Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンダンスアイドル シーズン5 エピソード2

2010-06-30 00:06:45 | アメリカンダンスアイドル
オーディション会場はマイアミ。

ゲスト審査員はタイス・ディオリオ。
前回から振り付けと審査員で登場している。
ブロードウェイ「コーラスライン」の再演の様子を映画にしたドキュメンタリー
「ブロードウェイ ブロードウェイ、コーラスラインにかける夢」
この中でタイスがオーディションを受ける候補者として参加しているのを観た。
ということはタイス、短期間に振り付け師として大きく飛躍したことになる。

プリシラ
不思議な雰囲気のあるコンテ。ラテン系の独特な個性があり、
フランス演劇のコメディエンヌのようでもある。
審査員は彼女の予想外の動きから目が離せない。
タイスは感動している。
ラスベガス行きのチケットをゲット。

ジャネットとロメロ
前回、ジャネットだけラスベガス、ロメロは敗退。
ジェネットもトップ20には残れなかった。
観ていてあきない二人の息のあったサルサ。
技の連続、そして見る者を惹きつける力も強い。
「マイアミらしくてホットでいい。」とナイジェル。
前回よりも更に技術に磨きがかかった。
ラスベガスへ直行。

ジェニファーとジェシカ
双子の姉妹。
学芸会よりもレベルが低い。

ゲスト審査員のタイスがいらいらを隠せない。
巧い人には涙を目に浮かべながら賛辞を惜しまないが、
下手な人には我慢が出来ず感情的になるタイス。
だんだん毒舌と粗探しがエスカレートしていき、
審査員のナイジェルとメアリーも当惑するほど。
審査終了時にナイジェルから「タイス、口を慎め。」と注意される。
業界の先輩でプロデューサーからのお小言にタイスは素直に謝っている。

ジョゼフ
これはコンテ?ヒップホップ?
表情が豊かだが少し行き過ぎかも。
べガスへ。

2日目
ウィズランド
これってダンスか?
ストリップダンスかと思うと幼稚園児のようなツーステップとスキップ。
それでも自分と他の候補者との違いがわかっていない様子に審査員も業を煮やす。

エリック
タップが人気がないのでその良さを皆に知らせたいと思ったと。
ヒップホップ、ムーンウォーク、回転技が入ったり。
今シーズンを観て思うのは、一つの分野に絞らずいくつかを組み合わせて挑戦する人が増えたことだ。
観ていて笑顔を誘う。
タイス「良く練習ができていて、全体のトーンも統一されている。」

パリス
ミス・ワシントン、ミスコンに10歳から挑戦してきた。
そしてそのことでむしろ内面の方が磨かれたと言う。
ミーガン、ヘンリー、アレクシス、コンテンポラリーの才能ある人が何人もラスベガス行きに。

ジオ
コスチュームを付けてアフリカンダンス。
他のダンスもできるかどうか見たいと再審査へ。

ところで再審査のことだけど。
今までのファイナリストでラスベガス直行でなくて再審査から這い上がった人の率はどれくらいなのだろう?
やはり最後に残るような人達のほとんどは最初から合格なのだろうか。

タリア
14才で知り合い18才で結婚した夫をバイクの事故で失った。
この番組を通して立ち直りたいと。
「人生は一度だけ。無駄にしたくない。」
昨シーズンで初めてテーマになったボリウッド、インド映画風のダンスのようでもあり、
ヒップホップの要素も入っているが、多少中途半端だろうか。
再審査へ。

ジオもタリアも再審査通過。

オーディション地はメンフィスへ。
ゲスト審査員はリル・C。
振り付けと審査員とで昨シーズン活躍。
独特の口調も人気だった。
「やばいよ!」"It's buck!"が感動した時の褒め言葉でうけた。

警察官のマリコ。
メンフィス独特のダンス、メンフィスジュ―キン。
エルビス・プレスリー風の動きも取り入れて表情豊か。
ラスベガスへ。

ダスティン
ヒップホップかと思ったら空手のような動きもありで審査員は失笑。
「トリッキング、ヒップホップと武術を合わせたダンスを君に薦める。」とリル・C。

リル・Cは大真面目で一人一人のダンスを乗り出して無表情に見ている。
そして落とす人にもフォローがある。
タイスとの違いが可笑しい。

ケイトリン
マイアミで合格したミーガンの姉。
最後の決めポーズの前にストップがかかったがラストまで決める。
股関節の手術も受けたがダンスに支障はないと言う。
もとは体操選手。

メンフィス二日目。
アンナ
父親の自殺というできごとがあり、行き場のない気持ちをダンスにぶつけてきた。
「お父さんは私が何かを一生懸命やることを喜んでくれたから。」
再審査へ。
リル・C、「僕も父を自殺で亡くしたから君の辛さはわかる。
心の穴を埋めるためにもダンスにもっと集中するんだ。」
アンナも泣いている。
ここからこちらも観ていて涙腺が緩くなってきた。

トラヴィス
父はアメフトのコーチ、アメフトの人気の高い町で育つ。
お父さんが「彼のやりたいことを尊重したい。息子には自分のやりたいことがあるから。
息子をからかう人がいるから彼らに代わって息子に謝ったんだ。
息子を愛しているし、誇りに思っている。」
「僕は素晴らしい家族がいて幸せだ。」とトラヴィスが涙。
フィクションではない、現実に父と子が苦しんだり悩んだりしてここまで行きついた過程に、
こちらも観ていてもらい泣き。

演技はまだ未熟で再審査へ。
「お父さんはアメフトのコーチなのに君にダンスの道を選択させたことに、
私たちも感謝したい。」とナイジェル。

再挑戦のエヴァン
彼のことは覚えている。40年代、50年代風のダンスのスタイルを自分なりに確立している。
前回は何が問題になって落ちたのか思い出せない。
オールラウンドなダンス力が求められるこの番組と合わなかったからか。
今回もジーン・ケリーのようなオーセンティックで上品なダンスに回転や今風の技も。
会場からも歓声と拍手が沸く。
ラスベガスへ。

ローレン、リディア双子の姉妹
同じ振り付けなのに二人の性格の違い、エネルギッシュと控えめが際立つ。
再審査へ。

ライアン
エヴァンの兄のタップ。
伝統にのっとる力強いタップ、そして大道芸のような要素もあり笑わせる。
リル・Cも夢中になって見ている。
「タップ以外もできるのか?」頷くライアンにナイジェルは再審査へと。
メアリーとリルがべガス直行を決める。

