Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Eric Benet and his fans, 2010年へ!

2009-12-31 09:44:09 | 私の日々
去年から今年に掛けては、私にとって厳しい年だったとも言えるけれど、
それを差し引いてでも、やっぱり良い年だったと思えるのは、
エリック・ベネイの2度の来日、
エリックとアメリカのエリックファン達に会うために命懸け(!?)で出かけたニューオリンズへの旅、
このブログを始めたことで知り合った日本のエリックベネイファン、R&Bファン達との出会いのお陰だ。

ずっと応援してきたクラシックピアニスト、金子三勇士君の活躍と成長によるところも大きい。

エリックの付き人ケビンにブルーノートで別れ際に「それでは、2010年にね!」と言われた。
その時点では、まだ実感がわかなかったが、もう、いよいよと今年の終わりが近づいている。
2010年と言うと、10年一区切りというか、何か重みを感じる。

一年間、いろいろと応援して下さり、励まして下さった方たち、
どうもありがとうございました。
そしてどうぞ、良い年をお迎え下さい。

と潔く今年を締め括るつもりだったのが、昨日、姪や甥のお年玉を新札で用意したいと思い、
郵便局へ行ったところ、なんと認め印がない。
取り敢えずは暗証番号でお金は降ろせたものの、家に帰ってから印鑑を探すが出てこない。
通帳と印鑑を別にしておいた方がいいと言われて、どこか、
絶対に見つからないようなところ、とんでもないところに保管してそのまま記憶がない。
もっとも所詮、私のへそくり、たいした金額ではないのですが。
必死になって、いろいろなところを捜しているうちに、数々の思い出の品が出てきた。
それぞれを眺めながら、今年どころか、数年前まで遡って振り返ってしまった。
結局、印鑑は出てきたが、認印がないのに気づいたために、
家の中を総ざらいして、それも良かったと思う。

エリックのKyte video、新しい映像が4つアップされてますよ。
韓国の空港とデパートでしょうか。
日本の映像も沖縄の空港が出てきました。
お土産に買ったハブ酒を得意そうに見せるビジュ。
何だかエリックは修学旅行生を引率している先生のようだ。
どの空港から着いたかわからないとメンバーたちは言っていたが、
国内線で沖縄から羽田入りしたのかな?
今後もTokyo編、きっと続きますので、check it out!
http://www.kyte.tv/ch/113570-eric-benet

今回のツアーのオープニングだった"Love Don't Love Me"
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/d/20091202

Eric Benet-Love Don't Love Me (2001)


エリック・ベネイ&シャカ・カーン

2009-12-30 08:54:18 | エリック・ベネイ、アルバム外の曲
画像はスティーヴィー・ワンダーとエリック。
昨年、"Love&Life"の発売前、エリックベネイはスティーヴィーのラジオ番組に出て、
放送中にスティーヴィーのキイボードで"You&I"をデュエットした。

昨年9/9の"Love&Life"の発売の後、
Eric Benetは、たくさんのインタビューを受けた。

その中で、「誰とデュエットしたい?」
という質問に対しては、いろいろなアーティストとしてみたい、
と答えを濁していた。

インタビューが続き、疲れも溜まってきたかと思うラジオ本番、
同じ質問を尋ねられたエリック・ベネイ、
「チャカ・カーン!」と遂に本音を言ってしまった。
日本ではどういうわけかチャカと表記されるが、
アメリカではシャカ。

「そのことをシャカは知っているの?」とラジオパーソナリティーに聞かれ、
エリック・ベネイは、「No.」と答える。
すると、「シャカのマネージャー、もしこの放送を聴いていたら、
至急、エリックベネイに電話して下さい。」とDJは結んだ。

90年代のエリックベネイとシャカのデュエットの映像。
"You Got The Love"
エリックも思いっきり弾けている。

シャカもエリックも今年、2回の来日。
二人一緒のライブなんて観ることは可能だろうか。
シャカ一人のライブでもビルボードでは¥15,000前後?
それが二人一緒となると、とてもライブハウスでは無理だ。

来年はエリックとシャカのそれぞれのライブ、
そして中箱位のコンサートホールで、ぜひ二人のデュエットも聴いてみたいですね。





Thank you Eric for coming to Asia!

2009-12-29 08:53:59 | Eric Benet Live in Japan Dec. 2009
画像はEric Benet、東京のどこかで。

エリック・ベネイ、ソウルのヨンセイ大学でのオープニングの映像。
東京で日本語を喋ったエリック、ソウルでは韓国語で登場。
そして曲も日本では歌わなかった"Love&Life"の"The Hunger"から始まる。

いや、今、改めて見て思ったのだが、これはアンコールの1曲目かもしれない。
Tシャツ姿でジャケットもサングラスもないから。

日本と違って撮影OKだ。
びっくりしたのは、エリックが最前列のファン達の携帯を取り上げて、
自分で自分の歌うところを撮り、また返してあげてを繰り返す。
すごいサービス。会場も1万人位入りそうな所。
韓国から来る分、時差がないからいつもよりも少し楽なのかと思ったら、
こんな大掛かりなライブをやってから東京入りとは想像もしていなかった。
椅子席だが、ステージ周りはオールスタンディング。

韓国と沖縄の米軍基地内での慰問ライブ、そしてソウルのヨンセイ大学ホール。
それからブルーノートで5日間の2ショウ。
1日置いて、27・28日とbaseにてのライブ。
これは今までのツアーの中でもかなりなハードなスケジュールだったと思う。
それでも、一つ一つの歌にショウに心を込めて、全力投球してくれたエリック。
今日は、飛行機の中でも良く休んで、今年の残りの日々はゆっくりして欲しい。

Thank you Eric for coming to Tokyo on Christmas☆
Hope you have a safe trip home and enjoy the rest of your holidays with India!!!
Can't wait to hear your new CD, we are soooo ready:-)

eric benet



"Huge EB High"

2009-12-28 09:06:14 | Eric Benet Live in Japan Dec. 2009
アメリカのファン達はエリック・ベネイのライブを経験すると、
"Huge EB High"、エリックから凄まじいエネルギーを受けて、
その"Cloud 9"から脱し、日常生活に戻るまで、6週間半から9週ほど掛かると言っている。
6週間半なんて言ってると、もうバレンタインが来てしまう(笑)

エリックに会うと、いつも、限られた時間の中で、
エリックも疲れているだろうし、手短に言うべきことを言おうと思って、緊張する。
なんていうのは、言い訳でエリックのオーラのせいで、舞い上がってしまう。

昨日、アメリカのファンサイトへの最後のリキャップ、
そしてfacebook、myspaceも更新が終わり、これで一段落。
facebookは、写真やコメント、掲示板などすぐにたくさんのレスがつくので、
私の受信トレイは一杯になってしまった。
エリックの来日、クリスマスライブはあっという間に終わった。
楽しみにしている間は長くても終わるのは早い。
今は、ゆっくり"Love&Life"を聴いています。

韓国のライブの映像がyouTubeにいくつかアップされている。
日本での映像がない分、これで似たような雰囲気を噛み締めて下さい。

映像の中でタオル投げがある。
これって今回、私の観ていたライブの中ではなかったですね。
それと、ステージ前の人に触られてエリックは、飛び上がっているけれど、
これは何をされたのでしょうか?
ちょっと面白いので、携帯から観ている方もぜひチェックして見てね!
韓国のファン達も熱い。

Billie Jean by Eric Benet


Eric in Yokota & Yokosuka

2009-12-27 09:45:26 | Eric Benet Live in Japan Dec. 2009
ブルーノートで5日間のライブを一昨日に終えたエリック・ベネイ。
今日は横須賀、あしたは横田の米軍基地にて慰問ライブを行う。

3日間行ったライブ期間中にご一緒した方で、この基地のライブに行かれる方達、
何とか潜入しようと調査中の方がいらした。
いらっしゃれたら、どんなだったか教えてくださいね。

さて昨日のお休みの間、エリックはどのように過ごしたのだろうか。
ホテルでゆっくり寛いだのか、大好きな原宿などに出かけたのか?

バンドのクルー達がアップロードしている映像や写真がある。(エリックはいません)
渋谷、新宿、電車の中でマスクと帽子の人を見てびっくりする様子、
バーガーキングの映像では、「何か変だよ?」とドラムスのウェスとベースのグレッグ。
「これって妙に暖かい、でも電子レンジ使ってるんじゃないの?」
うどんにトライした画像も。

ブルーノートでクリスマスのディナーを楽屋で食べる様子。
これはたぶん25日の1stと2ndの間かな?
ターキーをブルーノートのスタッフがサービスして、そこにパンとライスが添えられる。
この様子で見るとエリックもほんとに元気そうだ。
24日に具合が悪くなったと聞いていたけど、25日にはかなり疲れが回復したんだなぁと思った。

テレビ放映についてブルーノートに問い合わせたところ、
今月のアーティストで撮影が入ったのは、エリックではなくてインコングニート、
とのことでした。

27,28日の基地でのライブを終えて、29日には帰国する。
元気で無事にインディアの元へと帰っていって欲しい。

エリック・ベネイ、12/25、ブルーノート・クリスマスライブ

2009-12-26 13:04:20 | Eric Benet Live in Japan Dec. 2009
最終日のセカンド、この日は最初はギリギリでどんな席でもいいからと、
気楽に考えていた。
しかし、今回は皆勤ではなくて23,24日とお休みしたせいか、元気と欲が出てきた。
7時過ぎに行こうかとも思ったが、今年最後のエリック・ベネイの見納め、
やはり早めに行こうと心変わり。
ファーストの入場の混雑が引ける位の時間、6時過ぎにブルーノートに到着する。

