Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Interpretation:Celebrating the Music of Earth Wind & Fire

2013-09-25 08:55:49 | 私の日々
昨日、ランダムで聴いていたiPodがバッグの中で何かに振れたためか、
外出先の帰り道からずっと"Interpretation: Celebrating the Music of Earth Wind & Fire"
このアルバムが繰り返し掛かる状態になってしまった。
しかしそれがやたら心地良く私はそのままにしながらずっと過ごした。

私の大好きなアーティスト達がアースへと捧げたトリビュートアルバム。
それぞれが思い思いに自分の世界をアースの曲の中に表現している。
昨年のビルボード東京のライヴでKirk Franklinの歌う"September"
Lalah Hathawayの"Love's Holiday"はブルーノート東京で聴くことができた。
自分のライヴの時にも挟んでいるくらいだからアーティスト自身も気に入っているのだろう。
レイラには「この曲、とても好きだったので歌ってくれて嬉しかった。」
と伝えると「あら、それなら生で観られて良かったじゃない。」と答えが返ってきた。

Lalah Hathaway 1/9 2nd @Blue Note Tokyo
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/d/20120109

Kark Franklin 1/30 2nd @Billboard Tokyo
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/d/20120131

9月の陽気の心地よさ、その中で愛を語り合ったこと、
そして9/21という日付指定まであるが、
その後、12月になってその愛を確かめ合うという"September"の歌詞。
ちょうど秋が始まりつつある今の気候とぴったり合っている。

どの曲もアースウィンド&ファイアーの原曲の良さを生かしながら、
アーティスト達のアースへのリスペクトと愛が溢れている。

1.Shining Star Chaka Khan
2.Be Ever Wonderful Angie Stone
3 September Kirk Franklin
4.Devotion Ledisi
5.Can't Hide Love The Randy Watson Experience
6.Love's Holiday Lalah Hathaway
7.That's The Way Of The World Dwele
8.After The Love Has Gone Mint Condition
9.Reasons Musiq
10.Fantasy Me'Shell Ndegeocello

チャカ、フェイスと歌うエリック

2013-09-22 10:46:50 | エリック・ベネイライブ(日本以外)



ずいぶん前の映像で(推定1999年~2000年頃)2008年にyoutube上にあり、
削除されてしまっていたのがまたアップロードされている。
"Do You Love What You Feel"を歌うチャカ・カーンを、
エリック・べネイとフェイス・エヴァンスがバックで支える形になるが、
エリックもフェイスも歌詞をしっかりと把握していない。
これは番組中でそれぞれチャカとのデュエットがあり、
終了間際でアドリブ的に歌ったためかと思っている。

エリック・べネイ、フェイスとはいくつかデュエット曲を出しているが、
2008年頃のインタビューでは盛んに次に組みたい相手としてチャカの名前を上げていた。

エリックべネイ、20代前半で全米トップ40を歌うツアーでアメリカ中を回っている。
その都度、ヒットしている曲をたたきこむこと、その土地やハウスの雰囲気を掴むこと、
「とてもきつかった。でもあれは僕にとっての修行、学校に行っているような期間だった。」
と後のインタビューで答えている。
またリードだけでなくバックアップする側になるのも得意としている。

したがってどの曲を振られてもそれなりに歌えるように準備はできているはずだが、
この時は取り繕ってはいるもののドタバタ気味の雰囲気がある。
でもファンにとっては完璧に歌う姿だけでなく、こういう映像も見逃せない。
それにしてもこの三人が目の前で歌ってくれるなんて日本ではあり得ない夢のようなライヴ。



興福寺仏頭展@東京芸術大学大学美術館

2013-09-20 10:08:48 | 私の日々
何の予備知識もないまま、友人に誘われるままに行ってきた。
国宝、重要文化財などに指定される70点余りの展示物の素晴らしさはもちろんとして、
この仏頭の辿った数奇な運命、目、眉、口元の曲線の美しさ、
火災に遭い片耳は失いながらも、変わることのない信念を貫いているかの表情。
むしろどんな時にも侵されることのなかった中庸さと言った方が正しいだろうか。
厳かで凛としていながらすべてを浄化して受け止めているかのようだ。
これを拝観するだけでも足を運ぶ価値が充分にあると断言したい。

685年(天武14年)に作られた仏頭は鎌倉時代の初期1187年に東金堂の本尊となり、
200年余りの間、衆生の信仰、祈りのシンボルとなるが、
1411年に雷を受けて火災となり焼失し胴体部分を失う。
その後所在不明となっていたものが500年を経て、
1937年(昭和12年秋)東金堂の解体修理中に須弥壇後方の来迎壁を撤去したところ、
その内部に収められているのが発見された。