再審査からローレン、アンナ、リディアがラスベガスへ。
トラヴィスも「短期間で長足の進歩を遂げた。」と評価される。

今回のトラヴィスのエピソード、
映画の「リトルダンサー」を思い出した。
男性がダンスやバレーを選択することは大都会ではともかく、
まだまだ古いしきたりの残る地方では、偏見を持って見られ、
周囲から理解を得るのが難しいと認識を新たにした。
アメフトのコーチをしているお父さんは、息子がダンサー志望ということだけではなく、
もっと究極的な事実を受け入れたのだと思った。

次回はロスとシアトル。

金子三勇士 ジョージ・ガーシュインに初挑戦

2010-06-29 00:00:23 | ピアニスト 金子三勇士
画像はハンガリー、ブタペストのリスト資料館で
フランツ・リスト本人の自筆による楽譜に向かい合う金子三勇士

来週の日曜日、7/4 15:30開演、
かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホールにおいて行われる
「おなじみのクラシック音楽大集合」
金子三勇士は「のだめカンタビ―レ」で知られたショパンピアノ協奏曲第1番1楽章、
そしてキム・ヨナのフリー曲で新鮮だったガーシュインのピアノ協奏曲を演奏する予定。
http://www.k-mil.gr.jp/program/symphony/2010/0704.html#03

アメリカ20世紀初頭に活躍した作曲家、ジョージ・ガーシュイン。
作曲はクラシック、ジャズ、ポピュラーの多岐に渡り、
ミュージカルや映画音楽も作曲、その劇中曲で一般に親しまれている曲も多数ある。
「サマータイム」「ラプソディーインブルー」などは聴けば耳になじみのある曲のはず。
ガーシュインはロシア系移民の子でニューヨークをベースに楽曲を残し、30代後半で亡くなる。
後期においてはアフリカ系の音楽がテーマのミュージカルや、歌も残している。

現代音楽の作曲家、しかもアメリカの楽曲を金子三勇士がオーケストラをバックに
演奏するのは日本では今回が初めてではないだろうか。
この曲をYoutube動画で捜してみた。

Gershwin Piano Concerto


後半が特にジャズ風のアレンジ、しかしこうして聴いてみるとジャズのリズム感は、
ショパンのポーランドのマズルカやリストのハンガリー舞曲、
民族音楽の躍動する独特の節回しと、共通するものがあるのかもしれない。

金子三勇士、16才で日本に戻った時、オール・リストで演奏会をした時のアンコール、
なんと"Amazing Grace"だったそうだ。
どうしてその曲を選んだのか、どのように演奏したのか機会があれば聞いてみたい。

いづれにせよ、今回、今まで演奏してきたのとは違うタイプの曲に、
金子三勇士が挑戦するのを聴くのが今から楽しみだ。

アメリカンダンスアイドル シーズン5 エピソード1

2010-06-28 00:02:05 | アメリカンダンスアイドル
フォックスTV「アメリカンダンスアイドル」略して「アメダン」シーズン5の放映が始まった。
アメリカでは既にシーズン7が放映されている。
「アメリカンダンスアイドル」原題は"So You Think You Can Dance"通称"SYTYCD"
"Dancing With The Stars"と合わせて全米で人気の高い番組。
ところで"Dancing With The Stars"はなぜ日本放映がないのだろう?
アメリカで知名度はあっても日本ではスターと認識されない人が出ても番組として、
盛り上がりに欠けるからだろうか。

さあ、「アメダン シーズン5」今回はいったいどんなダンサーとの出会い、
ドラマがあるのか?
「アメリカンアイドル」との違いはソロもあるが基本的にペアでの演技で進められていくので、
才能、個性のみならず相方とのバランスが保てないと勝ち進めない。
また「アメリカンアイドル」では優勝者は早速シングルも出せて歌手として活躍できるが、
こちらはファイナリストになってもあくまでもバックダンサーであることに変わりはない。
それでも終了後ファイナリストのツアーで全米にダンスを披露できる。

終了後は他のダンスコンペティションに挑戦する人、振り付け師やダンス教師になる人、
現役のダンサーとしての寿命は短いだけに、そのはかない瞬間に賭けて挑戦することに美しさがある。

懐かしい面々が戻ってきた。
司会のキャット・デイリー、審査員のメアリー・マーフィー、
審査員で番組プロデューサーのナイジェル・リスゴー。

第一回目のオーディションはニューヨーク、マンハッタンではなくブルックリン。
ゲスト審査員はシーズン4でも審査員、振り付けで参加したタバサ&ナポレオン。
二人はヒップホップにドラマ性を盛り込んだ素晴らしいダンスを前回でいくつも生み出した。

審査は三つに分かれる。合格(ラスベガス予選へ直行)
再審査(グループで振り付けのレッスンを受けてそこから合格へのステップを昇る)
不合格。

ギャビー・ロハス
母はサーカスのブランコ乗り、サーカスで育ち曲芸を習ってきた。
関節リューマチの持病があり、痛みで眠れないこともある。
「踊れなくなる日もくるかもしれないけど、ダンスは私の生きがい。」
彼女のダンスに審査員は釘づけになった。
サーカス出身のギャビー、独特の雰囲気があるコンテ。観る人を惹きつける。
「トップ20に必ず残る」ナイジェル、「5年間で観た中で最高のオーディション演技。」メアリー。
べガス行きのチケットをゲット。

Mutation
関節を外すような二人のちょっと危なくて怖いダンス。
「個性は認めるが振り付けに対応できるのか?」と聞かれ二人とも「できる」
再審査へ。

ピーター・サバニーノ
イタリア系、ユーモラスなタップ。
「演技もルックスもいいけど、衣装がちょっとね。」とメアリー。
ラスベガスへと直行。

ティファニー
背骨が3本しかないという障害を持つ。
胴の長さがない中に器官も押し込められているので生まれた時、
長くは生きられないと言われたそうだ。
それなのに今は23才。見かけでどこでも笑い物にされてきたとティファニー。
「ダンスに挑戦した君の生き方、前向きさを称えたい。
世間には自分のできないことばかりを言い募る人が多いのに、
君はできると信じていろいろなことに挑戦している。」
審査員も会場の人もスタンディングオベーション。
彼女の挑戦する姿に会場の候補者たちも勇気づけられた。
「でも番組には残れない」とナイジェル。
「参加して良かった」と帰っていくティファニー。

マキシム・カピタニク
前シーズンに参加したファイーナをパートナーにチャチャ。
「パートナーの方の巧さが際立ってしまう」と言われて再審査へ。

ノブヤ
噂に聞いていてYoutube動画でも観ていて、どのシーズンに出てくるのかと思っていた。
ロッキング、観ていて楽しくなるコミカルなダンス。
「東京の最高のダンサーズ、ヒルティング&ボッシュに似ている。」
「他のダンスも踊れるのか見せてくれ。」と再審査へ。
簡潔な英語で謙虚ながらきちんと自己主張する姿に好感度抜群。