この時、一瞬、思った。
この時間にどうせ着いているなら、1stから通しで観るのはどうだろう?
誘惑に負けそうになったが、やはり最後の2ndにエネルギーを凝縮して燃焼しようと決めた。

私の前に待っていた方が二組。
お隣の方は何とJIさんだった!
そして後ろの方はYUKAさんとお友達!
こんな簡単に会えると思っていなかっただけに感激。
お友達を待つJIさんとお話が弾む。
やはりエリックファンとは会話が尽きない。
みんな、エリックが大好きで彼のことを思う気持ちが強いから、
初対面でも昔からの知り合いのように打ち解けることができる。

そして7時頃、Etsuさんがお友達2人と登場。
バリ島帰りのEtsuさんは真夏の太陽をロビーに持ち込んだ。
皆で近くに座って盛り上げようとテンションが高くなる。

友人のIさんがご主人とお嬢さん2人と7時半頃到着。
そしてMさん、6人掛けのシートを大人買いしたそうだ。
「エリック、後ろまで来てくれるかな?」と聞かれたので、
「スタンディングして踊って、シャウトすれば大丈夫よ。」
「任せて!」とMさん。
夫もやってくる。

見あたらないのがnkmrakikoさん。
お友達と2人で来るはずなんだけど。
そして名古屋から来られると伺っていたEMIさん、この日、結局最後まで、
お会いできなかったけど、見つけられなくてごめんなさい。

またしても、皆、点呼が始る前に無口になった。
席が決まってなくて瞬時に空いている席からその日、後悔がないような、
ベストの席を選ぶ、これはそこそこのアーティストならそれ程のことではないが、
大ファンのアーティストのショウを観る時は、ショウの結果を左右するだけに緊張。

JIさんは、ステージに向かってマイクの左脇、YUKAさんはステージ正面の席の角、
私達はJIさんの更に左、そしてEtsuさんは私達の後ろのテーブル。

飲み物を頼み、化粧室に立つとIさんが席決めに思案していた。
中に入るよりも端の角の方がご家族水入らずで楽しむクリスマスの一時、
ゆっくり観られるのではとお奨めする。

席に戻るとケビンがやってきた。
これはここだけの話です。
こんなところに書いてしまっていいのだろうか。
「エリックが昨日、具合が悪くなってドクターに来てもらったんだ。
でも、今日は元気になったから、安心したよ。」
「ほんとに?大丈夫なの?」
「ファーストもばっちり、今日はもう元気回復してるよ。」
やはり5日続くショウ、全身全霊で歌ってパーフォームするエリックだけに、
厳しかったのだろう。

ケビンに周りのメンバーを紹介、
「全部で20人位来てるんだけど・・・」
「ちょっとエリックに聞いてくるよ。」
楽屋から戻ってきたケビン、「終わった後、サイン会をやる。そしてその後で、
ステージの上で皆で記念撮影をしようってエリックが言ってる。
だから、ショウの後まで、"Love Patience & Time" ね! OK?
みんなにも伝えて。」

ケビンにブラジルのファン、ぺタルズからのメッセージを伝える。
そしてリンダMからのクリスマスメッセージも。
「ぺタルズはもう何年もエリックを待っている。ブラジル、行ってあげないの?」
「よし、行こう! その時はみんなも来てくれるかな?」
私は勢いで「いいとも!」と言ったが、Etsuさんは、真顔で「ブラジル・・・」と絶句(爆)

9時半を回った頃からまた皆、無言になり緊張。
エリックがなかなか出てこない。10分ほど遅れただろうか。
21.22日と同様、ラジオショウ風の音声が流れた後、"Love Don't Love Me"
と共にエリックは現れた。私の回りは総立ち。
そのまま、"Spiritual Thang"

"Love Patience And Time"
観客にも"Love patience and time"と歌わせる。
そして"Oh na na na na na na"

『スパニッシュフライ』の前にエリックは今までよりも長い説明を加えた。
「バイアグラなんかがなかった時代に(笑)、蝿みたいな虫をつぶして叩いて、
乾燥させてそれを媚薬にしてたんだねぇ。でもそんなの効果ないし体に良くないと思うよ。
みんなは僕の"Love & Life"を買って、この曲を聴けば充分効果満点。
うん?もう持ってる?車に一枚、ベッドルームに一枚、2枚は必要だね。」
"Spanish Fly"

"Don't Let Go"
「みんな、手伝って歌ってね。僕と同じように。"Don't let go!"」
周りを見回すと私の周りはずっとスタンディング、コーラスの渦の中にいる。
これならエリックも疲れを忘れて元気が出るはず。
JIさんと目が合い、お互いにニッコリ。

さて、「デビッド・フォスターは知っている?」
はい、だんだんと日を重ねて挙手率が高く、かなりでした。
そして、"After The Lave Has Gone"
今回は"Through The Fire"はない。
高音を酷使する曲は避けたのかと思った。
"September"
こちらも大合唱となりみんなのテンションはマックスになっている。
そこで、デビッドフォスターの説明が始り、流れを知っている私はここで着席。
「この曲は3rdアルバム、"Hurricane"に入っているんだ。」
"The Last Time"
いつ聴いてもうっとり。
この曲はエリックはスタンドマイクを使用。
両手を使って情感を表現する。

「ところで、この中に僕のファンはどれくらいいるの?」
今日は大勢が手を上げ、「ここにいる、here! right here! Yes!」
「それなら、どれくらい知ってるかテストしよう。」
1stアルバムから、"True To Myself""Let's Stay Together"
この日は96年からのファン達も来ていた。「わぉ、皆知ってるんだね。」

「この曲はウェディングソングとして人気があるんだよ。2ndアルバムに入っている。」
キーボード近くにより、"Spend My Life"
この日、気づいたのだが、エリックは4つのアルバムから満遍なく曲を紹介、
さりげなくプロモーションをしている。
全アルバムをお持ちでない方は、この際、ぜひお求め下さい。

「この曲は4週連続で去年R&Bチャートのトップ1に入ったんだよ。」と"You're The Only One"
私は再び立ち上がり、一緒に歌い始める。
回りもエリックに向かって一緒に"You're the only one"と歌ながら、
指で1とポイントアウト。

一度ステージから降りたエリック。
退場の時、握手、そしてetsuさんのお友達は自然にエリックとハグした。
その時の彼女のリアクション、ハグが解けるなり、Etsuさんと私に向かって、
「すっ、すみません。」「お先に申しわけありませんっ!」と頭を下げている。
もう爆笑。そんなこと、気にしないで下さい!

エリックが戻ってくると、壇上には高めの椅子が用意。
3日目なので次に何を歌うか、私達はわかっている。
と思ったら、フェイントを掛けられた。
クラシックぽく、いきなりエリックは、"I wish your Merry Christmas,
I wish your Merry Christmas, I wish your Merry Christmas & a Happy New Year!"と歌った。
そして「ここでね、初日にリハなしでやったんだけど、とても良かったんで、
それからずっとこの曲、歌っている。だってクリスマスだからね。
メリー・クリスマス。」
椅子に座りながら、じっくりと聴かせる"The Christmas Song"
キーボード奏者が特に慣れてきて雰囲気がずっと良い。

そうそう、この日、エリック、日本語をかなり話していたな?
5日目ともなり少しずつ吸収してたのだろうか?
覚えている方、コメント下さい、その他のことも。

「小さな声が聞こえる・・・」
小さな音から始まり、だんだん大きくなって"Billie Jean"
最後は、"Georgy Porgy"となり、会場を周り、みんなもスタンディングで歌い、
エリックは退場した。

ステージ周りの乾燥は凄まじい。
お絞りがまたしてもパリパリ。
ここでずっと歌ったら具合も悪くなる。
ステージ周辺に加湿なんてできないのかな?

時刻は11時頃。残念ながら何人かは電車の時間もあり帰っていった。
そしてサイン会が始る。
それぞれエリックに感激を語り、サインを貰っている。
私達は遠慮することにする。
Iさん一家もご家族で楽しかったとお嬢さんたちも目を輝かせて笑顔。
時間も遅いので帰っていかれた。

同じテーブルでご一緒した方たちもエリックのファンでこのブログを読んで下さっていたそうだ。
一緒にスタンディングできる方達と同席できて良かった。
サイン会と記念撮影の件もお伝えする。

ケビンがやってきた。
「後、ちょっとだけ待っていて。全員のカメラだと時間も取るから、カメラは一つでね。」
夫のデジカメで撮り、みなさんからこのブログに掲載する許可を戴きました。

エリックがやってきて、ステージの上にみんなを乗せようとすると、
ブルーノートのスタッフから、それだと残っている他のお客様もいられるので、困るとのこと。
エリックは素直に了解(謙虚だなぁ)そしてみんなで楽屋で撮ることになる。

楽屋へと向かう途中、6人掛けのソファーのMさん達から声が掛かり、
エリックはここでも1ショット。

楽屋の端に集合し、エリックはテーブルの上で膝を突く。
みんなで「エリック・ベネイ!」と言って写真に収まる。
Etsuさんのお友達、私が顔を隠してしまっていてすみませんでした。
終わると、「ちょっとここから降りるの手伝ってくれないかな?」とエリック。
夫とどなたかが手を貸していた。