このお顔の大きさから坐像だったとされる全体像は約5メートル近い高さになる。
火災で受けた影響も修復するのは大きな部分だけに留め当時の現状を尊重し復元されている。
芸術作品が後世に残るのには偶然ではなくその作品そのものの持つ力が大きいと聞いたことがある。
まさにこの作品が発見されこのような形で拝観できる運びになったことの運命を感じる。

仏頭の眷属である木造十二神将立像もまた共に並べられている。
仏頭と十二神将像が一堂に会するのは600年振りというこの得難い機会に遭遇することができる。

十二神将像は一つ一つに干支をそれぞれ頭につけ、毅然と仏頭を護る姿は共通だが、
表情や佇まい、身に着けている装束、武器、などが表現力豊かで、観ていて飽きることがない。

最後に後方から再び仏頭とまみえる。
拝観するというような存在を越えて正座して三礼、あるいは五体投地をして崇めたい、
そんな衝動に駆られた。

Throw back Thursday

2013-09-13 11:18:42 | エリックベネイの日々&KyteVideo
以前は水曜日になると"Happy hump day"、
週の真ん中の憂鬱な日を楽しく乗り切ろう、といったコメントが流行ったが、
最近は木曜日になると"Throw back thursday"
昔懐かしシリーズの写真を投稿する人が多い。
日本では金曜日の朝になる時間帯、フェイスブックやツイッターは過去を振り返る画像が満載だ。

トップはEric Benet「90年代の僕とママ」のお題。
エリックはお母さんといつも仲良くてほんとうに大切にしている。
今、エリックのお母さんは体調を崩しているのでなおさら元気だった頃を、
懐かしく思い出しているのかと思う。

そしてこちらは「7歳になったインディアと」
ちょうどツアーに出始めた頃、家に帰ってきて可愛い盛りの娘と会えるのは
ホッとする一時だったはず。


エリックべネイの姉リサも「妹の結婚式の日」と題してこちら

真ん中にいる花嫁はエリックの末の姉ジェニファー。
ジェニファーはインディアと一番似ていて今でもとても綺麗だが、
この日の笑顔は格別だ。
エリックは12歳くらい?
私くらいの年になると10歳くらいの差があっても大差はなくなるが、
10代、20代の兄弟の年の差は体格からして明らかに違うとこの写真を見て微笑ましく思う。

そして最後は姉リサに向けて空手のポーズをとる10歳のエリックべネイ。
やんちゃだった5人兄弟の末っ子振りが窺える。

皆が僕の曲を聴く前に・・・

2013-09-07 12:49:55 | エリックベネイの日々&KyteVideo
"Music...Before you hear it...I gotta think of it"
「一つの曲が生まれるまでの間には長い時間が掛かっているんだよ。」
こんな風にエリックは言いたかったのかな?
この画像は"Lost In Time"のアルバム制作中に、
スタジオに従弟のジョージ・ナッシュJrと共にこもって練り上げていた時のもの。
昨日のSNSにエリックはキャプションと共にこの写真をアップした。

確かに聴くのはあっという間だけれど、
その曲が完成するまで一つのメロディーからセッションでギターやピアノを加えていく、
そういう手法をエリックべネイが好むだけに多くの時間を費やしているはずだ。
曲を作った後で歌詞を考えるのがエリックのやり方だが、
詰まった時に自分が育ったミルウォーキーの街角を歩いていたら、
次々とインスピレーションが沸いてきたそうだ。
それ以来、曲作りにはミルウォーキーのスタジオを選んでいる。

そして懐かしいこの写真。
以前にマイスペースでプロフィールに長い間使っていた。
どういうわけか今週になってアップロード。
エリックべネイ、タートルネック、それも黒、白が好きで、
ジーンズもだけれどいったいいくつ持っているのかと思うことがある。
白いタートルがすっきりとした気持ちを表していてクリーンな印象だ。


いっぽうこちらの写真。
「しかめっ面のごろつき」みたいなキャプションがついている。
しかしこういう雰囲気で歌ったりするのも決して嫌いではないはず。
こちらもまた別のエリックべネイの一面。

ジョージ・ベンソン 8/30 @すみだトリフォニーホール

2013-09-01 12:57:59 | その他のライブ
大好きなアーティストなのになぜか今までコンサートに行くチャンスに恵まれなかった。
2008年9月の東京ジャズフェスティバル、国際フォーラムの折も逃している。
ようやく初めて観る機会が巡ってきた。
今回の来日はすみだトリフォニーホール 8/30とブルーノート東京 9/1の二回の公演。