再審査の振り付けはローレン。
シーズン3のファイナリスト。
ローレンはキレの良いダイナミックなダンスが得意だった。
47名が再審査へと残る。
練習時間は30分だけ、この時間内に振り付けを覚えなければならない。
ローレン「シーズン5は今までより進化していなければ。」と難易度の高いダンスを要求。
Mutationの二人組は「お呼びじゃない」とあきらめて退参。
マキシムとノブヤは合格。
ノブヤの今後が楽しみ。

二日目。
アリエル、シーズン3の時は高校生だった。
どこで落ちたのか思い出せない。
ナイジェルもそうだったようで「君はどこでいなくなったの?」
ナイジェルはアリエルをシーズン3の時に高く評価していた。
ラスベガスでコンテンポラリー、ミア・マイケルズの振り付けの時に脱落。
「演技が内にこもってしまうと言われた。」その教訓を生かして成長。
ラスベガスへ。

イ―ゴと二ーナ。
三年組んでいる。最後は床すれすれで二ーナの回転が続くチャチャ。
「一人づつを観てみたい。」と再審査へ。

二日目の夕方。
天気は雨に。

ケレン
傘を持って登場。美しい動き、筋肉が躍動するコンテ。
傘など小道具を使うとそれに囚われて返って失敗することもあるが、
最後まで傘との関係は崩れない。
何で傘を使ったのかという質問に涙が溢れる。
「今日は雨だから。」という平凡な答えが返ってくるかと思ったら、
「自分を愛してくれた叔母が亡くなった。
傘は自分を天界から見てくれていて覆うように守ってくれている叔母の気持ちと
自分の関わりを表す。」
ケレンの真摯なダンスへの気持ちに審査員も敬意を表する。
ラスベガス行きの切符を渡す。

チムセイ
20才、ニュージャージーから。
マイム風のコンテ、リズム感があり、アクロバティックな動き、ヒップホップも入る。
壁を蹴って回転、ステージ全体を使って最後は舞台の奥、ライトの後ろで終える。
今までのシーズンを観てきて大きな動きを予定している人は舞台の大きさが違うと、
思っていた通りの動きができずに調子が狂ってしまう。
チムセイは伸び伸びと演じた。が再審査。

二日目の再審査。
イ―ゴとチムセイはべガス、イ―ゴとペアの二ーナは不合格。

オーディションはデンバーへ移る。
ゲスト審査員はソーニャ。
前シーズンから振り付けで参加した。
ダークで危ない雰囲気のダンスが新鮮だった。

ケイラ
18才、コロラド。
父を知らず母と祖父母に育てられた。
おじいさんとおばあさんが客席から声援を送る。
手足だけでなく背中の動きが美しい。
べガスへ。
おじいさんが泣いている「誇りに思っている、才能が開花したんだ。」

ミーシャとミッチ。
男性二人がお揃いのコスチュームで社交ダンス。
片方はゲイ、もう片方はストレートで最初はお互いに当惑したが、今は女性と組むよりもいいと。
男女のパートを固定せずリードとフォローが入れ替わる、リードにも女性的な仕草があったりで、
落ち着かない。
再審査へ。残念ながら敗退。

司会のキャット、「この町の人は何というか(言葉を選んで)ユニークな人が多いわね。
標高が高いせいかしら?」
社交ダンスでパートナーが見つからなかったのか等身大の人形と踊る人、
ダンスではなくて舞台で体操にも見えない動きをしている人、
「自分が他の人とレベルが劣っているのがわかる?」
言われて頷く人もいるが、「わからない」と言う人も。

この番組を観てきて上手なダンサーはエロティックな動きも上品に見せる。
しかし下手な人に掛かると「おばあさんのストリップみたいだった。」
余りのえげつなさに「これはダンスコンテストなんだよ。」とナイジェルを怒らせる。

イライアス、弟で16才なので出場資格のないイ―ノックとペア。
ヒップホップ、若さが爆発、少年たちの元気いっぱいの可愛いダンス。
「あなたはカメラ移りもいいし、カリスマがあるわね。」
イライアスは再審査へ。

懐かしい二人の顔が。
この二人が再挑戦してきたかと思うと二人の姿を観るだけで顔が綻んでしまう。
審査員や視聴者もきっと同じだろう。

ブランドン
シーズン4で最初に観た時は優勝候補かとさえ思っていたのに、
ゲブがトップ20に、ブランドンは敗退。

ナタリー
トップ20でルームメートのケイティーと秤にかけられ、
ケイティーがそのプレッシャーにキレてしまい
「今度落選しても、もう次回に挑戦する気はない。」と言ったために落とさそうになる。
ナタリーは審査員との間に入って何とか取り成そうとした。
その結果、二人のどちらを取るか審査員たちが再び話し合うことに。
「やる気のない人はいらない」「最初の決定の通りにしたい」
と二つに意見は分かれたが多数決でケイティーがトップ20に。

二人ともいったいどれだけの思いでこの一年を過ごしてこの場に臨んだのだろうか。
ソーニャはナタリーの演技を観ながら興奮を抑えられない。
コメントを求められて泣いてしまう、「あなたの大ファンよ。魂が演技に込められていた」
メアリー「あなたを誇りに思う、先シーズンも良かったけど、更にずっと良くなって、
指先の動き一つにも神経が行き届いている。」
ナイジェル「今度は強敵になるルームメートはいないのかな?(笑)」
審査員もナタリー本人も泣いた。
ストレート トゥ べガス!
ナタリーはケイティーに電話する。「良いニュースがあるのよ。」
ケイティー「べガス行き決まりでしょ!」と歓声が電話の向こうから聞こえる。
ケイティーはナタリーの実力を信じていたのだ。

ブランドン
前回、トップ20に入れない理由がわからなかった。
今回は更に迫力が半端ではない。
審査員のメアリーは彼の演技を観て大泣き。
「この仕事をしていて、こういう時が一番嬉しい。こんな演技を目の前で観られる。
だれもがあなたのダンスの虜になるはず。昨年からの成長が目覚ましい。
絶対にトップ20に入れる。」

この番組を観ているとこういう場面があるから、やめられない。
努力した人、失敗をばねにする人、他人のせいにしないで自分の糧として行く人、
惜しみない賛辞が贈られる。

弟と参加したイライアス、再審査では敗退。
「また来年、来るよ。」と笑顔で返っていく。
次回は17歳、出場年齢に達した弟と共に必ず戻ってくるだろう。
19名がべガスへ。