「エリック、きっとめちゃくちゃ疲れていると思うの、これで失礼するわ。」
そして別れを惜しみつつ、楽屋を後にする。
楽屋口でケビンから「ビルボート東京、そしてニューオリンズ、今度はブルーノート東京、
一年で3回も会ったね。すごいよ!」
ケビンは野球が好きでボストンレッドソックスのTシャツを着ている。
「日本に野球を観にこようと思っていたら、最近は日本のプレイヤーがアメリカで活躍してくれるからね。」
「ニューアルバムの日本発売はいつ頃になるかしら?」
「日本ではたぶん4月、そして5月に来日できればって思ってる。」
「ところで、ケビン、あなたと同じ姓の女性からfacebookにフレンドリクエスト貰ったけど、
あの方は、ケビンの奥さん? 彼女?」
「それはね、マイガールだよ。」
「彼女なのね?」
「違う、僕のママ。」とにっこり。
ほんとうはクリスマス、家族で過ごすはずが皆、日本で仕事しているんだなぁ。
「ケビン、あなたもいろいろ気を使って、たいへんだったわね。
疲れたでしょ。」と言うと、下を向いて頷く。

来年の再会を約束して楽屋を離れると、客席にビジューがいた。
ビールを飲んで寛いでいる。
「今日のショウはすごくうまく行ってほんとうに良かった。
昨日はエリックが具合が悪くなっちゃったから、僕達とても心配したんだよ。」
バンドのクルー達のエリックに対する気持ち、仕事だけじゃなくて、
家族のように思い慕っているのが伝わってくる。

Etsuさん達は、オーダーした飲み物が残っているので、そこで別れる。
nkmrakikoさんも終電に合わせて、サイン会を待たずに帰られた。
JIさんは記念撮影後、駅までダッシュ。
YUKAさんも急ぎ足で。
初めてお会いしたブログを読んで下さっている方たち、
みんな、良い方ばかりで何だか涙が出そうになった。
楽しみは心を一つにできる人達と分かち合うと、もっともっと楽しくなるって痛感した。
2009年、最高の締め括りだった。

ライブレポート、足りない所、感想などコメント、よろしくお願いします。
あっ、ファッションチェック、忘れてました、ね。

また皆さんとエリックのライブ、そして同じ好みの方が多いので、
他のライブでお会いするのを楽しみにしています。
今回、お会いできなかった方達とも2010年には、ぜひお会いしたいです。

香りのチェック、
etsuさんがハグした時、レントゲンと間違えたのか息を止めてしまい、
匂いを嗅ぎ忘れた、どんな匂い?と聞かれたので、
2005年、2007年まではアロマオイル、ぷんぷん、
握手した手にもステージ中央2列目位までも香りが漂うほどだった。
それが2009年からは無臭。無臭って表現が悪いですね。
香りはずっとなかった。
それが昨日はコロンを付けているのがわかった。
体調も悪かったので、きっと元気付けに久しぶりに香りを纏ったのかと思った。

エリックが今日一日ゆっくり休んで明日からの横田、横須賀の慰問、
元気でライブを終えて、29日には無事LAの自宅へと帰れるようにと祈願。
インディアも待っている。
体調が悪い中、素晴らしいライブ、そしてファン達との時間を作ってくれて、
どうもありがとう、エリック!

After the show 12/21

2009-12-25 08:48:03 | Eric Benet Live in Japan Dec. 2009
さて、話は12/21のライブの後に戻ります。
ブルーノート、エリックベネイクリスマスライブ、12/21の1stが無事終了し、
2月のビルボードのライブとは違う曲、ずっと生で聴きたいと思っていた曲も歌ってくれて、大満足。
しかしこれからエリックと会えるのか、アメリカのファンから頼まれているメッセージ、インタビュー、
写真が撮れるか、そしてここのところ、英語で余り文章を書いてないので、
家に帰ってから仕上げるリキャップのこともあり、まだまだリラックスできない。
英語が母国語でない私にとって、たとえ拙い文章でもライブの詳細、雰囲気を綴るのには、
2時間近く掛かる。
そしてその他の写真や動画のアップ。パソコンやデジカメに弱いのと、
いつもやっていることではないので、これにも手間取ってしまう。

アスカさんという方から、お声を掛けて頂いた。
前回のビルボードの時も最前列で歌い踊りつつ、必死でメモを取る私の姿を見かけて、
この日もまたノートをテーブルに広げて書き捲っている私に「同じ人だ!」と気づいたそうだ。
ビルボードも今回もお母様と甲府から来られたとのこと。
お母様にもご挨拶させていただく。
泊りではなくて、これから山梨まで帰られるそう。
私達のお隣のカップルは韓国からいらしたとお話しすると、びっくりされていた。
電車に間に合うように急いで帰っていかれた。

のあさんも声を掛けて下さった。
叔母様と一緒にいらして、これで帰られるとのこと。
私のブログを読んで下さっているそう。
とっても可愛らしい方です。
お母様や叔母様と一緒にエリックのライブに来られるって素敵!
実家の母もエリックが大好きなので、今度連れてきてあげようかな?

なかなか連絡が来なくてずっとそわそわして待っていたら、ケビンが呼びにきてくれた。
エリックに会えると思うと、嬉しいやら緊張するやら。
アメリカのファンクラブの日本代表としてやるべき事に抜かりはないか等、
ドキドキ、ロビーで待っている時は寒かったのに今度は汗をかいている。

厨房の奥の楽屋、2007年の時は楽屋口で会ったのが、今回は中まで案内される。
ビルボードよりも広く、手前にリビング、ダイニングのような部屋で、
奥には着替え用の別室もある。
バンドのクルー、みんなで食事中。皆、にこやかに挨拶してくれる。
エリックは「よく来てくれたね。いつも応援してくれて、ほんとうにありがとう。」とハグ。
夫とも堅く握手。

いつも舞い上がって聞き忘れるので、この日はもう会ったら失礼がないように、
絶対言おうと構えていた。
「エリック、元気? 素晴らしいショウだった。インディアはどうしてるの?」
こんな簡単なことも会うと言えなくなってしまう。
「インディアはね、とっても元気で、勉強も音楽も頑張っているよ。」
「インディアは一人でどこにいるの?サンディエゴかミルウォーキーのおばさん(エリックの姉)のところ?」
「近くにも姉がいるんだよ。だからそこにいる。」
「そうだ、いいニュースがあるんだ。」とすごく嬉しそうに目を輝かせてエリックは言った。
「新しいアルバムが完成してね。来年の春には発売できそうだよ。」
「ほんとに? 良かった!」 
「いま詰めの段階に入っている。日本での発売は3月から5月にかけての間かな?」
「もう凄く楽しみだわ!」

「エリック、TEBFsの日本代表としてお願いがあるんだけど。
ホリディシーズンのメッセージを撮らせてくれる? 差し支えなければ。」
「もちろん、だいじょうぶだよ。よし、やろう! じゃあキューを出して。」
エリックの動画をiPhoneで主人が撮った。
下記の映像、まずファンクラブの会長に送り会員達のメールに添付して送信してもらった。

「エリック、これを見て貰ってもいい?」
ニューオリンズでファンクラブのメンバーと過ごしたエッセンスミュージックフェスティバル。
エリックは自分の写真、そしてファンクラブのメンバー、一人一人の写真を楽しそうに眺めてくれた。
「この時にね、ずっとメールでやり取りしていたみんなと4年越しで会えたのよ。
みんな、ほんとにいい人達だった。とても楽しかった。」
「それはね、AKがいい人だからなんだよ。」さすが、エリック、こんなことを言われたら、
私もひとたまりもない、イチコロです。
アルバムの最後のページに"AK, thanks for the memories. Eric Benet"
とサインをしてくれた。

一緒の写真を撮って貰う。
ケビンと一緒にも一枚と言うと、エリックが「僕が撮るから、3人で入って。」
エリックに写真を撮って貰うなんて冷や汗が出た。
カメラを構えるエリックの様子が余りに素敵過ぎて、写真に撮りたいほどだった。

休憩時間は、食事、そしてセカンドショウの打ち合わせ、いろいろ押してきている。
この辺で失礼することにする。初日の忙しい一時に私達のために時間を割いてくれたことに感謝☆
「明日は主人の誕生日なのよ。だからまた1stショウに来るわね、明日で29歳になるの(爆)。」
「うそでしょ? 僕は25歳かと思っていたよ。」部屋の皆も笑っている。
ウェスに「エリックのジョーク、最初は分からなくて私ずっと、あなたが18歳だと信じていたのよ。」
それでは、またね、と挨拶して失礼する。
もうセカンドショウのセットリストの確認が始っている。

あっ、やっぱり忘れちゃった。
アメリカのファン達からのメッセージ、一人づつ読むのは時間が掛かるかと思い、
プリントアウトしたのに、渡すことさえ失念した。

向かいの駐車場から車を出し乗り込むと、まだ9時にもなっていない。
帰りはエリックの曲を聴きながら帰る。
家に着くとYKさんからのメールを発見。
申し訳ないことをしてしまった、お返事しようと時間を見ると、
すでに9時半を回っている、今はセカンドショウの始った頃。
ショウを楽しんで、サイン会でもエリックに会えますようにと願う。
そして、会えたんですよね、YKさん!