楽しみ過ぎて前日の晩、音源を引っ張り出してはいろいろ聴いている内に、
すっかり寝不足になってしまった。
この日は残暑が戻ってきて東京都内でも37度に達し、くらくらするほどの暑さ。
しかしGeorge Benson、灼熱の東京を吹き飛ばす勢いの歌と演奏を聴かせてくれた。

黒尽くめのアウトフィットで登場したジョージベンソン、いきなり"Weekend in LA"で始まる。
わっと叫んでしまったというか、キャー(ギャー?)とシャウトしていた気がする。
二曲目の"California PM"、この辺りからドラムスの響きが少し気になる。
会場の作りがステージ上の天井高があり、周囲の音の反響、共鳴音も強い。
"Being With You"、優しくつま弾くジョージのギターの音色、
そしてドラムスも叩き方のタッチが変わったために気にならなくなる。

"Nature Boy"、ここでギターを弾きつつジョージは歌い始める。
ある映画のテーマ曲として使われていてその時から好きになった曲。
多くの歌手がカヴァーしているスタンダードなナンバーだが、
甘くて感情が走り過ぎている歌い方よりも、渋みのあるジョージの声で聴くこの曲が好きだ。

"It's All in the Game"、ゆったりとした雰囲気が会場を包む。
そして続く"In Your Eyes"には会場全体がとろけた。
ギターももちろんだが、ジョージベンソンの歌は全くぶれない。

そこでじっくり聴かせたジョージ、次の"Feel Like Making Love"
この曲ももちろん多くのアーティストがカヴァーしているが、
エリックべネイも昨年のライヴではこの曲を歌ってくれた。
ジョージのヴァージョンは季節が冬から春になるウキウキ感たっぷりのアップテンポ。
客席で体を動かしつつ、一緒に口ずさむ。

"Turn Your Love Around"、我慢できない衝動に駆られて飛び上がってしまった私。
9列の左端付近に私はいたが、その瞬間、前の席の女性、同じブロックの数人も立ち上がった。
同じ志のファン達が近くにいてくれて嬉しかった。安心して一緒に踊って歌える。

"Kisses in the Moon Light"、
スローでロマンティックな曲に着席してうっとり聴き入る。
タイトルのように月明かりの下にいる状態どころか、
もう炎天下のソフトクリームのようになってしまう。

続く"Nothing Gonna Change My Love for You"、私は日常の中で歌を歌ったり、
ハミングしたりもしない方だが、ある時、ちょっと辛いことがあった時に、
折悪く雨も降ってきて、誰もいない道を歩きながらこの曲を口ずさんでいて、
そんな自分に気付いてびっくりしたことがあった。
もう20年以上前になるけれど、それだけに思い入れのある大好きな曲。
それを初めて生で聴くことができた。


"Lady Love Me One More Night"、
"One more Time!"" One Last Time!"とポイントアウトしながら一緒に歌う。
"On the Manbo Inn"、夏にぴったりのラテンの曲。リズム感が堪らない。

皆の大好きな"This Masquerade"
じわっと聴かせた後、次に来たのは"Give Me the Night"
ここではかなりの人が立ち上がった。
前方に詰めかけたファン達と握手をしながらステージを後にするジョージベンソン。
後方、左右の二階席ともアイコンタクト、手を振って声援に応える。

アンコールには白いシャツとパンツに着替えて戻ってきてくれた。
最新のナット・キング・コールのトリビュートアルバムから"Unforgetable"
そして皆が聴きたかった"On Broadway"
後ろを振り返ると会場のほとんどの人がスタンディングしている。
二階の右、バルコニー席でお父様に連れてこられた様子のセーラー服の高校生、
一緒に拍手し立ち上がって踊っているのが微笑ましい。

濃厚な1時間40分だった。
曲の主旋律以外のスキャットの部分、マイクをスタンディングにして歌う時の様子、
曲に合わせて踊る楽しそうな姿、客席全体への心遣い。
新しいアルバム中心ではなく、皆が聴きたい曲を思った通りに演ってくれたジョージベンソン。
何もかも最高な一時だった。

ライヴハウスでの砂被り席ももちろん良いがステージの全体像が見え、
大きな会場が一体となって盛り上がるコンサートホールの良さも見直した。
翌日、この日の曲をさらいつつ、"Love×Love""Breezing""Love Ballad"がなかったのに気付いた。
今晩のブルーノートでは歌うつもりなのかもしれない。

George Benson(g,vo)
Randy Waldman(key)
Thom Hall(key)
Michael O’Neill(g)
Stanley Banks(b)
Oscar Seaton Jr.(ds)