エピソード1、寒さの中のニューヨークとデンバーが終わった。
次は暖かいフロリダとメンフィスだ。

レディシ、エッセンスミュージックフェスティバルへ参加

2010-06-27 00:09:42 | その他のライブ
ルイジアナ州ニューオリンズ市、通称NOLA、
毎年この時期に行われるエッセンスミュージックフェスティバル、こちらは略してEMF。
今年も少しづつラインアップが決まっていき、メアリー・J・ブライジの参加が決まり、
そしてジャネット・ジャクソン。

まだまだアーティストが決定しない時期に、
アメリカのエリック・べネイファンクラブの何人かはフェスティバル運営事務局に
メールや手紙を出したそうだ。
エリック・べネイがいかに素晴らしいアーティストであり、昨年のラウンジのエリックのショウ、
どれだけ観客達が喜んだかを綴って。
残念ながらというか、きちんとした対応と言うべきか、
この事務局からメンバーの一人は返事を受け取ったとそうだ。
「今年の予定にエリック・べネイは申し訳ありませんが、含まれていません。」

そこで何人かエッセンス行きを考えていた人達も今年はあきらめた。
もちろん私もその一人だ。
今年のエッセンスもきっと素晴らしいと思うが、昨年エリック・べネイが出演して、
ファンの皆で集まったあの一時、それと較べてしまうとエリックファンにとっては、
昨年のように行くだけのモーティベーションに欠ける。
ニューオリンズまでの旅は遠い。
エリックが出ないなら皆も次までこの機会をとっておこうと思ったのだ。

Ledisiの大ファンのnkmrakikoさんから、フェスティバル開催8日前になって、
レディシの参加が決まったと連絡がある。
Essenceのサイトを見ると新しく参加が決まったアーティストとしてトップ画面にレディシが。
予定表を見るとレディシはマクドナルドラウンジ、日曜日の最後にスケジュールされている。
nkmrakikoさんが実は神通力があり、Ledisi、呼んじゃったのか!?というタイミングだ。
nkmrakikoさんにとってEMF行きに背中を押してくれるような最高のプレゼントがついて良かった!
と思うとともに、「もしかしてこれからエリックべネイの出演、という展開もあるかも。
その場合は急遽、NOLA行きは自分にとって可能だろうか?」
なんてね、はっきりお断りの連絡まで来ているのですからそれは有り得ないでしょう。

あれからもう一年近くが過ぎた。
ファンクラブの集いで会った人、間に合わずにセカンドから来た人、
同じ部屋で一緒に過ごした仲間達。
一人一人のことを思い出すと懐かしさがこみ上げてくる。

facebookの掲示板にみんなでエリックべネイと一緒に撮った写真を出すと、
他の人達も同じ気持ちでいるというコメントがついた。
この日に会った人、まだ会えずにいるエリックべネイファンの仲間たち。
来年、それがエッセンスなのか別のライブなのかは分からないけれど、
また世界中のファン達と一緒にエリックのライブを観れる日が待ち遠しい。

Hottest Black Guys Final

2010-06-26 13:25:47 | エリックベネイの日々&KyteVideo
"Hottest Black Guys"
パート1から始まったこの投票、各パートで上位に入ったスターを集めてファイナルの投票が行われている。

Eric Benetを見るとまだ6票のみで最下位。
慌てて☆をクリック、一票を増やす。
居並ぶ強豪の中で最下位は仕方がないかと思ってみると、
意外に無名の人、テレビドラマで準主役や脇役の人にも多数の票が集まっている。
親戚と友達が多いんだろうか。

これって別にエリックが表彰されるとかそういう次元のコンテストではなくて、
単なる私たちの自己満足かもしれませんが、お時間のある方、心の広い方、興味のある方は、
ぜひポチっと。
http://www.celebritysnap.com/celebrities/hottest-black-guys-final/

エリック・べネイ、LAのKyoto Grand Hotelで6/24に開かれた
6月ーブラックミュージックを称賛する月ーの受賞者に選ばれた。
一般も参加できるイベントだったのにもかかわらず知り合いが誰も行ってないので、
全く情報がありません。
今に写真誌やセレブ関係のサイトに画像も上がってくることでしょう。
このホテル、調べてみたら旧ニューオータニでした。
25年ほど前に待ち合わせで行ったことあり。
http://www.jadarentertainment.com/shows.html

マイケル・ジャクソン一周忌

2010-06-25 19:35:56 | Weblog
マイケル・ジャクソンは現地時間で2009年6月25日午後2時26分に死亡が確認された。
この時間に関してセントラルタイムでの報道もあったせいか、
その日本時間をいつとするかがあいまいになっている。

日本時間では、6月26日午前7時26分と考えて間違いはないだろうか。
なぜ、拘るのかと思うかもしれないが、やはりその時刻に合わせて、
マイケルの冥福を祈りたいからだ。

WOWOWやスカイパーフェクトTVでは、マイケル追悼番組がこの数日続いている。

亡くなったというニュースの後、マイケルの専属医の殺人疑惑が上がった。
その経緯や裁判の模様に関しての報道、亡くなった後にその死因を詮索するのも、
死者を冒涜するようで目を背けていた。

今回、この裁判の予備審問の報道と共に、
もう一度、この日のこと、この頃のマイケルの様子を遡ってみた。

不眠症に悩むマイケル、そしてこれから先にはツアーも控えているため、
この症状は悪化する恐れもある。
眠れないまま、ツアーが続けば体力は消耗していく。
途中でキャンセルすることなどスタートしてしまったら許されない。

医師の使う薬は量も増え数も増え、とうとう麻酔薬にまで達した。
しかしこのままでは依存してしまう恐れもあり、それを回避するために、
違う薬と処方を合わせて、何とか状況を改善しようと試みていた。

ここまでなら酌量の余地もあるが、劇薬を与えながら、
専属医という立場でありながら、マイケルの傍から離れたということが問題にされている。
医者がその場を離れるなら、アシストする看護師などが付きそうべきだったはずだ。

マイケルは旅立ってしまった。
アメリカで世界で日本でマイケル・ジャクソンは偲ばれた。
その日、その週、パーフォーマンスやライブがあったアーティスト達が
セットリストを変更してマイケルの曲を追悼の気持ちを込めて歌い演奏した。

昨年7月に行ったエッセンスミュージックフェスティバルでもビヨンセも、
エリック・べネイもマイケルの曲を歌った。
ニューオリンズの街ではマイケルを偲ぶパーフォーマンスが路上でも行われていた。
雑誌や新聞のスタンドにはマイケル追悼特集が並び、
ニューオリンズからヒューストンへの国内線、
スチュワートはマイケルジャクソンのバッジをエプロンに付けてサービスしていた。