2009 Holiday Wish From Eric Benet

アメリカのファンクラブの会長から、「よく撮れたわねぇ。ほんとにありがとう。」
そして夫にはお誕生日おめでとうメール。

その後、「ねぇ、AK、ファンクラブ10周年なんだけど、エリック、それを忘れてると思うのよ。
そのこともお祝いのメッセージ撮れないかな?」
「もう!私にたくさん頼みすぎよ(笑)でも、聞いてみるわね。頑張ってみる。」
「ありがとう。助かるわぁ。」とお返事。

結果は翌日は会えず、プリントした会員達からのメッセージ、
そして会長のメールの内容をカードに書いてブルーノートのスタッフに託した。

Eric Benet @ Blue Note Tokyo 12/22 2009 1st

2009-12-24 11:34:30 | Eric Benet Live in Japan Dec. 2009
画像はソウルでのエリック・ベネイ。

ブルーノート東京、エリックベネイ、クリスマスライブ、
21日のライブの続きを書こうと思っていたのですが、
私が22日の様子を書いたら、それをバックアップするコメントを書こうと待って下さっている方、
いると思うので(いなかったらどうしよう!?)22日、1stのことを先に書きます。

21日より少し遅れて3時ちょっと過ぎにブルーノートに到着。
入り口のドアに掛けてあるクリスマスリースが輝いている。
「もう開いてますよ。」という暖かい雰囲気。
前日はこのライトが消えていた。

地下のロビー、4人位の方が既にいらしていた。
待ち場所はまたしても前日の寒かったシート。
順番は今日は2番。
前日は3番。これで25日に1番が取れたら、3・2・1で25日には発射。
(これはetsuさん経由のネタです、笑)

私の次にいらした方が声を掛けて下さった。
Kさんは私のブログも読んで下さっていて、その日はお友達と、
そして米軍基地のライブも行けるように手配されているそうだ。
Kさんもエリックのことをほんとうに良く理解していて知識が豊富だ。
携帯の待ち受けも私同様にエリック。
エリックへの素敵なお手製のクリスマスリースにもなるメッセージカードを用意されていた。
楽しくお話ししたり、歌の予習を一緒にしていたら、あっという間に待ち時間が過ぎる。
夫もやってきて、点呼も5時に始った。

入場前になると、私たちもKさんも緊張で口数が少なくなった。
今日はどの席にするか。
やはりマイクに1番近い位置の最前列にしようということになる。
Kさんは、2列目の方が見やすいのではと迷ってらしたが、
「一列目は、握手やタッチ付よ。本当のファンにこそ、1番前に座って盛り上げて欲しいの。」
とアドバイス、と言うより半ば強引に先頭を薦める。
でも、Kさん、あの席で良かったでしょ?
前日のショウの内容、黙っていれば良かったのに、うっかりお話してしまった。
ごめんなさい!
この入場の際の様子、よく見るとスタッフも必死だ。
お客が迷っている内に他のスタッフが案内してきたゲストに場所を取られない様に、
希望を聞いてテーブルの傍に来ると、さっとテーブルのカードを手中に収めている。
そして違うところ、と言われたらそのカードを戻していた。

入場するとマイクの前のテーブルが空いている。
当然、その席をゲット。
Kさんはステージに向かい右隣。
ほどなくクラシックピアニストの金子三勇士君とおばさまでマネージャーのSさん登場。
1番前の席を空けておいた。
二人とも「え~、ここに座るの?」と驚いている。
「私達と一緒なんだから、これくらいの席じゃないと。」と言うと、
「どうぞ、前に。」とおっしゃって下さったが、私達は前日に最前列を経験しているからと、
ここでも強引に前に座っていただく。
三勇士君、「自分のコンサートより緊張しそうです。」(笑)
もちろん、冗談だと思いますが。

ビルボードの時は感じなかったが、ブルーノート、ステージ周りはとても乾燥している。
前日のライブ終了後、紙のおしぼりがパリパリに乾いてしまってびっくりした。

コメントを何回か頂いているSHOKOさんが私達を見つけて下さった。
お友達三人といらしたそうだ。
クリスマスらしくドレスアップされていてとても素敵でしたよ。
エリックのこと、今まで行ったライブのことなどお話する。
私がブログを始めた頃から読んで下さっていたそうで感激。

今日は4名の予約なので、ワインが1本サービスされる。
料理をとてもたくさん頼んでしまったら、ショウの開始30分前になっても、
まだ3品が出てこない。
「この位置でエリックが出てきてからは、食べられない」とスピードアップするように頼むが、
一品は間に合わなかった。
ショウの後にして欲しいと重ねて頼んだが、それはできないとのこと。
ではせめて4人分にシェアした状態で出して欲しいとお願いする。

エリックは登場した。
服装は昨日と同じような感じで、シャツが違っているかなぁ。
記憶が失われている。覚えている方がいらしたら教えてね。
"Love Don't Love Me" スタンディング率、高い。
Kさんとお友達もすごくいいのりで踊っている。
そして、この日はこのまま、ここから"Spiritual Thang"へと繋がった。

さて前日との違いは、「みんな、どれくらい僕のファン?」
確か挙手させたような。
「それでは、クイズをしよう。この曲、わかるかな?」
はい、もちろん、1stアルバムの"True To Myself" から、そのままのタイトル曲、
"True To Myself" 知っていて歌う人もいて、エリックもご機嫌。
次は、やはり1stアルバムから、"Let's Stay Together"

この日も「デビッド・フォスターって知っている?」
かなりな人が手を挙げる。
「わぉ、60パーセントだね、昨日なんて3人だったよ。」とエリック。

ステージ右端にはアフリカ系の女性達が数人で来ていた。
エリックは最前列の人と握手したり、手を取り跪いて歌ったりしていたが、
彼女たちはお絞りでエリックの額の汗を拭いてあげた。
すると、エリックは両脇も催促。
観客は大笑い。
エリックってやっぱりお姉さんが3人いる末っ子っぽいなぁ。
この日、エリックはステージ上でペットボトルのお水をちょっとだけ口に含んだ。
さりげなく、ほんの一口。
ずっとエリックのショウを観てきて、初めて目にする光景だった。

"You're The Only One"でステージを降りたエリック。
どこからかエリックの声が聞こえてくる、今日は日本語で「もっと聴く?」
いや、「もっと聴きたい?」だったかな?
会場のみんな、大声で"YES!!!" 「はい!」

エリックは戻ってきて、"The Christmas Song"
マイクからだけでなく、この位置だと生声が聴ける。
この曲にはとろける。
そして、"Billie Jean"

"Georgy Porgy"では、会場全体がスタンディング。
エリックも歌いながら、ステージから降りて一周する。
そして、「僕のバンドのみんなに会いたいでしょ?」
と一人一人を丁寧に紹介。
それぞれが演奏している間もエリックはずっとリズムを取って音に身を委ねている。
ステージにいる間はずっとアクターであるのがエリックのスタイルだ。
こういう時、脇に退いてしまうアーティストもいる。
今日もグレッグのハスキーボイスの歌が聴けた。

ステージに戻ったエリック、前列のみんなと握手、頬にキッス、
金子三勇士君には「う~ん、そのネクタイ、すごくいいよ。」とネクタイを両手で触り、
日本語で「どうもありがとうございました!」と退場していった。
昨日は、"My name is Eric Benet"と言ったエリック。
この日はその言葉がなかった。
エリックにこれを言われると何か切ないので、言われないとほっとする。

前日は最前列にいたのでよくわからなかったがアリーナ部分中心かな?
この日は会場全体が素晴らしく盛り上がっていた。
前日の"Wanna Be Loved"がない分、1stアルバムから2曲を歌った。
エリックも嬉しかったと思う、久々でエリックのガハハ笑いが聞けた。
これは、嬉しいと出るんです、「ガハハハハ・・・」って。

ショウの後、Kさんとお友達、そして帰りかけていたSHOKOさんもお引止めして、
エリックに会えるかもしれないと待っていたが、
エリックは食事の他に仕事の打ち合わせなどもあり、
残念ながらセカンドへの時間も押して会うことはできなかった。
このエリックのお仕事の件、これは明日のブログで書きます。

ブルーノートのスタッフから渡したい物があれば預かるとのこと、
セカンド終了後には、サイン会があるので、それまで待つなら優先的にご案内しますと伝えられた。
Kさん達は待つことにされた。

ロビーに上がってくると、もう大勢の人でごった返している。
あれは何時頃だったのかな?
階段を上がって来た場所で、そこにはAちゃんとSちゃん。
2007年のエリックベネイ、ブルーノートの初日で同じテーブルになり、
それ以来、連絡を取り合って、2月のビルボードの時もご一緒した。
「ここなら会えるかと思って捜していた」とは嬉しい限り。
二人は2007年の時に1stでライブを観てセカンドのサイン会まで待った。
経験者の二人からKさんたちにアドバイス。
これは心強い。

さてセカンドにはEtsuさんが一人で来ているはず。
この人込みでは見つけられないなぁと思いつつ、しばしロビーで佇む。
そして、その日は主人の誕生日だったので、次の場所へと移動。

家に帰るとブルーノート入場時にetsuさんが送ってくれたメールを発見。
心細い思いをさせてしまい申し訳なかったと思いつつ、携帯にお返事するには余りに遅い時間。
パソコンを開く。
すると、Aちゃんからのメール。
何と一人で来たetsuさんは初対面のAちゃんとSちゃんとそのお友達と、
一緒のテーブルで盛り上がったそうだ。
良かった! そしてサイン会の前になって私が共通の知り合いだと知ったそうだ。
しかしあれだけの人数の中でこういう巡り合せがあるって偶然とは思えない。
それこそ、"Spiritual Thang"
やっぱりエリックに関して、物事はいつも必ず良い方向に働く。

22日はワインも入って、記憶がかなり飛んでいるので、
いらした方で詳細を覚えていたら補足分にコメント下さいね。2ndの方もぜひ!
そして、皆様、メリークリスマス
エリックがライブで歌った"The Christmas Song"、
お家でも聴きたい方、FourPlayのクリスマスアルバム"Snowbound"の中に、
この曲は入ってますよ。

Eric Benet @ Blue Note Tokyo 12/21 2009 1st

2009-12-23 15:05:50 | Eric Benet Live in Japan Dec. 2009
画像はエリックの付き人、ケビンと。
この写真を撮ってくれた人については、明日のブログで報告します。

