡あたりはふぐの水揚げがあり、冬場は旅館や飲食店でふぐ料理が楽しめます。ただしとらふぐではなく、ほとんどしょうさいふぐ。
ふぐ料理をはさんで矢指ケ浦~飯岡~犬吠埼とまわれば、かなり満足度の高い日帰りの湯巡り&グルメコースになると思います。

なお、公式HPによると休憩料1,050円とあり、以前の500円から大幅値上げしているかもしれません。

Na-炭酸水素塩泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ■ 栃木温泉 「... ■ 楽天地天然... »