マイケル・ジャクソンの曲を他の歌手が歌えば歌うほど、いかに彼が優れた歌手だったか、
そして後年は特にアメリカで児童虐待を巡る裁判が起きて以来、マイケルは叩かれたが、
(すでに無罪が立証されている)生前にマイケルが施した善行の数々、
孤児や不治の病の子供を救けるためにどれだけマイケルが尽力したかも報道された。

今日は夜空に満月が見え隠れしている。
「スリラー」のマイケルがふっと顔を覗かせそうだ。

R.I.P. MICHAEL JACKSON

Karate Kid(ベストキッド)

2010-06-24 06:21:08 | Weblog
「"Karate Kid"を観た」という投稿をfacebbookにいくつも見かけた。

"Karate Kid"邦題は「ベストキッド」
1986年に公開されている。
主演はラルフ・マッチオ、父親が亡くなり引っ越した先で、
腕力の強い少年達に立ち向かうため近所に住むミヤギ(パット・モリタ)から空手を習う。
中々教えてもらえず延々と窓拭きをさせられたり。
その後、老人が戦争で妻子を失った過去を持つことも知る。
最後は空手の大会で優勝、恩師のミヤギ老人の笑顔と共に映画は終わる。

続編ではミヤギの故郷、沖縄へと向かう。
「日本では家に入る前に靴を脱ぐんだ。」と言われて、家の玄関の引き戸の手前、
要するに外で靴を脱いだのにはびっくりした。
この頃の日本が舞台になる映画はずいぶんと実際の日本の文化が勘違いされていた。

更なる続編が作られて最後は確かヒラリー・スワンク主演の女空手道だったと思う。

皆ビデオで観ているのかと、何で今更この映画が話題なのかなぁと思っていた。
その内、「プレミアの映画上映で~に遭遇。」
とセレブも観に来ているという話題になり、これが新作映画、
ウィル・スミスの息子、ジェイデン・スミス(「幸せの力」で父親と共演)と
ジャッキー・チェンの新しい作品だと気づく。

舞台になる引っ越し先、新しい"Karate Kid"では北京。
習うのは空手ではなく中国武術。
ジャッキーが実年齢よりもはるか上の老人を演じている。
主人公はティーンエイジャーだったラルフよりもずっとまだ子供だ。

予告編を観ると、今回は窓拭きではなく、
何度もジャケットを脱いでは掛け、またそれを着ることで
集中力、瞬発力を養うシーンがあった。
'86年版のパット・モリタ演じるミヤギが飛んでいる蝿を
トレーニングとして箸で捕まえて獲るシーン、
今回の作品では面倒になったジャッキーが蠅叩きで叩いて潰していて笑える。

評判は上々のようで8月中旬に日本公開も予定されている。
ジェイデン・スミスの演技、親として息子にチャレンジする機会を与えたウィル・スミスへ、
賛辞のコメントが続いている。

Casey James (ケイシー・ジェームズ)on Ellen DeGeneres Show

2010-06-23 00:09:55 | アメリカンアイドル
エリック・べネイも招かれ、アルバム"Love&Life"から"The Hunger"を歌った
エレン・デジェネレスのトークショウ。

エレンは「アメリカンアイドルシーズン9」に、
ハリウッド・オーディションから審査員として登場している。
そして「アメリカンアイドル」で落選したファイナリスト達を次々と翌日の自分のショウに招いた。
落選した人とハグしながら「明日、私のショウでね。」が合言葉。

トップ3で敗退したケイシー・ジェームズ、早速翌日のエレンのショウで
インタビューに答え、レイ・チャールズの"I Don't Need No Doctor"を歌った。

「アメリカンアイドル」の個人を紹介するエピソードにもあったが、
ケイシーはずっとテレビを持っていなかった。
したがって「アメアイ」も観たことがなく、
ショウの進行方法なども全く認識がなかったそうだ。

自分は「アメアイ」の求めている方向性と違うので、
優勝者に相応しくないと思ったこと、
また自分のことをミュージシャンだとは思っているが、
シンガーではないと思っていたことなどを語った。

落選した翌日では疲れも出ているかと思ったが、
リラックスした表情でギターを手に歌った。

エレンは来シーズンでは地方予選から審査に参加する。
ケイシー、facebookでチェックすると、友人や兄弟とバンドを組んでいるとある。
これからトップ12の全米ツアーも行われる。

トップ3まで昇りつめてもケイシー・ジェイムズ、
最初の頃の素朴さがそのまま残っている。

Casey James on Ellen DeGeneres Show (05/21/10)

Chicago - 25 or 6 to 4

2010-06-22 12:40:41 | その他のライブ
「アメリカンアイドル シーズン9 グランドフィナーレ」
優勝者の(この時はまだトップ2として)リー・デワイスのパーフォーマンスに
リーの出身地、オーディション参加地であるシカゴにちなんだバンドとしてシカゴの登場。
この映像を観ている内に自分がシカゴのこと、かなり好きだったことを思い出した。

シカゴに関する記事を探そうと検索を掛けると地名としてのシカゴ、
そしてミュージカルの「シカゴ」が出てきてしまう。

ようやく出てきた記述から私が武道館のシカゴのコンサートに行ったのは1972年かと思ったら、
73年だったことがわかる。

その時、自分が着ていた服を覚えていて(当時は『アイビー』っていう服装していました)
その服装からそれは春先だったと思うので、シカゴが4月に武道館でコンサートをしたのは、
72年ではなく73年とわかった。
(以前にも書きましたけどね、最近のことは覚えていなくても、昔、行ったコンサート、
何を着てそこに行ったか、はっきりと思い出せるんですよ)

シカゴのヒット曲として"25 or 6 to 4"
"If You Leave Me Now"
"Saturday In The Park"
"Hard to Say I'm Sorry"
これなら聴けば聴いたことがあると思う方も多いのでは。

最初は神秘的な曲、政治的だったり哲学的だった曲が、
後期には一般受けするラブソングへと変わっていった。
それにしても今、聴き返してみると、シカゴって独特のバンド、
カテゴリーとしてはロックだが、ポップス寄りということではなくて、
ライオネル・リッチーやアース ウィンド アンド ファイヤーと共通するような、
アフリカ系グループのテイストも持っていて不思議な存在だったということに、
今更ながら気が付いた。

1969年から80年代半ばまでと長くヒットを飛ばしている。
その間、メンバーの交代や途中ではデビッド・フォスター、プロデュースの曲を出したり、
また先日エリック・べネイが歌ったダイアナ・ウォーレン作曲の"Look Away"
シカゴは変化を遂げながら活動を続けた。

かつてレコードはシングル盤で¥500、LPで¥2500位が平均単価だろうか。
今のお金に換算してではありませんよ。
ほんとうにそのままの値段、物価の上昇率からすると今で言えばたいへんな金額だと思う。
そしてCDのようにたくさんの曲は入っていなくてLP一枚で多くて8曲位?