何だかわからないけれど、2月のビルボードの時と違って慌しい。
ブログにup to date な更新ができずにごめんなさい。
ビルボートは自由席も予約した時点で入場順が決まるから5時半に行けば良いし、
指定席なら6時過ぎでも問題ない。
2007年のブルーノートのライブの時も、こんなだったかなぁと思い返してみるが、
ブルーノートの指定席はステージから離れる。
それで、自由席の席取りのために3時前後に行き、そのまま待つために1日掛かりになっている。
他のアーティストは行き当たりばったりで、空いた席でも充分だが、
エリック・ベネイだけはそうはいかない。
やはりステージにより近い席で観てエリックにも声援を送りたい。
それにこのブログで「エリックベネイ研究家」って名乗ってしまったし(笑)

これから行かれる方、お席はちゃんと確保されてますが、
1st、少人数で来られる方は5時ちょっと前にみえるだけでも、かなり良い場所に座れると思いますよ。
それと今回、セカンドの後にはサイン会が行われてます。

この先はライブを観るサプライズを大切にされる方は、お読みにならないで下さい。

2009年、12月21日、エリック・ベネイのブルーノート東京クリスマスライブ、
突然、エリックのラジオショウのような感じに音声が流れる。

以前、アメリカで行われたライブでエリックが言った決め台詞、
「僕が音楽をやっているんじゃなくて、音楽が僕をやっている。"Music does me"」
"True To Myslef"や、"You're The Only One"の一片が流れる。
そして、「音楽は僕にとって最高の姿。"Music is the best part of me"」

ジーンズとグレイのシャツ、チェックのウールのジャケット、サングラス
(この辺りは昨日のブログでYKさんがより詳細をコメントして下さってます、thanks YK!)
腕には皮のブレスレットが巻かれている。
"Love Don't Love Me"、2002年に完成しながら発売されなかったエリックの幻のアルバム、
"Better&Better"からシングルカットされた曲。
この曲を歌いながら、エリックはステージに登場した。
前列はほとんどスタンディング。
この方達は皆、早くから並びエリックのショウを楽しみに来られた方ばかり。
エリックもみんなの盛り上がりに嬉しそう。
最前列は私も含めて皆さん、握手、ハンドタッチ、チークタッチ、頬にキッスなどの特典があります。

そして、"Spiritual Thang"
2月のビルボードではこの曲を歌わなかった。
大好きな曲だけに目の前で聴けて最高!

さてエリックはブルーノートのプロモーション。
「前回のここでのライブ、『スパニッシュフライ』というカクテルが僕のライブにちなんで、
用意されていたんだよ。そして今回は、『ホワイトチョコレートレッグ』(確かにエリックはこの時、
こう言ったと記憶していますが、メニューでは『ホワイトロマンス』になってますね)
ぜひ、飲んでみてね。きっと気に入ると思うから。」
そして"Spanish Fly"
ラテン調のサルサ風の超セクシーなナンバー。
この曲が最初にライブで披露されたのは、2007年のブルーノート、
この時とその数日後の東京ジャズフェスティバルでの観客の反応が良かったことから、
エリックの4thアルバム、"Love&Life"に収録されたのかもしれない。
曲の途中でエリックはサングラスを床にさりげなく投げる。
エリックの目って綺麗だなぁといつも思う。

"Love Patience And Time"
「生きていくためにはいろいろなことがある。
こんなに大きな壁、高いハードルが乗り越えられるかと思うこともあるはず。
そういう時も必ず、道は開けると信じてポジティブな気持ちを失わないで欲しい。
そんな気持ちを歌にした。」エリックはこう前置きをして歌い始めた。
この曲は、昨年7/2のミルウォーキーの里帰りライブ映像で観てから、
ずっと生で聴きたいと思っていただけに感激。
周りの人達も一緒に、"Love patience and time"と歌っている。
今晩の観客は凄くノリがいい方たちばかり。

"Don't Let Go"
「男女の関係を長続きさせるのって難しいよね。
あきらめてしまうのは簡単だけど、続けることで更に深い絆が生まれていくこともある。」
エリックは「みんなも歌に協力して。僕が最初に歌うから同じようにね。」と歌唱指導。
観客みんなも"Don't let go!"と声を張り上げる。

そして、「みんな、デビッド・フォスターを知っている?」
私はわざと知らない振り(!?)
エリックは私を覗き込んで、「えっ、知らなかったの?」
「う~ん、手を挙げた人は6人だけだね。」
そしてキーボードの前で、EW&Fの"After The Love Has Gone"
私達も一緒に歌う。
シャカ・カーン、"Through The Fire"
何度聴いても、これにはうっとり。
シャカよりもエリックのヴァージョンが耳から離れない。
EW&F、"September"
周りのみんなも声を張り上げ、会場の雰囲気も一気に熱くなる。
「これで皆、誰がデビッド・フォスターがわかったでしょ?」
私にも「わかった?」と確認、「はい」と返事。

「デビッドと最初に会った時は、緊張したよ。
だって僕にとってずっとアイドルだったからね。
そのデビッドが僕の3rdアルバム、"Hurricane"の時にプロデュースしてくれたんだけど、
二人で話し合ったんだ。
クラシックなずっと歌い継がれるような曲を作ろうって、
エラ・フィッジェラルド、ビリー・ホリデイのような。」
そして"The Last Time"
エリックの曲の中で、アメリカでは"Femininity"の人気がダントツだが、
日本では、この曲なのでは。
会場皆が、シ~ンとして聴き入っているのがわかる。
私も、もちろん。

「この曲はね、ウェディングソングとして人気が高いんだよ。
この曲をテーマソングにして結婚したって何人もの人に言われた。
これは素晴らしい女性歌手、タミアとのデュエットなんだけど、
何しろ、タミアを連れてくるわけにはいかないからね。
ちょっと、一人で頑張って歌ってみるね。」
とショートバージョンの"Spend My Life"

「昔のR&Bには、ほんとうの愛を歌った曲があった。
60年代、70年代、80年代もいい。最近にはあの頃のような歌がないよね。
それで、スタイリスティックス、アル・グリーン、マーヴィン・ゲイ、オージェイズ、
そんな感じの曲を作りたいって、製作パートナーのデモンテ、従兄弟のジョージ・ナッシュJr、
みんなで話し合っていた。話し合いからジャムセッションになり、この曲が生まれた。
"You're The Only One"」
"You're only one I love, you're only one I need in my life"
エリックを指差しながら歌う。おっと!
向かいに座る夫の方も見て慌ててポイントアウト。

ここでエリックは退場する。
鳴り止まない拍手に、"Do you want to hear more?"とどこからかエリックの声。
みんなが"Yeah!"
エリックは再び登場し、「実はこの曲、まだリハーサルもしてないんだよ。
でも、みんながクリスマスでここに来ていることを思い出してね。
やっぱりやらなければと思ったんだ。」
キーボード奏者を見て、「だいじょうぶ?できそう?」
彼は覚悟を決めたように頷く。
"The Christmas Song"
この曲はテレビの収録などでは歌っているが、一般のライブで歌われるのはここが初めて。
エリックはどこまでもブルーノートに甘い特別サービスを付けてくれる。
目の前で歌われるクリスマスソング、鳥肌が立ち、ウルウル。
エリックは準備ができていたが、キーボード奏者に不安が残っていたのだろう。

そこから、"Georgy Porgy"
当然、みんなスタンディング。
これから、いらっしゃる方たち、サビの部分の準備はできてますか?
私はマイクを向けられて、歌わせて貰いましたよ。
次はあなたの番です。
そしてストップ&ホールドのダンス。
バンドのメンバーの紹介。
「ベースのグレッグはね、オーディションの時に『歌える?』て聞いたら、
『絶対歌えない』、『たとえばバックコーラスが必要な時に、僕のために歌って欲しい』
そして歌わせてみたら、これなんだよねぇ。」
ベースマン・グレッグ、渋い喉を聴かせる。
ドラムスのウェス。
「彼は、20才になったばかりなんだよ。」
前回は18歳と言っていた、これはエリックのジョークでほんとうは確か20代後半です。
「彼は独身で今、フリーなんだ。だから誰か彼にドリンクを奢ってくれない?
3杯くらいね。5杯はだめ。
そしてデートっていうのはどう?」
ウェスはすごく気分良さそうに笑顔で思いっきり自分のドラムスを表現した。

エリックは、「何だか声が聞こえてくる、う~ん何だろう?誰の声かなぁ。」
聴こえないほどの小さな音がだんだんと大きくなっていった。
"Billie Jean"
みなさん、この曲、エリックが歌わせますよ。
私もこの曲のさびまでは、さすがに準備できてなかった。
昨日、マイケル・ジャクソンの大ファンのnkmrakikoさんに、
「歌詞を教えて!」とメール。
nkmrakikoさんは、通勤電車の中からメールをすぐに送ってくれた。
"Billie Jean is not my lover, she's just a girl who claims that I am the one.
But the kid is not my son."
お仕事に向かわれる途中の車内から、ありがとうございました。
すぐにこれだけ歌詞が出てくるって凄いなぁ。
私はまだまだ勉強不足です。

東京のライブ、みんなはクリスマスソング、そしてマイケルの歌を期待していた。
皆さんの要望がかなって良かった。
私も聴けて大満足。

さてここでステージを降りたエリック、まだ拍手は続いている。
エリックはまたしても、壇上へ。
そして、"Wanna Be Loved"
"Oh na na na na na na"、男性に「しっかり僕みたいに歌って。」と"I wanna be loved"
向かいの夫は大声を張り上げてバックコーラスを代表している。
「女の子達、隣の男の人が歌わなかったら、突っついてね。」
女性達には、"Be loved by you"
会場は合唱の渦になる。
エリックも満足した様子でステージから去っていった。

