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関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 上増田温泉 「砦の湯」 (新館)


<上増田温泉「砦の湯」(新館)>(群馬県安中市松井田町上増田2164、10:00~21:00第3水休、500円/2h、027-393-5418)
仮設時代から旧施設と、そのお湯のよさとオーナーのキャラで温泉好きの話題をさらった上増田温泉が昨年(2007年)8/17に新館オープン。
遅ればせながらレポします。(2007/8/21 ONKEN21さんの速攻レポあり)
場所は松井田から地蔵峠に登る県道33、福寿草で有名な木馬瀬(ちませ)の集落から少し入ったところ。
わかりにくく説明がめんど~なので(^^;)、地図を参照ください。
旧館に右折せずまっすぐ進んで橋を渡ったつきあたりにかなり立派な新館がありました。
なお、旧館は日帰り施設としてはつかっていないとのこと。


【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 脱衣所
木造の建物、エントランスまわりはさして広くないものの、休憩所兼食事処はゆったり広め。
なぜか「沼津直送の魚料理」がうりのようで、あちこちにおすすめの貼り紙がありました。
脱衣所も以前にくらべるとかなり広くなっていて、中庭には大小ふたつの掘削ビットが置かれていました。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 樽と湯口
浴場は内湯と露天。内湯はさして広くなく、石敷7-8人の浴槽とサウナに水風呂。水風呂は特徴ないもののカルキ気なく快適。
内湯のよこにメタンガス抜き用の樽があり、源泉はいったんこの樽をとおってガス抜きしてから湯口に配湯されているようです。
カラン5、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。土曜11時で5~3人と空いていました。


【写真 上(左)】 内湯湯口
【写真 下(右)】 水風呂
内湯はパイプの湯口からたぶん加温源泉を投入で、槽内注吸湯はみあたらずたぶん全量をオーバーフローのかけ流し。
露天は、渓流に面していますが囲いがあって川面はよく見えず。
それでもゆったりとつくられているので開放感があります。
岩枠鉄平石敷で20人はいけそうなおおぶりの浴槽(一部屋根付、やや浅め)に竹樋の湯口からの投入+側面熱湯注入で、浴槽はしの切欠から上面排湯。


【写真 上(左)】 露天1
【写真 下(右)】 露天2
ややぬるめの内湯は、わずかに翠がかった透明で湯中にこまかな気泡が大量に浮遊し、かなりの量のアワつきがあります。
このアワつき量は旧館内湯より多いと思います。
内湯湯口では金気貝汁臭+メタンガス臭+モール臭+僅微イオウ臭の鮮度感あふれる湯の香と金気だし味+重曹味があります。
西毛には珍しいモールがかった泉質で金気と重曹がクリアに出ているお湯は、重曹系のツルすべにアワつきのぬるぬるが加わって入りごたえ充分。
重曹泉特有のあと曳き感があり、ぬる湯ということもあってなかなか脱出できません。


【写真 下(右)】 露天3
【写真 上(左)】 露天湯口
適温~ややぬるめの露天は、わずかに懸濁して白い浮遊物がただよいます。
お湯の基本的なイメージは内湯・露天とも同じですが、内湯の方が鮮度が高いです。
巨大露天新設ということで、「お湯が悪くなるのでは?」という声多数でしたが、内湯は適度な大きさに抑えられ、そうとうな鮮度を保っています。
すくなくとも内湯に関していえば、旧館よりお湯がいいのでは・・・?。
露天のお湯もアワつきこそないものの、この巨大浴槽にしては上出来です。
ONKEN21さん情報によると、旧館より泉源に近づいたということで、そのこともお湯のよさに寄与しているのかもしれません。
西毛の名湯、上増田温泉は新館でも健在だと思いました。(2007年10月入湯)
Na-炭酸水素塩温泉 39.5℃、158L/min(動力揚湯)、pH=7.7、成分総計=1.77g/kg、Na^+=473mg/kg (95.80mval%)、F(Ⅱ)-=1.17、HCO_3^-=1049 (82.44)、陽イオン計=492 (21.5mval)、陰イオン計=1178 (20.9mval)、メタけい酸=52.0、メタほう酸=25.0 <H10.8.26分析>(源泉名:砦の湯)
〔 2008年5月1日レポ 〕
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【 旧館のレポ 】 〔 2002年1月2日レポに加筆・修正、営業データは当時のもの 〕
※ 浴槽の写真は夏に撮ったものです
<上増田温泉「砦の湯」>(群馬県松井田町、10:00~21:00、600円/3h、027-393-5418)
すでにイッサキさん、やませみさんが入湯されていますね。
場所はわかりにくいですが10/7のイッサキさんのレポに詳しいのでそちらを...。


【写真 上(左)】 上増田のろうばい
【写真 下(右)】 旧館
渓谷沿い、釣り堀のとなりにあるこぢんまりとした真新しい建物です。
浴室は、内湯、露天、サウナ(2人で一杯。105℃もあってびっくり!)という構成。カランは6。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 内湯湯口
内湯は5~6人ほどの広さ、露天は10人以上いけそうですが、保温用?輪切り材がたくさん浮いていて実質入れるのは7~8人程度。
渓流に面していますが目隠しのヨシズに遮られ展望がきかないのが残念。
(昔はこの沢に尺ヤマメがうようよいたそう - 同浴したお年寄りのお話)
内湯は適温でオーバーフロー多くかけ流し。
露天はかなりぬるく、オーバーフローはあるものの内湯ほどの量はないです。


【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 露天湯口
お湯は、内湯はほぼ無色透明、微金気臭、ツルすべ感あり。
お湯の鮮度がよいためか、あわあわが凄いです。(細かい気泡のつくお湯では、山梨の正徳寺温泉「初花」、栃木のやしお温泉「恩沢の湯」が記憶にありますが、それより量が多い)
露天は木材の成分が溶けだしているのか、うす緑色ににごり弱い木の香。
木の皮がたくさん浮遊し、あまり快適ではありませんでした。
とても肌触りのよいお湯で、浴後もあとをひきます。
なにより内湯の大量オーバーフローは見ているだけで贅沢な気分になれます。
ロケーションもよく夏場の露天は気持ちよさそう(アブがいなければですが~~;)。
これはリピート必至でしょう。
年納めの湯がよいお湯でラッキーでした。その後、露天、サウナ付大浴場(真湯!)のある宿に泊まったのですが、「砦の湯」を洗い流すのがしのびなく、入浴せずに年を越しました (^^;
分析書は同上
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