気軽に買えるものではないゆえ、買ったら擦り切れるほど一枚を聴きこんだ。
お茶の水のディスクユニオンで海賊盤に手を付けたのも中三位だったかな?
安いけれど決して録音の状態は良くなかった。

夫と結婚したのはレコード目当てだった。
結婚すれば、夫の持つ500枚近いレコードコレクションが私の物になるかと思って。
(読んで本気にしないで下さい)

しかし今でもCDやDVDをたくさん買う夫。
そのたくさんのレコードやCDに紛れて私の大切なレコードやCDがどこかに埋もれてしまう。
この"Chicago"のレコードも絶対あるはずがみつからない。

最近ではすべて個人分ずつに分けることにした。
エリック・べネイのアルバムもそれぞれ自分用のを持ってますよ。

シカゴ、ずっと好きだったはずなのになぜ今、好きなアーティストとして、
名前が出てこないのだろう?
それはかつて武道館で観たシカゴ、一世を風靡したバンドと、
今のシカゴはメンバーも代わり、全く別のものになってしまっているし、
昔を懐かしむものはあっても現在進行形の実体がないからかもしれない。

リー・デワイスが歌った"Does Anyboday Really Know What Time It Is"
「いったい、現実を把握している者はいるだろうか?」
タイトルは忘れていたが歌詞を覚えているのには驚いた。
ピーター・フォンダの「イージーライダー」みたいな映画が流行っていた時代の歌だ。

"25 or 6 to 4"とは。
午前4時、25、6分前。
その歌詞の意味を当時いろいろと取り沙汰された。

Chicago - 25 or 6 to 4

アメリカンアイドル シーズン9 グランドフィナーレ

2010-06-21 00:23:47 | アメリカンアイドル
今までのシーズンの歴代のファイナリスト達が続々と会場へと集まってくる。
ノキアシアター、約7000人のキャパの会場を観客が埋め尽くす。

トップ12のパーフォーマンスの中にアリス・クーパーが登場。
シーズン8の優勝者、クリス・アレンのパーフォーマンス。
当時は準優勝のアダムと較べるとキャラが弱い印象があったが、今は確かな風格がある。

そして今シーズンでサイモンが引退。
サイモンの10年を振り返る映像。
サイモン、ポーラ、みんな若い、しかしランディは全然変わっていない。

アーロンとシヴォーンの"How Deep Is Your Love"のイントロから、
ビージーズへとタッチ。アンディーとバリー・ギブのヒットメドレイとなる。
客席でジョーダン・スパークスが歌って踊っているのが映る。
デビッド・ハッセルホフもいる。

番組中にファイナリスト達のフォックスジャパンへのメッセージが挿入される。
ビッグマイク「日本でも歌いたいし、家族で行ってみたいな。」とアピール。
クリスタルも「日本語で"Hello"はなんて言うの?『コンニチ・ワァ』」とフレンドリー。

ファイナリスト達の"Take It To The Street"に始まり、マイケル・マクドナルドの登場。

そしてこれまでの9つのシーズンに参加した変人達がステージに。
サイモンの毒舌へのオマージュ。

ファイナリストの女性達のパーフォーマンスからクリスティナ・アギュレラが現われる。
やはりアメリカンアイドルの候補者の女性たちに混じると強いカリスマを感じる。
彼女を好きかどうかは別として。

ファイナリストの男性達のパーフォーマンスからホール&オーツへ。
"I Can Go For That""Man Eater"

クリスタルとアラニス・モリセット。
この番組の優勝者、キャリー・アンダーウッドのパーフォーマンス。

トップ3のケイシー・ジェイムズ。
エレクトリックギターを背に担ぎ、アコースティックで歌い始めると、
ブレッド・マイケルズがアコースティックで加わる。
ギターをエレキに持ち替えたケイシー、
ブレッドが何度も「カモン、ケイシー!」と声をかけてくれて立ててくれている。
ケイシーはものすごく嬉しそうにギターと歌とブレッドとのデュエット。
半年前はこんなステージに自分が立つことを想像もしていなかっただろう。
二人のギターの呼吸もピッタリに演奏が終わる。
優勝戦から外れたことでケイシー、楽になってしまった。リラックスしながらはじけた。
ケイシーはこの曲の歌とアコギとエレキ、ブレッドとの共演、すべてを楽しんだ。

ブレッドも二ヶ月近く入院していたそうだ。
交通事故から九死に一生を得たケイシーと同じ境遇。

リー・デワイスのパーフォーマンスにシカゴが加わる。シカゴのヒットメドレイ。
"Does Anybody Really Know What Time It Is""
"If You Leave Me Now"
武道館のシカゴのコンサートに行ったのは、中三、いや高一だったかな?
最後は"25 or 6 to 4"「長い夜」。
懐かしい・・・このレコード、今でも持っているはずだ。
シカゴのこと、10代から20代に掛けてずっとファンだったのを思い出した。

そして今シーズンの笑えるけど耳についてしまった曲、"Pants On A Ground"
ラリー・プラット将軍がバックダンサーを従えてパーフォーマンス。
会場を沸かせる。

この番組の優勝者達、ルーベン、ファンテージア、アンダーウッド、クラークソン、ジョーダン、テイラー・ヒックス等、
ファイナリストのマイケル・ジョン、エース・ヤング、エリオット・ヤミン、デビッド・アーチュレッタ、ジェイソン・カステロ、ボー・バイス、ブレイク・ルイス。
お馴染みだった顔ぶれが集合。
デビッド・クックやアダム、クリス・ドートリー、ジェニファー・ハドソンは欠席。

トリはジャネット・ジャクソン。
何か凄まじいオーラが出ている。
マイケル・ジャクソンの一周忌も近い今、マイケルと血縁の彼女が出てくると、
そこには独特の空気感が漂う。
顔にも声にもマイケルを偲ぶ面影があり、思わず息をのむ。
出家したような刈り上げの髪型に赤の裏地が鮮やかな漆黒のロングドレス。
白雪姫の怖い継母の女王様、ディズニーバージョンのような迫力。