朝、沖縄から着いたエリック、やはり疲れも心配してこの日のセットリストは、
もっと短かったのでは?
それが、皆さんがとっても楽しそうにしているので、2回もアンコールに戻ってくれた。
きっとそんな感じかと私は思っている。

エリックベネイ、クリスマスライブ、初日に至るまで

2009-12-22 12:26:28 | Eric Benet Live in Japan Dec. 2009
朝から楽しみを通り越して、緊張が高まっていた。
アメリカのファン達にはいつもほんとうにお世話になっている。
遠くまで出かけていってショウを観るのをそっちのけで来られないファンのために、
ずっと写真とDVDを撮ってくれた人もいた。
唯一、恩返しができる機会がエリックの来日した時だ。
日本のライブの様子を伝え、写真を撮り、お馴染みのファンからのメッセージを渡す。
自分もサインも欲しいし、写真も撮りたい。
そんなことを、いつもエリックに会った途端、舞い上がって忘れる。
また私は単なる1ファンなので、仕事でインタビューする人のように、
ご対面確約補償があるわけでもない。
そして今回はブルーノート自由席なので、どんな席に座れるかもわからない。
今回、セカンドショウに21、22日と行かれる方たちがいる。
みんな、エリックと会えることを期待している、
無事にサイン会が行われて、このブログを読んで下さった方たちが、
エリックと会えるか、それも気になる。
ますますいろいろなことで、心配性の私の心臓は鼓動が早まっていた。

ブルーノート、1st ショウ、オープンは5時半。
以前は3時に整理券を出していた。整理券を取ってから外出。。
入場予定時間に戻れば良かった。その頃の名残で未だに3時に来て、そのまま待つ人もいる。
迷った挙句、私はブルーノートに2時半に行くことにした。
慌てるとよく変なことをしてしまう。
2時半着のつもりが、どういうわけか2時半に出発と思い違いをしてしまい、
時計を見たら2:05。「あれっ?」と思い気づいて飛び出し、一目散に駅まで走り始めた。
いつもこんなことをやっている。
恵比寿駅からタクシーに乗り、「ブルーノートへ。」と告げると、
「えっ、今から?こんな早くからやってないよ。」
順番を取るから、と話すと、「だって、ドアが開いてないかもしれないよ。
そしたら外で待つの?」覚悟はできていると言うと、
「お客さん、今は暗い話題ばかりだから、そういう楽しみを持てるっていいね。」
何だかよく分からないけれど、励まされた。

ブルーノートに着いて、恐る恐るドアを押す。
押してだめなら引いてみようと思ったら、すっとドアは開いた。
良かった、せめて中で待つことができる。
受付で名前を告げると、「あちらの方たちの後ろでお待ち下さい。」
何と既に4名ウェイティングしている。
若い男性が2人、女性とちょっと年上の男性。
私は椅子ではなく、中央に向いたクッションのようなところで待つことになる。
3時間、時間をつぶすためにふだん読めない重たい本を用意してきた。

背もたれが遠く、足が宙ぶらりんの椅子、本を読んだり、
後方の画面に映し出されるブルーノートのプロモーションを観たりしている。
私の前に待っていた人はいても、後に来る人は1時間以上登場しなかった。
突然、スタッフから「お客様、前の方が棄権(待つことをやめた)されましたので、
前のお席に移動して下さい。」

次の席は、入場口のそば。
私の番号は3番になったそうだ。
この場所、階段とエレベーターの前、先ほどと違いやたら寒い。
もう、あんまり寒いのでホカロンを腰に貼り付けてしまった。
(セクシーで華麗なエリックのショウを観るのに、余りに情けない私の姿)
じっと座っていると、エコノミー症候群になりそうなので、周りを歩いたりする。
4時を回った頃から、少しづつ人が増えてきた。
そして、アナウンスがあり、「入場の手続きを5時に早めます。」
手続きだけして、5時半まで待つ。
夫もやってきた。
ケビンがロビーにやってくる。
今朝、沖縄からついたそうだ。
「どこについたの?」と聞くと、場所はよくわかってないらしいけど、
成田でも羽田でも横田や横須賀でもない。
ということは、みんなで着いた場所は六本木の米軍施設?

入場が始った。
最前列のマイクの前は取れず、ステージに向かって左の席をゲット。
食事もアルコールも初日は、控える。
テーブルの上にノートを出し、必死に内容をメモ。
家に一目散に帰り、アメリカのファン達に内容を伝えるリキャップ、
写真、などを4時間近く掛かってまとめる。

ビジェイがステージにやってきた。
北朝鮮の国境まで行った時の話をしてくれる。
国境を警備する兵士達の緊張感は凄まじく、その緊迫した様子が恐ろしかったこと、
ブラックホークは、中の騒音が大きいのと、ジェットコースターに乗った感じ、
降りる時の嫌なふわっと感と、胃がむかむかしてくる感じ、Gが掛かるというのだろうか。
「でも普通の旅行では経験できない貴重な体験だったね。」
などと話す。

隣の席にカップルがやってきた。
韓国語で話している。
日本語もできるようなので、話をいろいろしてみると、日本在住ではなくて、
この日のために韓国から来たと言う。

ショウの開始、5分前、ビジェイがまたやってきた。
アーティストの立ち位置、座る位置に貼り付けてあるセットリスト。
全部を張り替え始めた。
セットリスト、覗けば見えるが、あえて見ない。
サプライズを楽しみたいから。
今年、2度目の来日、今までと違う曲、クリスマスソング、
そしてみなさんの期待しているマイケルの曲。
エリックはどのように登場し、どんな歌を聴かせてくれるのだろうか?

いよいよ本日!

2009-12-21 09:21:53 | Eric Benet Live in Japan Dec. 2009
とうとう待ちに待ったこの日。
エリック・ベネイのクリスマスライブ、5日間のはじまり、はじまり。
2月に来日しているだけに、同じように同じ曲は歌わないはず。
いったいどんな曲が聴けるかと思うと楽しみは尽きない。
そしてクリスマスソングは何を歌うのか?
エリックと会うチャンスはあるのか?
ドキドキ、ソワソワ。

そしてこのブログを読んで下さっている方とライブでご一緒するのも。
当日、私と同じ時間帯にいると名乗り出て下さった方達、
みなさん、私を見つけて下さるとおっしゃっていますが、
Catch me if you can!
じゃなくて、ほんとにお会いできるでしょうか?

今更、顔写真を載せるのも恥ずかしいし(もう出してましたっけ)
着ていく物を予告するのも、当日の気候や気分で変わるかもしれません。
座る席も自由席なので当日ゲット可能な席の中から納得できる場所を選ぶつもりです。

目印に、ニューオリンズで7月にアメリカのファンクラブの代表、トロイリンから、
「あなたが1番遠くから来たから。」とプレゼントされたエリックの顔写真とサイン入りのバッグ。
これを肩から提げて、ブルーノートで1番嬉しそうにしている人。
それが私です。
画像のエリックの写真の左横にある象形文字のような図柄。
それは、落書きではありません!
Eric Benetのサインです。

韓国のヨンセイ大学ホールのライブ映像が出た。
大勢の観衆、たいへんな盛り上がりだ。
"I Wanna Be Loved"
予想通り、男性と女性に分けて、"Wanna be loved" "Be loved by you"
と歌わせているが、みんな、大声で歌っている!
これは、私達も負けてはいられない。

ラジオ局にも招かれゲスト出演。

そして何と昨夜、一行は沖縄に。
ソウルの米軍基地から沖縄の基地へと移動したようだ。
ということは、明日、エリックたちは東京近郊の基地から都心入り?
ブラックホークでブルーノートの屋上着、なんて。

国境まで足を伸ばしたエリックとクルー達

2009-12-20 10:22:46 | エリックベネイの日々&KyteVideo
画像は韓国内の米空軍施設でコンサート中のEric Benet。

韓国の米軍基地をブラックホークで飛び立ったエリックたち。
リドリー・スコットの映画『ブラックホークダウン』を観ているが、
ほんとうにあれにエリックは乗ってしまった。
映画の中の「ブラックホークダウン、ブラックホークダウン・・・」という無線の声が蘇る。

落ちていくブラックホークにしがみつく兵士達、
そして墜落した場所はソマリアの兵士達に囲まれていて、
地上に着くと同時に戦い始めなければならない。
実話を基にした映画だけによけい怖ろしかった。

もっとも落ちるのが有り得ないからこそ、「ダウン」がタイトルになるのだろう。

窓というのだろうか、乗り込むためのドアが開いたままでテイクオフ。
そして、ずっと開いたままかと思いぞくっとしたら機体の上昇と共に閉じられた。
機内では大きな騒音が続いている。
全員ヘッドホーンを付けてシートベルトは一般旅客機では考えられないほど厳重に上体に×掛け、
そして腰周りも。

エリックベネイ、表情は読めないが、他のメンバー達も皆、神妙にしている。

その後、国境に至り、国境警備所において、
北朝鮮と韓国の歴史、過去にあった戦争や指導者についてのヴィデオを観ている。
そして軍の関係者からの解説。

外の映像もある。
どんより曇って寒々としている。
木々は枯れ、荒涼とした中に有刺鉄線を備えた国境の壁が続く。
そしてその壁の上に所どころ監視所がある。

エリック達をガイドする軍人も含めて軍関係者達は皆、重装備だ。
そして、若い。こういう厳寒の殺風景な地で任務についている若者達がいる。

「このドアを開ければ、向うは北朝鮮だ。」と説明がある。
ドアの前には直立した武装兵がいる。

確かに一般観光客には立ち入れない貴重な体験かもしれないが、
私達が待っている日本のツアーを控えて、どうしてこんな危険なところへ行っちゃったの?
米軍の慰問者へのサービスの一環なのだろうか。

その後、アメリカ空軍のページを読むと、
ホリデイシーズン、家族や友人と離れて暮らすのは、
ふだん厳しい訓練に耐え任務についている兵士にとっても、
寂しく、士気が下がる時期だそうだ。
ショウが終わっての感想に、一兵士は、
「本土にいたら観ることもなかったはずの素晴らしいショウに立ち会えた。」
「こういう時期に、慰問やイベントがあるのはありがたい。」

日本語にすると「慰問」になってしまうが、エリックがチャリティーでしているのではなく、
エアフォースが費用を負担している。
「従軍する兵士達のおかげで皆が安心して過ごすことができる。
連隊の行く所に呼ばれたら、またどこまででも、駆けつけるよ。」とエリック・ベネイ。

家族と離れて海外で過ごす兵士のために、エリックもホリデイシーズンに仕事している。
初夏の頃、エリックは陸軍傷痍軍人病院も訪ね病室の兵士、
そして看護に携わる人々に声を掛けていた。
その時にエリックは「足を失った青年が自分のことより他の人のことを心配する姿に心を打たれた。
病院を訪問したことで多くのことを教えられた。」と話していた。

最初はブルーノートのライブが決まり、そして韓国のライブ、
韓国、日本の米軍の慰問が決まったのかと思っていたが、
どうやら、エアフォースの慰問コンサートが、まず有りきで、
そして、そのお陰で日本のクリスマスライブが実現したようだ。
いづれにせよ、エリックがホリデイシーズンに兵士を癒す役割に抜擢され、
日本の私達もクリスマスにエリックのショウが観られる。
こんなにありがたいことはない。

アメリカンダンスアイドル シーズン4 トップ16

2009-12-19 08:50:40 | アメリカンダンスアイドル
トップ16、ゲスト審査員は振付師で、映画「ヘアスプレイ」では監督も務めたアダム・シャンクマン。
「ベッドタイムストーリー」という映画を撮り終えたところで、
シーズン3のレイシー、2のトラヴィスも参加したそう。

1組目はケーリントンとトゥイッチ。
ナポレオン&タバサの振り付けでヒップホップ。
Foxの人気番組「プリズンブレーク」のような脱獄囚がテーマ。
曲は、Ruota Rythem "Don't Touch Me"
この二人の相性は抜群だ。この分野が専門のトゥイッチのリードで、
ケイリントンが伸び伸びとBガールになっている。
物語性とユーモア溢れるヒップホップ。
「演技にメリハリがあり、見せ方を心得ていた。」
「二人ともトップ10入りは確実。」
コンペティションが進む内にだんだん巧くなる人がいる。
殻を破れる人がいる。
反面、そうでない人も。
そして、パートナーとの力量が開いていく人も。
この二人は一緒に成長している。

2組目はコートニーとゲブ。
トニーとメラニーの振り付けでルンバ。
曲は、Rose Royce "Wishing On A Star"
アイコンタクト、セクシーな動きが求められる。
ゲブは照れながらも嬉しそう。
コートニーはメイクと髪型と衣装でその都度、別人のように変身している。
動きが硬い部分も見られたが、最後の技を決めた。
二人の情熱と相性が感じられるパーフォーマンス。

3組目はコンフォートとクリス。
タイスの振り付けでジャズ。
曲はMarilyn Manson "Beautiful People"
アフリカンジャズ、大地からの叫びが込められている。
布を使い、沼に滑り込む動きも表す。
ジャングルの中でもがくアフリカの戦士がテーマ。
感情移入ができているようには見えないし、見ていてあまり楽しめなかった。

4組目、ジェシカとウィル。
ドリアナ・サンチェスの振り付けでディスコ。
前回は二人は巧くいったと思っていたのに、ウィルだけが賞賛され、
ジェシカは叩かれた。「僕達は満足だったのに、ジェシカは過小評価された。
次は頑張る。」とウィル。
ドリアナも「ジェシカの魅力を惹き出したい。」
しかし、ジェシカは練習中もふざけてばかりで、ドリアナがきれる。
「楽しいだけじゃなくて、シリアスなのがディスコダンスよ!」
それでも懲りないジェシカ。

曲はBonnie Pointer "Heaven Must Have Sent You"
ウィルの動きがきまっている。
ジェシカも頑張って付いて来ている。
リフトが素晴らしい。
途中でジャケットを脱ぎ回転、ジェシカを受け止めたラストシーン、
ウィルは体を支えきれずに床に手を突いた。
すると、ジェシカもウィルに合わせて床に手を突いてにっこり。
これがすごくキュートだった。
ミスがあってもそれを乗り越える演技をすることが素晴らしいと審査員から、
今回はジェシカもお褒めの言葉を。
すると、ウィルは横のジェシカに"I'm proud of you"と囁く。
どこまでも紳士だなぁ。いつも自分が誉められて彼女がけなされていたので、
今回、ジェシカが誉められたのを心から嬉しそうにしている。
アダムはジェシカに「君の敵は君自身だ。いつも自信を忘れないで。」
ナイジェルはウィルに「トラヴォルタの決めポーズ、普通は嘘っぽくなるのに、最高に決まっていた。」
もう一度、「サタデイナイト フィーバー」のポーズをとるウィル。

5組目。コートニーとマット。
前回のフォックストロットでミスして滑ったけれど、マットのママ以外は気づかなかったそうだ。
映像が出てくるが、滑って床に近い位置に体が落ちた瞬間、
演技の延長のようにポーズを決めている。これは凄い。
ソーニャの振り付けでコンテンポラリー。
二人で漫画のキャラクターのようになる。
曲は、Hot Chip "Wreslers"
特に山場はないけれど、奇妙で面白い動きがたくさんあり、二人に似合ったダンス。

6組目、チェルシーとセイン。
前回のジャズでは、ワーストに入ってしまい、
「ワースト6のソロを踊る時は、ほんとに怖かった。」とセイン。
チェルシーも前回は早いテンポと慣れないヒールに苦労していた。
へザー・スミスの振り付けでクィックステップ。
曲は、Phil Collins "You Can't Hurry Love"
ステップに付いていくのが、必死だ。動きがぎごちない。
「個性がなく、笑顔が不自然。」
「ワーストのソロダンスを覚悟した方がいい。」
「こんなダンスを5時間半でマスターするのは大変なことだと思う。
でも今までに、それをやってきた人がいた、たとえばシーズン3のキャメロン。」
「苦手でも踊りきる、観客に悟られないようにするのがダンサー。」

7組目、チェルシーとマークのヒップホップ。
ナポレオンとタバサの振り付け。
仕事ばかりしている彼を必死で引きとめようとするが、振り払われる彼女。
そんなドラマ、役柄のあるヒップホップ。
曲の歌詞に合わせた振り付け。
たとえば、"I don't care what they say"
これを振りで表現する。
この歌詞はエリック・ベネイ、"You're The Only One"の中にもあるので、
覚えようとしたが、こんな体の動き、私にはとてもできない。
曲は、Leona Lewis "Bleeding Love"
感情表現が真に迫っていた。
顔の表情、目力がリアルだ。舞台と違いテレビではこれが大切だ。
ハートを盗んで去っていく、これをボディーランゲッジで演技する。
「リリカルなヒップホップがこの番組を通して誕生した。」とアダム。
この振り付けでナポレオンとタバサはエミー賞にノミネートされたそうだ。

8組目はケイティーとジョシュア。
「いつも緊張するけど、音楽が掛かると忘れる」とジョシュア。
「前回、ステージでは電気が走った。」とケイティー。
トニーとメラニーの振り付けでサンバ。
「一度も踊ったことないよ。」とジョシュア。
「挑発的な女性役は馴れていない。」とケイティ。
Angela Via "Baila Baila"
二人とも専門ではないのに、グイグイ惹き付けられる。
人気があり、やる気満々の二人に掛かると、分野の壁はなくなる。
「ワーストソロは確実と思い、練習しておいた。」というジョシュアに、
「君は天性のサンバのリズムを持っている。」とナイジェル。

トゥイッチとケイトリン、ジョシュアとケイティーの他に、
ウィルとマーク、目が離せなくなった。

ワースト3組はチェルシーとセイン、コートニーとマット、コンフォートとクリス。
6人のソロダンス。
このソロだけではなく、結果発表の番組の冒頭の全員のダンスも審査の対象になるそう。

女性はチェルシー。
意外だった。
男性はクリス。
残念ながら予想通りだった。

チェルシーは実力が充分にあるはずなのに、
自分を表現できるような振り付けやジャンルに恵まれなかった。
クリスは番組を通して大きく成長し、人柄も好感が持てたが、
力が及ばなかった。

二人の残した言葉、
ここまでこられた自分を誇りに思う、
これからも自分の旅は続いていく、
帰ったら家族や友人が暖かく迎えてくれるだろう、
素晴らしいダンサー達と一緒にステージに登れた嬉しさ、
大勢の人達に応援してもらい、観てもらったことへの感謝、
そして、これからもみんなを応援している、と。

もう3週間、共に過ごしてきたトップ18達。
皆、涙で別れを惜しんでいる。
私も次回から二人の姿が観られないと思うと名残惜しい。

ほんとうにエリック・ベネイに会えるのか?