途中でスクリーンの後ろ、それを脱ぎ捨てるとピッタリ身体にフィットした黒のジャンプスーツ。
マイケルを背後につけてしまったジャネットのパーフォーマンスは誰にも追従を許さない輝きがある。
とにかくめちゃくちゃカッコイイ。そして所作、ちょっとした動きの中にも美学がある。
"Nothing"、これから公開する映画のテーマソング、
また7/2のエッセンスミュージックフェスティバルに出演することもライアンは紹介。

ジョー・コッカ―とリーとクリスタルのパーフォーマンス。
リーの声は全然、聴こえてこない。
クリスタルに仕切られている。

いよいよ結果発表。
発表を待つ間、リーは緊張のあまり倒れてしまうかと思った。

優勝はリー・デワイス。
歌唱力ではクリスタルが勝っているようにも感じたが、
やはりこの人の魅力には抗えない。
人気度からリーと予想はしていたが、クリスタルにも充分、勝ち目があるとみていた。

さて、アメリカンアイドルをシーズン5の日本放映から見始めて、
今回初めて、誰がどうなるか次の結果を番組を観る前に知ることはなく、
通して観ることができた。
視聴者の投票結果で決まるこの番組の予想のつかない展開、
ハラハラ、ドキドキを最後まで楽しむことができた。

シーズン5から6、トップ12は余り仲が良さそうには見えなかった。
それがシーズン8、そして今回のシーズン9は更にファイナリスト達同士の
お互いを気遣う気持ちが感じられた。

来シーズンからサイモンのコメントが聞けなくなるのは寂しいが、
来年も感動とドラマ、新しいスターの誕生をこの番組に期待したい。

アメリカンアイドル シーズン9 ファイナル

2010-06-20 23:16:16 | アメリカンアイドル
クリスタルとリー。
ともにシカゴのオーディションがスタート。
そして共に24才。

今日はひとり三曲ずつ。
自分の選んだ今までに歌った曲、
そして番組のプロデューサー、サイモン・フラー(審査員のサイモンとは違います)の選んだ曲、
最後に優勝曲として番組がそれぞれに用意した曲。
優勝するとその曲のシングルCDが早速発売される。

リー "The Boxer"
このハングリーなイメージの曲は今のリーではなく、突き抜けてトップ2に来る前のリーに合っていた。
この番組をシーズン5から観てきて、必ずと言ってよいほど一度うけた曲を二回目に歌うと、
最初のマジックが消えてしまう。
それは一回目のインパクトが薄れるだけじゃなくて、
候補者の歌った時の状況がフィットしなくなってしまうからだろうか。

クリスタル "Me and Body Maggie"
審査員には大好評。

リー "Everybody Hurts"
リーらしさがとても出ていて、彼の持ち味に合っている。
客席の反応、歌っていて手ごたえも感じるのか、どんどん勢いが増してくる。
時々、音が外れる部分があったが。

クリスタル "Black Velvet"
歌いながら階段から下りてくるクリスタル。
スニーカーやビーサンが日常だった彼女がヒールにドレスで堂々と歌っている。
勝ち進むうちに本物の歌手へと成長してきた。

リー "Beautiful Day"
音程が取れていない。
歓声とバンドの演奏で自分の音が取れないのだと思う。
「歩きながら歌うのが苦手なんだな?」とランディ。

クリスタル "Up To The Mountain"
歌詞とメロディーを大切に歌い上げた。

三つの曲を歌うということ。
どの曲にも満遍なく気を配り神経を使い、
そして三曲の中でどう自分を表現するかというバランス、
客席の雰囲気と一体感を出す、など高いレベルのパーフォーマンスが求められる。

歌としての勝負はクリスタルに分あり。
後は視聴者の投票。

Music&Bar Fifty Eight オープニングパーティー

2010-06-19 21:39:52 | 私の日々
夫の友人のS君が新代田にオープンするミュージックバーで働くことになったと連絡があった。

18日、7時からのオープニングに遅れて8時頃に伺う。
最初は渋谷から井の頭線で新代田と思っていたが、昨日は大雨、タクシーに乗った。
環七は渋滞して車は中々進まない。
ようやく着いた新代田駅、駅から環七を挟んで斜向かいに「フィフティーエイト」はすぐ見つかった。

バーカウンターとテーブルが数席、昨日はオープニングパーティーだったので、ライブが始まる。
キーボードとジャズシンガーの女性が入り、ボズ・スキャッグスやジャズのスタンダードなナンバー。
梅雨時には"Blue Sky"の曲が清々しい、そして"We Are All Alone"も良かった。

壁にはギターとベースが掛けてある。
飛び入りでお客のプロギタリストが一人、二人と参加。
イーグルスの「デスぺラード」、カーペンターズやビートルズのメドレーが続く。

客席から元祖グループサウンズのシャープホークスのサミー鈴木さん、
マイクを手に歌とトークが始まる。
「愛のセレブレーション」を日本語のナレーション付きで。
「好きだった・・・そして今も。」表情豊かに台詞が入るので、
思わず椅子から転げるほど笑ってしまいました。すみません!

キャロル・キング、いやジェームズ・テーラーバージョンかな?
"You've Got A Friend"
客席全体のコーラスとウェーブ、そのノリならと"It's Too Late"もリクエスト。
往年のミュージシャンたちが次々と参加し、バーの開店祝いのつもりで行ったのに、
思わぬライブ合戦に。こういう展開になると思わなかっただけに嬉しいおまけ。

この場所はなんと元は銀行のATMコーナー。
したがって両脇の壁が強靭にできていて、音楽の演奏などの防音に役だっているとか。

昨年の夏、恵比寿「ブラウンシュガー」で会って以来のMさん、
そしてS君夫婦との再会も楽しく、またかつて六本木でバーをやっていたS君の
当時の常連やご近所のお店のメンバー達もやってきて、
梅雨時でもお店の中は「ブルースカイ」そのものでした。

Music&Drink Fifty Eight
世田谷区代田4-10-24 フロント新代田101
03-5300-0234

韓国のシンガーとエリック・べネイ

2010-06-18 17:19:08 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
Eさんから素敵な画像を教えていただいた。
韓国の若手シンガーたちに囲まれるエリック・べネイ。

先月のソウル(Seoul)でのソウル(Soul)ジャズフェスティバルに参加したエリック。
エリックのライブの後で、観に来ていた韓国のスターたちがエリックを囲んだ。
この写真の右端にいるのが、オンユだとこれもEさんからの情報。
エリックの"Cracks Of My Broken Heart"を歌っているシンガーだ。

Onew(オンユ)が歌うEric Benet"Hurricane"のアルバムの中の
"Cracks Of My Broken Heart"の映像。
[260908] Sukira - Onew singing Cracks Of My Broken Heart


この動画を初めて観た時、この人はこの曲をとても理解して歌っているんだなぁと思った。
最後に気持ちを込めて"Broken...Heart"と歌い上げている。
韓国の歌手の人で"Hurricane"を歌っている映像も観たことがある。
"Hurricane"ばかりか、地味だけど失恋の辛さや後悔を歌った"Broken Heart"
に注目した韓国の若手シンガーに感心する。

エリックのこのアルバムは韓国の人達の心に受け入れられるものが、
きっとたくさんあったのだ。
エリック・べネイにもその情報がきちんと伝わっていたようで、
この日の韓国のライブでは、"Hurricane""Cracks Of My Broken Heart"の2曲が歌われた。

ライブ後にこの写真を撮る時、エリックは右端のアーティストが自分の曲を歌っていると、
知らされたのかな?