2009-12-18 10:06:52 | エリックベネイ-クリスマスライブへGO!
画像は韓国で米軍のブラックホークに搭乗するエリックベネイ。

エリック・ベネイのライブの日まで、後3日。
皆さんの楽しみにしている気持ちがヒシヒシと伝わってくる。
エリックのショウだけでなくて、終わった後にステージを降りたエリックの姿を見ることも。
もちろん私もその一人だ。

さて、エリックベネイ、今までの来日、セカンドショウの後では、ほぼ毎回サイン会を行っている。
しかし、今回の来日。
韓国で初ライブをした後、東京に来て2ショウで5日連続。
ちょっと厳し過ぎやしないか?
3日やって1日休んでまた3日とはわけが違う。
自分の日常にしても、3日間だけだと思えばやり切れる、乗り切れる、
それが、5日続くとなるとかなりタフだ。
そうなるとどこで力をセーブするかと思うと、
セカンドの後のミート&グリートにしわ寄せが来そうで心配になってきた。

今年2月のビルボードライブは4日連続、
4日目の後は、やはり疲れがでていると思った。
翌日は大阪に移動、翌々日から大阪2日間。
1日でも喉を休める日があれば違う。大阪で、また復活して二日間のライブを本人も楽しんだようだ。
始めて食べるたこ焼きの味と触感にびっくりしたりしながら。
エリックは4日以上のショウが続く時のために、ボイストレーニングを受けている。
その後、LAの自宅に帰り3日後にはヨーロッパツアーへと旅立った。

2007年9月はブルーノート東京3日間にその後2日休みが入り、国際フォーラムのジャズフェス。
この時の来日では体調を崩し、風邪が悪化してしまった。
しかし歌っていても、それを全く感じさせない。
普段に話している時は、風邪声なのにショウでは歌えてしまうって凄いと思った。
プロの歌手とはこういうものなのかと思った。
しかし、2日目のショウでエリックはサングラスを取らなかった。
3日目の2ndショウ、エリックは思いっきり弾けていたが、サイン会ではサングラス着用、クシャミをしていた。
それでも、やっぱりサイン会はやっていた!

2005年9月末から10月始め、6年振りの来日。
この時は凄まじいハードスケジュールだった。
ブルーノート大阪2日間、翌々日から東京3日間、翌日は横浜、その翌日は名古屋。
それでもエリックはmyspaceを通して送ったメールに返事をくれている。
メチャクチャ元気で、1stの後もサイン会をやっていたようだ。
東京、横浜、名古屋と3箇所場所が変わって5日間のショウが続くことを思えば、
同じ場所で5日間なら、問題ないと思いたい。

ファンクラブのアメリカ代表トロイリンにメールすると、
「だいじょうぶよ。サンフランシスコの時なんてね、
1日は、3ショウ、3日で7ショウやったこともあったのよ。」
この7ショウ、トロイリンを始めとするアメリカの主要メンバー達、
一緒に3日間立ち会っている。
エリック・ベネイ、そしてアメリカのファン達もほんとうにタフだ。

新型インフルの流行で学級閉鎖も相次いでいるそうだ。
ライブハウス閉鎖、ブルーノート、コットンクラブ閉鎖、なんてのもありか?
楽しみな分、無事終了するまでの心配も尽きない。

エリックの付き人、ケヴィンがアップしたfacebookの映像、
"Before the show"というタイトルで、いきなりボーリング場で、
ボールを投げるエリックの姿。
バンドのクルー達が真剣な表情でボーリングをしていて、何か可笑しい。
韓国の一般ライブは、19日のヨンセイ大学だけだが、どうも米軍基地を慰問しているようだ。
ケヴィンによるとJALで東京経由、成田に2時間滞在したとのこと。

次にミキサーのビジェイが撮ったブラックフォークに乗るエリックとバンドメンバー。
北朝鮮との国境辺りまで飛んだそうだ。
ちなみにエリックは高所恐怖症あり。
写真で見ると心なしか固まっているように見える。

さて、自分に置き換えて考えてみると、たとえ疲れている時でも、
周りの人が盛り上がっていて、自分も楽しくなってくると、
気が付いたら、疲れを忘れていた、ということは、ありませんか?
5日間続くエリックベネイのショウ、後半ほどみなさんの応援、
リアクションがショウの成功に大きくかかわります。
「えっ、そんな。のんびり観ていようと思ったのに。」
そんなことを考えているあなた、
今回は、ぜひ、バックコーラス、バックダンサーとしてショウにご参加下さい!

エリックベネイもライブの日を楽しみにしている人達も、
このブログを読んでいる人も。
どうか皆、元気で楽しいクリスマスを迎えられますように。


金子三勇士@CHANEL Pygmalion Days Grand Finale 2009

2009-12-17 00:04:08 | ピアニスト 金子三勇士
若手のアーティストを支援する場として開催されているピグマリオンデイズ。
銀座シャネルのネクサスホールで2005年から行われているこのプロジェクト。
2009年度のアーティスト6名が12/15、勢揃いし本年度最終回になる演奏を行った。

杉並 千花(ヴァイオリン)
ラヴェル  ツィガーヌ

平野 玲音(チェロ)
フックス  幻想小曲集 作品78

鳥山 明日香(ピアノ)
バッハ   平均律クラヴィーア曲集第一巻 前奏曲とフーガ第8番
ショパン  幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66

印田 千裕(ヴァイオリン)
幸田延   ヴァイオリンソナタ第2番
サラサーテ 序奏とタランテラ作品43

金子 三勇士(ピアノ)
リスト   スペイン狂詩曲

小川 里美(ソプラノ)
プーランク 愛の小径
ヴェルディ 椿姫「そはかの人か 花から花へ」

6:30開演。
CHANEL Japanの社長、コラス氏がまず壇上に紹介された。
フランス語の挨拶に通訳が入るのかと思いきや、流暢な日本語を話された。
YCA「ヤング・コンサート・アーティスツ」、才能ある若手アーティストを育てる非営利団体、
メンバーであり、指揮者、演奏者、プロデューサーでもある大山平一郎、
そしてピグマリオンデイズの音楽プロデューサー、坂田康太郎が紹介された。

話は少し横道にそれるが、日本に進出している海外有名ブランドの中で、
アパレルの傘下ではなく、直営店を構えるのは、シャネル、アルマーニ、エルメスだそうだ。
その中でもシャネルはフランス本国に絶対的な顧客を抱えているために、
ブランドとして強い底力を持つと聞いた。
ブランドの大きな受け皿にに支えられてファウンダー、ココ・シャネルのスピリットに基づく
若手のアーティストを支援するピグマリオンデイズが成り立つ。

杉並 千花は華やかにオープニングを飾った。
これから始る演奏会の口火を楽しげにカットした。

平野 玲音、ゆったりとしたチェロの音色に気持ちが穏やかになる。

鳥山 明日香、サロンコンサートに相応しい室内楽の調べ。

休憩の後、印田 千裕、幸田露伴の妹、幸田延のヴァイオリンソナタ。
明治時代の女性作曲家の曲。明治大正浪漫を感じさせる情感豊かな曲。

そして、われらが金子三勇士の登場。
この日のコンサート、シャネルの社長、そしてスタンウェイの社長も立ち会っていた。
三勇士は、このプロジェクトに選ばれたことへの感謝を言葉にした。
「ヨーロッパに育った自分にとって、ヨーロッパ最高のブランド、シャネルで演奏させていただき、
世界で最も素晴らしいピアノ、スタンウェイを弾くことができて、ほんとうに幸せだと思っています。」
文章にするとまっとうな話をしているのだが、聞いていて三勇士の誠実な人柄、
お世話になっているところの社長さんがみえているんだから、
日頃の感謝の気持ちを精一杯表現したい、と必死になっている気持ちが手に取るようにわかり、
会場の人々の微笑みを誘った。
なぜ笑いをとったのかわからず、本人が不思議そうにした様子に、また更に好感度が上がる。

曲はリスト「スペイン狂詩曲」
2008年の東京音大付属高校卒業演奏会で三勇士はこの曲を披露している。
激しく力強い曲を演奏した後は、しばらく手に振動が残り、
心もその曲の中から、容易には戻ってこられないことを、その時知った。
1年半振りに聴くスパニッシュラプソディー、大きな進歩が著しい。
始った途端、ハートを鷲掴みにされた気がした。
ピアノから、そして演奏者から出る気、譜面の記号が、大きなエネルギーが室内を一杯に満たした。
ここのところ、金子三勇士のショパン、またハンガリーの民族音楽的なピースに馴染んできて、
今回は久々にラテン調、しかしハンガリー人であるリストの生み出したスパンガリアン。
ラプソディー エスパニョールに、観客たちは酔った。
リストは『ピアノの魔術師』と言われたが、金子三勇士にも、この称号はぴったりだ。

小川 里美、日本でも人気の高いフランスの戯曲家アヌイの詩によるプーラングの曲。
フランス語の曲が意外性とともに、ブランドへの敬意を表している。
エンディングもドラマティックだった。

全体を通して聴いてみて、楽曲、楽器、演奏者のコンビネーション、
バラエティーに富んだ素晴らしい演奏会だった。
6人とも一年の間に大きな成長への糧となったこのホールでのコンサート。
来年は新しい6人のアーティストが既に決まっている。

コンサートの後、シャネルからアーティスト達一人づつに大きな箱が手渡された。
どこまでも太っ腹なシャネル。男性も女性も同じ箱。

このホールでの演奏会、この日を入れてトータルで9回、立ち会わさせていただいた。
金子三勇士の成長を見守るとともに、自分にとって、いろいろあったこの一年、
シャネルのコンサートの日が毎回、とても楽しみでもあった。

やはりシャネルとスタンウェイに感謝。
そして金子三勇士に!