韓流のスター達は業界の先輩、エリック・べネイに礼儀正しく接し、
尊敬の気持ちと、ライブの感動を話したのだろうか。
エリックの嬉しそうな表情から、この場の和やかな雰囲気が伝わってくる。

Eさん、エリックの韓国でのハッピーな様子を教えて下さってありがとうございます!

金子三勇士 リスト 二つのハンガリアン・ラプソディー

2010-06-17 21:15:55 | ピアニスト 金子三勇士
画像は金子三勇士、ハンガリー、ブタペストのドナウ川、ブタ河岸にて。

1851年から53年に掛けて、リストはハンガリー狂詩曲、第1番から第15番を作曲した。
これはこの数年前にハンガリーへ里帰りしたリストがジプシー音楽を聴き、
それをハンガリー的と捉えて、シリーズ化したものだ。

16番以降は余り知名度がなく、一般的に良く知られていて聴けば、
聴いたことがあると思い当たる、それがハンガリー狂詩曲第2番だ。
ホロビッツもアレンジし演奏している。

金子三勇士はリストのハンガリー狂詩曲の中で第2番と第12番、
演奏と録音がある。
この二つの曲はどちらもピアノソロだけではなく、オーケストラ用にリスト自身が編曲もしている。

金子三勇士が帰国して最初に録音したディスクにはハンガリー狂詩曲第12番が含まれていた。
16才の時の演奏。
重厚なテーマから始まり、途中は鈴の音のように爽やかだ。
そして民族音楽的なリズムが軽やかに続く。
今、改めて聴くと非常に金子三勇士らしい演奏に仕上がっている。

一方、今年の初めに録音された新しいディスク。
こちらにはハンガリー狂詩曲、第2番が入っている。
「ピアノの詩人」とされたショパンに対し「ピアノの魔術師」と言われたリスト。
そのリストの華やかさが燦然と輝くかの如くの楽曲。

トルナト―レ監督の映画「海の上のピアニスト」で船上で二人のジャズピアニストが対決、
そんなシーンがあった。
ピアノ上に置いた火のついた煙草が落ちないように演奏されたかと思えば、
次は鍵盤から火花が出るのではと思うようなピアノを聴かせる。

もしそれがクラシックピアノだったら、そんな時に相応しいのがこのハンガリー狂詩曲第2番。
難易度の高い曲であり、リストがピアニストの持てる限りの技術を酷使させる。
金子三勇士は力強く勇壮にこの曲を弾きこなしている。

さて待たれるのが、この曲の入った金子三勇士のCDの発売。
オール・リストのニューアルバム、リリースが待ち遠しい。

MaxwellになったEric Benet

2010-06-16 18:25:29 | エリックベネイの日々&KyteVideo
写真はツアーのステージの待ち時間、ビリヤードで遊ぶエリック。
この他、昨年の基地の慰問では淡々とボーリングの球を投げているものもある。
長期のツアーでは気晴らしもいろいろと必要なのだろう。
もちろん、ワークアウトや曲の音合わせをしているものもありますよ。

エリック・べネイ、2008年、9/9に"Love And Life"が発売され、
その月の内にバスで全米ツアーへと出発する。
最初はバスなんてたいへんなのでは?と思ったが、
ホテルに滞在し荷物をまとめて空港へ行き、搭乗手続きをしたり待ったりするより、
ライブが終われば、バスに乗り込み、食事、そしてベッドで寝ている間に移動。
この方が、俄然効率が良い。

それでも数日の滞在になる時は、ホテルに移動。
ライブがない日は移動中の町のレストランで食事をしたり。

ある時、クラックビル、片田舎の町で入ったファミレスで、エリックはマックスウェルだと思われた。
その一部始終がkyte videoに投稿されている。
はい、その時のkyte videoへとここから飛べますよ。
http://www.kyte.tv/ch/eric-benet/mobile-show-95/p=lp&c=113570&s=285947&l=2775

「今、マックスウェルと間違えられていて、これから『マックスウェル』として、
写真を撮られるんだ。」
エリックはデモンテとマックスウェルってどんな曲があったっけ、とイントロを歌い出す。
エリックが真似をしているのは、"The Woman's Work"

ウェートレスが同僚とやってきて、「写真を一緒に撮りたいんだけど?」
「それなら僕の名前を言って。」
「マックスウェル。」
「そうかぁ。それじゃ写真を一緒に撮らなきゃな。」とエリック。

「僕のどの曲が好き?」なんて聞きながら、
マックスウェルの曲をずっと口ずさむエリック。
撮影後、彼女は「ほんとうにちゃんと撮れているか確認したい。」と言うと、
エリックも一緒になって覗き込んでいる。

席に戻ってからもしばらくマックスウェルになりきっている。
「マックスウェルのコーヒーのテーマソングって?」なんて言いながら。

長いツアーを同じメンバーで廻っていたら息抜きやその中で楽しむことも多いにけっこう。
でもまじめなウェートレスをからかって騙してはいけませんよ。

後で知り合いにこの写真を見せた彼女、「これってほんとにマックスウェル?
エリックべネイじゃないの?」なんて言われてるのでは。

いったいエリックとマックスウェル、どこが似てるんだろう?
さてマックスウェルは、ジル・スコットとのツアーが好評だ。

Maxwell - This Woman's Work (With lyrics)


昨日、しばらく振りにkyte videoを見返していたら、
この「マックスウェル編」と
来日の折の東京での「ワーナーブラザース編」
エリックが自分のレーベルであるワーナーの東京支社を会社訪問し、
スタッフの方達の食べるお弁当やお菓子をひやかし、
口に入れたゴマ団子の触感に驚きつつも最後まで食べる様子、
この二つが笑えました。

エリック・べネイ、ニューアルバムが完成したら、また今年も後半から、
長いツアーが始まる。